アサガオ(朝顔)の育て方|種まきから開花までの管理方法とグリーンカーテンの作り方
夏の朝に咲くアサガオは、涼しげな花姿で季節感を楽しませてくれる植物です。つるを伸ばして生長するため、鉢植えや花壇はもちろん、グリーンカーテンとして育てるのも人気があります。
アサガオは、ガーデニングを始めたばかりの方でも挑戦しやすい一年草です。
この記事では、アサガオの特長や主な品種、種まきから開花までの育て方、グリーンカーテンとして楽しむコツ、病害虫対策までご紹介します。
この夏、アサガオを元気に育てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
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- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- アサガオ(朝顔)の育て方|基礎知識と特長
- アサガオとは?
- 栽培カレンダー
- アサガオの主な種類
- アサガオ(朝顔)の育て方|基本の栽培方法
- アサガオ(朝顔)が好む栽培環境
- 土づくり
- 種まき
- 間引き
- 苗の植えつけ
- 鉢・プランターの選び方
- 水やり
- 肥料
- アサガオ(朝顔)の育て方|管理のポイント
- 摘心・誘引
- 花がら摘み
- アサガオ(朝顔)の育て方|支柱・仕立て方
- 支柱・ネットの立て方
- あんどん仕立て
- らせん仕立て
- グリーンカーテン
- 支柱やネットを使うときの注意点
- アサガオ(朝顔)の育て方|病害虫対策
- 病気対策
- 害虫対策
- アサガオ(朝顔)の育て方|よくある栽培トラブル
- 花が咲かない原因は?
- 葉ばかり茂る原因は?
- つるが伸びない原因は?
- 枯れる・しおれる原因と立て直し方は?
- 種の採取と翌年の栽培はどうしたらいい?
- おわりに
- ハイポネックスを使って元気に育てよう!
- ハイポネックス園芸劇場🌱
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘76:アサガオの育て方|種まきを成功させるコツは?支柱や摘心のタイミングなどもご紹介
アサガオ(朝顔)の育て方|基礎知識と特長
アサガオは、日本の夏を代表する花のひとつです。つるを伸ばして生長し、朝に涼しげな花を咲かせる姿は、夏の風物詩として親しまれてきました。
奈良時代に中国から薬用植物として伝わり、江戸時代には観賞用として品種改良が盛んに行われた歴史もあります。
まずは、アサガオの基本データや特長を見ていきましょう。
アサガオとは?
アサガオはヒルガオ科サツマイモ属のつる性一年草で、開花期は7月〜10月頃です。朝に花を咲かせ、昼頃にはしぼむ一日花として知られています。
つるをよく伸ばすため、鉢植えや花壇だけでなく、支柱やネットに誘引してグリーンカーテンとして楽しむこともできます。
項目 | 内容 |
|---|---|
科・属 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
分類 | つる性一年草 |
原産地 | 熱帯アジア |
開花期 | 7月〜10月 |
花の特長 | 朝開いて昼にしぼむ一日花 |
栽培カレンダー
アサガオは、種まきから開花、種の採取まで、時期ごとに行う作業があります。
栽培の流れをあらかじめ確認しておくと、種まきや支柱立て、水やりなどの管理もしやすくなるでしょう。
時期 | 主な作業 |
|---|---|
5月中旬〜6月上旬 | 種まき(気温20℃以上が目安) |
6月 | 間引き・摘心・支柱立て |
7〜9月 | 開花期。水やり・追肥・花がら摘み |
9〜10月 | 種の採取 |
アサガオの主な種類
日本朝顔
江戸時代から親しまれてきた、伝統的な系統です。
7月〜8月頃に花を咲かせ、朝早くに開いて午前中にはしぼむものが多く、昔ながらの風情ある花姿を楽しめます。
