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【野菜の育て方】 この夏は家庭菜園にチャレンジ!初心者にぴったりの野菜の育て方

【野菜の育て方】 この夏は家庭菜園にチャレンジ!初心者にぴったりの野菜の育て方

家庭菜園はプランターを置くスペースがあれば気軽に始められます。この夏はぜひ家庭菜園にチャレンジして、美味しい野菜の収穫を楽しみましょう。今回は、夏の家庭菜園の注意点や、初心者におすすめのシソ・ニガウリ(ゴーヤ)・トウモロコシの育て方をご紹介します。

夏の家庭菜園の注意点

気温が上がり、緑がいきいきと輝き始める夏。生命力にあふれる素晴らしい季節ですが、植物にとっては過酷な時期にもなり得ます。まずは夏の家庭菜園における注意点をご紹介します。

梅雨どきの雨・多湿

5月から7月にかけて、全国各地に梅雨が訪れます。降雨が増えて湿気が増し、日照も少なくなってしまうため、植物の生長に影響が出ることも。梅雨を乗り越えるために、できるだけ植物同士の間隔はあけ、蒸れを防ぎましょう。また、水はけを良くするために高植えにする、土が流れないように支柱を立てておくなどの対策も有効です。鉢植えの場合は雨の当たらない場所に移動させましょう。

真夏の直射日光

植物によっては、真夏の強い直射日光でダメージを受けてしまうことがあります。栽培する植物に合わせ、日よけをつくったり、日陰に移動させたりして対策を行いましょう。また、お世話する側の人間にとっても、真夏の暑さは大敵です。野外での作業はできるだけ涼しい朝夕に行い、こまめに水分補給をしましょう。

おすすめ野菜1:シソの育て方

シソ

野菜のなかでも育てやすいのがシソです。さわやかな風味のシソの葉は、薬味としてはもちろん、天ぷらやパスタなど、さまざまな料理の材料として使われています。汁を搾ってジュースにするのもおすすめです。

シソには、青ジソや赤ジソなどの品種が多数存在します。こぼれ種でも増えるほど生育旺盛で、どなたでも気軽に栽培できるのが魅力です。こちらでは、シソの基本的な育て方をご紹介します。

土づくり

シソはどんな土でも育ちますが、美味しく育てたいときは肥料がたくさん含まれた水もちの良い土を使います。鉢植えの場合、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使いましょう。地植えの場合は、土に堆肥を混ぜて耕しておきます。

種まき

シソが発芽するためには20℃以上必要です。5月~7月の暖かい時期に種まきしましょう。プランターや畑に直接まいてかまいませんが、育苗ポットやトレーなどで本葉が4~5枚になるまで育てて植えつけしても良いでしょう。

シソの種はかたいため、種まきの前日に一晩だけ水につけて給水させます。土にはばらまきにして、できるだけ薄く土をかぶせましょう。光が入らないと、発芽しないことがあります。

日当たりの良い場所に置き、水を切らさないように管理していたら、10日~15日で発芽します。本葉が2枚~3枚つく程度に育ったら、元気の良いものだけ残して間引いていきましょう。

植えつけ

シソは苗を購入して植えつけするのもおすすめです。家庭菜園の場合、2株~3株育てれば十分な量が収穫できます。株間は20cm以上あけましょう。

植えつけの直前になったら、苗と土の両方に水をたくさんあげましょう。乾燥するとシソが傷んでしまうためです。苗が乾いてしまう前に、素早く植えつけを済ませましょう。

肥料

植えつけ前に、元肥としてマグァンプK中粒を与えます。ハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使用している場合は元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されています。その後は、葉がつき始めたら2週間に1回の頻度で液体肥料のハイポネックス原液をあげましょう。

肥料が切れてしまうとシソの葉がかたくなってしまいますが、多すぎると虫がつきやすくなってしまいます。適量を与えるように気をつけましょう。

水やり

シソは乾燥すると株が弱ってしまうため、土の表面が乾きかけたら水をあげるようにしましょう。梅雨明け以降は乾燥対策として土の上に腐葉土やわらなどを敷くのもおすすめです。

日当たり

シソは日当たりを好みますが、あまり直射日光に当てすぎると、葉がかたくなってしまいます。半日陰の場所で育てると、ほどよい柔らかさになります。直射日光が避けられない場合は、日よけで半日陰の環境をつくってあげましょう。

