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3月に開花する花10選|春に観賞できるおすすめ植物は?

3月に開花する花10選|春に観賞できるおすすめ植物は?

まだ肌寒い日もありますが、確実に春が近づいている3月。庭やベランダに目を向けると、少しずつ緑が芽吹き始める様子に心が弾む方も多いはずです。

この時期から開花を迎える花は、寒さに耐えた分だけ鮮やかで力強い美しさを見せてくれます。また、この時期は多年草や球根植物、早咲きの花木など、多様な植物が楽しめるのも魅力のひとつです。

この記事では、3月に咲く花を10種類ご紹介します。育て方の基本から、花を長く楽しむためのコツまで詳しく解説しますので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。

3月に咲く花1:アネモネ

アネモネ

アネモネは主に秋植え球根として扱われる植物で、2月~5月にかけて咲く多年草です。名前の由来はギリシャ語の「風(anemos)」ともいわれています。風に吹かれるアネモネの姿を見ると、春の訪れを感じさせてくれます。

アネモネは花の色がとても豊富で、赤・白・ピンク・紫・青など、さまざまな花を咲かせます。鮮やかな色をつけるものもあれば、シックなカラーが特長の品種も見られます。

咲き方も一重、半八重、八重などバリエーションがあります。丈夫で育てやすいため、ぜひお好みの品種を見つけて栽培してみましょう。

アネモネの育て方

アネモネの好む栽培環境

アネモネは水はけと風通し、日当たりの良い場所を好みます。過湿になると球根が腐りやすいため、排水性の確保が重要です。ロックガーデンのような乾きやすい環境でも栽培可能です。

鉢植えの場合、季節ごとに応じた管理がポイントです。発芽後から初夏までの間は日なたで管理しましょう。花が終わり、地上部が枯れてからしばらくは日陰で乾燥気味に管理します。

10月頃から再び日の当たる場所へ移しましょう。冬場は凍結を避けられる場所へ移動させます。

球根の植えつけ

乾燥したアネモネの球根は気温の下がった10月~11月に植えつけます。

10月に植えつけ作業を行う場合は、事前に1週間ほど吸水させておきます。湿ったバーミキュライトなどに球根を埋め、冷暗所に置いてから植えつけましょう。

気温の下がる11月以降であれば、吸水せずにそのまま植えつけ可能です。用土を湿らせたら、球根に1cm~2cm程度土が被る程度に浅く植えつけましょう。ただし、寒冷地の場合は霜や凍結を避けるため、やや深めに植えつけます。

肥料

アネモネの花をたくさん咲かせるためには、しっかりと肥料を与えることが大切です。植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

鉢植えの場合は、生育期の10月~3月にかけて追肥を行います。1週間~10日に1回程度の頻度で液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。

水やり

地植えの場合、基本的に降雨のみで栽培できます。乾燥した日が続いて土が乾いてしまったら水をあげましょう。鉢植えのアネモネには、土の表面が乾いてから水やりします。

花後、地上部が枯れてきたら水やりを控えて土を乾かしましょう。10月になったら、また水やりを始めます。

アブラムシ対策

アネモネ栽培で注意したい病害虫のひとつがアブラムシです。発生しているのを見つけたらすぐに駆除しましょう。防除効果のある薬剤を使うのも効果的です。

『虫を予防するマグァンプD 』は肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

☘127:アネモネの育て方|きれいな花を咲かせるには?水やりや肥料など日々の管理もご紹介 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

