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【家庭菜園】
家庭菜園だから味わえる鮮度が一番おいしい!食感と甘さが魅力のトウモロコシの育て方!

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プチっと口の中で弾ける何ともいえない食感と甘さが魅力の「トウモロコシ」は、世界の三大穀物の1つとして世界中の国々で広く栽培されている穀物です。ゆでても焼いてもおいしく食べられるトウモロコシは、朝に収穫したもぎたては特に甘くておいしい夏野菜を代表する食材としても知られています。

 

トウモロコシは鮮度の高いうちに食べるのが1番おいしいので、ぜひ家庭菜園でトウモロコシの栽培にチャレンジしてみてくださいね。今回は、トウモロコシの基本的な育て方を、プロの農家さんや家庭菜園をこれから始める初心者の方にもわかりやすく紹介します。トウモロコシの栽培時期や栽培方法、種まき、植えつけなど、写真付きでまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。

トウモロコシについて

世界三大穀物の1つとして知られる「トウモロコシ」は、イネ科に属する穀物です。トウモロコシの主成分は主に炭水化物です。その他、ビタミンCやビタミンE、鉄分、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類、食物繊維、アミノ酸、脂肪酸など、たくさんの栄養素が含まれています。

 

トウモロコシは、大型のトウモロコシをはじめ、家庭でも栽培できるサイズのトウモロコシなど、たくさんの品種があります。一見、育てるのが難しいようにみえますが、基本的な育て方さえ押さえれば初心者でも育てやすい家庭菜園にぴったりな野菜です。1年草のトウモロコシは、温暖な気候や日当たりの良い場所を好みます。耐寒性は弱いですが、日当たりに気をつければ自宅のベランダやプランター栽培でも、比較的簡単に育てることができます。

 

 

トウモロコシの品種

トウモロコシは、長い歴史の中で、背丈の高い大型の品種をはじめ、甘味の強い品種や色が白っぽい品種、生で食べられる品種、さらには寒い地域でも栽培しやすい品種など、品種改良によりたくさんの品種があります。トウモロコシの品種は大きく3つの種類に分類されます。茹でたり焼いたりして食べるトウモロコシを一般的に「スイートコーン種」と呼び、ポップコーンの材料として用いられるトウモロコシを「爆裂種」、家畜の飼料用やコンスターチとして用いられるトウモロコシを「馬歯種」と呼びます。
ポップコーンで使う爆裂種や、飼料用の馬歯種は加工用として栽培されるのが一般的なため、家庭菜園で採れたてのトウモロコシを味わいたいと思ったら、青果用のスイートコーン種を選んでくださいね。

 

スイートコーン種の種類

食用のトウモロコシと呼ばれるのは、スイートコーンと呼ばれる品種です。スイートコーンはバリエーションが豊富なことが特徴で、さまざまなメーカーから100種類以上もの品種が存在するともいわれています。
スイートコーンは文字どおり、果物のような甘みのある品種で、色や粒の大きさによって、さらに3つの種類に分けられています。

 

・ゴールデンコーン
ゴールデンコーンは、黄粒種と呼ばれる品種です。すべての粒の色が濃い黄色をしていることが特徴のトウモロコシです。そのまま茹でて食べることが多いですが、色鮮やかな粒を活かしてトウモロコシご飯にして食べるのもおすすめです。

 

・シルバーコーン
白粒種と呼ばれる品種で、ゴールデンコーンよりも粒の色が白っぽく、小粒なのが特徴です。粒の表面はつやがあり、他の品種よりも皮が柔らかいです。甘みが強いトウモロコシとして、サラダの材料としてよく用いられています。

 

・バイカラーコーン
バイカラー種と呼ばれる品種で、黄色の粒と白い粒が3対1くらいの割合で混ざっているのが特徴です。甘みが強く、風味が豊かなバイカラーコーンは、日本でも主流になりつつある品種です。

 

土壌改善に効果的なトウモロコシ

肥料泥棒とも呼ばれるトウモロコシは土深くまで根を伸ばし、過剰にある栄養分を吸ってくれるので、土を耕す効果があるとされています。過剰な養分を吸い取るだけでなく土壌中の菌を吸い取る効果もあることから、畑の土壌改良にも役立つと重宝されています。