摘心

シソの葉をたくさん収穫したいときは、摘心を行いましょう。3節目~5節目のところでカットし、脇芽を増やします。シソが枯れ始めるまでは摘心を繰り返し、脇芽を伸ばしていきましょう。

収穫

シソ

シソの収穫は何段階にも分けて行えます。まずは、発芽したばかりの「芽ジソ」です。種をまいて発芽したあとに間引いたものは芽ジソとして食べられます。小さいですが、十分にシソの香りを楽しめるでしょう。刺身のつまとしてもよく使われています。

本葉が10枚ほどになったら葉の収穫が行えます。下のほうからどんどん摘み取っていきましょう。ただし、一度にたくさん収穫すると株そのものが弱ってしまうため注意が必要です。

また、9月頃になると花穂がつき、小さな花をたくさん咲かせます。大変可愛らしいものの、花穂が咲き始めると葉がかたくなってしまいます。葉の収穫を続けたい場合は花穂が咲く前に摘み取りましょう。摘み取った花穂は「穂ジソ」として食べられます。塩漬けや天ぷら、刺身のつまなどにおすすめです。

花穂をそのままにしておくと実がつきます。シソの実は「実シソ」と呼ばれ、しょうゆ漬けやみそ炒め、天ぷらなどで食べられます。今まで食べたことがない方は、ぜひお試しください。

おすすめ野菜2:ニガウリ(ゴーヤ)の育て方

ゴーヤ

ニガウリ(ゴーヤ)は、苦みの強いウリ科の野菜です。炒め物やサラダ、天ぷらなど、さまざまな料理に使えます。細長い形で緑色のものが有名ですが、品種によって色や形はさまざまです。

グリーンカーテンとしても活躍するため、窓のそばに植えると涼しい日陰をつくってくれるかもしれません。ぜひご家庭でニガウリを育ててみましょう。

土づくり

ニガウリは水はけの良い土を好みます。鉢植えの場合、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。地植えの場合、種まきの2週間前までに苦土石灰を混ぜておきます。1週間前になったら穴を掘って堆肥を入れ、土を戻します。このとき、マグァンプK中粒を混ぜ込んでおきましょう。

種まき

種まきの適期は3月~6月です。プランターや畑に直接まくか、育苗ポットなどにまいてある程度育ててから植えつけします。どちらの場合でも25℃~30℃を保てるように、暖かくなってから種まきしましょう。育苗ポットを使う場合、ひとつのポットに2粒~3粒まくのが目安です。水をたくさん与えて管理すると、10日程度で発芽します。本葉が1枚~2枚ついたら、元気なものを残して間引きましょう。

植えつけ

育苗が難しい場合は、苗を購入して植えつけするのもおすすめです。本葉が2枚~3枚ほどついていたら植えつけが行えます。植えつけ前には、乾燥を防ぐためしっかりと水を与えます。ポットごと水に浸すのもおすすめです。根鉢を崩さないように取り出して、植えつけしてあげましょう。植えつけが済んだら支柱を立てて、ひもを使ってゆるく固定します。根がしっかりと張るまで、1週間ほどは水を切らさないように管理しましょう。

肥料

ニガウリを育てるためには、定期的な施肥が欠かせません。肥料が足りないと、実がなるスピードに追いつかず、葉が黄色くなったり枯れてしまったりすることがあります。ただし、たくさん与えすぎると「つるぼけ」して葉やつるばかりが伸びてしまいます。適量を与えるのが大切です。植えつけが終わったら、2週間に1回の頻度で液体肥料ハイポネックス原液を追肥しましょう。様子を見ながら肥料の量や頻度を調整しましょう。

水やり

ニガウリは水をたくさん必要とします。土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。とくに夏は土が乾燥しやすいため、1日2回の水やりが必要なことがあります。気温が低くなる朝と夕方に水やりしましょう。また、水やりの際は花に直接水がかからないよう注意が必要です。

日当たり

ニガウリは日光にたくさん当てることで果実を大きく実らせます。日陰で育てると花つきが悪くなるため、よく日の当たる場所へ植えつけしてあげましょう。強い西日に当たっても問題なく育ちます。

誘引

つるが伸びてきたらネットを張り、誘引しましょう。ニガウリの誘引はあまり難しくありません。ネットにつるを触れさせていれば、自然と巻き付いていきます。ただし、放置していると葉が重なりあってしまうことがあるため、できるだけまんべんなく日が当たるよう誘引してあげましょう。

