Labyrinth バラの迷宮 pickup120『サボン』
NewRoses玉置編集長が最新品種、人気品種を紹介する”Labyrinth バラの迷宮”
DATA
| 作出 | 日本 河本バラ園 ローズ ドゥ メルスリー |
|---|---|
| 花色 | 白に淡いピンク |
| 花型 | 中輪/ロゼット咲き/四季咲き |
| 香質 | パウダリーミルラの香り |
| 樹形 | 高さ1.0~1.1mの半直立性 |
白色に淡いピンクやアプリコットのニュアンスのたくさんの宝珠弁がふんわり重なる中輪。
カップ咲きから咲き進んでロゼット咲きとなり、中央にボタンアイがあらわれ、さらに中心にしべの赤い花糸を覗かせる。
四季咲き。
ミルラにパウダリーの強く甘い香り。
樹は細立ちで、高さ約1.0mのまとまりのよい半直立性。
花名はフランス語で「石鹸」の意味。
2021年秋発表のローズ ドゥ メルスリー。
赤い蕾から咲き始め、中央が濃いカップ&ソーサー型に。
開いてロゼット咲きになったとき、ボタンアイを覗かせる。
細い枝先にやわらかに咲く。
花弁の白・ピンクやアプリコットなど淡い色が入り混じるさまは、半透明の彩色を施したドームガラスの作品のような色合い。
ボタンアイの真ん中に少し見える刺繍糸のような赤い花糸が花全体を引き締める。
著者紹介
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#サボン #バラの育て方 #特集
玉置一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。