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【アサガオの育て方】基本の栽培方法と枯れる原因・対策

【アサガオの育て方】基本の栽培方法と枯れる原因・対策

夏の朝、窓辺に咲くアサガオの花を見つけると、心がぱっと明るくなりますね。

アサガオは、ガーデニングを始めたばかりの方でもチャレンジしやすい一年草です。今回はアサガオの特徴や主な品種、育て方、害虫対策などを徹底解説します。

この夏、アサガオを元気いっぱいに育てられるように、ぜひ参考にしてみてください。

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘76:アサガオの育て方|種まきを成功させるコツは?支柱や摘心のタイミングなどもご紹介

アサガオの育て方|特徴と品種

アサガオは一年草のつる性植物です。中国から奈良時代に薬草として渡来し、江戸時代には観賞用として改良が進みました。

早朝に咲き、昼前にはしぼむ、はかなげな姿が印象的な花です。

その色や花形は驚くほど多彩で、品種も多岐にわたります。ここでは、アサガオの特徴と系統と品種を見ていきます。

日本朝顔

江戸時代から親しまれてきた、伝統的な系統です。7月~8月の朝早くから咲き始め午前中にしぼむ特徴があり、昔ながらの情緒ある風情を楽しめます。

西洋朝顔

大輪の花を咲かせ、つるの伸びが非常に旺盛な系統です。8月下旬とやや遅い時期から咲く花は鮮やかな花色と丈夫さが特徴で、グリーンカーテンとしてもよく利用されています。

変化咲きアサガオ

江戸時代に自然突然変異によって生まれた系統です。

花びらが八重咲きになったり、フリル状になったり、絞り模様が入ったりと、個性的な咲き方が魅力です。観賞価値が高く、コレクション感覚で育てる楽しみがあります。

初心者におすすめの品種は?

西洋朝顔の仲間である「ヘブンリーブルー」は、はじめて育てる方にもぴったりの品種です。丈夫で育てやすく、つるの伸びも穏やかなため、ベランダでの栽培にも向いています。

また、夏らしい風景を演出できるため、グリーンカーテンを作りたい方におすすめします。

アサガオの育て方|種まきと発芽

ここでは、アサガオにおける種まきの基礎知識と、発芽についてご紹介します。

種まきの時期とタイミング

種をまくのは、気温が安定して20℃を超える5月以降が目安です。

アサガオは発芽適温が20~25℃と高いため、5月上旬以降に種まきをすると、芽が傷まずにすこやかに育ちます。

種まきの手順

種は深さ1センチほどの穴に2〜3粒ずつまきます。双葉が出たら、生育のよい芽を残して間引きましょう。

発芽後は徒長を防ぐため、日当たりのよい場所に置くのがポイントです。

芽切りの方法

種の殻がかたく発芽しにくい場合は、前の晩に水に浸すか、やすりで軽く削ると吸水しやすくなります。

こうしたひと手間を加えることで、発芽のそろいがよくなり、全体の発芽率も上がります。

アサガオの育て方|土づくりと植えつけ

元気なアサガオを育てるには、土台となる「土づくり」と、苗を植えるときの「植えつけ」がとても大切です。

ポイントを押さえて準備することで、その後の生育がぐっと安定します。

土づくり

アサガオは、水はけと通気性のよい土を好みます。市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』が適しています。

赤玉土や堆肥などを適量混ぜることで、栄養分があり、排水性・保水性・通気性の高い土を作ると、初期の生育が安定するでしょう。

植えつけのタイミングと方法

苗は、本葉が3〜4枚になった頃が植えつけの適期です。5号~6号の鉢には1株、横長の65センチプランターなら2〜3株を目安に配置します。

根鉢が隠れるように植え、土をしっかりと押さえて安定させます。植えつけ後は土が湿る程度に水を与えましょう。

プランター栽培のポイント

鉢やプランターで育てる場合は、土の量や排水の工夫も大切です。プランターで育てる場合は、十分な量の用土を入れ、ウォータースペースとして上から2〜3cm程度あけましょう。