トウモロコシの栽培時期

トウモロコシの栽培時期は、種まきが3月の下旬頃から5月の上旬頃で、種まきをしてから90日くらいで収穫できます。苗植えの時期は、4月の下旬頃から5月の下旬頃が一般的です。

トウモロコシは、品種によって栽培時期が異なります。夏と秋に2度収穫を楽しみたいときは、種まきの時期をずらすことで長いあいだ収穫できておすすめです。

また、トウモロコシを育てる地域によって栽培に適した時期が異なるので、種や苗を購入する前に栽培時期を確認してください。寒冷地でトウモロコシを育てる場合は、5月の下旬頃に種まきをして、中間地なら5月の初旬頃、暖地なら4月の中旬頃から種まきをします。

トウモロコシの栽培方法

真夏にトウモロコシの収穫を楽しむには、日当たりの良い場所で育てること、確実に受粉させること、害虫対策に気をつけること、この3つがとても重要です。

プランターでも比較的簡単に育てられるトウモロコシは高温を好むため、なるべく日当たりのいい屋外で育ててあげましょう。ただ、あまりにも暑すぎると受粉率が低くなるので注意してください。また、寒さに弱いトウモロコシは、気温が低すぎると生育に影響するので、畑で育てるときは発芽や生育が早くなるようにマルチングを行うのがおすすめです。

トウモロコシは風で花粉を飛ばして受粉するため、たくさん育てている場合は自然受粉でもどんどん実を付けてくれます。でも、家庭栽培の場合は自然受粉だと実が不ぞろいになったり、歯抜けしたりすることがあるので、確実に実を付けるためにも人工授粉を行うのが一般的です。

みずみずしく甘みのあるトウモロコシを家庭菜園するときは、害虫対策もしっかり行いましょう。病害にあう確率は低いトウモロコシですが、まだ実が小さく若いうちはアワノメイガという害虫の被害にあいやすいので注意が必要です。害虫による被害に防ぐためにも、日々観察を続けて、必要であれば防虫ネットを張るなどして対策をしていきましょう。

 

トウモロコシ栽培に必要なもの

家庭菜園でトウモロコシを育てるときは、以下のものを用意してください。

・トウモロコシの種または苗

・種まきポット

・プランター

・野菜用の培養土

・肥料

 

たくさん実を付けたい場合は、庭や畑でトウモロコシを栽培しますが、初心者の方には日当たりの良い場所への移動や管理のしやすいプランターでの栽培が簡単でおすすめです。種から育てるときは、種まきポットを用意してください。プランターはトウモロコシの苗を3株ほど植えつけられる大きさのプランターを用意します。トウモロコシは根がはるため、出来るだけ深めのタイプを選ぶといいでしょう。

 

トウモロコシ栽培の主な手順

畑やプランターで育てられるトウモロコシの栽培方法は、主に次のような流れで進めていきます。

 

STEP1.種まき・育苗

STEP2.土作り

STEP3.肥料

STEP4.植えつけ

STEP5.追肥・土寄せ

STEP6.人工授粉

STEP7.摘果

STEP8.収穫

 

それでは早速、トウモロコシの栽培手順を詳しく紹介していきます。

トウモロコシの種まきに関して

トウモロコシは、種まきをして苗を育てるところから始めてもいいですし、ホームセンターなどで苗を購入して植えつけるところから始めることもできます。種から育てるのは難しそうに感じますが、初心者でも比較的簡単に育てられるトウモロコシは、育て方の基本さえおさえれば種からでも十分に育てることができます。

 

 

種まきの時期

トウモロコシの種まきは、品種や育てる場所の気温によって時期が異なります。はじめてトウモロコシを育てるときは、購入した種の袋に記載されている種まきの時期を参考にするのが1番です。種まきをしてから収穫までは90日くらいかかるので、夏に収穫したいと思ったら遅くても5月の下旬頃までは種まきをしておくと良いでしょう。

 

