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【家庭菜園】 家庭で立派なダイコンを育てよう!
栽培方法や品種をご紹介!

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「大根」といえば、煮物やおでん、漬物など、寒い時期を代表する冬の野菜!というイメージが強いですよね。でも実のところ大根は、冬に限らず、初夏に収穫して食べられる品種もあるので、初めての方でも自宅のお庭やプランターを使って栽培できる野菜です。種まきや間引き、害虫対策など、大根栽培の基本をもとに育てれば、スーパーに並ぶような立派な大根を収穫できるはずです。

今回は、家庭菜園の初心者の方が知りたい大根の基本的な栽培方法について詳しく解説していきます。大根栽培の特徴や注意点などをチェックして、ぜひご家庭のお庭やプランターでおいしい大根を育ててみてくださいね。

大根の栽培の特徴

大根はアブラナ科のダイコン属の野菜です。原産地は地中海沿岸です。日本には中国から伝来されたとされており、古く昔から栽培されてきたため品種が豊富に存在することが特徴です。200種類以上あるといわれる大根の中でも、みずみずしさが特徴の品種は生でサラダにしても美味しいですし、煮物にすることで甘みがあるもの、辛みが引き立つものなど、品種によって様々な味わいを楽しめます。

 

大根栽培は、種まきをしてから60日から70日くらいで収穫時期を迎えます。冬野菜と言われるように秋にまいて冬に収穫することが多いですが、品種によっては春に種をまいて初夏に収穫するものもあります。それぞれの栽培方法や収穫までの日数などを参考に、育てやすい品種を選んでみてください。

 

大根は種から育てる

野菜は、種から育てる場合と、苗から育てる場合の二通りの育て方があります。

大根栽培に関しては「種から育てる」のが基本です。土深くまで根を伸ばし肥大する大根は、植え替えは不要です。植え替えをすると、股割れを起こしてしまい、立派な大根に育たない可能性があるからです。プランターや畑に種を直まきして、こまめに間引きをしながら、きれいな1本を育てていきましょう。

 

 

プランター栽培で育つ大根

大根は、プランター栽培でも育てることができる野菜です。ほとんどの場合、大根は胚軸と根の部分を食べます。大根を育てるポイントとして、“大根十耕”という言葉が使われます。“大根十耕”とは、大根の根が土の塊や石などが原因で分かれてしまわないように、土は深いところまでしっかりと丁寧(10回)に耕しておくことが重要という意味です。

大根をプランター栽培で育てる場合、土の中で大根の根を太く、丈夫にふとらせるために、深さが十分にあるものを用意するといいでしょう。

 

種まきはタイミングが重要!

大根栽培は、15℃から20℃が適温とされていますが、品種によって栽培適温が異なるので栽培を始める前にしっかり確認しましょう。大根はプランターを使って家庭栽培を楽しめる野菜の一つですが、種まきの時期を逃すと大きくならないなど失敗してしまうことが多いので気をつけましょう。

大根の栽培の時期

15℃から20℃くらいが、大根の栽培適温とされています。種の発芽適温は幅広く、15℃から30℃です。タイミングに気をつければ春まき、秋まき、どちらでも、大根をおいしく立派に育てることが可能です。それぞれの品種によって種まきの時期や生育に適した温度が異なるので、栽培環境や育てる時期に合わせて最適な品種を選んでください。

 

栽培時期

大根を育てるときは、「種まきのタイミング」がとても重要になります。大根の種まきは、春または秋に行い、初夏採りしたい場合は春に種をまきます。ただし、種を早くまきすぎると、「とう立ち」が起きて葉が固くなり、味を落ちてしまいます。また、種まきが遅くなると病害虫が発生しやすいので注意が必要です。

 

冬採りする場合は、秋に種をまきます。冷涼な気候を好む大根ですが、種まきのタイミングが早すぎるのもいけません。種まきのタイミングが早すぎると、発芽の確率が下がってしまう、さらに病害虫が発生しやすいといったデメリットがあるからです。

 

早まきとは真逆の遅まきも、大根の生育にとってはあまり良くありません。種まきが遅すぎると、収穫までに根が十分ふとらないことがあるからです。もちろん品種にもよりますが、秋頃に種をまく場合は、9月上旬、遅くとも9月中旬までに種まきを終えるのが理想です。

 

 

大根の種まきと土づくり

家庭菜園で大根を育てるときは、まず、種まきをするための「土づくり」からスタートします。プランターで栽培する場合は、深さのあるプランターと粒子が細かいタイプの培養土を用意します。