西洋朝顔
大輪の花を咲かせ、つるの伸びが旺盛な系統です。日本朝顔に比べて開花期がやや遅く、8月下旬頃から咲き始めるものもあります。
鮮やかな花色で丈夫な品種が多く、グリーンカーテンにも向いています。
変化咲きアサガオ
江戸時代に自然突然変異から生まれたとされる系統です。八重咲きやフリル咲き、絞り模様など、個性的な花姿を楽しめるのが魅力です。
観賞価値が高く、花の形や模様の違いを楽しみたい方にも向いています。
アサガオ(朝顔)の育て方|基本の栽培方法
朝顔は身近な花ですが、種まき後の水やりや肥料、摘心の進め方で迷う場面があります。
最初に栽培の流れを整理しておくと、つるが伸び始めてからの手入れにも慌てず対応できるでしょう。
ここでは、アサガオの基本の栽培方法を見ていきましょう。
アサガオ(朝顔)が好む栽培環境
日当たり
朝顔は日光を好む植物です。1日6時間以上、直射日光が当たる場所で育てると、つるや葉だけでなく花つきも安定します。
日当たりが不足すると、つるばかり伸びて花つきが悪くなることがあるため、鉢やプランターはできるだけ日当たりのよい場所に置きましょう。
風通し
風通しが悪い場所では、株まわりに湿気がこもってうどんこ病やアブラムシの被害が出やすくなります。
株と株の間隔は15〜20cm程度空け、葉が混み合わない環境に整えましょう。
土づくり
朝顔は、水はけがよく、適度に水分を保てる土を好みます。自分で配合する場合は、赤玉土5:堆肥2:腐葉土2:くん炭1の割合を目安にしてください。
植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込んでおきましょう。
手軽に済ませる場合は、市販の草花用培養土を使用して構いません。『マグァンプK』が配合されている培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を使うと便利です。
種まき
種まき時期
気温が安定して20℃を超える5月中旬〜6月上旬が適期です。気温が低いと発芽がそろわないため、寒冷地では5月下旬以降を目安にするとよいでしょう。
暖かさが安定してから始めるほうが、その後の管理もしやすくなります。
発芽しやすくする準備(芽切り)
サガオの種は皮が固いため、そのまままくと水を吸うまでに時間がかかることがあります。ただし、市販の種の多くは発芽しやすいよう処理されているため、そのまままいても問題ありません。
未処理の種や自家採取した種を使う場合は、種の丸い側にヤスリや爪切りで軽く傷をつける「芽切り」を行い、一晩水に浸けてからまきましょう。
種をまくときは、深さ1.5 cm〜2cmほどの穴をあけ、種が隠れるように土をかぶせてから軽く押さえます。
間引き
直まきの場合、双葉がそろったら生育のよい苗を残して間引きます。遅くとも本葉が混み合う前に整理しましょう。
間引きが遅れると、株同士が養分や日光を取り合い、生育が悪くなることがあります。混み合う前に株数を調整しておくのがポイントです。
苗の植えつけ
ポットで育てた苗は、本葉が2枚〜3枚になったら、根鉢を崩さないように注意して早めに鉢やプランターへ植えつけます。
アサガオは根を傷めるとその後の生育に影響しやすいため、根詰まりを起こす前に植えつけることが大切です。
根鉢を崩さないようにそっと取り出し、植え穴に据えたら土を軽く押さえて、たっぷりと水を与えましょう。
鉢・プランターの選び方
アサガオはつるを上に伸ばして育つため、鉢やプランターは深さ20cm以上のものを選びます。
あんどん仕立てにするなら6号〜8号の深鉢、グリーンカーテンにするなら横幅60cm以上のプランターがおすすめです。
水やり
アサガオは水をよく吸う植物です。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
真夏は土が乾きやすいため、朝の水やりだけでは足りない場合は、夕方にも水を与えましょう。