種まき・育苗

トウモロコシを畑で育てるときは、畑の土に直接まきますが、育苗ポットで育てるときは1つのポットに対して種を3粒ずつまきます。人工授粉をするときのために、育苗ポットは少なくとも3つ用意して、種をまいてください。
トウモロコシの種は、発芽しやすいように尖っている部分を上にしてまきます。指で1cmくらいの穴をあけて、そこに種をまきます。種をまいたら、種が隠れるくらいの土を覆い、土が乾燥しないようにしっかり水やりをしてください。
育苗ポットは、朝に水やりをして、日光が十分に当たる暖かい環境で育てます。ただ、あまり高温になりすぎると生育に影響を及ぼすので、プランターで育てる場合は換気に注意しながら必要に応じて置き場所を移動してあげてください。庭や畑の土でトウモロコシを育てる場合は、発芽してから間引きをするので直まきでOKです。直まきしたあとも、土が乾かないように水やりをします。
耐寒性が低いトウモロコシは、10℃以下の気温では枯れてしまう可能性が高いので、寒い時期から種まきをするときはトンネル被覆を用意して暖かい環境を作ってあげましょう。

 

種を畑に直まきするとき

トウモロコシは、各メーカーから様々な品種が販売されています。同じ畑で、品種の違うトウモロコシを育てようとすると、花粉が混じってしまい実の色が変わってしまったり、大きくな実がつかなかったり、ということがあります。ひとつの畑にトウモロコシの種を直まきするときは、時期をずらして花粉が混ざらないように工夫が必要です。

穴をあけるときは、株同士の間隔を30㎝くらいとります。株間が近すぎると生育の妨げになりますし、遠すぎても受粉しにくくなるためです。

 

土作り

トウモロコシは、土質は比較的あまり選ばないほうですが、大きく元気に生育させるためにはより肥えた土で育てるのがいいでしょう。

土深くまで根っこをはって成長するトウモロコシは、肥料泥棒とも呼ばれるほど多くの肥料を好みます。トウモロコシをプランターで育てるときは、ハイポネックス培養土 鉢・プランター用がおすすめです。土を自作するときは、小粒の赤玉土7に対し、腐葉土を2、バーミキュライトを1混ぜてあわせ、土のphを中和させるために苦土石灰を混ぜ込んでおきます。苦土石灰を混ぜた土は1週間から2週間くらい寝かしておきます。

トウモロコシが元気に育つように、元肥としてコーティング肥料ネクスコート野菜・くだもの用を土に混ぜます。作付けしたことのある畑の場合は、苦土石灰は必要ありませんが、堆肥を追加してトウモロコシの生育がよくなるように深くまでしっかり耕してください。

 

肥料

トウモロコシは肥料を好む野菜です。1回目の追肥をするタイミングは、トウモロコシの種が発芽して、苗が30㎝くらいになった頃を目安にしてください。トウモロコシの草丈が50㎝程まで大きくなって、雄穂が出てきた頃に2回目の追肥を行います。

草丈がぐんぐん伸びるトウモロコシは、追肥を行うタイミングで土寄せを行います。トウモロコシは、草丈の背が高くなると倒状を起こしやすいので、追肥に合わせて土寄せや支柱を立ててあげましょう。追肥にもコーティング肥料ネクスコート野菜・くだもの用がおすすめです。

 

トウモロコシの苗の選び方

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トウモロコシを苗から育てる場合は、以下のポイントを参考に良い苗を選んでみてください。

 

・出来るだけ若い苗

・本葉が3枚くらいの苗

・茎が太くて濃い緑色をした苗

 

深くまでひげ根を伸ばすトウモロコシは、育ち過ぎの苗を選んでしまうと、土に植えつけた後に傷んで枯れてしまう可能性があります。そのため、出来るだけサイズが小さめで、若い苗を選んだ方がいいでしょう。

また、本葉が3枚くらいの苗や茎が太くて濃い緑色をした苗もおすすめです。購入した育苗ポットに、苗が複数植えられている場合は、1番良い苗を残して間引きを行います。

 

トウモロコシの間引き

育苗ポットにまいた種は、およそ10日から14日くらいで発芽します。発芽した苗が10~15cmくらいまで伸びてきたら、良い苗だけを残して間引きをしてください。間引きをするときは、良い苗の根っこまで抜いてしまわないように、取り除く苗の根元だけをハサミを使って切り取ります。

プランターに入れた土に直まきする場合も1か所に3粒ずつまいているので、育苗ポットと同じように、良い苗だけを1つだけ残して、残りは慎重にカットして間引きします。

 

マルチング

トウモロコシを種から育てるときは、種をまいた後にマルチングを行うと乾燥や鳥被害を防止する効果があります。畑に種をまいた直後は、野鳥に種を食べられてしまうことがよくあるためです。