土の中で根を大きく太く生長させ、真っすぐ、きれいに伸ばし育てることが大根栽培の難しさです。大根は、土深くまで根をどんどん伸ばして生長していく野菜なので、土壌の状態によって生育の状態が大きく左右されるといえます。

 

大根栽培で必要な道具を用意する

大根栽培に必要な道具を用意しましょう。大根の根が土に深く、そして真っすぐきれいに伸びるように、十分な深さがあるプランターと、排水性や保水力に優れた培養土を用意してください。

プランターは、最低でも深さ30cmのものを用意します。幅は65cmくらい、奥行きは20cm以上あるものだとより安心です。また、種まきをした後の乾燥防止に敷きわら、防虫対策として防虫ネットを用意しておくといいでしょう。

 

大根栽培の土づくり

大根の生育にとって、土の状態はとても大きな影響力があります。種まきを始める前に、大根栽培に適した培養土を用意しましょう。畑に直まきする場合は、土を深くまでしっかり耕しておくことが大切です。

種まきをする2週間前までには土を耕します。プランター栽培の場合は、野菜用の培養土を使うと簡単ですが、自作する場合は赤玉土6あたり、砂を2、バーミキュライトを2加えます。pHは5.5〜6.5が目安で、用土10リットルに対し苦土石灰を10g、用土10リットルに対し化成肥料を20gまき、土に混ぜ合わせます。

畑に大根の種を直まきする場合は、高畝を作ります。土が過剰に湿った状態にあると、大根が軟腐病にかかって腐敗してしまう恐れがあるためです。プランター栽培同様、種まきの2週間前までに土を耕しておきます。畝の高さは10cmから15cm、幅は60cmから70cmとします。

 

土を深くまでしっかり耕す

直根性の大根は土の中に小さい石や硬くなった土が混じっていると、それを避けようと根を複数に分けて伸びていくといった性質があります。この状態を「又根」といいます。又根にならなかった場合でも、硬いものを避けようと根が曲がってしまい、形がいびつになることがあります。真っすぐ、きれいでふとった大根を育てるには、土をよく耕して、障害物となる小石や土のかたまりなどを丁寧に取り除いておくことが大切です。

プランターまたは畑で育てる場合も、最低でも深さ30㎝を目安に、土がやわらかくなるまで丁寧に耕しましょう。ホームセンターなど市販の土を使う場合は、すぐに植えつけが出来るものや、完熟堆肥を購入するのがおすすめです。

 

排水性に優れた土を用意する

大根の根が土の中で腐敗することのないように、土は排水性に優れたものを用意してください。畑で育てる場合は、土の状態に合わせて畝の高さを調節します。例えば、水はけのよい畑で育てる場合は、高さ10㎝くらいを目安に畝を作ります。一方、水はけの悪い畑で育てる場合は、高さ20cm以上を目安に排水に優れた畝を作りましょう。

大根をプランター栽培する場合は、深さのあるプランターの底に鉢底石を敷きます。そこに用意した培養土をプランターの縁から2cm下くらいを目安にたっぷり入れます。

 

大根の種まき

種まきに必要な道具や土を用意したら、さっそく大根の種をまきます。

大根の種まきは、次のような流れで進めます。

 

STEP1.穴をつくる

STEP2.株間を30㎝で種をまく

STEP3.1㎝から2㎝ほど覆土する

STEP4.土を軽く押さえる

STEP5.水やりをする

STEP6.稲わらをかける

 

土を入れたプランターに深さ1㎝から2㎝くらいの穴をつくります。飲み物の瓶などの底を使うと穴が均一になり、発芽時期が揃いやすくなります。穴をつくったら、1か所に5粒から6粒くらいの種をまきます。種をまいたら、1㎝から2㎝ほど覆土し、手で軽く土を押さえます。

覆土したら種が流れないように気をつけながら水やりをします。大根栽培では、土が乾燥しないように毎日水やりをします。発芽した後は多湿にならないように量を調節して、水切れしないように気をつけてください。種まきをした後は、土が乾燥しないように敷きわらをかけるのがおすすめです。

11月頃までを目安に害虫対策として防虫ネットをかけて育てるのがおすすめです。暖かい時期はアブラムシなどの害虫が発生しやすくなるので、種まきを終えたらすぐに防虫ネットを設置します。防虫ネットを設置するときは隙間から害虫が侵入しないように、隙間がないように張ることを意識してください。

大根の間引き

大根は発芽までにかかる時間が比較的短い野菜なので、適期に種まきをすれば2、3日~1週間くらいで芽が出てきます。春まき、秋まきした場合も発芽が可能です。

種をまいて順調に大根が発芽したら、子葉が完全に開いた頃を目安に「間引き」をしましょう。

大根の間引きは、以下の手順で進めていきます。

 

