コスモスの育て方|種まき・肥料・摘心のコツと上手に咲かせる方法
夏から秋にかけて可愛らしい花を咲かせるコスモス。初心者でも育てやすく、花壇や鉢植えで気軽に楽しめる人気の一年草です。
コスモスは種から育てやすい一方、種まきの時期や肥料の量、摘心のタイミングなどによって、育ち方や花つきが変わることがあります。
品種ごとの開花の特長も知っておくと、育てたい場所や咲かせたい時期に合わせてお手入れをしやすくなるでしょう。
今回は、コスモスの特長から種まき・植えつけ、育て方、摘心、病害虫対策を解説します。
花が咲かないときや草丈が伸びすぎたときの見直し方も紹介するので、ぜひ参考にご覧ください。
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コスモス

学名 Cosmos bipinnatus 科名 キク科 別名 アキザクラ 原産地 メキシコ 分類 一年草 耐寒性 弱 耐暑性 中 栽培カレンダー
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月開花時期植えつけ・植えかえ施肥
- 目次
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- 【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A
- コスモスの育て方|基礎知識
- コスモスとは?
- 発芽適温と種まき時期
- 短日植物としての特長
- コスモスの仲間
- コスモスの育て方|種まきと植えつけ
- 土づくり
- コスモスの種まきの方法
- コスモスの育苗
- コスモスの植えつけ方法
- コスモスの育て方|基本の管理
- コスモスの好む栽培環境
- 水やり
- 肥料
- 摘心
- 支柱立て
- コスモスの育て方|病害虫対策
- うどんこ病
- アブラムシ
- コスモスの育て方|よくある質問
- コスモスの花が咲かない原因
- 草丈が伸びすぎるのはなぜ?
- コスモスに元肥は必要?
- 肥料を与えすぎるとどうなる?
- コスモスに摘心は必要?
- いつ種まきすればいい?
- コスモスは植えっぱなしで育てられる?
- コスモスの花が終わったらどうする?
- 短日植物とは?
- おわりに
【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A
☘08:コスモスの育て方|種まき方法、植え替え、肥料の与え方、苗の選び方、植えつけの注意点をご紹介します。
コスモスの育て方|基礎知識
種まきの前に、コスモスの性質や品種ごとの特長も知り、育てる場所や好みに合ったものを選んでみましょう。
発芽に適した温度や草丈などを把握しておけば、育てる場所に合う品種を選びやすくなります。
また、品種ごとの違いも知り、お好みのものを探してみましょう。
コスモスとは?
コスモスは、キク科コスモス属の一年草です。最近では早咲き品種も増えているため、夏から花を楽しむことができます。
花色はピンクや赤・黄・白・オレンジなどで、カラーバリエーションはとても豊富です。群生させると非常に見応えがあります。
鉢植えとしてコンパクトに楽しむのはもちろん、地植えにしてたくさんの花を観賞するのもおすすめです。
発芽適温と種まき時期
コスモスの発芽適温は15℃〜20℃が目安です。種は比較的大きく、花壇への直まきにも、ポットまきにも向いています。
地域によって気温の上がる時期が異なるため、種袋に記載された地域別のまきどきを優先しましょう。
早咲き品種は、種まき後60日〜70日ほどで開花するものがあります。一方、従来の秋咲き品種は日長の影響を受けるため、早くまいても開花が早まるとは限りません。
咲かせたい時期に合わせて、早咲き・秋咲きの違いも確認して種まき時期を決めるとよいでしょう。
短日植物としての特長
コスモスは、日の長さが一定より短くなると花芽をつくる短日植物です。
株が十分に生長していても、日が長い時期は花芽ができにくく、日が短くなる秋に開花しやすくなります。
ただ、現在は品種改良が進み、日の長さにかかわらず、種まきから2〜3ヵ月ほどで開花する早咲き品種も多く流通しています。
コスモスは秋に咲くイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、今は夏のうちから咲くものも珍しくありません。
コスモスの仲間
コスモスにはいくつもの種類があります。それぞれの違いを確かめて、お気に入りのタイプを探してみましょう。
一般的によく知られているピンク色や白色などのコスモスが「コスモス・ビピンナツス」です。さまざまな園芸品種があり、一重咲きや八重咲き、草丈の高い品種や低い品種など幅広いタイプが見られます。
「コスモス・スルフレウス」は、いわゆる「キバナコスモス」のことです。黄色やオレンジ色の花を咲かせるものが多く見られます。
「コスモス・アトロサンギネウス」は、「チョコレートコスモス」の原種です。園芸品種は黒っぽい茶色や赤色などの花を咲かせ、チョコレートを思わせる香りを楽しめます。
鉢や小さな花壇では草丈の低い品種、広い花壇で群生させるなら草丈の高い品種が合わせやすくなります。