3月に咲く花2:ハナモモ

サクラの開花時期と同じ頃、ピンクや白、赤色などの花を咲かせるハナモモ(花桃)。ひとつの木にたくさんの花が咲く姿はとても華やかです。

中国原産ですが、日本には古くに伝わり親しまれてきた歴史があります。縁起が良い花としても知られており、桃の節句ではハナモモが飾られます。

ハナモモは耐暑性・耐寒性ともに優れており、園芸初心者の方も育てやすい庭木でもあります。春にぴったりのハナモモを、ぜひご自宅で育ててみましょう。

ハナモモの育て方

ハナモモの好む栽培環境

ハナモモは日当たりと風通しの良い環境で良く育ち、きれいに花を咲かせます。日陰だと日照不足になり、花つきが悪くなることがあるため注意してください。

高木のため、地植えすると樹高は3m~5m程度に生長することもあります。十分なスペースを確保して植えつけてあげましょう。

枝が折れてしまわないよう、強風を避けられる場所を選ぶこともポイントです。

苗木の植えつけ

ハナモモは、落葉中の11月~3月に植えつけを済ませます。ただし、寒さが厳しくなる真冬の作業は避けましょう。

地植えの場合、根鉢の2倍程度大きな穴を掘り、深さにもやや余裕を持たせて植えつけます。

鉢植えの場合、鉢の底に軽石を敷いて排水性を高めましょう。植えつけ後はたっぷりと水やりします。

肥料

植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。ゆっくり長く効くため、初期生育を安定させます。

花が終わったら、お礼肥として『土を豊かにする肥料』を施し、開花で消耗した体力を回復させましょう。堆肥と肥料成分がペレット状になっており、土壌改良効果も期待できます。

生育期には、必要に応じて『Plantia 花と野菜と果実の肥料』を追肥してください。ばらまくだけで効果が約2~3ヵ月間持続し、翌年の花芽形成を助けます。苗木のうちは、9月頃にも1回追肥を行うと安定します。

1月~2月頃には寒肥として、『BrilliantGardenバラの有機肥料』を施します。「肥料」+「土壌改良」の二つのすぐれた効果を発揮します。春の生育を支えるとともに、土づくりにも役立ちます。

水やり

ハナモモは過湿を嫌います。地植えする場合は降雨に任せて問題ありません。ただし、7月~9月頃の乾燥しやすい時期には、土の状態を確認し、乾きすぎていればたっぷりと水を与えましょう。

鉢植えの場合、地植えよりも土が乾きやすいです。そのため、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるようにしましょう。

アブラムシ対策

アブラムシは4月からに発生しやすくなります。新芽やつぼみに群生し、吸汁によって生育を妨げるほか、すす病の原因になることもあります。

放置しているとすぐに増加するため、見つけ次第早めに駆除しましょう。数が少なければ水で洗い流し、多い場合は殺虫剤を使用してください。

剪定

理想の樹形や高さを保ち、翌年も花数を増やすために、剪定は定期的に行いましょう。

適期は花後すぐの4月~5月頃と落葉期の12月~2月頃です。

今年花がついた枝を、基部から2芽~3芽を残して切り戻します。ハナモモは前年に伸びた枝に花芽をつける性質があるため、剪定が遅れると翌年の花数が減る原因になります。花後はすぐに剪定を済ませましょう。

落葉期に入る頃には、すでに来年の花芽がついています。不要な枝を剪定するだけにとどめましょう。枯れ枝や混雑している部分の枝などを整理していきます。

主幹から出た小枝やひこばえなども、樹形を乱すようであれば切ってしまって問題ありません。

3月に咲く花3:ラナンキュラス

ラナンキュラス

ラナンキュラスは3月~5月に開花する春の花です。繊細な花びらがいくつも重なった花の姿が特長で、切り花としても人気があります。

多くの品種がつくられており、白、黄、オレンジ、ピンク、赤、紫など、豊富な色が存在します。また、八重咲き、一重咲き、フリンジ咲き、アネモネ咲き、カール咲きなど、咲き方もさまざまです。

ラナンキュラスは球根をつくる多年草で、何年も育てていくことができます。幅広い品種のなかからお好みのものを見つけて、栽培にチャレンジしてみましょう。

ラナンキュラスの育て方

ラナンキュラスの好む栽培環境

ラナンキュラスを日陰で栽培すると、花がつきにくくなってしまいます。日当たりの良い場所で育てると茎ががっしりと丈夫になり、元気よく花を咲かせてくれます。

また、ラナンキュラスの繊細な花を長く楽しむためには、雨に当たらない場所に植えることがおすすめです。鉢植えの場合は雨が降りそうになったら屋根のあるところへ移動させると、花の痛みを防ぐことができます。

球根・苗の植えつけ

ラナンキュラスは球根または苗から育てることができます。

球根は、10月~11月の涼しい時期に植えつけましょう。植える前に、軽く湿らせたバーミキュライトに球根を埋めて、冷暗所に1週間置くと急激な吸水による腐敗を防ぐことができます。