日中の暑い時間帯に水やりをすると根を傷める原因になることがあるため、できるだけ涼しい時間帯に行います。水切れしやすい時期ほど、土の乾き具合を見ながら調整してください。
肥料
元肥と追肥の使い分け
植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込むと、肥料成分がゆっくり効き続けます。つるが伸び始めたら、液体肥料『ハイポネックス原液』を規定の倍率に薄め、1週間〜10日に1回程度を目安に追肥しましょう。
追肥は、水やりの代わりに与えると、株全体へ無理なく肥料が行き渡ります。肥料を与える前には土の乾き具合や株の状態を確かめ、弱っている株には無理に施肥しないようにしましょう。
つるボケ・肥料焼けを防ぐ
チッソ分の多い肥料を与えすぎると、つるや葉ばかりが茂って花つきが悪くなる「つるボケ」を起こすことがあります。
追肥では、チッソ・リンサン・カリのバランスを意識し、開花期に入ったら株の様子に合わせて量や頻度を調整しましょう。
また、一度に多く施肥すると、根を傷める「肥料焼け」の原因になります。液肥は規定倍率より濃くせず、薄めたものを定期的に与えるほうが、株への負担を抑えられます。
アサガオ(朝顔)の育て方|管理のポイント
アサガオは、つるが伸び始めてからの手入れによって、株のまとまりや花つきが変わってきます。
摘心や誘引、花がら摘みなどをこまめに行い、風通しのよい状態を保ちながら育てていきましょう。
摘心・誘引
本葉が7枚〜8枚になったら、つるの先端を指で摘み取る「摘心」を行います。摘心をすると脇芽が伸びやすくなり、枝数が増えて花をつける場所も増えます。
伸びたつるは、支柱やネットに沿わせてやさしく誘引しましょう。つるが絡み合ったままになると葉が混み合うため、日当たりと風通しを保てるように向きを整えます。
花がら摘み
しぼんだ花をそのままにすると、株は種をつくるほうに養分を使います。次の花を咲かせる力を残すために、花がしぼんだら花柄の付け根から摘み取りましょう。
毎日の水やりとあわせて花がらを取り除くと、株の変化にも早く気づきやすくなります。開花期は咲いた花を楽しみながら、終わった花をこまめに整理していきましょう。
アサガオ(朝顔)の育て方|支柱・仕立て方
アサガオは、つるが伸び始める前に支柱やネットを準備しておくと、その後の管理がしやすくなります。
育てる場所や楽しみ方に合わせて仕立て方を選ぶことで、株姿を整えやすくなり、花も観賞しやすくなるでしょう。
まずは、目的に合わせた仕立て方の目安を見てみましょう。
目的 | おすすめの仕立て方 | 鉢・プランター | 支柱 |
|---|---|---|---|
| 学校の観察・ベランダ | あんどん仕立て | 6〜8号深鉢 | あんどん支柱 |
| 玄関先の鑑賞 | らせん仕立て | 6〜8号深鉢 | 1本支柱+誘引紐 |
| 窓の日よけ | グリーンカーテン | 65cmプランター | ネット+横棒 |
支柱・ネットの立て方
つるが15 cm〜20cm伸びたら、支柱やネットを立てます。支柱は鉢の縁に沿って3〜4本挿し、上部をリングや紐でまとめると、つるを誘引しやすくなります。
プランターの場合は、ネットを張ることでつるを広い面に誘引しやすくなり、花や葉もきれいに見せやすくなります。
あんどん仕立て
市販のあんどん支柱を鉢に差し込み、つるをリングに沿って巻きつけます。
比較的コンパクトにまとまりやすいため、ベランダや玄関先でガーデニングを楽しみたい方におすすめです。
らせん仕立て
1本の支柱につるをらせん状に巻きつけて育てる方法です。花の位置に高低差が出るため、鉢植えでも立体感のある姿に仕立てやすくなります。
グリーンカーテン
窓の外にネットを張り、アサガオのつるを這わせて日よけにする方法です。西洋朝顔のように、つるの伸びが旺盛な品種が向いています。
ネットの上端と下端をしっかり固定し、つるが一か所に偏らないよう、全体に広がるように誘引していきましょう。
