タイム
- 分類:シソ科/常緑小低木
- 原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
- 草丈:20~40cm
- 使用部分:葉、花、茎
- 用途:料理、お茶、美容健康、クラフトなど
- 効能:去たん、鎮咳、防腐、抗菌など
about タイム
シソ科を代表するハーブの一つであるタイム。
抗酸化作用と抗菌力の両方を兼ね備えているため、料理用ハーブとしてよく使われることがあります。
太古の昔、タイムは人々を病から救ったという話もあります。また、殺菌による防腐効果もあり「ミイラの保存」に使用したと言う話も!
抗菌力の強いハーブとして有名なタイム。抗生物質のなかった時代には病に打ち勝つ手段としても重宝していたようです。「修道院にタイムの栽培を義務付けていた」と言う話も残っているほど。
タイム(thyme)の語源はギリシア語の「thumus(勇気)」に由来しているそうです。
タイムの作用
タイムに含まれる成分で最も重要な「チモール」を主とする精油。
チモールの大部分が肺胞に達し、肺を介して排出されるので、呼吸器に疾患がある場合に直接作用します。
これは、タイムが持つ抗菌作用、去痰作用、さらに気管支鎮痙作用によるものです。痙れんを伴う急性、または慢性の咳にも用いられる事があります。
栽培
成長すると、小さな花をたくさんつけるタイム。ハーブとして利用するだけでなく、栽培して鑑賞する楽しみも出来ますね。
タイムは高温多湿に弱い植物です。元気に育って茂って来たときには、3分の1くらいをしっかりと刈り込みましょう。
タイムも挿し木で増やすことが可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
活用法
タイムは、清涼感がある香りが特徴です。肉や魚、野菜とも相性抜群。臭み消しから香りづけと活用しやすいのもいいですね。
その中でも、魚との相性は特に良いため「魚のハーブ」と言われることもあるそうですよ。
摘み取ってすぐに葉の部分だけを取りオリーブオイルに漬けこんでおけば、タイムの香りを楽しめるオリーブオイルとして活用できます。これを使って白身魚を焼くと、お手軽にお料理ができますね!
ちなみに、ご自宅でレバーパテを作るときにも活用できます。レバーの臭みをとってくれるので、市販のレバーパテが苦手な方も、少しドライタイムを加えてみると食べやすくなります。
この記事で紹介された植物について
タイム
・分類:シソ科/常緑小低木
・原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
・草丈:20~40cm
・使用部分:葉、花、茎
・用途:料理、お茶、美容健康、クラフトなど
・効能:去たん、鎮咳、防腐、抗菌など
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