植えつけ後しばらくは直射日光を避けられる場所で管理することがおすすめです。また、土の温度が高すぎても球根が腐敗することがあるため注意してください。

苗を購入して育てる場合は、12月~3月に根鉢を崩さずに植えつけましょう。

肥料

美しい花を咲かせるためには、適切に肥料を与えることがポイントです。開花時期に肥料が不足すると、花が咲かなくなってしまうこともあります。

植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒 』を土に混ぜ込みます。

その後は、蕾ができ始めてから、速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』を 3月末頃まで、1週間~10日に1回程度の頻度で施してください。

水やり

水やりは、地面が乾いてからたっぷりと与えます。開花が終わり、葉が枯れ始めたら徐々に水やり頻度を減らしていきましょう。

葉が完全に黄色くなったら水やりをストップします。

アブラムシ対策

アブラムシは新芽や蕾などに発生しやすいため、風通しの良い環境を保って予防しましょう。

『虫を予防するマグァンプD』は肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

球根の掘り上げ

ラナンキュラスは耐暑性が弱く、地上部を枯らして球根のみの状態で休眠します。翌年も楽しむためには、5月~6月に球根を掘り上げましょう。梅雨が来る前に済ませておくと安心です。

掘り上げた球根は、土を落として2日~3日は風通しの良い日陰で保管しておきます。通気性のある紙袋などに球根を入れて保存してください。

10月頃になったら、再び植えつけて育てることができます。

☘65:ラナンキュラスの育て方|球根から育てるコツ、日々の管理や肥料の与え方、球根の掘り上げ方もご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

3月に咲く花4:フリージア

フリージア

すらりと伸びた茎に、香りの良い可憐な花をつけるフリージアは春の球根植物です。原産地は南アフリカで、3月~5月にかけて開花します。黄、オレンジ、白、ピンク、赤、紫など、さまざまな色の花を咲かせます。

香りがよく、切り花としても人気のある花で、春らしい華やかな空間づくりにぴったりの植物といえるでしょう。

フリージアのカラフルな花を植えると、お庭やベランダがとても華やかな印象になります。春らしいガーデンをつくりたいときは、ぜひ育ててみましょう。

フリージアの育て方

フリージアの好む栽培環境

フリージアは日当たりの良い場所を好みます。日陰では徒長してしまい、花つきが悪くなるため注意してください。

耐寒性がやや弱いため、冬は3℃以上の気温を保てる場所で管理することがおすすめです。鉢植えの場合は冬になったら室内へ移すと安心です。その際は、できるだけ日当たりの良い窓辺で管理してください。

球根の植えつけ

球根の植えつけ適期は9月下旬~11月中旬です。

冬の時期に大きく育っていると寒さの被害を受けやすくなるため、地植えの場合はやや遅めに植えることがおすすめです。覆土は4cm~5cmを目安に行いましょう。

鉢植えの場合は球根1個分程度の深さに植えつけます。寒さによる凍結などが心配な場合は軒下や室内へ移動しましょう。

肥料

植えつけ時には、用土に緩効性肥料を元肥として混ぜ込んでおきます。約1年間効果が持続する『マグァンプK中粒 』がおすすめです。

開花前の3月中旬頃からは、速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回の頻度で与えます。

水やり

フリージアは過湿を嫌います。水をあげすぎると軟弱になることもあるため注意が必要です。基本的に土の表面がしっかりと乾いてからたっぷりと水を与えましょう。

特に、やや乾かし気味に管理することで、丈夫な株に育ちます。

防寒対策

地植えの場合、冬の防寒対策として霜よけとして不織布やビニールをかけておくと安心です。腐葉土や藁などを敷いてマルチングすると地温の低下を防ぐことができます。

暖かくなると、葉がどんどん伸び始めます。霜よけやマルチングなどは取り除いて日光を当ててあげましょう。

球根の掘り上げ

花が咲き終わると地上部を枯らし、球根だけの状態になって休眠期に入ります。花後は種をつくり始める前に花がら摘みをしておきましょう。

葉が枯れるまでは水やりを続けます。葉が黄色くなってきたら水やりを控え、徐々に乾燥させます。

掘り上げた球根は乾燥させ、ネットや紙袋などに入れて風通しの良い日陰で保管します。秋になったら再び植えつけましょう。

☘143:フリージアの育て方|きれいな花を咲かせる球根の選び方は?水やりや肥料など日々の管理もご紹介 【PlantiaQ&A】

3月に咲く花5:ハナニラ

ハナニラ

ハナニラ(イフェイオン)は、3月~4月にかけて星形の小さな花をたくさん咲かせます。原産地は南米で、日本では春の花壇や道ばたでもよく見られます。花色は白や青、ピンク、うすい紫などがあり、草丈は15cm~25cmとコンパクトです。