品種選びの際は、草丈も確認しながら選ぶと、植える場所に合った品種を選びやすくなります。
コスモスの育て方|種まきと植えつけ
コスモスは花壇へ直接種をまくことも、ポットで苗を育ててから植えつけることもできます。
ポット苗は根鉢を崩さず、過湿になりにくい場所へ植えつけましょう。
土づくり
小粒の赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものや赤玉土と腐葉土、バーミキュライトを6:3:1で混ぜたものを使って、水はけのよい土をつくります。
元肥として緩効性肥料『マグァンプK』を配合した培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』を使うと、用土と元肥を一から配合する手間を省けます。
培養土を使用する際は、植えつけ時に別の肥料を加えず、株の生育を見て追肥を判断しましょう。
プランターは底穴から水が抜けるものを選び、鉢底ネットを敷いてから培養土を入れます。
背の高い品種は風で倒れやすいため、安定した大きめの容器を使います。株間も広めにとりましょう。
コスモスの種まきの方法
コスモスの種は、1 cm~2cmほどの深さの穴をあけた土に3粒〜4粒まきます。土は薄くかぶせる程度にしましょう。
コスモスの種は大きめですが、風で飛んだり雨で流れたりしないように管理します。水やりは霧吹きなどを使い、優しく行いましょう。
コスモスの育苗
コスモスが発芽したら、双葉のうちに元気なものだけ残して間引いていきます。鉢植えの場合は、ひとつの鉢に1本になるよう調整しましょう。
花壇へ直まきした苗は、2回〜3回に分けて間引くと、残す苗の根を動かしにくくなります。
ポットや箱にまいた苗も、本葉が重ならない程度の間隔を保ち、茎が細長く伸びる前に間引きましょう。
コスモスの植えつけ方法
苗の植えつけは4月〜6月や9月頃が目安ですが、地域の気温と品種によって適期は異なります。育苗ポットで育てた苗は、草丈10cm〜15cmほどになった頃に植えつけます。
コスモスは直根性で移植を嫌うため、植えつけるときは根鉢を崩さないことが大切です。ポットから苗をそっと抜き、根を傷めないよう植え穴へ移しましょう。
地植えは水はけのよい場所を選び、必要に応じて周囲より少し高く整えます。複数株を植えるときの株間は20cm〜30cmが目安です。遅まきで株が小さく育つ品種は、サイズに合わせて間隔を狭めましょう。
コスモスの育て方|基本の管理
コスモスは、日当たりと風通しのよい場所で、肥料と水を与えすぎないように育てます。
葉色や茎の伸び方、土の乾き方を見ながら、必要な手入れを行いましょう。
コスモスの好む栽培環境
コスモスは湿度が高く暗い場所は苦手です。日当たりと風通しのよい場所で栽培しましょう。地植えの場合は、水はけのよさも重要です。
日当たりが足りないと、茎が光を求めて細長く伸び、花つきも悪くなります。強い風が直接当たり続ける場所も避け、日光を遮らずに風当たりを少し弱められる位置を選びます。
水やり
鉢植えの場合、用土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えます。乾燥しやすい時期は水切れしないように注意しましょう。
水は鉢底から流れ出るまで株元へ与え、受け皿にたまった水は捨てます。表面だけを毎日少量ずつ湿らせるのではなく、土の乾き具合を確かめ、しっかり乾いてから水やりします。
地植えの場合、基本的に水やりする必要はありません。夏場に何日も雨が降らず、土がカラカラに乾いてしまったら水を与えましょう。
葉がしおれていても、土の中に湿り気が残っていればすぐに水を足す必要はありません。朝に株と土を確認し、土の中まで乾いているときは、涼しい時間帯に株元へゆっくり水を与えます。
肥料
コスモスは、肥料分の少ない土でも育ちやすい植物です。肥料を与えすぎると葉や茎ばかりが茂り、茎が軟らかくなって倒れやすくなるほか、花つきが悪くなることがあります。そのため、肥料は控えめに与えることがポイントです。
地植えで肥沃な土に植える場合は、元肥を入れなくても問題ありません。鉢植えや肥料分の少ない土で育てる場合は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK』を適量施しましょう。
生育中は株の様子を見ながら、必要に応じて液体肥料『ハイポネックス原液』などを施します。葉色が濃く、節と節の間が長く伸びている場合は、肥料が効きすぎている可能性があります。その場合は追肥を控え、日当たりや水やりも見直しましょう。
摘心
コスモスは摘心すると枝数が増え、花数も増えやすくなります。
頂芽優勢とは、茎の先端にある芽の影響で、葉のつけ根にあるわき芽の生長が抑えられる性質です。摘心で先端の芽を取り除くと、わき芽が伸びて枝分かれしやすくなります。
コスモスでは、本葉が6枚ほどついた若い株の先端を摘むと、草丈を抑えながら枝数を増やせます。
ただし、摘心はすべての株に必要な作業ではありません。草丈の低い品種や自然に枝分かれしている株、すでにつぼみがついた株は、そのまま育てましょう。
支柱立て
草丈が高くなる品種や、風の強い場所で育てるコスモスは、倒れないよう支柱を立てて支えます。草丈が50cm程度になった頃や、茎が倒れ始めたタイミングを目安に支柱を立てましょう。
