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【観葉植物】サンスベリア(サンセベリア)の育て方|苗の選び方、夏越しや冬越しの方法などご紹介

【観葉植物】サンスベリア(サンセベリア)の育て方|苗の選び方、夏越しや冬越しの方法などご紹介

葉色が緑単色から横や縦に模様が入るものなど、いろいろな品種があるサンスベリア。不思議な形が異国情緒を醸してくれます。耐陰性もあり、初心者にも育てやすいです。マイナスイオンを放出し空気清浄効果のある観葉植物として人気が高いです。この記事では、サンスベリアに関しての育て方や、増やし方、種類のご紹介などをします。

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☘15: サンスベリアの育て方|購入の際の選び方や冬越しの方法、増やし方などもご紹介|【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

サンスベリアの図鑑情報

サンスベリア

科名:リュウゼツラン科(キジカクシ科)
別名:チトセラン(千歳蘭)、トラノオ(虎の尾)
原産地:アフリカ、マダガスカル、南アジア、アラビアの乾燥地
分類:多年草
耐寒性:弱
耐暑性:強

サンスベリアの特徴

サンスベリアは、キジカクシ科サンスベリア属に分類される熱帯アフリカ原産の植物です。上へと伸びる葉っぱが特徴で、葉に水分を蓄えることが出来るため、乾燥に強いです。また観葉植物の中でも特に空気清浄作用が強いという研究結果もあります。

サンスベリアの名前の由来は?

サンスベリアは濃淡のある葉の縞模様が特徴的です。模様がトラのしっぽと似ているため「虎の尾」という名前で呼ばれることがあります。

サンスベリアの風水効果は?

尖った葉っぱ、上向きに伸びる性質から「鋭い陽の気」を発するとされています。良いエネルギーを発生させ、悪いエネルギーを断ち切ります。また、花言葉には「永久、不滅」という意味があり、トラの縞模様の姿から「魔よけ」効果もあるとされています。新築祝いのプレゼントにも人気の植物になっています。

サンスベリアの育て方

サンスベリア

サンスベリアは肉厚な葉に水をためる性質があります。そのため、水の与えすぎによる根腐れにさえ気を付けておけば、手間をかけることなく育てることが出来る、初心者でも育てやすい植物です。ここではサンスベリアの基本的な育て方をご紹介します。

置き場所

サンスベリアは観葉植物として室内で育てることが一般的ですが、日光を好む植物です。秋から春までは日光のよく当たる部屋で、真夏は直射日光を避けた場所で管理しましょう。室温は冬場でも5度以上の温度があると良いです。

・夏の置き場所

カーテン越しの窓辺に置きましょう。直射日光が当たると葉焼けしてしまう事がありますので、直射日光は避けましょう。日光は大好きですが、葉焼けに注意して管理しましょう。風通しよく管理してあげてください。また、エアコンの風が直接当たる場所も避けて下さい。

・冬の置き場所

エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。またサンスベリアは寒さに弱く5℃以下にならないように管理しましょう。窓辺に置いておくと、夜は冷え込むため、窓辺から離してあげると良いでしょう。

用土

サンスベリアは水はけの良い土を利用しましょう。サンスベリア専用の土も市販されています。水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまいますので、市販の土を購入するか鹿沼土や赤玉土などをブレンドしても良いでしょう。元肥として緩効性肥料「マグァンプK」が配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」は、観葉植物にもおすすめです。無機質の用土を使えば、コバエの発生を防ぐことも出来ますが、根腐れしやすいのでこまめにお手入れをしてあげてください。

水やり

サンスベリアは、アフリカの乾燥地帯が原産地であるため、乾燥にはとても強いです。冬以外は、土の表面が乾いたら水を与えると覚えておいて良いでしょう。特に夏場は生育旺盛なので、鉢の底から水が流れ出るまで、水を与えましょう。

・夏の水やり

夏場は土が完全に乾いてから、たっぷりと水やりをしてください。ただし、お昼に、水やりをすると、日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。根にダメージを与えますので、夏場の水やりは、早朝か、難しければ夕方以降に行いましょう。加湿の原因になるため、鉢の受け皿の水は捨てましょう。