STEP1.生育の良い芽を残し2本立ちにする

STEP2.株元の土を寄せる

STEP3.本葉が6~8枚になったら1本立ちにする

STEP4.追肥ネクスコート野菜・くだもの用をして株元の土を寄せる

 

 

大根の間引きは2回

大根の間引きは2回に分けて行います。

1回目は、本葉が1~2枚になった頃を目安に行います。元気のよい株だけを残して2本立ちにします。生育の良し悪しは子葉を見て判断します。子葉の形が悪い株は生長してから形が悪かったり、味が落ちたりすることがあります。間引きするときは元気のよい株を一緒に切らないように気をつけて、間引きする株の地際のあたりをハサミで切り取ります。間引きしたあとは株が倒れやすいので、土を軽く手で抑えて土寄せします。間引きした株の葉は、浅漬けにするとおいしく食べることができます。

 

本葉が5枚から6枚くらいになった頃を目安に2回目の間引きを行い、1本立ちにしてください。害虫に葉を食害されてしまった場合や、茎が極端に太くなってしまったものは間引きして、生育のよい株だけを残しましょう。2回目の間引きをする頃には、大根の根も生長しているので、間引きして取り除いた株は、葉大根として食べることができます。2回目の間引きの後は、追肥をして、1回目の間引きと同じように土寄せをしてあげましょう。

追肥にはネクスコート野菜・くだもの用がおすすめです。

 

大根の追肥、中耕に関して

大根の2回目の間引きをするタイミングに合わせて、生育があまり良くない株があるときは「追肥」と「中耕」を行いましょう。

 

2回目のあとに追肥

大根の追肥は、2回目の間引きの後に行う作業です。追肥としてネクスコート野菜・くだもの用を施します。大根に追肥するときは、大根の根の部分に化成肥料が直接当たらないように注意して、株元から少し離れた部分に肥料をまいてください。畑の畝に2列になるように種をまいた場合は、大根の株と株の間に化成肥料をまくように追肥します。

 

大根の中耕

中耕は、大根の生育中に固くなった土を浅く耕すことをいいます。中耕することで固くなった土が軟らかくなり、通気性や土壌の保水力を高め干ばつ対策に効果があります。大根の中耕では、まず始めに、熊手やレーキなどを使い土に生えた草を取り除きます。除草により通気性が良くすることで、根に酸素がしっかり供給し、生長を促すことができます。中耕をするときは、大根の根を切ってしまわないように注意してください。

大根の収穫

種まきをしてからおよそ60日から70日くらいで大根は収穫時期をむかえます。大根の外葉が立ち上がり、葉の先端分が下がって来たときが収穫の合図です。品種によっては土から肥大した大根が出て見えてきますが、この場合も収穫にちょうどいい時期です。

 

大根の収穫のやり方

大きくふとった大根を収穫するときは、茎の根元をしっかり掴み、真上に引き抜きながら土の中から取り出します。畑で株をたくさん育てているときは、一度に全部収穫する必要はありません。しかし、大根の最適な収穫時期を逃してしまうと、大根は水分がどんどん乾いて、スが入る原因になったり、根の表面が割れてしまったりすることがあるので注意が必要です。

せっかく大きく育てた大根をダメにしてしまうことがないように、収穫時期をむかえた大根は、出来るだけ早めに収穫したほうが良いですし、新鮮でみずみずしい大根をおいしく頂くことができます。

 

収穫時期が分からないときは何本か抜いてみる

品種によって大根の収穫時期は異なるので、いつ収穫したら分からないときは何本か抜いて状態を確かめてみてください。畑でたくさん育てたい場合は、あらかじめスが入りにくい品種を選ぶといいでしょう。スが入りにくい品種は抜かずに畑に保存しておけますが、あまりにも収穫が遅れると中に空洞が入ってしまうので、何本か収穫してみて、収穫の時期を判断するのが良さそうです。

収穫した大根は保存できる

大根の葉が枯れてしまうまで収穫せずにおいておくと、せっかく大きく育った大根が、首の部分から少しずつ傷んでしまいます。収穫に最適な時期を逃さないためにも、時間があるときに全て収穫しておいたほうが安心です。

たくさん収穫して一度に使い切れない大根は、葉の部分を切ったあとに、水分が蒸発しないように新聞紙で包んでから保存してください。切り取った葉の部分もおいしく頂ける食べることが出来るので、捨てずに活用してくださいね。

 