種をまく箇所にあわせて30cm程の穴をあけたマルチを用意して、畑の土に直まきした部分をマルチングします。マルチングは乾燥や鳥の被害を防止するだけでなく、病害虫被害の防止、雑草を抑える、地温を上げてトウモロコシの生育を早めるなどの効果も期待できます。

トウモロコシの植えつけとは

育苗ポットで育てたトウモロコシの苗をプランターに植えつけて定植させるときは、植えつけ前にプランターーや野菜用の土を用意しておきましょう。畑に植えつける場合は、2週間くらい前から深めに土を耕して、肥料や堆肥を混ぜておきます。

 

 

植えつけ方(プランター)

間引きをして良い苗だけを残したら、その苗が15cmくらいまで成長した頃に、プランターや畑に植えつけをしします。本葉が3枚程度になったら頃、種まきをしてから3週間から4週間くらいが植えつけの目安です。ちなみに、苗を購入する場合は、4月の下旬から5月の下旬くらいが苗植えに適した時期です。
用意しておいたプランターに土を入れたら、植えつけ用の穴を掘ります。トウモロコシの種を畑に直まきするときと同じように、株同士の間隔を30㎝ほどあけておきましょう。植えつけるときに、トウモロコシの根っこを傷めてしまわないように気をつけて、なるべく根鉢を崩さないようにゆっくり植えつけましょう。

 

植えつけ方(畑)

畑の土にトウモロコシの苗を植えつけるときも、プランター同様、株間を30cmくらいあけて穴を掘ります。畝の横幅が90cmから100cmくらいある畑なら、トウモロコシの苗を2列にしてまとめて植えたほうが受粉率は高くなります。
苗を植えつけるときも、種をまくときと同じく、1つのプランターや1か所の畑に対して、1品種のみを栽培するようにしましょう。1か所で複数の品種を育ててしまうと、花粉が混ざり合い、良い実が育ちにくくなるためです。プランターや畑にトウモロコシの苗を植えつけた後は、土が乾燥しないようにたっぷり水を与えてあげてくださいね。

 

トウモロコシの追肥

畑に地植えしたトウモロコシは、1回目と2回目の2度に分けて追肥を行います。肥料をよく吸収するトウモロコシは、肥料が足りないと草丈が低く、実が太りにくくなります。プランター栽培でより確実に実らせたい場合は、2回以上追肥を行っても良いでしょう。
トウモロコシは土質をあまり選びませんが、肥料を好む野菜なので追肥の作業は欠かせません。プランターや畑に定植したトウモロコシの草丈が、40㎝から50㎝くらいになったら、1回目の追肥を行います。本葉が5枚から6枚くらいになった頃が、追肥の目安です。追肥をするときは、水やりをする代わりに速効性に優れた液体肥料を与えても良いですし、緩効性肥料を1㎡あたり2~3杯くらいを目安にパラパラとまきます。

2回目の追肥は、トウモロコシの草丈が人の背丈ほどに伸び、雄穂(ゆうずい)が出てきた頃を目安に行います。この時期は、受粉を前に大きく成長している時期でもあるので、しっかりと追肥を行ってください。

 

トウモロコシの土寄せ

追肥の作業と同様に、トウモロコシの吸水率を高めるために欠かせない作業が土寄せです。
土寄せは、追肥を行うタイミングに合わせて同時に行いましょう。トウモロコシは草丈が高くなると、強い風で倒れてしまうことがあります。トウモロコシの株元を土の根元に固定するような感覚で、土を根元に向かって寄せていきます。

土寄せをするとトウモロコシの株が固定されるだけでなく、水分をしっかり吸収できるようになります。トウモロコシを大きく元気に育てるためにも、追肥を行うタイミングで土寄せを忘れずに行ってくださいね。

 

支柱を立てる

追肥と土寄せをするタイミングに合わせて、必要であれば支柱を立てることをおすすめします。ベランダで家庭菜園をする場合や、風にあたりやすい場所で育てる場合は、トウモロコシの草丈が倒れてしまわないように支柱を埋め込んで倒伏対策をしておくと安心です。

 

わき芽はそのままでも大丈夫

ぐんぐん成長するトウモロコシは、大きくなるにつれ根元の部分からわき芽が発生します。わき芽を取り除くこともできますが、わざと残すことで株が固定され、倒れにくくなります。台風など、強い風にあたれば倒れることもありますが、わき芽を綺麗に除去する作業は手間がかかるので、残しておいても問題はないでしょう。
また、どんどん発生するわき芽を残しておくと、光合成が活発になるので、実を大きくしたい、根張りも良くしたいと思ったら、わき芽は残しておいたほうがいいでしょう。

