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10月に開花する花5選|基本の育て方やガーデニングのポイント

10月に開花する花5選|基本の育て方やガーデニングのポイント
コスモス

10月になると残暑も和らぎ、秋が深まってくるのを感じられます。過ごしやすい季節のため、お庭でのガーデニングもはかどりそうです。今回は、10月に開花するおすすめの植物を5種類ご紹介します。それぞれの特徴や育て方のポイントをお伝えするため、ぜひ参考にしてみてください。

10月に咲く花1:ダリア

ダリア

キク科のダリアの特徴は、なんといっても種類の豊富さにあります。大きさや色、咲き方など、さまざまなタイプの花が存在することが大きな魅力です。例えば、花の形だけでもシングル咲きやポンポン咲き、ボール咲き、フォーマルデコラ咲きなど、10種類以上が存在します。こっくりとした赤色や可憐なピンク色、元気なオレンジ色など、色味もさまざまです。

草丈も幅広く、20cm程度の小さな品種もあれば、2m程度に生長する品種も見られます。皇帝ダリアは5mに達することもあるほど大きく伸びます。

原産地はメキシコやグアテマラなどのエリアといわれています。開花時期は6月から11月にかけてですが、特に咲きやすいのが9月から10月です。秋のお庭を彩る存在として大活躍してくれるでしょう。

 

ダリアの育て方

ダリアの好む栽培環境

ダリアの花を美しく咲かせるためには日当たりが欠かせません。半日以上は日光の当たる場所を選んで植えましょう。

ダリアの自生地は、夏は涼しく冬は暖かい地域です。耐暑性はあるものの、日本の真夏の暑さには耐えられないことも。夏場は鉢を日陰に移すか、日よけをつくってあげることがおすすめです。

土づくり

球根をつくるダリアは、排水性の高い土を好みます。自分でつくる場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものを基本としましょう。市販されている草花用培養土を使うと手軽です。

植えつけ

ダリアの植えつけは4月頃、気温が約20℃になるタイミングで行います。植えつけ時は、芽が出ている球根を使うように気をつけましょう。発芽部が上を向くように位置を調整し、土を5cm~10cmかぶせるのがポイントです。

肥料

植えつけの際に元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒を土に混ぜ込みます。1カ月ほど経過して追肥を行います。追肥に撒くだけで肥料効果が約2~3カ月間持続するPlantia (プランティア)花と野菜と果実の肥料がおすすめです。ただし、真夏は株が弱りやすいため施肥を避けることが大切です。

水やり

ダリアは過湿に弱いため、水の与えすぎに注意します。地植えの場合は、乾燥した日が続いたときのみ水やりしましょう。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと与えます。特に、蕾が出てから開花後まではしっかりと水をあげましょう。

冬越し

ダリアは植えっぱなしで冬越しする場合は凍結の心配がない場所に植えておきましょう。保温するために土を盛っておくか、段ボールや藁などを敷くことがおすすめです。地面が凍る地域の場合は球根を掘り上げておき、暖かくなるまで保管しておきましょう。

☘46ダリアの育て方|球根の植えつけ方、肥料の与え方、冬越しの方法などご紹介

10月に咲く花2:コスモス

コスモス

コスモスは「秋桜」ともいわれるように、桜のように可憐な花を咲かせます。秋になると、いたるところに咲いているコスモスを見かけることも多いはず。ピンク色をはじめ、白色や黄色、オレンジ色、赤色など、品種によって色はさまざまです。チョコレートコスモスのように黒っぽい花を咲かせるものもあります。

原産地はメキシコのあたりで、標高の高い場所に自生しています。日本でも各地で栽培されており、一面のコスモスを観賞できる名所は少なくありません。

本来は短日植物で、日が短くなることで花をつけます。現在は品種改良が進み、日の長さにかかわらず開花するものが見られるようになりました。そのため、初夏に花をつけるコスモスもあります。

 

コスモスの育て方

コスモスの好む栽培環境

コスモスは日当たりと風通しの良い場所で育てることが大切です。複数株を植える場合は蒸れないように株間を十分にとりましょう。地植えの場合は30cmほど間隔をとることがおすすめです。

土づくり

コスモスは土質を選ばず、幅広い場所で栽培することができます。ただし、過湿を嫌うため、できるだけ水はけの良い土を準備しましょう。

種まき

コスモスの種まきのタイミングは、花を咲かせたい時期によって変動します。だいたい、種まきから2カ月~3カ月後に開花することを想定して、時期を逆算してみましょう。地域によるものの、4月から9月の間に種まきするのが目安です。品種ごとに適したタイミングを調べておきましょう。