収穫した大根の保存期間

新聞紙で包んだ大根は、常温、冷蔵、冷凍、あるいは土中、乾燥という方法で保存します。常温での保存はあまりお勧めしませんが、冬場の寒い時期なら常温でも2週間くらいを目安に保存できます。その他の保存期間の目安は、冷蔵で2週間くらい、冷凍で1ヵ月くらいです。冷凍するときは、使いやすい大きさにあらかじめカットした状態で保存すると便利です。

収穫した大根は、冷蔵庫の野菜室や冷凍庫で保存するだけなく、土の中に入れて保存することも可能です。大根が折れないように、真っすぐ縦に入れられるくらいの深さの穴を掘ったところに土を被せておきます。葉を切り取った状態で大根を穴に入れて、他の大根がぶつからないように保存してください。冬に収穫した大根は、土の中で約半年、春頃までは保存がききます。土の中で大根を保存するときは、雨などが直接当たらないように、雨避けのマルチを被せておくと安心です。

古くから栽培されている大根は、保存食として重宝されてきました。大根を完全に乾燥させることで長期保存できるうえ、うまみが凝縮されて食感もしっかりします。

大根の栽培のトラブル

家庭菜園で大根を栽培するときに起こりやすいトラブルについて紹介します。

 

大根の生理障害

大根の生理障害は、大根栽培でよくあるトラブルです。例えば、大根の根が二つに分かれた状態になる「又根」、大根が真っすぐ育たず、いびつな形になっている状態になる「曲がり」、大根の中に空洞が出来てスカスカの状態になる「ス入り」、ホウ素が不足して表面に割れてしまう「ホウ素欠乏症」などがあります。

 

大根の又根は、土の中に小石などの障害物があったときに、それを避けようと根が分かれてしまう状態のことをいいます。又根は、障害物だけでなく、高濃度の肥料に触れたことが原因で生じることもあります。ス入りは、肥料切れの他、生育の進みすぎなどが原因で起こりやすい生理障害です。ホウ素欠乏症はホウ素が足りない場合に起こるので、堆肥を畑に施しておくといいでしょう。

他にも、大根にヒビが入る原因はあります。大根は多湿に弱いので、雨が降ったあとに水分過多の状態になると生長が速まり根に亀裂が入ることがあります。過湿だった土が、急速に乾燥して水切れを起こしているときも、裂根(れっこん)といって、大根の根が割れることがあります。大根の裂根や根腐れは、水分過多が原因になることが多いので、水のやり過ぎには注意が必要です。また、乾燥が原因で裂根を起こすこともあるので、土の状態をこまめに観察しながら、乾燥しているときに水やりをするなど、水切れをさせないことも大切なポイントです。

大根が発芽しない原因は?

大根は、種まきをしてから早くて2、3日、多くの場合は1週間ほどで発芽します。しかし、中には種まきをしてから1週間以上経っても発芽しないものもあります。

大根の芽が出ない、または芽が出ても双葉に元気がないときは、過湿、あるいは水切れが原因かもしれません。大根は過湿を苦手とする野菜です。水のやり過ぎや通気性の悪さにより、過湿の状態が長く続くと種が呼吸できず発芽しないことがあります。プランターや畑の土に種まきを終えた後はたっぷりの水を与えますが、与え過ぎは厳禁ですので、土の表面が乾いてきたら水やりをしてください。

過湿とは逆に、水切れが原因で発芽しない場合もあります。土が乾燥し過ぎると大根の種が発芽不良を起こし、芽が出てこないことあります。発芽するまでは乾燥に気をつけながら、適切な量の水を与えることが大切です。

その他、土に種をまいて覆土するときは、土の厚さに注意してください。大根の種は光を嫌う性質を持っているので、覆土が少なすぎると発芽しにくくなります。ただし、覆土を厚くし過ぎると地上から芽を出すまでに時間がかかり、土から芽が出てくるまでに枯れてしまう可能性があります。大根の種をまいた後の覆土は、最低でも1㎝、最高でも2㎝ほどを目安に行いましょう。

乾燥や直射日光を防ぎ、大根の発芽率をより高めるためにも、種をまいて覆土をした後はその上に敷きわらや不織布をかぶせてマルチングしてあげるのが効果的です。

 

 

大根が太くならない?