名前の通り、ニラやネギのような独特の香りを放つことが大きな特長です。

とても丈夫で、一度植えると数年間は植えっぱなしでも楽しめるため、管理の手間がかかりにくいのも魅力です。ガーデニング初心者にもおすすめなので、ぜひお庭やベランダで栽培してみましょう。

ハナニラの育て方

ハナニラの好む栽培環境

ハナニラは、日当たりと水はけのよい場所を好みます。しっかりと日に当てることで花つきが良くなります。日なたが理想ですが、半日陰でも十分に育ちます。

乾燥にも強く、ロックガーデンなどに植えることもできます。

球根の植えつけ

植えつけ時期は9月~11月頃です。球根は数年間植えっぱなしにでき、その間に土の中で自然と分球して増えていきます。

植えつけの際は、球根が増えるのを見越して広めのスペースを確保しましょう。

肥料

ハナニラは少ない肥料で元気よく育ちます。植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』 を施しておけば、その後は控えめで構いません。

地植えの場合、1月頃に緩効性肥料『Plantia 花と野菜と果実の肥料』を追肥すると生育が安定します。

鉢植えの場合は生育期に緩効性肥料『Plantia 花と野菜と果実の肥料』または液体肥料『ハイポネックス原液』を追肥してください。

水やり

地植えの場合、ほとんど水やりの必要はなく、根づいた後は降雨のみで育ちます。雨が長期間降らず、土が極端に乾燥している場合は水やりをしましょう。

鉢植えも同様ですが、地植えよりも土が乾きやすいため表土が乾いたらたっぷりと与えます。水の与えすぎによる過湿に注意が必要です。

花がら摘み

ハナニラはひとつの株に次々と花を咲かせます。

開花期間中、咲き終わった花はこまめに摘みとり、結実を防ぎましょう。種をつくらせないようにすると株の体力を保ちやすくなります。

分球

ハナニラの球根は土の中でどんどん増えていきます。鉢植えは2年に1回、地植えは4年~5年に1回程度の頻度で掘り上げて分球しましょう。

適期は9月~11月です。球根を掘り上げたら手でやさしく分け、すぐに植え直しましょう。

3月に咲く花6:沈丁花(ジンチョウゲ)

ジンチョウゲは2月下旬頃~4月にかけて花を咲かせる花木です。

花の時期には非常に良い香りが漂うことから、クチナシやキンモクセイと一緒に「三大香木」として知られています。ジンチョウゲ特有の、上品で落ち着きのある甘い香りがお好きな方も多いのではないでしょうか。

花びらに見える部分は咢であり、筒状の先端が4つに割れて広がる形状をしています。よく見られるのが、内側が白色、外側が濃い赤紫色をした品種です。ほかにも、花全体が真っ白のものや、葉に斑が入ったものなどがあります。

ジンチョウゲの育て方

ジンチョウゲの好む栽培環境

ジンチョウゲは、西日を避けた半日陰の場所で育てることがおすすめです。ただし、完全に日陰になる場所では、花つきが悪くなってしまうので避けましょう。

また、地植えの場合は植えつけ場所をよく考えてから決めましょう。根が繊細で移植を嫌う性質があり、大株に育っ手からの植えかえにより枯れてしまう可能性があるためです。

植えつけ

適期は3月下旬~4月、9月下旬~10月頃です。気温が穏やかな時期を選び、根を傷めないように丁寧に作業を行いましょう。

地植えの場合は、腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで耕しておきます。水はけを改善したいときは川砂やパーライトなども加えて土壌改良を行いましょう。

鉢植えの場合、中粒の赤玉土:腐葉土=7:3で混ぜたものや、市販の培養土の『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』などがおすすめです。

肥料

植えつけ時には元肥として緩効性肥料の『マグァンプK中粒』を施します。

タイミングは花後の4月頃と、株が充実してくる9月頃です。

さらに、1月~2月の間に寒肥に『土を豊かにする肥料』を株元に施すと、春の芽吹きが安定します。ただし、多肥は根を傷める原因になるため、控えめを心がけます。

水やり

ジンチョウゲは極端な乾燥を苦手とします。地植えの場合、根づいた後は降雨に任せて問題ありません。

ただし、芽吹きの時期である春と、乾燥しやすい夏場には水やりが必要になることがあります。土の状態をこまめにチェックしましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげましょう。