肥料

コスモスは生育旺盛で、肥料がなくても元気に育ちます。肥料を過剰に与えてしまうと軟弱になり、倒れてしまうこともあるため気をつけましょう。

地植えの場合は元肥だけでも問題ありません。元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。鉢植えの場合は、株の様子を観察してみて、必要なときに追肥を行いましょう。追肥には、速効性に優れた液体肥料ハイポネックス原液がおすすめです。

水やり

地植えのコスモスの場合、雨が降る場所に植えておけば、普段は水やりする必要はありません。鉢植えであれば、土の表面が乾いたときに水やりしましょう。

害虫対策

コスモスにはアブラムシの害虫被害が発生することがあります。予防のため、風通しの良い環境を整えておくことが大切です。被害が生じた場合は肥料とアブラムシ退治が同時にできるハイポネックス原液 殺虫剤入りがおすすめです。

コスモスの花を長く楽しめるよう、しっかりと対策しておきましょう。

☘08:コスモスの育て方|種まき方法、植え替え、肥料の与え方、苗の選び方、植えつけの注意点をご紹介します。

10月に咲く花3:ガーベラ

ガーベラ

見る人を元気づけてくれるような、明るい印象を持つガーベラ。アフリカ原産の花であり、日本に伝わってきたのは明治から大正時代にかけての時期といわれています。四季咲き性があり、特に春と秋に開花することが多くなります。

ガーベラは赤色やピンク色、黄色、オレンジ色、白色など、多彩な色の花をつけます。鮮やかな色味のものから淡い色のものまで、トーンもさまざまです。花の形はシンプルな一重咲きのほか、八重咲きやスパイダー咲き、カール咲きなど、個性的なものも見られます。お好きなものを探してみましょう。

ガーベラの育て方

ガーベラの好む栽培環境

ガーベラは日なたを好む花です。日陰で育てると花つきが悪くなってしまうため、半日以上は日光が当たる場所へ植えましょう。多湿の状態で根腐れしやすくなるため、梅雨の時期や長雨の降るときは、雨を避けられるところへ移すことがおすすめです。地植えの場合は雨除けをつくると良いでしょう。

土づくり

ガーベラは太い根を長く伸ばして生長します。地植えする場合は、土を深いところまで掘り返して耕しておくことが大切です。元肥と苦土石灰を混ぜて、土をつくっておきましょう。

鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものや、草花用培養土などを使用します。水はけが良くなるよう、山砂などを混ぜても良いでしょう。

植えつけ

ガーベラの植えつけ適期は3月~5月もしくは9月~11月です。株元にある芽の部分が埋まってしまわないように土をかぶせましょう。地植えの場合は排水性を高めるために土を盛ったところへ植えつけます。また、鉢植えでも地植えでも、浅植えにするのがポイントです。

肥料

ガーベラは長く花を咲かせます。植えつけ時の元肥のほか、定期的に追肥を与えましょう。緩効性肥料プロミック いろいろな植物用は、2か月に1回の頻度で与えるのが目安です。ただし、夏や冬は生育が停滞しやすいため、無理に肥料を与えないように気をつけましょう。

水やり

ガーベラは過湿を嫌いますが、花を咲かせる時期には水をたくさん必要とします。土が乾いたタイミングで水やりをしましょう。

古葉取り

ガーベラを育てていると、どんどん葉が茂っていきます。枯れてしまった葉は取り除いて、風通しの良い状態を保ちましょう。

☘66:ガーベラの育て方|長く咲かせるにはどうしたらいいの?植えつけの注意や夏越し・冬越しの注意点もご紹介

10月に咲く花4:キンモクセイ

キンモクセイ

甘い香りを遠くまで漂わせるキンモクセイ(金木犀)。9月下旬から10月にかけて、オレンジ色の小さな花をたくさんつける高木です。中国原産の植物で、日本に植えられているのは雄株だけであるとされています。花は、お菓子やお酒、お茶などの香りづけに利用されることがあります。また、漢方薬の原料としても使われてきたようです。

キンモクセイとよく似た植物にギンモクセイ(銀木犀)があります。花は白色で、香りもありますが、キンモクセイほど強くはありません。キンモクセイに含まれる色素のカロテノイドが、香りの強さにかかわっているといわれています。ほかにも、ウスギモクセイやヒイラギモクセイ、リュウキュウモクセイなど、似ている花木がいくつか見られます。

 

キンモクセイの育て方

 

キンモクセイの好む栽培環境

キンモクセイは生長すると5mから6mに達することがあります。基本的に地植えすることがおすすめです。お庭には十分なスペースを確保しておきましょう。また、耐陰性はあるものの、日当たりの良い場所のほうが花をたくさんつけてくれます。耐寒性はやや弱いため、なるべく寒さを防げるところに植えてあげることがおすすめです。

