Labyrinth バラの迷宮 pickup216『うののさらら』

NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
作型 | 日本 ロサオリエンティス プログレッシオ |
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花色 | 明るい茶色 |
花径 | 小中輪 |
花型 | 丸弁八重咲き |
開花特性 | 四季咲き |
香質 | ティーの微香 |
樹形 | 高さ幅と0.9mの木立性・横張り性 |
明るい茶色で中央にいくほど濃くなり、外側には淡い紫を感じる小中輪。
丸弁八重咲きだが、内側に向いた中くらいの舟弁は、中央にいくほど小さくなる。弁先が尖る宝珠弁。房咲き。花保ちがとても良い。
四季咲きで微妙に花色のトーンを変える。ティーの微香。
樹は木立・横張り性で‘アイスバーグ’タイプ。高さ幅とも0.9m。
花は株の上部から半ばまで咲き、樹姿の美しさを際立たせる。
耐病性がとても高く、とくに黒星病に強い。バラの家の殺菌剤散布区分のタイプ0。
2025年春発表のロサ オリエンティス プログレッシオ。

花は茶色系で花の美しさと耐病性を併せ持つ「すべてのバラを含めてももっとも耐病性が高いバラ」の一つ。
花弁が外側へ蓮華状に広がり“新しさ”が感じられる。
しなやかさと気品・存在感を併せ持つため、奈良時代の天智天皇の娘で天武天皇の妻・持統天皇の、鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)の即位前の名が命名される

庭でも鉢植えでも。宿根草(ペンステモン‘ハスカーレッド’など)と混植した春花

長い蕾からしっとりと開花する秋花
著者紹介
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#うののさらら #バラの育て方 #特集
玉置一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。