挿し木

ジンチョウゲを増やしたい場合は挿し木を行います。適期は4月もしくは7月~8月です。4月の挿し木では前年枝を挿し穂としますが、7月~8月のタイミングでは今年伸びた枝を使います。

枝を先端から10cm~15cmほどカットして挿し穂をつくったら、吸水させて清潔な用土に挿しましょう。土が乾燥しないように管理していくと発根するので、ある程度育ったら鉢上げします。

その後は生長に合わせた大きさの鉢へ植えかえながら育てていきましょう。

☘157:沈丁花(ジンチョウゲ)の育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

3月に咲く花7:ローダンセマム

ローダンセマムはキク科の多年草で、3月~6月にかけて可愛い花を咲かせます。花の色は白やクリーム、ピンク色などがあります。

比較的丈夫な性質を持ち、ガーデニング初心者でも育てやすいことが魅力のひとつです。

同じキク科のマーガレットと見た目がよく似ており、見分けがつかないという方も少なくありません。ローダンセマムは葉が細かくやわらかい質感をしており、全体的にややコンパクトな草姿になるのが特長です。

また、マーガレットより耐寒性が強く、-10℃程度までなら耐えることができます。寒い地域で育てるならローダンセマムのほうが安心です。

一方で、高温多湿にはやや弱いので、梅雨から夏にかけての蒸れやすい時期は、風通しの良い環境で管理すると安心です。

ローダンセマムの育て方

ローダンセマムの好む栽培環境

ローダンセマムの花をたくさん咲かせるためには、日当たりの良い場所で育てることがポイントです。

また、水はけや風通しの良さも重要です。ローダンセマムは蒸れに弱いため、地植えの場合は水はけの良さを重視しましょう。

鉢植えの場合、梅雨の時期に長雨が続くと株が傷むことがあります。雨の当たらない場所へ鉢を移動させて管理することがおすすめです。

植えつけ

ローダンセマムは地植え、鉢植えのどちらでも栽培可能です。植えつけ適期は、2月~4月、9月~11月頃の気温が穏やかな時期に行いましょう。

ローダンセマムは肥沃で水はけの良い用土を好みます。中粒の赤玉土:腐葉土:酸度調整済ピートモスを5:3:2で混ぜたものなどがおすすめです。また、植えつけ前の1~2週間前に苦土石灰を混ぜて土の酸度を調整しておくのがおすすめです。

市販されている草花用培養土の『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を活用しても良いでしょう。

