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更新日:2025.04.22

ローズソムリエ小山内さんの“手をかける喜び、育てる楽しさ”【前編】~植物との出会いから京阪園芸へ~

ローズソムリエ小山内さんの“手をかける喜び、育てる楽しさ”【前編】~植物との出会いから京阪園芸へ~

「Evangelist」第2回目のゲストは京阪園芸小山内健さん。

バラに関する知識はトップクラス。育種や栽培管理を手がけるだけでなく、その豊富な知識や栽培経験をもとに全国でセミナーや講習会を多数行い、テレビ、園芸誌などへも出演。

バラ栽培の基礎知識などを分かりやすく楽しく配信されているYouTube「京阪園芸チャンネル」でも活躍中です。

園芸への興味が生まれたのはいつ?

東京で生まれ、大阪・藤井寺に引っ越したのは、まだ3歳の頃。振り返ってみると、環境の変化になかなかなじめず、野草などの植物にふと心が向いたのがこの頃でした。

当時の家には庭こそなかったものの、すぐ近くに古墳がありました。そこには野草がたくさん生い茂っていて、季節の移ろいに合わせて花や草の色が変わっていく様子が、子どもながらにとても新鮮で、不思議と心惹かれました。

夢中になって観察するようになり、気づけばそれが日常に。自然と植物を大切に思う気持ちが芽生え、園芸に興味がわきました。

京阪園芸との出会い

植物への興味は、小さい頃からずっと変わらず続き、中学生になってからは園芸クラブに入部しました。

次第に「農業」そのものにも関心を持つようになり、高校卒業後は農業系の道に進みたいと考え、高校2年生からはクラスで1位・2位がとれるほどに猛勉強の末、第一志望の「園芸専門学校」に進学。

果樹や稲作などさまざまな栽培を経験した中で、バラの育種ができるということに強く魅力を感じ、京阪園芸に入社しました。

バラ栽培は「難しい」とよく言われますが、だからこそ挑戦してみたいという気持ちがありました。

京阪園芸はバラと菊の育種に関する技術が高く、今でもあの時に、バラの育種を選んで良かったと思っています。

小山内さんが感じる園芸の魅力とは?

園芸の魅力は、雑草とは異なり、手をかけてあげるとより美しい花を咲かせることができます。

お世話ひとつひとつに植物が応えてくれる喜び、そして自分がどのように育てれば良い結果が得られるのかを観察しながら学ぶ過程に大きな面白さがあります。

植物は私たちの手助けがなければ育たないものも多く、手をかけて育てると、頑張っただけの結果が出ます。その生育過程で感じる達成感こそが園芸の大きな魅力だと思います。

バラ栽培には肥料が大切

私の中でこだわりがあるのはバラに使う肥料。N-P-Kのバランスがバラ栽培には大切です。最近の肥料は非常に便利で、効果も出やすくなっています。

バラに特化した専用の肥料なども多数出ているので、そちらを活用するのもおすすめ。ハイポネックスの肥料は昔から愛用しており、使い勝手が良くて重宝しています。

そのなかでも『微粉ハイポネックス』は、カリ成分が高く配合されており、根をしっかり育てながら株も丈夫に育ち、花つきや葉の成長もサポートしてくれるので、お気に入りです。

春のバラ栽培に必要なこと

4~5月はすべてのバラが開花するタイミング!春からのバラ栽培では、開花前から栄養をしっかり与えることが重要です。

特に春は肥料がとても大切で、この時期にしっかりと手をかけることで、5月頃には満開の花を楽しむことができます。

水や光も大切ですが、やはり肥料が一番のカギとなるので、『マグァンプK大粒』 を植えつけのタイミングで与えると良いですね。

また、この時期は気温や湿度の影響で病気が発生しやすくなるため、薬剤の散布など、日頃のメンテナンスも大切になってきます。

こうしたケアをきちんとしてあげることで、植物はそれ以上の美しさで応えてくれます。

ローズソムリエ小山内さんの“手をかける喜び、育てる楽しさ”【後編】
~特に好きなバラとローズソムリエの思い~
へ続きます!

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