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ピーマンの育て方|肥料食い野菜の追肥タイミングと過多・不足の見分け方

ピーマンの育て方|肥料食い野菜の追肥タイミングと過多・不足の見分け方

ピーマンは花や株の様子を見ることで、肥料不足や肥料過多のサインを判断しやすい野菜です。

「実がなかなか大きくならない」「追肥のタイミングがわからない」と感じるときは、肥料の量や与える時期を見直してみましょう。

元肥で生育の土台をつくり、収穫が始まってからは追肥で株の勢いを支えることが、みずみずしく元気なピーマンを育てるポイントです。

この記事では、ピーマンの肥料の基本、追肥のタイミング、肥料不足・肥料過多の見分け方などをご紹介します。肥料や活力液の使い分けもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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☘84:ピーマンの育て方|沢山実らせるにはどうすればいいの?植えつけ方法や、水やり、肥料の与え方などもご紹介

ピーマンの肥料|基本の与え方

ピーマンは次々と花を咲かせて実をつけるため、栽培中に肥料を切らさないことが大切です。

元肥と追肥を使い分けながら、葉の色や花つき、実の太り方を見て管理していきましょう。

肥料食い野菜だから定期追肥が欠かせない

夏から秋まで長く収穫できるピーマンは、栽培中に多くの養分を必要とします。1株から数十個の実を収穫できる多収性の野菜のため、植えつけ前に元肥を施していても、収穫が続くうちに肥料切れを起こしやすくなります。

特に、実がつき始めてからは、花を咲かせる力と実を太らせる力の両方が必要です。養分が不足すると、花つきが悪くなったり、実の太りが鈍くなったりするため、元肥だけに頼らず追肥で補ってあげましょう。

追肥の目安は、1番果の収穫以降、2〜3週間に1回です。株の生長がよく、収穫量も安定しているときはこの間隔を基本に管理します。

ただし、葉の色が薄い、花が小さい、実の太りが遅いと感じるときは、肥料切れのサインが出ていないか確認してください。

花の形で過多・不足がわかる

追肥のタイミングに迷ったときは、株全体の勢いだけでなく、花の状態も確認してみましょう。

ピーマンの花は、中心にある「めしべ(花柱)」と、その周りにある「おしべ(やく)」の長さを比べることで、草勢の目安を判断しやすくなります。

花・株の状態

見分け方

株の目安

対処方法

長花柱花めしべがおしべより長い草勢が安定している花つきや実の太りに大きな乱れがなければ、基本の間隔で追肥を続ける
中花柱花めしべとおしべが同じくらいの長さ草勢がやや落ちている前回の追肥からの日数、葉の色、実の太り方を確認する
短花柱花めしべがおしべより短い草勢が弱っている肥料切れ、水切れ、高温、根傷みなどを確認する
肥料過多のサイン葉色が濃く、茎葉ばかりが茂る肥料が多すぎる可能性がある追肥を控えめにし、花つきや実つきの様子を見ながら量と間隔を調整する

めしべがおしべより長い「長花柱花」が多いときは、株の勢いが安定しているサインです。花つきや実の太りに大きな乱れがなければ、2〜3週間に1回を目安に追肥を続けてあげましょう。

一方で、中花柱花や短花柱花が増えてきたときは、株の勢いが落ちている可能性があります。肥料切れだけでなく、水切れや高温、根傷みなどでも花の状態は乱れやすいため、土の乾き具合や株元の状態もあわせて確認してください。

葉の色が濃く、茎葉ばかりが茂って花つきや実つきが悪い場合は、肥料が多すぎるかもしれません。

花の形だけで判断せず、葉色、茎葉の茂り方、実の太り方を見ながら、追肥の量と間隔を調整してください。

バランス型肥料が基本

肥料の種類

特長

使い方

『マグァンプK中粒』リンサンを多く含み、ゆっくり長く効く元肥として土に混ぜ込む
『今日から野菜 野菜を育てる肥料』バランスよく配合され、追肥にも使いやすい株元から少し離して施す
『ハイポネックス原液』速効性で、追肥に使いやすい500~1000倍に薄めて株元へ与える

元肥には、緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込んでおくと、植えつけ後の根張りや初期生育を支えやすくなります。

収穫が始まってからは肥料切れを起こしやすいため、株の様子を見ながら緩効性肥料『今日から野菜 野菜を育てる肥料』や、液体肥料『ハイポネックス原液』などを追肥として与えましょう。

ピーマンの肥料|追肥のタイミングと量

収穫期間が長いピーマンでは、実がつき始めてからの追肥が収穫量を左右します。

追肥を始めるタイミングと1回あたりの量を確認し、株の勢いや葉色を見ながら肥料を補ってあげましょう。

1番果後から2~3週間おきに追肥

ピーマンの追肥は、1番果がつき始めた頃から始めます。

植えつけ時の元肥だけでは、長い収穫期間を最後まで支えるのがむずかしいため、収穫が始まったあとは23週間おきに肥料を与えましょう。

時期

目安

施肥内容

植えつけ時5月上旬〜中旬緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込む
1回目の追肥1番果がつき始めた頃緩効性肥料『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を1株あたり5g〜10gほど施す
2回目以降2〜3週間に1回1回目と同じ肥料、または液体肥料『ハイポネックス原液』を500倍に薄めて与える
収穫最盛期7月〜8月株の様子を見ながら、2週間に1回を目安に追肥する
収穫後半9月〜10月頃気温や株の勢いを見ながら、間隔を3週間ほどに広げる

