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オープンガーデンへ行ってみませんか!
春の1日は、庭めぐりを楽しむ

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オープンガーデンと言う言葉もすっかり浸透し、多くの方がご存知かと思います。意味を確認すると、「1920年頃、イギリスで始まった、一般の庭を一定期間公開する活動のこと」からきています。しかし、行ったことのない方は、どんな感じなのだろう、どうやって他人の庭を見て歩くのだろう、と思っていませんか。そこで、オープンガーデンがどんなものか、毎年オープンガーデンへ通っている筆者が、昨年までの様子とともにご紹介します。

 

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日吉エリアの小泉さんのイングリッシュガーデン。4月も5月も花と緑で彩られる

 

ここでは、私も毎年訪れる、4月と5月の2回公開期間のある横浜市の港北オープンガーデンをご紹介します。今年で7回目の開催を迎えるオープンガーデンで、主催は港北オープンガーデン運営委員会と港北区役所です。港北の場合は、個人宅だけではなく、地域のグループが育てているコミュニティ花壇や寺社のお庭、庭園なども参加しているのが特徴です。今年は合計で100か所の参加登録があり、バラエティに富んだオープンガーデンとなっています。A4判24ページのガイドブックもあり、各オープンガーデンの紹介や地図などが掲載されています。

※今年の公開は4月20日(土)、21日(日)、5月11日(土)、12日(日)。pic9

WEBサイトからもダウンロード可能です。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/event-bosyu/kankyo/7kouhokuopengarden.html

情報を仕入れたら出かけましょう!

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綱島西口商栄会ウエストアベニューのコンテナガーデン

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器と花との組み合わせが素敵な日吉エリアの沼田さんコンテナガーデン。ちょっとしたアイデアやセンスを見せてもらえるのもオープンガーデンの楽しみ

 

港北の場合、手ぶらの方でも大丈夫、まずは東急東横線の日吉駅、綱島駅、大倉山駅に開催期間中設けられる特設案内所(10:00~15:00)へ行きましょう。ガイドブックの配布や各会場の案内、ルート相談などができるので、立ち寄ってから行かれるのをおすすめします。他のオープンガーデンでも、こうした案内所を設けたり、ガイドブックやパンフレットなどを制作しています。多くはWeb上に掲載されていますので、事前に調べておくとよいでしょう。ガイドブックを手にしたら、さっそく見てみましょう。行ってみたいなと思うお庭や花壇をみつけたら、さあ出発です。コースは自由、ガイドブックの地図を頼りに訪ねます。開催当日は、多くの参加者が歩いているので、そんな人についていくと迷うことなく訪問できます。

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シダレザクラのシンボルツリーが見事な城田さんのガーデン。ところ狭しといろいろな植物があって、それについて話を聞きたくなる楽しいお庭。その場にいる人もいっしょに、植物談義に話が弾む。

 

多くの方はまず、普段なら見られない個人邸を見てみたいというのが目的だと思います。個人邸では、庭内を開放されている場合は、オーナーが居られる場合が多いものです。お庭だけ見て、というのもいいのですが、できれば、オーナーとの交流、会話を楽しむことをおすすめします。花の名前を聞いたり、仕立て方を教わったり、お庭づくりの苦労や楽しさ、そして具体的なテクニックなどを知ることができます。花好きというキーワードで繋がっていますから、当日、初めて会ったにも関わらず、話が弾みやすいものです。私など、お庭にある名前のわからない植物について聞かれ、私自身ではわからなかったので、わかる人間にスマホから画像を送って、同定してもらったこともあります。知らない同士とはいえ、花や緑が好きなことが前提ですので、オーナーとも、そしてその場で知り合った同好の士とも打ち解けやすく、楽しく気楽に交流できます。

 また、港北の場合、町歩きのような要素もあり、日吉や綱島、大倉山という町を楽しむということも出来ます。気に入ったカフェでお茶などするのも楽しみのひとつですし、外から楽しむことにはなりますが、オープンガーデンには参加していない、でもステキなお庭に出会うこともあります。花と緑ばかりにこだわらずに、歩いてみるのもおすすめです。

港北のお庭、見どころの一部です

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キモッコウバラが道路側一面に咲き、その他の多彩な草花も交えて彩り豊かな真島さんのガーデン。

 