土づくり

キンモクセイは、やや湿り気がある肥沃な土を好みます。黒土に完熟たい肥などを加えた用土がおすすめです。

植えつけ

キンモクセイの植えつけ適期は3月~4月もしくは10月~12月です。植え穴は根鉢の倍の大きさに掘り、元肥として緩効性肥料マグァンプK大粒を土に混ぜ込みます。

肥料

キンモクセイには、2月~3月に有機肥料BrilliantGarden バラの有機肥料で寒肥を与えておきます。

株の周辺に緩効性肥料をPlantia (プランティア)花と野菜と果実の肥料を施しましょう。

水やり

庭植えして根づいた後は、定期的に水やりをしなくても問題ありません。ただし、土が乾きすぎてしまうと、花つきが悪くなってしまいます。特に夏は乾燥しやすいため、水切れに注意しましょう。

剪定

キンモクセイは夏に花芽をつけ、秋に開花します。剪定は開花後から春までの間に済ませておきましょう。真上や下方向に生えている枝や、混雑している部分の枝、枯れた枝などをカットしていきます。

挿し木

キンモクセイを増やしたい場合は挿し木を行います。適期は5月~7月にかけてです。枝の先端を10cmほどの長さにカットして吸水させた後、挿し木用土へ挿しておきましょう。水切れしないように日陰で管理することがポイントです。

☘09 キンモクセイの育て方|キンモクセイはどんな植物?剪定や肥料、育て方や花言葉も紹介します。

10月に咲く花5:スイートアリッサム

スイートアリッサム

イートアリッサムはアブラナ科ニワナズナ属(ロブラリア属)の植物です。原産地では多年草ですが、日本の気候では一年草として扱われています。ただし、現在は日本でも長く育てられる多年草の品種も誕生しています。

一年草扱いの品種は主に2月~6月、9月~12月に開花します。多年草の品種は年間を通して咲かせることも可能です。

草丈は10cm~30cmと低く、咲かせる花も大変小さいことが特徴です。可愛らしい見た目ですがとても丈夫で、ガーデニング初心者でも栽培しやすい花のひとつといわれています。白やピンク、紫、赤など、花の色はさまざま。お好きなものを選んで育ててみましょう。

 

スイートアリッサム

 

スイートアリッサムの好む栽培環境

スイートアリッサムは日当たりが良い場所で育てます。寒さに弱いため、霜や寒風を避けられるところに植えましょう。

土づくり

スイートアリッサムは、保水性や排水性、通気性の良い土を好みます。自分で配合する場合は、小粒の赤玉土と腐葉土を6:4で混ぜたものがおすすめです。市販の草花用培養土でも元気に育てられます。地植えの場合は、酸性の土を嫌うため、植えつけの1週間~2週間前までに苦土石灰を混ぜ、酸度調整しておくと良いでしょう。

種まき・植えつけ

スイートアリッサムの種まき適期は9月~10月です。順調にいけば5日ほどで発芽します。秋から冬にかけて育苗し、春に花が咲き始めたら植えつけましょう。育苗期間中は寒さで弱らないよう、保温しておくことが大切です。屋外での管理が難しい場合は、よく日の当たる室内に置いても良いでしょう。苗を入手して植える場合は、春か秋に植えつけます。

肥料

植えつけ時に元肥として緩効性肥料マグァンプK中粒 を土に混ぜ込みます。

花が咲いたら追肥を始めましょう。多年草の品種は、一年草扱いの品種よりも肥料をたくさん必要とする傾向にあるため、肥料切れにならないよう管理することが大切です。追肥には肥料効果が約2~3カ月間持続する緩効性肥料をPlantia (プランティア)花と野菜と果実の肥料がおすすめです。

水やり

アリッサムは過湿を嫌うため、土をずっと湿らせたままにするのは避けましょう。水やりは、土が乾いてから行います。

害虫対策

スイートアリッサムにはアブラムシが発生することがあります。予防のため、風通しの良い状態を維持しましょう。株がこんもりと茂って蒸れやすいため、株間を広めにとって密植を防ぐことが大切です。薬剤も使いながら、しっかりと防除していきましょう。アブラムシを見つけたら肥料とアブラムシ退治が同時にできるハイポネックス原液 殺虫剤入りがおすすめです。

☘:25 スイートアリッサムの育て方|適した土は?夏越しや冬越しの方法、剪定方法などもご紹介

おわりに

秋が深まってくる10月には、さまざまな花が咲き誇ります。紅葉する植物を一緒に植えて、コントラストを味わうのも楽しいかもしれません。ご紹介したおすすめの植物も候補に入れつつ、お庭やベランダで育てたい品種を探してみてください。

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