収穫

ニガウリは収穫の適期が短く、1日ずれるだけで実が熟して変色してしまいます。完熟したニガウリも食べられるため、捨ててしまう必要はありません。ただし、熟したニガウリを収穫せずに放置しておくと、実が割けて種が飛び出してきます。緑色のニガウリを収穫するタイミングは環境によっても変わります。開花してから10日程度で収穫できることもあれば、1カ月ほどかかることもあります。実がこれ以上縦に伸びず、横に大きくなってきたら熟し始めてしまうため、早めに収穫しましょう。

おすすめ野菜3:トウモロコシの育て方

トウモロコシ

各国で栽培されており、世界三大穀物のひとつに数えられることもあるトウモロコシ。日本でも代表的な夏野菜のひとつです。黄色い粒の品種や白い粒の品種、バイカラーの品種などがあり、甘味やかたさなどもそれぞれで異なります。お好みの品種を選び、家庭菜園でトウモロコシを育ててみましょう。

土づくり

トウモロコシは水はけが良く、肥料がたくさん含まれた土を好みます。プランターに植える場合は、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されているハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。地植えの場合、土に苦土石灰と堆肥などを混ぜて耕しておきます。

種まき

トウモロコシの種まきは、気温が10℃以上になったら行えます。4月~5月の温暖な時期に済ませましょう。育苗ポットにまく場合は、ひとつのポットに3粒~4粒が目安です。発芽するまで、水を切らさないように管理しましょう。種まき後、10日~14日で発芽します。苗が10cm~15cmまで伸びたら間引きましょう。間引く苗は、よく切れるはさみを使ってカットすると、元気な苗が傷つくのを防げます。気をつけたいのが鳥による被害です。発芽直後の芽は、野鳥に食べられてしまうことがあります。防鳥ネットを張って対策しましょう。

植えつけ

トウモロコシの実がなるためには受粉が必要です。同じ品種を最低でも3株は同時に育てるようにしましょう。本葉が3枚ほどになったら植えつけを行えます。根鉢を崩さないようにポットから取り出して、優しく土をかぶせましょう。

肥料

トウモロコシを美味しく育てるためには、肥料を定期的に与えるのが大切です。肥料が不足すると十分に丈が伸びず、実がつかなくなることもあります。トウモロコシが大きくなると「雌穂」というヒゲのようなものが生えてきます。50cmほどに育ち、雌穂が生える直前になったら「Plantia」花と野菜と果実の肥料」で追肥しましょう。もっとトウモロコシが大きくなり、先端に「雄穂」ができ始めたら再度「Plantia」花と野菜と果実の肥料」を追肥します。

水やり

トウモロコシは乾燥すると実がなりにくくなります。土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。ただし、土を湿らせすぎても生育に影響が出ます。過湿にならないよう、土が湿っているうちに何度も水をあげないように気をつけましょう。

日当たり

トウモロコシ

トウモロコシは日当たりの良い環境を好みます。たくさん日に当てることで、元気良く育ってくれます。ベランダで育てる場合も、できるだけ日光の当たる場所を選んでプランターを置きましょう。

支柱立て

トウモロコシは草丈が高くなるため、支柱を使って倒れるのを防ぎます。1回目の追肥を行う頃になったら、株のそばにしっかりとした太さの支柱を立て、ひもで固定しましょう。

受粉

トウモロコシの花粉は風によって運ばれます。風通しが悪い場所で育てている場合や、株の数が少ない場合は、自然な受粉が行われない可能性もあります。雄穂を切り取って雌穂にこすりつけ、人工授粉を行いましょう。

収穫

トウモロコシの収穫適期は、雌穂が出てから20日~25日です。雌穂は時間がたつと茶色く変色していきます。根元のところまで変色する直前に収穫しましょう。

不安な場合は少し皮をむいて、中身を見て確認しましょう。粒が丸みを帯びてツヤツヤとしていたら収穫できます。

トウモロコシの収穫時は、実の根元を持ち、下へ向かって勢いよくもぎ取ります。収穫した瞬間から甘味がなくなっていくため、できればその日のうちに食べてしまいましょう。

おわりに

夏の家庭菜園は、暑さや湿気などがつきものです。植物の状態に気を配りつつ、体調を崩さないようにしっかりと対策しましょう。今回おすすめした野菜は、初心者でも育てやすいものばかりです。今年の夏は、ぜひ家庭菜園で美味しい野菜づくりに挑戦してみましょう。

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