1回目の追肥は、1番果がつき始めた頃が目安です。追肥開始のタイミングとしては、1番果がピンポン玉くらいの大きさになった頃を参考にするとよいでしょう。

1番果を大きく育てすぎると株に負担がかかりやすいので、やや小さめのうちに収穫しておくと、2番果以降の生長を支えやすくなります。

地植えでは、『今日から野菜 野菜を育てる肥料』などの緩効性肥料を株元から少し離した場所にまき、軽く土になじませましょう。

鉢植えの場合は、土の量が限られていて肥料切れを起こしやすいため、『ハイポネックス原液』を規定倍率に薄め、週1回程度を目安に与えると管理しやすくなります。

7月〜8月の収穫最盛期は、実が次々につくため株に負担がかかりやすくなります。葉色が薄くなったり、実の肥大が鈍くなったりするときは、追肥の回数を少し増やして様子を見ましょう。

液体肥料を使う場合は、規定倍率に薄めて株元へ与えます。毎回の水やりで与えるのではなく、株の状態を見ながら使うと安心です。

秋に気温が下がってきたら、株の勢いを見ながら追肥の間隔を少しずつ広げていきます。

ピーマンの肥料|与え方とトラブル対策

地植えとプランター栽培では、土の量や根の広がり方が異なるため、追肥の与え方や肥料の種類が異なります。

ここでは、栽培場所に合わせた肥料の与え方と、葉・花・実に現れる肥料過多や肥料不足のサインをご紹介します。

地植えの場合

地植えのピーマンに追肥するときは、株元から10cm~15cmほど離れた場所に肥料を施します。

株元の近くに肥料を集中させると、根が肥料焼けを起こしやすくなり、株の負担になることがあります。

肥料をまいたあとは、表面の土と軽く混ぜるように中耕し、株元へ土寄せしてあげましょう。土を軽くほぐすことで水や空気が入りやすくなり、根が広がりやすい環境を整えられます。

プランター栽培の場合

プランター栽培は土の量が限られるため、地植えよりも肥料切れを起こしやすくなります。

元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込み、収穫が始まってからは、肥料切れを防ぐために液体肥料『ハイポネックス原液』でこまめに養分を補うと管理しやすいでしょう。

葉が濃緑で茂りすぎたら肥料過多のサイン

葉が通常より濃い緑色になり、茎葉ばかりが大きく茂るときは、肥料が多すぎる可能性があります。特にチッソが多い状態では、葉や茎の生長に養分が偏り、花つきや実つきが悪くなりやすいです。

肥料過多が疑われるときは、追肥を1回休んで株の様子を見ましょう。新しく出る葉の大きさが落ち着き、花や実の状態が戻ってきたら、通常の追肥間隔に戻します。

花が小さく雌しべが短ければ肥料不足

花が小さくなり、めしべがおしべより短い「短花柱花」が増えてきたときは、株の勢いが落ちているサインです。肥料不足が原因になることもあり、そのままにすると落花が増えたり、実が太りにくくなったりします。

ただし、短花柱花は肥料不足だけが原因ではなく、水切れや高温、根傷みなどでも起こりやすくなります。土の乾き具合や葉のしおれ、株元の状態もあわせて確認しましょう。

症状

肥料過多のサイン

肥料不足のサイン

対処の目安

濃い緑色になる、葉が茂りすぎている黄色っぽくなる、葉が小さくなる過多:追肥を1回休む
不足:液体肥料で補う
茎葉は茂るのに花つきが悪い花が小さい、短花柱花が増える花の数とめしべの長さを確認する
実の数が少ない、形が乱れやすい実が小さい、太りにくい株全体の勢いを見て追肥間隔を調整する
株全体茎葉ばかりが目立つ生長が鈍い、落花が増える水やり・日当たり・根の状態もあわせて確認する

肥料不足が疑われる時は、『ハイポネックス原液』を500倍~1000倍に薄め、株元へ与えます。

ただし、株の不調は肥料不足だけでなく、水切れや高温、根傷みなどが原因になることもあります。日頃から株の状態をよく観察し、変化を早めに見つけてあげましょう。

ピーマンの肥料|よくある質問

ピーマンの肥料に関して、よく寄せられる質問にお答えします。

ピーマンとナスの肥料管理は同じ?

どちらもナス科で肥料を多く必要とする野菜のため、施肥量や追肥の頻度はよく似ています。

どちらも2~3週間おきの定期的な追肥を基本に管理すると育てやすいでしょう。

実を大きくするにはどうすればいい?

実を大きく育てるには、株に負担をかけすぎないことが大切です。小さめの実を早めに収穫しながら、追肥を切らさず管理すると、次の実も育ちやすくなります。

また、花つきや実つきを支えるためには、リンサンを含む肥料を適切に与え、株の勢いを維持してあげましょう。

おわりに

ピーマンは収穫期間が長いため、元肥だけで最後まで育てきるのが難しい野菜です。植えつけ時に緩効性肥料を施し、1番果の収穫後からは2〜3週間おきを目安に追肥してあげましょう。

追肥のタイミングに迷ったときは、花や葉の様子を確認しましょう。短花柱花が増える、花が小さくなる、実の太りが鈍くなるときは肥料不足のサインかもしれません。反対に、葉色が濃く茎葉ばかりが茂るときは、追肥をいったん控えて株の様子を見てください。

株の状態を観察しながら育てていくと、長く収穫を楽しむことができます。肥料の量やタイミングを調整して、ピーマン栽培を楽しんでください。

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