1株ずつ支えるときは、根を傷めないよう株元から少し離して支柱を差し、茎との間に余裕を持たせて紐を8の字に結びます。強く縛ると茎の生長を妨げるため、倒れない程度にゆるく固定しましょう。
花壇などに複数株を植えている場合は、支柱を数本立てて周囲に紐を張り、まとめて支える方法もあります。
コスモスの育て方|病害虫対策
コスモスは比較的丈夫な植物ですが、環境によっては病害虫が発生することがあります。
葉や新芽の状態をこまめに確認し、異変を見つけたら早めに対処しましょう。
うどんこ病
うどんこ病は、葉や茎などに白い粉をまぶしたような症状が現れる病気です。風通しが悪く湿気のこもりやすい環境で発生します。うどんこ病には薬剤散布も効果的です。
症状が見られた葉は早めに取り除き、落ちた葉も片づけましょう。発生が広がる場合は、適用のある殺菌剤を使って対処するのもひとつの方法です。
アブラムシ
アブラムシは、茎や葉、新芽などに発生します。見つけたら、数が少ないうちに早めに駆除しましょう。
発生数が少なければ、粘着テープなどを使って取り除くことができます。
数が増えてきた場合は、肥料と殺虫剤がひとつになった『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』をラベルの使用方法に従って株元へ処理する方法もあります。
コスモスの育て方|よくある質問
コスモスを育てているときに迷いやすいことや、花が咲かない、草丈が伸びすぎるといった疑問について解説します。
コスモスの花が咲かない原因
花が咲かないときは、日当たりや肥料、品種の特性を確認しましょう。葉色が濃く茎葉ばかり茂っている場合は、肥料の与えすぎが考えられます。
また、茎が細く光の方向へ傾いている場合は、日照不足の可能性があります。
秋咲き品種の場合、日が短くなることで花芽をつくるため、夏の間に花が咲かなくても問題ないことがあります。
早咲き品種の場合は、種まきから開花までの期間や、摘心の時期も確認しましょう。
草丈が伸びすぎるのはなぜ?
品種によって本来の草丈が異なるため、まずは種袋などで草丈の目安を確認しましょう。草丈の高い品種であれば、背が高くなるのは自然な性質です。
一方、早まきや日照不足、肥料の与えすぎなどによって、茎が軟らかく長く伸びることもあります。
日当たりを見直し、肥料が効きすぎている場合は追肥を控えましょう。すでに高く伸びた株は、強く切り戻さず、支柱を立てて倒伏を防ぎます。
コスモスに元肥は必要?
地植えで肥沃な土に植える場合は、元肥を入れなくても問題ありません。鉢植えや肥料分の少ない土で育てる場合は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK』を控えめに施します。
元肥入りの培養土を使用する場合は、植えつけ時に別途肥料を加える必要はありません。
肥料を与えすぎるとどうなる?
葉や茎が盛んに伸び、茎が軟弱で倒れやすくなります。花つきも悪くなるため、葉色が濃く茎葉ばかり伸びる株は追肥を控え、日当たりも確認します。
コスモスに摘心は必要?
摘心は必須ではありません。草丈を抑えて枝数を増やしたい場合は、本葉が6枚ほどついた若い株の先端を摘み取ります。
草丈の低い品種や自然に枝分かれしている株、すでにつぼみがついている株は、摘心せずに育ててもよいでしょう。
いつ種まきすればいい?
種まきの時期は地域や品種によって異なります。種袋に記載された地域別のまきどきを基本にしましょう。
早咲き品種は、種まきから60~70日ほどで開花するものがあります。秋咲き品種は日長の影響を受けるため、早く種をまいても開花が早まるとは限りません。
コスモスは植えっぱなしで育てられる?
コスモスは一年草のため、基本的に同じ株を翌年まで育てることはできません。
花後にできた種を採取しておけば、翌年に種をまいて育てることができます。
コスモスの花が終わったらどうする?
花が咲き終わったら花がらを摘み取ります。株の消耗を抑えたい場合は、早めに花がらを取り除きましょう。
種を採りたい場合は、花がらを残して十分に乾燥させてから種を採取します。
短日植物とは?
短日植物は、日が当たる時間が一定より短くなると、花芽をつくりやすくなる植物です。従来のコスモスが秋に開花しやすいのは、この短日性が関係しています。
現在は、日の長さに左右されにくい早咲き品種も流通しています。
おわりに
コスモスは、適した時期に種をまき、日当たりと風通しのよい場所で、肥料を控えめに施して育てるのが基本です。草丈を抑えて枝数を増やしたい場合は、生育前半に摘心し、背が高くなった株は支柱で支えましょう。
花が咲かないときも、すぐに肥料を足すのではなく、まずは株の様子を確認することが大切です。葉色や茎の伸び方、日当たり、品種の性質などを見直し、株の状態に合った対処を行いましょう。
細い葉の間につぼみが見え始めたら、開花までもうすぐです。ぜひコスモスをご自宅で育てて、可憐な花を楽しんでみてください。
公開:2020年2月12日
更新:2021年9月13日
更新:2025年4月2日
更新:2026年8月11日
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