・冬の水やり

冬場は休眠期間に入りますので、断水気味にします。月に1回程度でも十分です。ただし、暖房が良くいている部屋の場合は、週1回程度で水を与えても良いですが、土が完全に乾いてから水をやるようにして、根腐れに気を付けましょう。また、霧吹き等で、葉水はこまめに行いましょう。ハダニの防止にもなります。葉がしおれてきた場合は、水やりのサインです。

・葉水に関して

葉水は毎日行うと良いでしょう。ホコリを落とすことにもなりますし、害虫のハダニやアブラムシの予防にもつながります。霧吹きで行いましょう。

肥料の与え方

2か月に1回、「プロミック 観葉植物用」等の置き肥タイプの緩行性化成肥料を与えるか、葉に元気がない時は「ハイポネックス原液」や「専用液肥 観葉植物」等の液体肥料を与えても良いでしょう。少量でよい場合は、「キュート 観葉植物用」がおすすめです。植え替え直後は根が弱っている場合があるので、2週間ほど間をあけてから肥料を与えましょう。

・夏場の肥料

生育期間です。この期間に、「プロミック 観葉植物用」等の緩行性肥料を、2ヶ月に1回程度、根元に置いてあげましょう。化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することもできます。

・冬場の肥料

冬場は生長が止まるので、肥料は控えましょう。元気がなく気になる場合は、「リキダス」等の活力剤などを与えると良いでしょう。与える際は、最初は1000倍と薄く希釈して与えましょう。その後も元気がないようでしたら、葉の様子をみながら、500倍、その次に200倍、と徐々に濃度を濃くしてあげてください。

剪定

サンスベリアは、剪定は特別必要ではありませんが、古くしおれてきた葉がある場合は切り落としてしまっても良いでしょう。

サンスベリアの植え替え

サンスベリアは生長が早く、鉢の中も根が一杯に広がります。根が詰まってしまうと、水の流れも悪くなり、古い物質が土に残留し、養分の吸い上げも酸素の吸収もできなくなってしまいます。一回り大きな鉢に植え替えを行いましょう。1~2年に1回は植え替えを行いましょう。

植え替えのタイミング

生育旺盛な期間で、5月~8月に行いましょう。植え替え自体は、植物に負担がかかる作業です。育成期間であれば、ダメージの回復も早いので、この時期に行います。また、葉っぱが黄色くなるなど、元気がないように見えることがあります。原因の一つとして根詰まりが考えられます。この根詰まりを起こしていたら植え替え時です。鉢底穴から根が飛び出ていたり、水の染み込みが悪くなっていなかなども、根詰まりのサインです。根詰まりを起こしていたら、生育期間に植え替えを行いましょう。

植え替えの手順

鉢からサンスベリアを引き抜きましょう。植物にダメージを与えないように、慎重に引き抜きます。根についている土は、手で優しく揉んで落とします。黒ずんでいる腐っている根はハサミで切り落としましょう。あまり大きく育てたくない場合は根鉢を三分の一ほどにします。その後は、一回り大きい鉢に植え替えてあげます。水はけが大事なので、鉢底石を入れて、観葉植物用の、水はけの良い土を使ってください。植え替え後は水を与えず、直射日光の当たらない明るい日陰で様子を見ましょう。1~2週間は肥料を控えて、直射日光に当てないようにしてください。

サンスベリアの苗の選び方

サンスベリアは、ホームセンターや園芸店だけでなく、100円ショップや雑貨屋でも手に入れることが出来ます。虫がついていないか、葉の表だけでなく裏側もチェックしましょう。みずみずしく張りがあるものを選ぶようにします。手で触ってみてグラグラするものも避けるようにしましょう。幹がシワシワになっているものも、根が弱っている可能性があるので避けましょう。できるだけ、発色が良くつややかなものを選びましょう。傷がついていないか良くチェックしてくださいね。

サンスベリアの、夏越し・冬越しの注意点

サンスベリア

夏越しの注意点

サンスベリアは5月~9月が生育旺盛になります。水やりは表面が乾いたらたっぷり与えましょう。また葉水も効果的です。日光を好みますが、40℃以上の環境はサンスベリアにとっても過酷です。注意点は強すぎる日差しです。葉焼けの原因になりますので、真夏は直射日光を避けるか遮光をしましょう。