肥料

ローダンセマムの花つきを良くするには、適切な施肥が大切です。

植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を施しておきましょう。

地植えの場合、10月~11月、2月~5月の期間に緩効性肥料を追肥します。

鉢植えの場合は、10月~11月に緩効性肥料、2月~5月に速効性の液体肥料を施しましょう。

緩効性肥料にはばらまくだけの『Plantia 花と野菜と果実の肥料』、液体肥料には『ハイポネックス原液』がおすすめです。

水やり

ローダンセマムは過湿にならないように管理することが重要です。

地植えの場合、根づいた後は水やりせず、基本的に降雨に任せて問題ありません。極端に乾燥しやすい真夏の時期や、雨が降らない日が続いたら水を与えましょう。

鉢植えの場合は土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。

また、夏の時期は生育が停滞するため水やりは控えめに行います。梅雨頃から徐々に水やりの頻度を減らしていきましょう。

花がら摘み

ローダンセマムの開花時期は、次々と花が咲いていきます。咲き終わった分ら花がら摘みをこまめに行いましょう。

放置していると病害虫被害の原因になる可能性があります。花がらは、花茎の付け根から切り取っておきましょう。

切り戻し

ローダンセマムは株がこんもりと茂った状態で夏を迎えると、蒸れて弱ることがあります。梅雨が来る前に切り戻しを行い、株をすっきりとさせましょう。

目安としては、地表から3cm~5cm程度の位置でカットしておきます。夏越しが済んだ後は株の姿が乱れやすいため、9月~10月頃に再び切り戻すと良いでしょう。

【繊細で上品なお花】とっても可愛いローダンセマムを育てよう☆【教えて服部さ~ん】

3月に咲く花8:チューリップ

春の花といえば、チューリップを思い浮かべる方も多いでしょう。赤や黄、白、ピンク、紫、オレンジと花色が非常に豊富で、3月〜5月にかけて次々と開花します。

カップ状の花姿が印象的ですが、ユリ咲きや八重咲き、フリンジ咲きといった変化に富んだ咲き方も楽しめます。

多様な表情を見せるチューリップは、中央アジアが原産の球根植物です。現在までに約6,500もの品種が登録されており、草丈も15cm程の原種系から60cmを超える大型品種まで幅広く揃っています。花壇や鉢植え、切り花など、用途に合わせて選べるのも魅力のひとつです。

チューリップの育て方

チューリップの好む栽培環境

チューリップは日当たりと水はけの良い場所を好みます。日陰では茎が徒長して倒れやすくなるため、1日を通して日光が当たる場所を選びましょう。

また、チューリップの球根は発芽・開花のために冬の低温に一定期間さらすこと(低温要求)が必要です。秋の植えつけ後、冬の寒さにしっかり当てることで、春に美しい花を咲かせてくれます。

球根の植えつけ

チューリップの球根は10月〜11月に植えつけます。深さは球根の高さの2倍〜3倍が目安です。

地植えの場合、球根2個〜3個分離して植えることで、生育スペースを確保できます。また、植えつけの2〜3週間前に苦土石灰を混ぜて土の酸度を調整しておくと、根張りが良くなります。

鉢植えの場合、やや密植気味の球根1個〜2個分の間隔で植えるとボリュームが出て見栄えが良くなります。

肥料

植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込んでおきましょう。

芽が出てから開花までの間は、液体肥料『ハイポネックス原液』を1000倍に薄めて1週間~10日に1回、水やりの代わりに与えてあげると花つきが良くなります。

花後の肥料管理は栽培環境によって異なります。暖地では過湿による腐敗リスクがあるため追肥は控えめにしてください。

水やり

地植えの場合は、基本的に降雨に任せて問題ありません。ただし、乾燥した日が続くときはたっぷりと水を与えてあげましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりします。過湿は球根の腐敗につながるため、水のやりすぎには気をつけてください。

花後の管理

花が咲き終わったら、花茎の先端部分を摘み取ります。このとき、葉はできるだけ長く残しておくのがポイントです。葉が光合成をおこなうことで、球根に栄養が蓄えられます。

葉が黄色く枯れてきたら球根を掘り上げましょう。土を落として、風通しの良い日陰で乾燥させ、ネットや紙袋に入れて秋まで保管します。

☘01:チューリップの育て方|球根の植え方や肥料のコツなどご紹介"ガーデニングのお悩み解決!植物の育て方 |【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

3月に咲く花9:菜の花

黄色い花が一面に広がる菜の花畑は、まさしく春の風物詩です。2月〜5月にかけて鮮やかな黄色の花を咲かせ、まだ寒さが残る時期から春の訪れを告げてくれます。

実は、菜の花という名前は特定の植物を指すものではありません。一般的に、アブラナやカラシナなど、アブラナ科アブラナ属の咲かせる花の総称です。観賞用としてはもちろん、花茎や蕾を食用にできる品種も多く栽培されています。

丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者でも比較的手軽に育てることができます。庭や花壇で育てれば、春の庭を華やかに彩れるでしょう。

菜の花の育て方

菜の花の好む栽培環境

菜の花は日当たりと水はけの良い場所でよく育ちます。日照が不足すると茎が間延びしやすくなるため、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。

また、風通しの良い環境にすることで、病害虫の発生を抑える効果も期待できます。特に密植になりすぎないよう注意すると、株が健やかに育ちやすくなります。

種まき

菜の花の種まき適期は地域によって異なりますが、関東では9月中旬〜10月中旬が目安です。発芽適温は15℃〜25℃で、適温下であれば2日〜5日で芽が出ます。

育苗ポットで育てる場合は、種をまいて本葉が4枚〜5枚になったら定植します。直まきの場合は、筋まきにして間引きながら育てましょう。なお、株間は20〜30cm程度が目安です。

