2017.06.19

Labyrinth バラの迷宮 pickup9『ヘレン』

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作出	日本　バラの家　ロサオリエンティス
花色	艶のあるピンク
花径	中大輪
花形	ロゼット咲き
香質	「ダマスク・クラシック～親しみのあるアップルのフルーツの香りに、すみれのさわやかなグリーンの香りがバランスの良い愛らしいローズの香り」（第9回国営越後丘陵公園「国際香りのバラ新品種コンクール」でS系金賞受賞時の評）
樹形	高さ1.4×幅1.0mのシュラブ

優美さと華麗さ、艶やかさを併せ持ったオールドファッションドのロゼット咲き。花はやや大きめで、弁先に切れ込みが入ることも。四季咲き。枝は赤みをおび細く、房咲きになってややうつむき加減に咲き、風を受けて枝が揺らぐ。樹は最初立ち上がりふんわりと横に枝を広げ、株全体に花を咲かせるまとまりの良い姿となる。樹勢・耐病性に優れる。花名はギリシャ神話でトロイア戦争の発端ともなった絶世の美女の名。2016年秋発表。

玉置一裕

バラの専門誌『Ｎｅｗ　Ｒｏｓｅｓ』編集長。
『Ｎｅｗ　Ｒｏｓｅｓ』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやＰＲプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。