支柱やネットを使うときの注意点
市販の細い支柱や簡易的なネットは手軽で便利ですが、強風時に倒れたり、つるの重みでたわんだりすることがあります。
必要に応じて結束バンドなどで補強し、安定した鉢やプランターと組み合わせて使うと安心です。
アサガオ(朝顔)の育て方|病害虫対策
アサガオは比較的育てやすい植物ですが、梅雨時の蒸れや夏の乾燥によって病気や害虫が発生することがあります。
早めに異変に気づいて対処できるよう、よくある病害虫の特長を押さえておきましょう。
病気対策
うどんこ病
葉に白い粉をまぶしたようなカビが広がる病気です。風通しが悪く、湿気がこもりやすい環境で発生しやすくなります。
見つけた葉は早めに取り除いて処分し、株の間隔をあけて風通しをよく保つようにしましょう。
つる割れ病
株元のつるが褐色に変色し、やがて株全体がしおれて枯れてしまう病気です。土壌中の病原菌が原因となるため、同じ場所や同じ土で続けて育てる連作を避けることが大切です。
毎年新しい土を使うか、前年にアサガオを育てていない場所を選びましょう。
害虫対策
アブラムシ
新芽や若い葉の裏に群がり、汁を吸って生長を妨げる害虫です。見つけたらテープで取り除くか、水で洗い流して早めに対処します。
ハダニ
葉の裏に寄生する小さな害虫で、被害を受けると葉に白っぽい斑点が現れます。
乾燥した環境で発生しやすいため、葉裏に霧吹きで水をかける「葉水」を行い、乾燥を防ぐことが予防につながります。
アサガオ(朝顔)の育て方|よくある栽培トラブル
アサガオを育てていると、「花が咲かない」「葉ばかり茂る」など、思うように育たず戸惑うこともあります。
よくある原因と見直したいポイントを知っておくと、株の状態に合わせて対処しやすくなるでしょう。
花が咲かない原因は?
アサガオは、夜の暗い時間がしっかり続くことで花芽をつくりやすくなる短日性の植物です。そのため、街灯や室内の明かりが当たる場所では開花が遅れやすくなります。
夜は暗い場所へ移すか遮光し、日当たりや追肥の量もあわせて整えましょう。
葉ばかり茂る原因は?
葉やつるばかりが伸びて花が咲かないときは、チッソ分が多すぎる「つるボケ」が起きている可能性があります。
追肥の量や回数を見直し、チッソの与えすぎを避けましょう。花つきを意識するなら、リンサンやカリを含む肥料を適量与えるのもひとつの方法です。
つるが伸びない原因は?
根詰まりや水不足、植えつけ時期の気温が影響している可能性があります。
鉢底の根や土の乾き具合を確認し、水やりと置き場所を整えながら生育を促します。
枯れる・しおれる原因と立て直し方は?
夏場にぐったりしおれている場合は、水切れが原因になっていることがあります。朝夕の涼しい時間にたっぷり水を与えると、回復することもあるでしょう。
一方で、土が常に湿っていて株元が傷んでいる場合は、根腐れの可能性もあります。その場合は水やりを控え、風通しのよい場所で様子を見ます。
株が弱っているときは、活力剤を活用しながら、無理のない管理で生育を支えていきましょう。
種の採取と翌年の栽培はどうしたらいい?
花後にできる実が茶色く乾いたら、中の黒い種を取り出して採取します。種は紙袋などに入れて涼しい場所で保管し、翌年の5月ごろにまくと再び栽培を楽しめます。
おわりに
朝の澄んだ空気のなかで咲くアサガオは、夏の特別な風景です。
この記事を参考に、アサガオの基本の栽培方法を学んで、ゆっくりと育ててみましょう。
時間とともに、あざやかな緑と花がカーテンのように広がっていくはずです。
ハイポネックスを使って元気に育てよう!
アサガオの育て方
ハイポネックス園芸劇場🌱
第4話:心もお花もすくすく育てよう🌸アサガオ観察日記にもハイポネックス
公開:2018年7月11日
更新:2021年6月30日
更新:2025年8月1日
更新:2026年6月26日
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