肥料

植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

本葉が7〜8枚になった頃に1回目の追肥を行い、土寄せも一緒に済ませましょう。その後は生育の様子を見ながら、収穫期まで追肥を続けます。

追肥には2~3ヵ月効果が持続する緩効性肥料『今日から野菜 野菜を育てる液肥』

をばらまくか、液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日1回程度与えるのがおすすめです。

水やり

地植えの場合、根づいた後は降雨に任せて問題ありません。ただし、乾燥が続くときは水を与えてあげましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりします。冬場は乾燥しやすいため、土の状態をこまめにチェックしてください。

アブラムシ対策

菜の花を育てるうえで注意したいのがアブラムシです。年間を通じて発生する可能性があり、とりわけ新芽の生長時期に注意が必要です。新芽や蕾に群がって吸汁し、放置するとウイルス病を媒介することもあります。

アブラムシを見つけたらすぐに駆除しましょう。殺虫剤を使うか、数が少なければ手で取り除いて構いません。風通しを良くして株が蒸れないように管理することも、アブラムシ発生の予防につながります。

3月に咲く花10:ムスカリ

ブドウの房のような愛らしい花を咲かせるムスカリは、春の球根植物として人気があります。青紫や白、ピンクなどの小さな壺形の花が穂状に密集し、3月〜5月にかけて開花するのが特長です。

英名は「Grape Hyacinth(グレープヒヤシンス)」で、ブドウの実が連なったような姿が名前の由来です。草丈は10cm〜25cmとコンパクトで、花壇の縁取りや寄せ植え、グランドカバーとしても人気があります。

見た目の可愛らしさに加え、育てやすさもムスカリの魅力です。植えっぱなしでも毎年花を咲かせ、土の中で球根が分球して自然に増えていきます。耐寒性が強く丈夫で、開花時期が重なるチューリップやスイセンとの組み合わせも人気です。

ムスカリの育て方

ムスカリの好む栽培環境

ムスカリは日なたから半日陰まで幅広い環境で育ちます。乾燥にも強く、ロックガーデンにも適しています。

水はけの良い土を好むため、地植えの場合、植えつけ前に腐葉土や堆肥を混ぜて土壌改良しておきましょう。鉢植えの場合は市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を使うと便利です。

球根の植えつけ

ムスカリの球根は10月〜11月に植えつけます。早く植えると葉が伸びすぎて、開花時期に背丈が50cm以上になることもあります。そのため、やや遅めの11月下旬頃に植えつけると、葉の長さを5〜6cm程度に抑えられて、バランスの良い株姿になるでしょう。

植えつけの深さは、球根2個~3個分(5cm〜7cm)が目安です。

地植えの場合は5cm〜6cm間隔、鉢植えの場合は12cm〜15cm鉢に5球〜7球を植えるのがおすすめです。球根をやや密植すると、開花時にまとまりのある美しい花姿になります。

肥料

ムスカリは球根内に養分を蓄えているため、肥料を与えなくても花を咲かせます。ただし、肥料を適度に与えることで生育が促進され、花房がひと回り大きくなることがあります。

植えつけ時に、緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込むか、『プロミック 草花・鉢花用』を土の上に置き肥すると良いでしょう。花後から葉が緑色の間は、液体肥料『ハイポネックス原液』を薄めて月に2回〜3回程度与えてあげると、球根が充実します。

水やり

地植えの場合、ほとんど水やりの必要がありません。雨が長く降らないときだけ水を与えてください。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりします。過湿を嫌うため、受け皿の水はこまめに捨ててください。

球根の管理

ムスカリは植えっぱなしでも毎年花を咲かせます。球根は土の中で自然と分球して増えるため、数年育てると群生した姿が楽しめます。

増えすぎて生育スペースが窮屈になってきたら、花つきが悪くなることがあります。6月頃に掘り上げて分球しましょう。風通しの良い日陰で乾燥させ、秋になったら再び植えつけます。

また、2年〜3年に1回程度の頻度で掘り上げると、花つきが良い状態を保つことができます。

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おわりに

寒さが和らぐ3月は、春の花を楽しむのに最適な時期です。ピンクや黄色、白といった明るい色の花が次々と開花し、庭や鉢植えを華やかに彩ってくれます。

ご自宅でも色とりどりの花を育てて、春のガーデニングを満喫してみてはいかがでしょうか。

投稿:2023年2月24日
更新:2025年2月27日
更新:2026年3月9日

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