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キャベツの育て方|初心者でも簡単!種まきから収穫まで解説

キャベツの育て方|初心者でも簡単!種まきから収穫まで解説

キャベツは炒め物やスープ、サラダ、付け合わせまで使い道が幅広く、冷蔵庫にあれば何かと便利な野菜です。一方で、家庭菜園で育てると「うまく結球しない」「虫に食べられる」「植える時期が分からない」と悩みを持つ方も少なくありません。

この記事では、キャベツの品種選びから種まき、植えつけの手順、結球させるコツ、病害虫対策などを詳しく解説します。
初めて栽培する方でも迷わず育てられるよう、よくあるトラブルと対処法もまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

  • キャベツ

    キャベツ
    学名 Brassica oleracea var. capitata
    科名 アブラナ科
    別名 甘藍(かんらん)、玉菜(たまな)など
    原産地 中海沿岸
    分類 多年草、栽培上は一年草

    栽培カレンダー

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    収穫時期
    春まき
    秋まき
    種まき
    春まき
    秋まき
    植えつけ
    植えつけ
    植えつけ
    施肥

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘31:キャベツの育て方|春植えと秋植えの違いは?上手に結球させるコツや、害虫対策などもご紹介

キャベツの育て方|基礎知識

キャベツ

キャベツ栽培を始める前に、基本的な特長と栄養価について知っておきましょう。

キャベツとは

キャベツは、アブラナ科の代表的な結球野菜で、栽培時期によって春まき・夏まき・秋まきの作型があります。球の締まり方や味わいが変わるため、育てる時期で仕上がりの印象が変わる野菜です。

なかでも、11月〜12月に収穫する冬キャベツは比較的害虫の発生が少なく、生育温度が安定しやすい特長があります。

そのため、園芸を始めたばかりの方でも育てやすく、基本的な栽培の流れをつかむのに適しています。

キャベツの栄養価

キャベツは栄養バランスに優れた野菜で、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維などを豊富に含みます。特にビタミンCは加熱で失われやすい性質があるため、サラダなどの生食で食べると効率よく摂取できます。

また、キャベツから見つかった成分として知られる「ビタミンU(別名キャベジン)」は、胃の粘膜を保護・修復する働きがあるとされています。揚げ物にキャベツが添えられることが多いのは、こうした性質と相性がよいと考えられているためです。

キャベツの育て方|主な作型と種類

キャベツは作型によって特長が大きく異なります。栽培時期や用途に合わせ、育てやすい品種を選びましょう。

春キャベツ(秋まき)

10月頃〜11月頃に種をまき、翌年4月頃〜5月頃に収穫する作型です。葉の巻きが比較的緩く、みずみずしく甘みが強いため、生食におすすめです。

温暖な地域(関東以西の平地)で栽培しやすく、家庭菜園の入門にも選びやすい作型といえます。

夏秋キャベツ(夏まき)

6月下旬~8月に種をまき、11月中旬~12月中旬に収穫する作型です。苗づくりの段階をしっかり管理すると、その後の栽培がぐっと楽になります。

球の締まりと食感のバランスがよく、料理をあまり選びません。

冬キャベツ(寒玉・夏まき)

7月下旬〜8月に種をまき、11月〜3月に収穫する作型です。しっかり結球して葉肉が厚く、火を通しても煮崩れしにくいタイプです。

煮込みや炒め物など加熱する料理に使いやすく、気温が下がる時期ほど甘みを強く感じられます。

ミニキャベツ

球重500〜800gの小型品種のキャベツです。定植後40日〜60日程度で収穫できる超極早生種が多く見られます。

通常のキャベツに比べて栽培スペースが少なくて済むため、プランターなど限られた場所でも育てやすい品種として人気です。

キャベツの育て方|基本の栽培方法

キャベツ

キャベツは、家庭栽培で比較的育てやすい野菜です。
ここでは、秋キャベツを中心とした栽培方法をご紹介します。

キャベツが好む栽培環境

キャベツは冷涼な気候を好みます。生育適温は15℃〜20℃、暑さにはやや弱く、25℃を超えると生育が鈍くなります。日当たりと風通しのよい場所を選んであげましょう。

結球には一定の涼しい気温が必要で、13℃〜20℃の気温が続くと葉が巻き始めます。秋まき栽培では、この温度帯に入る時期を逆算し、種まきのタイミングを決めるのがポイントです。

種まき

キャベツの種は、育苗ポットを利用してください。ポットに2粒〜3粒種をまき、軽く土をかぶせて水を与えます。発芽適温は15℃〜25℃で、条件がそろえば4日〜6日ほどで芽が出ます。

発芽後、本葉が2枚になったら生育の良い苗を残して間引き、1本立ちにしてあげましょう。本葉が4枚〜5枚になったら定植の適期です。

土づくり

キャベツは、比較的根を深く張るため、耕土が深く、水はけのよい土壌を好みます。植えつけの2週間前までに石灰を施し、よく耕しておきましょう。酸性土壌では生育が悪くなるため、pH6.0〜6.5に調整しておくと安心です。

