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【家庭菜園】 【ナスの育て方】基本の栽培方法や長く収穫するためのポイントを解説!

【家庭菜園】 【ナスの育て方】基本の栽培方法や長く収穫するためのポイントを解説!

ナスは夏から秋にかけて収穫できる、人気の高い野菜です。幅広い料理に合う食材で、よく食べているという方も多いのではないでしょうか。ナスがお好きな方は、ぜひ家庭菜園に挑戦して、美味しい実の収穫を目指しましょう。

今回は、ナスの特徴や基本的な育て方、長く収穫していくためのコツなど、さまざまな情報をご紹介します。

ナス

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☘63:ナスの育て方|秋まで長く収穫したい!重要な苗の選び方、最重要な水やりと肥料、下葉かきや剪定もご紹介

ナスの特徴

ナスは、炒め物や天ぷら、煮びたし、マリネ、麻婆ナスなど、さまざまな料理で楽しめる野菜です。和食や洋食、中華など、幅広いジャンルで活躍します。

ナスには、カリウムやナスニン、食物繊維といった栄養が含まれています。実の約90%が水分であり、低カロリーであることも魅力のひとつです。

また、ナスといえば紫色の細長い実を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ナスにはさまざまな種類があり、品種によって形や色が異なります。丸い形の丸ナスやサイズの小さな小丸ナス、白や緑色の皮を持つ白ナスなど多彩です。お好きなものを見つけて育ててみましょう。

ナスを栽培する前の準備

ナス

ナス栽培を始める前に、必要なものや栽培環境について調べておきましょう。ここでは、ナスを育てる前に知っておきたい情報をご紹介します。

ナス栽培に必要な道具

ナスの栽培を始める際は、ナスの種や苗はもちろん、用土や肥料などが必要です。用土はご自分で配合しても良いですが、市販されている野菜用の培養土を使うと手軽です。おすすめは、天然素材と有機原料を使用した野菜の植えつけに適した野菜専用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』です。

肥料には多くの種類がありますが、チッソ・リンサン・カリがバランスよく含まれた野菜用の肥料を選ぶと良いでしょう。

『今日から野菜 野菜の肥料』は、野菜の生育に必要な成分と有機成分をバランスよく配合し、おいしい野菜 収穫できます。

プランター栽培の場合は、深さ30cm以上のプランターを用意します。丸い鉢を使う場合は、一株につき直径30cm・深さ30cmのものを選びましょう。自重で倒れてしまうことがあるため、1.5m以上の支柱も必要です。支柱を結ぶためのビニール紐や麻紐なども準備しておきましょう。

また、お手入れの際に使う園芸用ハサミは切れ味の良いものを用意します。しっかり消毒し清潔なハサミを使いましょう。

ナスに適した栽培環境

ナスの主な栽培期間は春から秋にかけてです。生育適温は20℃~30℃程度とされます。ナスの栽培スペースとして、よく日が当たる風通しの良い場所を確保しておきましょう。日照不足の場合、実が少なくなってしまうこともあるため注意が必要です。少なくとも半日陰の場所を用意することがおすすめです。

【ナスの育て方】種まきから植えつけまで

ナス

ナスの栽培に必要な道具や環境を整えたら、実際に栽培をスタートしましょう。こちらでは、ナスの種まきから植えつけまでの方法をご紹介します。

ナスの種まき・育苗

ナスの種まき適期は2月~3月にかけてです。発芽適温は25℃~30℃のため、育苗期間中は温度管理が大切になります。屋外での温度管理が難しい場合は、室内の日当たりの良い場所に置いておくと良いでしょう。

ただ、ナスの種まきから植えつけが可能になるまでは2カ月以上かかることがあります。育苗期間が長いため、苗から育てるほうが手軽です。とくに、家庭菜園初心者の方や育てる株が少ない方などは、苗を購入して植えつけたほうが良いかもしれません。

ナスの苗選び

ナスの苗には、接ぎ木苗や実生苗などの種類があります。実生苗のほうが安く手に入りやすい傾向にありますが、初心者の場合は丈夫で栽培しやすい接ぎ木苗を選ぶことがおすすめです。

苗は幹が太くがっしりとしており、ぐらつかないものを選ぶことが基本となります。葉にもしっかりと厚みがあり、葉脈がくっきりとしているものが良いでしょう。本葉が7~8枚ついており、一番花が咲き始めているものならすぐに植えつけられます。加えて、一番下に双葉がついているものは元気な株といえます。病害虫被害の痕跡がないかどうかも確かめておきましょう。

ナスの土づくり

畑で育てる場合は、植えつけ2週間前までに苦土石灰を加え、1週間前までに堆肥や元肥を加えて耕しておきましょう。幅70cm程度の畝も立てておきます。連作障害を避けるため、以前ナス科の植物を育てた場所は避けましょう。再びナス科の植物を植えるまでには、3年から4年はあけることがおすすめです。