大根栽培の最大の醍醐味といえば、真っすぐに長く伸び、太く立派な大根を収穫するときではないでしょうか。でも、一生懸命育ててきたのに、引き抜いてみたら大根が想像よりも小さく細くてガッカリする…といったことがよくあります。

 

大根が太くならないときは、土や日当たり、肥料が影響している可能性があります。大根は土深くに根を伸ばし生長する野菜なので、土壌の状態にも影響を受けやすいです。土壌の状態が悪いと大根が肥大しにくく、根が太くならないことがあります。

また、土の中に石ころや土の塊が多いと、それが障害物となって大根の生育に影響を及ぼします。直根系の大根は真っすぐ根を伸ばすので、最低でも深さ30㎝くらいまで畑を十分に耕して土を柔らかくし、生育を邪魔する障害物はしっかり取り除くことで根を伸ばしやすい状態にしてあげてください。

 

大根が太くならないもう1つの原因は日当たりです。発芽前の大根の種は嫌光性なので光を嫌いますが、発芽した後の葉の生育には日当たりの良さが欠かせません。秋に種をまく場合は、日照時間が短くなる冬に入る前に葉に十分な日を当てて大きく生長させる必要があります。プランター栽培の場合は、発芽したあとは日当たりの良い場所に置き場所を移動して、葉に日光が当たるようにしてあげましょう。

 

大根の病害虫について

大根はアブラナ科であり、アオムシやアブラムシなど様々な害虫の被害を受けることがあります。害虫がつくと短時間で葉を食害されてしまうので、まずは大根につきやすい害虫の種類を知り、もしも被害が出たときは放置せず、すぐに対処してください。

ここでは、大根に発生しやすい病害虫についてまとめています。

 

アブラムシ

大根などのアブラナ科の植物を好物とするのがアブラムシです。大根の葉の表面や、葉の裏側につきます。アブラムシは繁殖力が強いので、一度発生すると被害がどんどん拡大します。見つけたときは葉を切り取る、粘着テープを使って補殺する、通気性をよくすることを意識して対策します。アブラムシは、黄緑色や赤茶色で体は小さめなので、観察するときは葉の裏側までしっかりチェックしましょう。

ヨトウムシ

ヨトウムシは卵からかえった幼虫が大根の葉を食害します。対策としては、畑やプランターに種をまいた後に防虫ネットを被せて卵を産み付けられないようにすることが先決です。防虫ネットを被せても隙間から侵入することもあるので、葉に食害が見られたときは補殺する、または葉を切り取って処分しましょう。

 

ダイコンハムシ

ダイコンハムシは、大根に発生することの多い甲虫です。体長1cmくらいの小さな丸い甲虫は、成虫や幼虫が大根の葉に付いて食害します。葉にたくさん食害の跡や穴があいていたり、糞が付いていたりする場合はダイコンハムシが発生している可能性がありますので、見つけたときは補殺しましょう。繁殖力が強いダイコンハムシですが、反射光を苦手とするので、成虫が飛来しないようにシルバーマルチを敷いておくと効果的です。

 

べと病

大根の葉に黄色い病斑ができている、葉の裏側にカビが発生しているときは「べと病」が原因かもしれません。病斑は少しずつ大きくなります。多湿により発生することが多いので、畝を高くする、密植しないように葉を切り取って通気性を良くするなど対策が必要です。大根に発生したべと病は、連作によって感染を広げてしまうので、連作しないように早めに対策しましょう。

 

モザイク病

モザイク病は、大根に発生しやすいアブラムシによりウイルスが媒介し発生します。大根の葉脈にそってモザイク状の病斑が出ます。大根の栽培初期にモザイク病にかかると、生育に影響して根がふとらず、ひどいときは株が枯れてしまいます。ウイルスの媒介により発生するモザイク病は、アブラムシを発生させないことが重要です。種まきをしたら防虫ネットを張り、見つけたらすぐに補殺しましょう。

 

軟腐病

軟腐病(なんぷびょう)は、地表に近い大根の根の部分が腐り、悪臭を放つ病気です。大根の葉が変色して落葉したり、悪臭がしたりといったときは軟腐病が発生している可能性があります。軟腐病にかかった大根は根の部分から徐々に腐っていくので、その場合は食べないほうがいいでしょう。高温多湿の環境で発生しやすいので、水はけが悪い畑では畝を高めに作り、マルチシートを張って泥はねを防ぎましょう。傷ついた部分から侵入することもあるので、大根の根や茎を傷めないように注意してください。

新鮮で収穫したての大根はみずみずしく、サラダなど生で食べても美味しいですよね。葉の部分や葉に近い部分は、栄養たっぷりなので、汁物にしても美味しく食べることができます。

冬野菜と呼ばれますが、種を春にまけば初夏には立派な大根を収穫できまし、種まきや間引き、病害虫対策などをこまめに行えば、庭先のプランナーや畑でも育てやすい野菜です。初心者が挑戦しやすい野菜なので、ぜひこの機会に大根を家庭菜園で育ててみてくださいね。

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