冬越しの注意点

外で育てている場合、冬は室内に取り込みましょう。生育は止まりますので、水やりも土が完全に乾いてからにします。冬の注意点はエアコンの風に直接当てない事です。過度の乾燥を防ぐため、葉水が効果的です。

サンスベリアの増やし方

サンスベリア

サンスベリアは、株分けや葉挿しで増やすことが出来ます。植え替えのタイミングで根を2,3分割して別々の苗にする「株分け」と、葉っぱを土に挿して根を生やさせる「葉挿し」の二つの方法で増やすことが出来ます。生育期の春~夏に行いましょう。「葉挿し」は土に挿す前に根が出る様子を水耕栽培で観察することもできますよ。

株分けで増やす

サンスベリアは小株を次々と増やしていきます。植え替え時に根元からナイフで切り分けて、新しい鉢に植えつけましょう。鉢は大きいものを要しする必要はないので、それまで使用していたものと同様のサイズで問題ありません。

葉挿しで増やす

ツヤのある葉を選び、10cm程度の間隔で切っていきます。もともと下だった部分を下に、全体の1/2程度を新しい土に挿します。

株分け・挿し木のタイミング

気温と湿度が上がり始める5月~6月に行うと成功確率が高いです。ちょうどこの時期が生育期にあたり最も活発です。差し穂も高い確率で発根します。また切られた側の親株も、ダメージの回復が早いです。

株分け・葉挿しに使う土

新しい土を使いましょう。古い土だと養分が少なく、根からの栄養の吸収も悪いです。

株分け・葉挿し後の管理

2週間~4週間ほどで発根してきます。それまでは、風通しの良い、明るい日陰で管理し、土が乾燥しきらないように、水を与えましょう。新芽が生えてきたら新しい鉢へ植え替えます。

サンスベリアで注意する病害虫に関して

サンスベリアは、病害虫の被害は少ないですが、ハダニやカイガラムシの被害にあうことも。毎日良く観察し、見つけたら殺虫剤も活用しましょう。ここではサンスベリアの被害にあいやすい病害虫をご紹介します。

乾燥しているときは、ハダニに注意

ハダニは夏と、乾燥している冬に発生しやすい害虫です。発生した場合は、サンスベリアの葉の後ろに住み着きます。葉の裏も定期的に観察してあげると良いでしょう。ハダニは水に弱い害虫ですので、霧吹きでこまめに葉水をしていると予防になります。数が少なければ、霧吹きの水で退治できますが、数が多い場合は、殺虫剤を吹きかけて退治しましょう。

夏場は、カイガラムシに注意

夏場は、カイガラムシが発生しやすい時期です。葉がべたべたしていたらカイガラムシが発生している可能性が高いです。カイガラムシの成虫は体が硬い殻で覆われているため、薬剤での駆除が難しいです。ピンセットで取り除いたり、数が多い時は歯ブラシでこすり取ったりして、駆除しましょう。

サンスベリア(サンセベリア)の種類

サンスベリアは約70種類、世界に存在しています。縞模様のない単色のものなど、様々な品種があります。ここではいくつか代表品種をご紹介します。

サンスベリア・ローレンティー

一般的にサンスベリアと言えば、この品種を指します。覆輪千歳欄という別名を持っています。葉の縁が黄色いのが特徴です。

サンスベリア・スタッキー

細長い円筒状の葉っぱをもった品種です。肉厚で個性的な植物です。インテリア性も抜群です。

サンスベリア・エイレンシス

葉が肉厚で、先端が棘の様に鋭利です。成長が遅く増やしにくいため「世界で最も希少なサンスベリア」と呼ばれています。

サンスベリア・ピングイクラ

葉の縁が赤褐色に染まるのが特徴的な品種で、英名で「Queen of Sansevieria(サンスベリアの女王)」と呼ばれる希少種です。

サンスベリア・ハーニー

サンスベリアの中でも小型の種類です。テーブルにも置ける種類でミニ観葉として人気です。

サンスベリアを育ててみよう

いかがでしたか?この記事では、トラの様に力強く、個性的な品種も多く、インテリア性も高い、サンスベリアの育て方に関してご紹介させていただきました。サンスベリアは耐陰性もあり、初心者でも育てやすい植物です。風水としてもよい、空気清浄効果のあるサンスベリアを是非一度育ててみませんか?

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