プランター栽培で肥料入りの培養土を使う場合、追加で元肥を加える必要はありません。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』は、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合されたプランター栽培に最適な培養土です。

培養土を入れる前に、水はけを良くるためにプランターの底に鉢底石を敷いてから培養土を入れましょう。

ナスの植えつけ

ナスの植えつけ適期は5月頃です。低温による被害を避けるため、十分に暖かくなってから植えつけがほうが良いでしょう。

植え穴を掘ったらポットから優しく苗を取り出し、ひとつずつ植えつけていきます。複数の株を地植えする場合、株間は50cm以上あけましょう。

株から10~15cm程度の位置に支柱を立てます。茎と支柱をゆるく結んで誘引しましょう。完了したら、たっぷりと水を与えます。

また、株元にはマルチングしておくことがおすすめです。土が乾きすぎるのを防げるほか、泥はねによる病害なども予防しやすくなります。

【ナスの育て方】日頃のお世話のポイント

ナス

ナスを植えつけたら、美味しい実がつくようにお手入れを行っていきましょう。こちらでは、ナスの日頃の管理のコツをご紹介します。

ナスの水やり

美味しいナスを収穫するためには、水切れしないように管理することが大切です。土が乾いたタイミングで水やりを行いましょう。乾燥しやすい夏になると朝夕の2回にわたって水やりが必要になることもあります。土の状態はこまめに確認しましょう。

ナスの肥料

ナスは栽培期間が長いため、肥料が不足しないように定期的に施肥することがポイントです。植えつけ後、2~3週間たったら追肥をスタートしましょう。

肥料にはさまざまな種類があります。じっくりと効果が続く緩効性肥料を使う場合、1~2か月間程度の間隔で追肥を続けていきましょう。『今日から野菜 野菜の肥料』は、元肥・追肥に使用することができ、ゆっくり長く効き続けるので肥料不足を起こさず、野菜が元気おいしく育ちます。

効果がすぐに現れる速効性の液体肥料を使う場合は、1週間程度の間隔で追肥を続けます。液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度の頻度で与えることでより丈夫な株に生長します。

また、肥料が不足しているときは、その都度追肥を行います。肥料不足かどうか判断したいときは、ナスの花をチェックしてみましょう。肥料が足りている場合は雌しべが雄しべより長くなっています。反対に、肥料が不足している場合は雌しべが短くなり、雄しべに隠れて見えなくっています。

ほかにも、開花している花よりも上の部分に花がついていないときや、貧弱な花がついているとき、展開している葉が少ないときなども栄養不足の可能性があります。速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』を施すことで肥料不足を解消できるでしょう。

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【家庭菜園】夏のナスの追肥のタイミングの見極め方をご紹介!〜花の〇〇がポイント!?〜

ナスの病害虫対策

ナス栽培では、アブラムシやうどんこ病などの被害に注意しましょう。アブラムシもうどんこ病も、風通し・日当たりの悪い環境で発生しやすくなります。栽培環境を整えることで発生を防ぎやすくなるでしょう。

ただ、それでもいつの間にか病害虫の被害が生じていることがあります。大事なナスを守るため、専用の薬剤を活用することもおすすめです。

『虫を予防するマグァンプ』は肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。また家庭菜園で人気のトマト、ミニトマト、ナス、キュウリ、イチゴなど人気品種に安心してご使用いただけます。

ナスの整枝

ナスの栽培で大事なお手入れの一つが「整枝」です。最終的に主枝と側枝2本を残し、3本仕立てになるよう整枝していきましょう。こうすることで枝葉が混雑することを防ぎ、大きな実を収穫しやすくなります。

3本仕立てにする場合、一番花がつく頃まではそのまま育てます。一番花が咲いたら、花の下についている側枝を2本残し、残りの脇芽はかき取りましょう。

側枝が伸び、重さでぐらつくようであれば、それぞれに支柱を立てて固定します。主枝用にまっすぐ立てた支柱に対し、斜めに交差するように2本の支柱を立てましょう。

【ナスの育て方】収穫方法や切り戻しのコツ

ナス

植えつけから順調に育てることができれば、いよいよ収穫がスタートします。こちらでは、ナスの収穫時期や方法、収穫後にしておきたい切り戻しのコツなどをご紹介します。

ナスの収穫時期

ナスの収穫時期は6月~10月と長めです。植えつけ時期や栽培している環境、品種の特徴などによって変動します。基本的に、花が咲いてから2週間から25日程度で収穫できると考えておきましょう。

ただし、一番果から三番果くらいまでは若採りすることがおすすめです。早めに収穫することで株の負担が減り、その後の実つきが良くなるでしょう。実がたくさんつきすぎた場合も早めに収穫して株の消耗を防ぐことがおすすめです。