 

トウモロコシの人工授粉について

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トウモロコシの受粉に失敗すると、粒が均等に着かず、所々で粒がない、歯抜けをした状態のトウモロコシになってしまいます。広い畑にたくさん苗を株がある場合は、何もしなくても自然に受粉される可能性が高いですが、プランターなど家庭菜園でトウモロコシを育てる場合は、株数が限られているので自然受粉しにくい場合が多いです。そのため、より確実にトウモロコシを受粉させようと思ったら、ここで紹介する人工授粉の作業が必要です。

 

人工授粉は、雄穂に花粉が飛び出している頃を目安に穂を切って、糸状に伸びているひげの部分を雌穂のヒゲにこすって花粉を付けてあげる作業です。雌穂のヒゲに花粉が付くと、受粉しやすくなるので、より実がつきやすくなります。人工授粉を行うためにも、プランターでトウモロコシを育てる場合は、最低でも3株育てておくといいでしょう。

 

トウモロコシの天敵とされているアワノメイガは、花粉が出ている雄穂の先端近くに発生しやすいです。花粉が出てきたときは、早めに人工授粉を行い、アワノメイガが寄ってこないように対策をしておきましょう。人工授粉で使う雄穂は、5株の雌穂に対して1本だけあれば十分なので、アワノメイガを寄せつけないためにも必要のない雄穂は取り除きます。雄穂を使って雌穂に人工授粉を行ったら、トウモロコシの実が大きく成長し、収穫できるようになるまでは、土が乾燥しないように気をつけながら水やりを続けてください。

 

トウモロコシが受粉したら摘果

うまく受粉したトウモロコシは、1番大きな実をつけた雌穂だけを残して摘果します。トウモロコシは、1株に対して2本から3本ほどの雌穂が出来ます。摘果をして良い実を残すことで、その実がより大きく成長しやすくなります。

摘果の時期は、錦糸と呼ばれるヒゲが出てきた頃を目安に行ってください。摘果で取り除いた実はまだ小さいですが、捨てずに食用として楽しむことができます。これが、よく市販されているヤングコーンと呼ばれるもので、錦糸が出てきて1週間くらいした頃が食べるのにちょうどいい時期といわれています。

 

トウモロコシの水やりについて

トウモロコシは、土の表面が乾いているのを目安に水やりを行います。トウモロコシの花が開花する前と後、そして実が成熟する前と後は、水切れが起こりやすい時期なので、土が乾燥し過ぎないように注意して水やりを続けましょう。水やりのやり過ぎは根っこの成長を妨げることがあるので、乾燥に十分注意しながら、一度の水やりでたっぷりの水を与えてください。

トウモロコシの収穫に関し

トウモロコシは、受粉してから20日から1ヶ月ほどで収穫の時期をむかえます。トウモロコシ特有のヒゲが茶色くなってきた頃を目安に収穫をします。トウモロコシの収穫時期は、育てている品種によってそれぞれ異なるので、種袋に記載された生育日数を参考にしてください。

 

 

 

トウモロコシの収穫はタイミングが大切

糸のようなヒゲが生えている部分を少しめくったときに、先端部分にあるトウモロコシの粒が丸くなっていれば収穫できます。トウモロコシは収穫が早すぎると実が白っぽく甘みも少なくなりますし、反対に、収穫が遅すぎると粒の水分が少なくなってシワができ、硬くなってしまいます。新鮮度をキープしたままおいしく頂くためにも、トウモロコシは収穫の時期やタイミングの見極めがとても大切です。

 

トウモロコシの収穫方法

トウモロコシを収穫するときは、実をしっかり握って、手でもぎ取ります。早朝に収穫するのが理想で、収穫後は出来るだけ早く茹でたり、焼いたりして、鮮度の良い状態で食べきってしまいましょう。

 

茎付きで収穫

たくさん栽培して1日に食べきれない量のトウモロコシを収穫したときは、冷蔵保存すると糖度をキープできます。また、トウモロコシを常温で保存する場合は、茎を付けたまま収穫すると甘みが下がりにくいといわれています。

トウモロコシのトラブルとは

トウモロコシを家庭菜園で育てるときに、よくあるトラブルについてまとめています。

 

トウモロコシは受粉しづらい?

