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Labyrinth  バラの迷宮 pickup86 『ソムリエール』

Labyrinth  バラの迷宮 pickup86 『ソムリエール』

DATA

 

■作出:ドミニク・マサド

■花色:赤紫色・裏弁白

■花型:カップ~ロゼット咲き/四季咲き

■花径:中輪

■香質:強香

■樹形:高さ0.8mの直立性

赤みの強いワインカラーの花は裏側が白いバイカラー(複色)。カップ~ロゼット咲きの少し小さめの中輪で大房咲きになる。四季咲きで芳香がある。樹はすっと上に向かって立ち上がる直立性で高さ0.8m。花名は女性ソムリエの背筋が伸びたしなやかなサーブ姿の印象から。2016年作出、2020年日本発表。「レ・プロバンセレLes Provencelles」シリーズ。

ソムリエール

作出のドミニク・マサド氏は、フランス・リヨンのバラ育種の名門ギヨー一族の子孫の一人。かつてギヨー社で育種、母方の従兄弟にあたるジャン-ピエール・ギヨー氏とともに選抜し、1996年に「ジェネロサ」シリーズを発表。‘ソニア リキエル’‘アマンディーン シャネル’‘ラデュレ’などが代表作で、日本でも長い人気。現在はフランス西部アンジェ近郊のペタル・ドゥ・ローズを総販売元として作出作品を紹介。

ソムリエール

「ジェネロサ」はかつて“ニュー・オールドローズ”とされていた。ソムリエール’もその美意識を受け継ぐ。小さめの花が大きな房になってまっすぐ伸びる枝先に咲くが、花房の感じがしなやか。多くのオールドローズがそうであるように、花や株を単独で観賞するというより、ナチュラルな雰囲気の庭の中で花が一層映える。写真はコピスガーデン(栃木県那須町)の庭で、銅葉のスモークツリーを背景に。

玉置一裕

玉置 一裕

バラの専門誌『New Roses』編集長。

 

『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。

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