植えつけの1週間前には、完熟堆肥と元肥に緩効性肥料『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を混ぜ込み、畝を立てておきます。水はけが悪い畑では、やや高めに畝を立てるといいでしょう。

水やり

発芽までは土の表面が乾かないよう、こまめに水を与えてください。
発芽後は過湿を避け、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりするのが基本です

肥料

植えつけ時に、元肥として『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を混ぜ込んでおきましょう。

また、本葉が10枚〜15枚前後になったら、追肥をします。『今日から野菜 野菜を育てる液肥』を水で薄めて1週間~10日に1回与えましょう。

結球

株が充実し外葉が大きくなり、気温が20℃~12℃程度になると結球が始まります。この時期に土壌が加湿状態になっていると、球が中心から割れやすくなることがあります。

水のやりすぎに注意しましょう。
秋雨が続くようであれば、雨避けとしてビニールトンネルなどを設置することで

過湿や病気の予防につながる場合があります。

連作障害

キャベツは、過去2年〜3年間にキャベツやハクサイ、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物を栽培した場所で育てると、連作障害を起こすことがあります。

病害虫の発生や生育不良の原因になるため、できるだけ別の場所で栽培するか、3年以上間隔をあけて植えるようにしましょう。

収穫

球が大きくなり、手で触って硬くしまっていたら収穫の適期です。収穫が遅れると球が割れたり葉が硬くなったりするため、注意してください。

収穫する際は、外側の葉を広げて球を傾けて地表から離し、根元から包丁で切り取ります。

なお、球のサイズが小さくても硬く締まっていたら、それ以上大きくはなりません。反対に、サイズが大きくても球がやわらかければ少し様子をみるようにしてください。

キャベツの育て方|病害虫対策

キャベツ栽培では、いくつかの病気や害虫が発生しやすいため、早めの予防と適切な管理が大切です。

ここではキャベツ栽培でよく見られる病害虫と、その対策を解説します。

主な病害

軟腐病

葉や茎が水浸状に腐り、強い悪臭を放つ病気です。傷口から細菌が侵入して発生することが多いため、害虫による食害痕や作業中の傷に注意してください。

水はけをよくし、株間を十分に確保するのがポイントです。

黒腐病

葉の縁からV字型に黄変し、やがて褐色〜黒色に枯れていきます。種子や土壌から感染するため、健全な種子と清潔な用土を使用し、連作を避けて栽培してください。

べと病

葉の表面に淡黄色の斑点ができ、裏面に白〜灰色のカビが生えます。

多湿条件で発生しやすいため、密植を避け、風通しをよくして予防します。
葉が長時間ぬれた状態にならないよう管理することが大切です。

主な害虫

アブラムシ

葉裏に群生して吸汁し、生育を阻害します。また、ウイルス病を媒介することもあるため、見つけたら早めに対処してください。

数が少ない場合は手で取り除いたり、水で洗い流したりする方法でも対処できます。発生が多い場合には、登録のある殺虫剤を使用して防除します。

アオムシ

モンシロチョウの幼虫であるアオムシは、キャベツの代表的な害虫です。葉を旺盛に食害し、放置すると葉脈だけ残して大きく傷んでしまいます。

防虫ネット(物理的防除)をかけておくと、モンシロチョウの産卵を防ぎやすくなります。

コンパニオンプランツ

害虫対策として、コンパニオンプランツを活用する方法もあります。

たとえば、例えば、マリーゴールドやハーブ類(ミントなど)は、害虫を寄せつけにくくする効果が期待される植物として知られています。キャベツの畝の近くに植えるだけで、害虫の発生を抑える補助的な対策になるためおすすめです。

なお、同じアブラナ科の野菜(ブロッコリー・カリフラワーなど)は害虫を共有するため、近くに植えるのは避けてください。

キャベツの育て方|よくある栽培トラブル

キャベツ栽培でよく見られるトラブルとその対策をご紹介します。

結球しないのはなぜ?

結球適温(13℃〜20℃)から外れた気温、肥料や水分の過不足、株の生育不足などが主な原因です。

特に、外葉が十分に育っていないと球が巻きにくくなるため、苗を適期に植えつけ、株をしっかり大きく育てることが大切です。外葉が10〜15枚ほどになった頃を目安に追肥を行うと、生育が安定しやすくなります。

球が割れてしまうのはなぜ?

収穫の遅れや、結球後に急激に水分を吸収することが主な原因です。球が硬く締まってきたら早めに収穫しましょう。

また、秋雨が続く場合は、ビニールトンネルで雨避けをすると割れを防ぎやすくなります。

おわりに

キャベツ栽培のポイントは、品種に合った時期に種をまき、結球適温を迎えるまでに株を充実させることです。
日当たりと風通しのよい場所を選び、防虫ネットで害虫を防いであげれば、丸くしまった球を収穫できるでしょう。

自家栽培のキャベツは、収穫してすぐ食べられる分、おいしさが際立ちます。この記事を参考に、ぜひキャベツ栽培にチャレンジしてみてください。

#キャベツ #きゃべつ #家庭菜園 #特集

公開日:2018年09月27日
更新日:2026年03月13日

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