また、ナスは採り遅れると味が落ちてしまいます。食べ頃を逃さないように気をつけて収穫しましょう。

ナスの収穫方法

収穫作業におすすめのタイミングは朝の涼しい時間帯です。ヘタの上をハサミでカットし、ひとつずつ収穫しましょう。

ナス収穫後の切り戻し

ナス栽培を続けていくと、主枝と側枝からどんどん脇芽が伸びてきます。そのまま伸ばしていると実が増えすぎて株の勢いが弱まるため、以下のように管理することがおすすめです。

  1. 側枝に花がついた段階で、その上の葉を残して摘心します。このとき、側枝の付け根近くにある脇芽をひとつだけ残して、ほかはかき取りましょう。
  2. 側枝の花が生長して実になったら収穫します。収穫のついでに側枝を切り戻しましょう。このとき、1で残しておいた付け根近くの脇芽まで切り落とさないように注意します。
  3. 残しておいた脇芽を伸ばし、新たな側枝として育てていきます。生長したら同じように1~3の作業を繰り返していきましょう。

秋ナスを収穫するためにやっておきたいこと

7月下旬頃になると徐々に株の勢いが弱まり、実ができにくくなってきます。そのままだと収穫が早めに終わってしまうことがあるため、秋ナスの収穫を目指す場合は更新剪定を行いましょう。

更新剪定では、思い切って枝や根を切り詰め、株全体の大きさを半分から3分の2程度にします。ハサミを入れる位置は葉の付け根の上です。花や実もすべて落としてしまいましょう。

枝を切ったら、株の周りに移植ごてなどを突き立て、根を切っていきます。株を中心に半径30cm程度の円を描くように切っていきましょう。このときにできた溝へ肥料を施して追肥します。水もたくさん与えましょう。その際に植物用活力液『リキダス』を1,000倍に希釈してたっぷりと与えます。

更新剪定を行ってしばらく株を休ませることで、再び元気に芽を伸ばし、新しい実の収穫ができるようになります。剪定から1カ月ほどたったら、再度収穫が可能になるでしょう。

ナス栽培で起こりやすいトラブルや予防・解決方法

ナス

ナスは育てやすい野菜ですが、栽培中に何らかの理由でトラブルが生じてしまうことがあります。どういったトラブルがあるのかを確かめ、予防・対策を行いましょう。

こちらでは、ナスの栽培でありがちな問題や解決方法についてご紹介します。

ナスの花が落ちて実がつかない

ナスの花がせっかくついたにもかかわらず、落ちてしまって実がつかなくなることがあります。病害虫が原因のこともありますが、水や肥料などが不足している可能性もあります。まずは株全体をくまなくチェックして、異常がないかを調べましょう。

肥料不足のサインがあった場合は速効施肥量を施します。水もたっぷりとあげましょう。

また、日照不足が原因で株の勢いが落ちている場合もあります。プランター栽培の場合は日当たりの良い場所へ移動しましょう。地植えの場合は移動できないため、植えつけの際にしっかりと場所を選ぶことが重要となります。

ナスの実が固い

ナスの実がカチカチに固い場合は「石ナス」になっているかもしれません。石ナスとは、ナスの生理障害のひとつです。しっかりと受粉できずに育った実が石ナスになるとされています。予防のためには人工授粉をする、ホルモン処理をするといった方法があります。ほかにも、開花時期に低温にあたるとうまく受粉できないことがあるため、暖かくなってから植えつけることが大切です。

ナスの実につやがない

つやなし果は、光沢のないナスのことです。色がぼやけたように見えることから「ぼけナス」と呼ばれることもあります。主に水分が不足することが原因とされているため、しっかりと水をあげることが大切です。

ナスの栽培期間にあたる夏場は土が乾燥しやすいため、水不足にならないよう管理しましょう。とくに、プランター栽培の場合は保水できる量が少なく、水切れを起こしやすいため注意が必要です。株元に敷き藁を敷いておくと乾燥を防ぎやすくなるでしょう。

ナスの形が悪い

ナスの実が変形したり、突起ができたりすることがあります。こういった形の悪いナスができるのは、環境に原因がある可能性があります。

たとえば、天候不良で極端な高温・低温にあたることでナスにストレスがかかり、形の悪い実ができてしまうことがあります。確実に予防する方法はありませんが、なるべく安定した環境を維持できるように管理することで発生を減らせるかもしれません。

ほかにも、肥料の与えすぎや水のあげすぎなども原因になると考えられています。適切な方法でお手入れを続けていくことが大切です。

おわりに

ナスはひとつの株からたくさんの実を収穫できる野菜です。収穫が一段落する頃に更新剪定することで、秋まで長く栽培できます。ナスがお好きな方はぜひご自宅で家庭菜園にチャレンジして、たくさんの収穫を楽しみましょう。

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