根の成長に必要な空間が確保でき、株が元気に育ちます。

間引きのタイミング

芽が出たあとの間引きは、風通しをよくするために欠かせない作業です。発芽後、双葉が出た段階で生育のよい苗を残すよう間引きをします。

病害虫の予防にもつながるため、間引きはしっかりとおこなってください。

アサガオの育て方|水やりと肥料

アサガオを元気に育てるには、日々の水やりと適切な肥料管理が欠かせません。

特に肥料は、与えるタイミングや量を工夫することで、花つきや全体の生育が大きく改善されます。

水やり

アサガオは乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。

通常は1日1回で十分ですが、真夏は乾きが早いため、土の表面が乾いていたら朝と夕方の2回にわけて、水やりをするといいでしょう。

肥料の与え方

アサガオには、1000倍に薄めた液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度、水代わりに与えるといいでしょう。花芽がつきやすくなり、元気に育ちます。

ただし、花がつき始める7月中旬からは、肥料を中止することで、葉ばかりが茂る「つるぼけ」を防ぎ、花に栄養を回せます。

なお、弱っている株に肥料を与えるのは逆効果です。刺激が強すぎて、かえって枯れてしまうこともあります。

そんなときは、植物用活力液『リキダス』などで回復を促し、元気を取り戻してから肥料を再開しましょう。

アサガオの育て方|摘芯と花がら摘み

たくさんの花を咲かせ、葉をしっかり茂らせるには「摘芯」や「花がら摘み」などの日々の管理が欠かせません。

どちらも簡単な作業ですが、丁寧に処理することで、見た目も美しくなります。

摘芯の時期

苗が育って本葉が7〜8枚になった頃、つるの先端を摘み取るのが摘芯です。

こうすることで子づるが増え、全体のボリュームが出て花数も多くなります。

花がら摘み

咲き終えた花をそのままにしておくと、養分が種づくりに使われてしまい、次の花が咲きにくくなります。花がしぼんだらその日のうちに取り除くのが理想的です。

こまめに花がらを摘むことで、花を長く楽しめるでしょう。

グリーンカーテンとしての管理

アサガオをグリーンカーテンとして育てる場合は、つるを横方向に誘引するのがポイントです。ネットを活用して横に広げると、葉が密に茂り、遮光効果が高まります。

さらに摘芯を取り入れて枝数を増やせば、厚みのある美しいカーテンに仕立てられます。

アサガオの育て方|病害虫対策

アサガオは比較的育てやすい植物ですが、梅雨時の蒸れや夏の乾燥によって病気や害虫が発生することがあります。

主な病気(つる割れ病・うどんこ病)

湿気の多い時期には、斑点病やうどんこ病が出やすくなります。発病した葉はすぐに取り除き、風通しをよくして予防を心がけましょう。

主な害虫(アブラムシ・ハダニ)

アブラムシを見つけたら、テープなどでこまめに取り除きます。数が多い場合は、薬剤を短期間だけ使って対処すると効果的です。

また、ハダニは乾燥を好むため、葉の裏に水をかけて洗い流すと発生を抑えやすくなります。葉水を習慣にすると、予防にもつながります。

アサガオの育て方|トラブル対策

アサガオ

順調に育っていたアサガオが、突然元気をなくすこともあります。

よくある原因とその対処法を知っておけば、あわてずに落ち着いて対応できるでしょう。

枯れる二大原因(直射日光過多・水切れ)

真夏の強い直射日光によって葉がしおれることがあります。日差しが強い時間帯には、日陰に移動させるなどの対策をしましょう。

また、鉢植えの場合は土が乾きやすく、気づかないうちに水切れを起こしているケースもあるため注意が必要です。

土の表面が乾いている場合は鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。

枯れそうなときの復活方法

葉が黄ばんできたときは、根詰まりや養分不足が原因のことが多いです。一回り大きな鉢に植えかえるか、薄めた液体肥料を与えて様子を見ましょう。

花が咲かない原因

花がつかないときは、日照不足や肥料の与えすぎが原因になっているかもしれません。

特に夜間の照明が花芽形成を妨げることがあるため、夜は暗い場所に置くようにしましょう

おわりに

アサガオ

朝の澄んだ空気のなかで咲くアサガオは、夏だけの特別な風景です。

本記事を参考に、アサガオの基本の栽培方法を学んで、ゆっくりと育ててみましょう。

時間とともに、あざやかな緑と花がカーテンのように広がっていくはずです。

ハイポネックスを使って元気に育てよう!

アサガオの育て方

ハイポネックス園芸劇場🌱

第4話:心もお花もすくすく育てよう🌸アサガオ観察日記にもハイポネックス

公開:2018年7月11日
更新:2021年6月30日
更新:2025年8月1日

#アサガオ #朝顔  #草花の育て方 #特集

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