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2017.06.13

植物写真を綺麗に撮ろう! 第二回 スマホやコンデジで撮ってみよう

植物写真を綺麗に撮ろう! 第二回 スマホやコンデジで撮ってみよう

手軽に写真撮影が可能なスマホカメラやコンパクトデジタルカメラ。うまく使いこなして植物写真をレベルアップ!

まずは特長を知ろう!

――スマホカメラの特長を教えてください。

桜野:圧倒的な機動力ですね。もちろんどこにでも持って行かれるし、角度も下から撮ったりぐっと寄ったりなど機動性がある。そしてオンライン状態ですぐに送信やシェアができる。その楽しさもありますよね。写真は綺麗に撮れたらみんなに見せたくなりますし。あらゆる意味でのフットワークの軽さが大きいですね。

 

――では、コンパクトデジタルカメラの特長を教えてください。

桜野:レンズは携帯のカメラよりも良いので、美しく撮る事ができると思います。あとは堅牢、丈夫さですね。

 

――スマホカメラの性能が上がってきていると聞いていますが、カメラマンさんから見てもそうですか。

桜野:驚異的に上がってきています。iPhone7+から、レンズが二つ付いているのですが、そこから圧倒的に性能が上がったと思います。内臓のアプリでボケを作ってくれたりと、びっくりしました。当然一眼レフにはかないませんが、割と手軽にきれいな写真が撮れるようになっていると思います。これからももっと上がると思いますよ。

 

――おすすめのスマホカメラ用アプリの性能はありますか。

桜野:簡単に文字を入れたり、加工をできるアプリが増えてきています。携帯内で簡単に加工ができるので、友達同士やグループでシェアしやすくなっていますね。私も趣味で仕事仲間といろいろ作りますよ。エフェクトをかけてパロディっぽくしたり、ポスターっぽくしたり。画素数は足りないですが、携帯の中で遊ぶには十分楽しめると思います。

実践!スマホカメラで撮ろう

――それでは実際に私が撮影してみるので、ご指導をお願いします。まずは全体を撮ってみます。(iPhone6使用)

スマホカメラ

桜野:まず大事なのは背景です。高さで言うと、花の上の部分は必要ない空白です。ここがあることで地面が写りすぎている。なので、低い角度から地面が写りすぎないようにします。そして、花と後ろのリーフとの関係性を大事にしてください。それから、横にある木を額縁のように使う。鉢の下は切れて大丈夫です。そして、主役に光を持ってくるように画面をタップして光を入れた状態で撮りましょう。

スマホカメラ

――全然違う感じになりました!携帯カメラでも明るくするなどできるんですね。

桜野:スマホによって操作性は違うと思いますが、画面に暗く映っている場合は明るくするなどの設定ができると思います。あとは撮るときに画角、背景を考える、地面が写りすぎない、空の抜けを考えるといいと思います。

 

――わかりました。ではアップを撮ってみます。

アップで

桜野:アップの場合は画角が重要です。この場合、画面の中心になにもないですよね。二つの花のうちどちらかを主役にしてあげてください。あとは背景です。下から上を見上げる感じで撮ってあげると後ろの木がきれいに背景となります。上の部分が窮屈になってしまうので余白をちゃんと取りましょう。あとは、先ほども言ったように明るさも気を付けましょう。

スマホカメラ

――アップで撮ると言っても、大きく撮るだけじゃないんですね。

桜野:余白は大事です。花を撮る角度と余白を考えて撮ることが大事ですね。コンパクトデジタルカメラでも撮り方はほぼ同じです。今お話ししたような事に気を付けて、綺麗な写真を撮ってください。

桜野良充さん

桜野良充 Profile
岐阜県 出身
1978年10月1日生
ガーデニング・自然写真家。
株)GrandPhoto代表・NPO法人さくら並木ネットワーク理事
英大学院卒業後ロンドンでファッションカメラマンとして活動
2008年帰国後NHK関連の撮影を手がける。ロケ撮影を専門とし各社雑誌・広告写真等を担当。
写真展・講演会・ガーデニング番組の出演等。

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