更新日:2025.07.22
園芸インストラクターのかいさん 観葉植物の魅力をInstagramで発信中! 【前編】フィカス・ベンガレンシスとともに植物との暮らしをスタート!

「Evangelist」第5回目のゲストは「かい」さんです。
園芸インストラクターとしてInstagramをメインに、YouTubeやTikTokで発信中!
観葉植物を枯らさずに育てるためのヒントやコツ、園芸アイテムの紹介など、初心者にもやさしい基礎知識をわかりやすくお伝えしています。
かいさんとは?
子供の頃から芋ほりなど土を触ることが好きで、植物や動物も好きだったことから、普通の高校より専門的な高校へ進学したいと考え農業高校を選択。
畜産を専攻し、卒業後は地元のJAにて畜産関連の仕事に従事。その間も実家の近くで畑を借りて、トマトやアスパラガス、なす、じゃがいもなどいろいろな野菜を育てていました。
そこから野菜の生産指導を経て、観葉植物と出会い、現在はSNSを通じて多くのフォロワーに植物の魅力を伝えるフリーランスとして活躍中です。
観葉植物を枯らさずに育てるためのヒントやコツ、園芸アイテムの紹介など、初心者にもやさしい基本的な知識を日々発信されています。
高校時代の研究から全国へ──「合鴨農法」で北海道に
かいさんの“探究心”は、高校時代からすでに発揮されていました。
3年生の時に取り組んだ課題研究では、「合鴨農法」をテーマに選択。田んぼに合鴨を放つことで、雑草や害虫を駆除しながら、化学肥料に頼らずに稲を育てるという、環境にもやさしい農法です。
この研究が高く評価され、先生が応募してくれたことがきっかけで、環境教育賞を受賞。発表の場として北海道へと足を運ぶことになりました。

JA時代も、探究は止まらない
JAで働いていた時も、営農指導という本業のかたわら、自らの課題意識をもとに「大豆の堆肥活用」に関する研究を続けていました。
これは、農家の現場で実際に役立つ技術を模索する実践的な取り組み。その成果が認められ、関東地区代表として出場を果たすことにもつながりました。
初めて育てた植物は「フィカス・ベンガレンシス」

植物との暮らしの第一歩は、新居への引っ越しがきっかけです。これまでは屋外で育てる植物しか栽培経験がなく、室内の植物についてはまったく知識がありませんでした。
そこで、「せっかくなら室内でも植物を楽しみたい」と思い、いろいろとネットで調べてみることにしました。
そのときに目に留まったのが、ゴムの木の仲間。中でも、すっと立ち上がる幹と大きくて艶のある葉が魅力的な「フィカス・ベンガレンシス(ゴムの木)」に強く惹かれました。
どうしても実物を見たくなり、近くの園芸店を訪れたところ、ちょうど理想的な樹形のベンガレンシスと出会うことができました。
直感的に「この子をお迎えしたい」と感じ、自宅に迎え入れたのが室内植物との最初の出会いです。
一鉢置いただけで、部屋の雰囲気ががらりと変わったのを今でもよく覚えています。
観葉植物には、空間に癒しと落ち着きを与えてくれる不思議な力があると実感した瞬間でした。
「たくさん集めよう」と最初から意気込んでいたわけではなく、ただ気になる植物や好きな品種を見つけるたびに、ひとつずつ迎えていった結果です。
気がつけば部屋のあちこちが緑で満ちて、まるで小さなジャングルのような空間になっていました。
観葉植物との出会いがくれた新しい発信のかたち

SNSをはじめたのは新型コロナウイルスの流行がきっかけでした。外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えました。
「部屋をおしゃれにしたい」と思い、グリーンのある暮らしに憧れて、植物を少しずつ集め始めました。
育てていくうちにその魅力にどんどん惹かれていきました。もともと農業の知識があったため、大きな失敗は避けられたものの、それでも枯らしてしまったことはありました。
しかし、そうした失敗もまた、次につながる学びであり、楽しさの一部だと感じ、
「この楽しさを、もっとたくさんの人に知ってほしい」、
「自分の失敗や工夫が、誰かの役に立てたら」
そんな思いからInstagramやYouTubeで発信をスタートしました。はじめは手探りでしたが、発信を通じて植物を愛する人たちとのつながることができ、少しずつその輪が広がっていきました。
「わかりやすい」「丁寧で参考になる」といったうれしい声をいただく機会も増え、伝え方にもより一層気を配るようになりました。
これからも実体験をベースに、初心者にも届く発信を心がけていきたいと思っています。
植物たちのお世話に欠かせないもの!
植物のお世話はシンプルです。5年以上使い続けているのは『ハイポネックス原液』と『リキダス』です。
定期的に使うことで効果を発揮していてくれます。現在は、どちらも週1回のペースで与えるようにしています。
特別なことはしていませんが、日々のちょっとした気づきを大切にしながら、基本的なケアを丁寧に積み重ねていくことで、植物たちはしっかりと応えてくれます。

Evangelist 第5回目園芸インストラクター かいさん
観葉植物の魅力をInstagramで発信中!【後編】
に続きます!