各地のオープンガーデンは、バラの季節に開催する場所が多いのですが、港北は4月と5月の開催で、4月は春の草花などが楽しめます。例えば、綱島エリアでは、大きなシダレザクラのある城田さんのお宅などは、エビネなどの山野草やセッコクなどのランも楽しめて、それらについてご夫妻と話すのも楽しいものです。シダレザクラは終わっていますが、咲いた時のきれいな写真を見せていただくことで、違う季節の様子もわかります。

同じ綱島エリアの真島さんのお宅は、キモッコウバラが道路側一面に咲き、彩りあふれるさまざまな草花が咲き乱れて、圧倒的な春の景色が楽しめます。自分の家もこうできたらいいなって思わせてくれる、親しみやすい春のガーデンです。手製の植物図鑑などもいただいて、花の名前も知ることができ、オーナーと話すことで楽しいひとときを過ごせます。

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玄関のアプローチがバラで彩られた日吉エリアの大宮さんのローズガーデン

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たくさんの品種が楽しめる大倉山エリアの山本さんのローズガーデン

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バラの咲く5月の小泉さんのガーデン。オープンガーデンでのひとときをお友達と過ごす至福のとき

まだまだオーナーの個性にあふれ、見ているだけで楽しい個人邸がたくさんあります。もちろん、5月の公開では、バラの美しいお庭も登場します。さらに、花の寺と言われている西方寺などの寺社、公園や花壇など、たくさんの花と緑にあふれています。今年は、慶応義塾大学日吉キャンパス内にある非公開の緑地もオープンガーデンに参加、4月と5月の2回、ツアー参加者のみに公開されます。

マナーを大切に

一般的な注意点等は、ガイドブックにも記されていますが、私がみなさんに気をつけて欲しいことを書き記します。一つは、入っていけないところには入らない、また、足元の植物に気をつけることです。つい、庭に見とれて、足元がおろそかになったり、立ち入り禁止を見落としたりします。注意しましょう。そして、これは是非お願いしたいのですが、特に個人のガーデンを比べないことです。お庭に良し悪しはありませんし、コンテストではありません。それぞれのお庭にはオーナーの思いがいっぱい詰まっています。その思いを知ることが、オープンガーデンを楽しむ一番のポイントでもあります。

 

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地下鉄岸根駅近くの伊藤常子さんがつくったトピアリー動物園。近くのお宅にお話を聞きに行くと、NHK大河ドラマや昔の遊びを題材にした伊藤さんの創作和紙人形たちが見られる。80歳を過ぎた伊藤さんにトピアリーや和紙人形の話を聞くのも楽しい

オープンガーデンのオーナーから

運営委員として第1回から港北オープンガーデンに関わり、個人としてもお庭を公開されてきた真島淳子さんに伺いました。
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「第1回は24会場が9日間連続のオープンで、庭仕事をしながら訪問された方とのんびりとお花の話を楽しもうと気軽に考えていたら、お昼ご飯を取る間もない盛況でびっくりしたものです。回を重ねるごとに来訪者も増え、会場同士の横の繋がりも生まれ、種や苗の交換をするなどお花仲間ができました。リピーターも多く、毎年お会いするのが楽しみです。普段は一人で楽しんでいるお庭をお花好きな方に見ていただけるうれしい機会です。今年はイギリスの人気キャラクターの羊のショーンとコラボしたスタンプラリーを企画し、若い方の来訪が増えるかと楽しみにしています」

 

オープンガーデンはいまや全国各地で開催されています。ぜひ、春から初夏、お庭めぐりで植物だけではなく、人との出会いを楽しまれてはいかがでしょう。次回、5月に行ってみたいオープンガーデンをご紹介します。

*4月に開催される主なオープンガーデン(私自身が行ったことのある場所です)。

✿大磯オープンガーデン2019 4/26~28 神奈川県大磯町

https://open-garden-oiso.wixsite.com/home

✿第16回ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタ 4/27~28 埼玉県深谷市

http://www.city.fukaya.saitama.jp/fukayahanaweb/hanafesuta/1547165861971.html

✿第5回見沼区オープンガーデン 4/20~21 埼玉県さいたま市

https://www.city.saitama.jp/004/001/002/005/minuma/p064097.html

 

写真・文 出澤清明(いでさわ・きよあき)

園芸誌の元編集長。現在、園芸普及家として、各所に取材に出かけながら、さまざまな花と緑の楽しさを発信している。

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