トウモロコシは、受粉に失敗すると実が所々しか着かずに歯抜けした状態になることがあります。家庭菜園で育てるときは、株数が少ないので自然任せでは受粉しにくいため、時期をみて人工授粉を行う必要があります。

人工授粉を行うときは、花粉の付いている雄穂を切り取って、雌穂にパラパラとふりかけますが、雄穂と雌穂の開花の時期が大きくずれてしまうと、受粉のタイミングを逃してしまうこともあります。より確実に受粉させるためにも、プランターなら最低3株、畑なら2列以上で株を育てて、トウモロコシが受粉しやすい環境を整えてあげることが大切です。

雄穂と雌穂の開花時期のずれが心配なときは、花粉をとるための株を別に用意して追いまきすれば、開花時期がずれたとしても人工授粉を行うことができます。

 

トウモロコシの病害虫対策

トウモロコシは、植えつけ場所や栽培環境を整えてあげれば、比較的病害虫による被害を受けにくい野菜といわれています。モザイク病や斑点病、ごま葉枯病などにかかることもありますが、草丈が大きく成長してからは、病害にあうことは殆どありません。

後ほど詳しく紹介しますが、トウモロコシの栽培中に気をつけたいのは病害よりも、むしろ害虫です。天敵であるアワノメイガなどの害虫により被害を受けた場合は、他の株に移ってしまわないように被害を受けた株を早めに除去してください。

 

トウモロコシ鳥害対策

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種をまいた直後や、トウモロコシが受粉して実が着き大きく膨らんできた頃に気をつけたいのが、鳥害です。カラスなどの鳥はトウモロコシの種や実を狙っているので、あらかじめ鳥害対策用のネットや太めの糸を張る方法で対策しておくと安心です。

 

トウモロコシの害虫

トウモロコシの栽培中に発生しやすい代表的な害虫を知り、しっかりと対策を行いましょう。

 

アワノメイガ

トウモロコシに発生しやすい害虫の中で、とくに注意したいのがアワノメイガです。トウモロコシに発生したアワノメイガは、実の中に入り込んで食害を引き起こす厄介な害虫です。

アワノメイガの幼虫は、雄穂の花粉に誘われて入り込み、雌穂についた実を食害します。幼虫を発見したときはすぐに駆除する、害虫がついた株を抜くなどして早めに対処しましょう。人工授粉の作業が終わったら、雄穂を切り落としておくのも良いでしょう。

 

害虫対策は日々の観察を続けよう!

トウモロコシにつきやすいアワノメイガのような害虫を見つけたら、とにかくすぐに捕殺して対処しましょう。農薬を使わない場合は、日々観察を続けて、害虫がついていないかチェックしてください。

観察するときは、雄花の近くに生えている葉の裏側や茎部分を中心に、フンが落ちていたり、穴が空いていたりしないか確認します。雌穂を軽く触ってみて、実が歯抜けの状態になっているときは害虫の被害を受けている可能性があるので注意が必要です。

 

防虫ネットで害虫対策

鳥害対策には鳥害対策用のネットが効果的であるように、害虫対策には防虫ネットが効果的です。トウモロコシ栽培で農薬は使いたくないという方も多いかと思いますので、そんな時は少し手間がかかりますが防虫ネットを張ることで防虫対策ができます。

害虫対策には、市販されている防虫ネットを使っても良いですし、トウモロコシに虫が寄ってきても侵入できないように野菜用ネットや、台所で使うような水切りネットを受粉した後の雌穂にかぶせて実を保護してあげるのもおすすめです。

 

 

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トウモロコシ栽培は、暖かく日の光が当たる場所で育ててあげること、倒伏対策や人工授粉、害虫対策など、注意すべきポイントがいくつかありますが、育て方に関してはいたってシンプルなので家庭菜園初心者の方にもおすすめです。

トウモロコシのプリッとした独特の食感と甘みを楽しむには、何より鮮度が命といっても過言ではありません。その日の朝に収穫して、鮮度の高いうちにおいしく味わいたいと思ったら、ぜひベランダやお庭の畑でトウモロコシを育ててみてくださいね。

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プチっと口の中で弾ける何ともいえない食感と甘さが魅力の「トウモロコシ」は、世界の三大穀物の1つとして世界中の国々で広く栽培されている穀物...

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