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【家庭菜園】にんにくに適した肥料とは?栽培の流れやポイント、トラブルの対処法

【家庭菜園】にんにくに適した肥料とは?栽培の流れやポイント、トラブルの対処法

家庭菜園でにんにくを栽培するときは、肥料についてもしっかりと調べておくことが大切です。にんにくに適した肥料や施肥のタイミングなどを確認してみましょう。今回は、にんにく栽培の肥料に関する知識をご紹介します。

にんにくに適した肥料とは

にんにくをしっかりと肥大させるには、肥料を適切に施すことが大切です。肥料が足りないと、収穫できる鱗茎が小さくなってしまいます。

肥料にはさまざまな種類がありますが、にんにくを家庭菜園で育てるなら、チッソ・リン酸・カリが同じような割合で配合された「今日から野菜 野菜の肥料」がおすすめです。市販の野菜用肥料の成分を見て、適したものを探してみましょう。

また、植えつけ時の元肥には、じっくりと効果を発揮する緩効性肥料「マグァンプK」もおすすめです。対して、追肥の際はすぐに効く「ハイポネックス原液」等の速効性肥料を使うほうが良い場合もあります。窒素成分(N)があまり高くない方が使い勝手が良いでしょう。基本は緩効性肥料「今日から野菜 野菜の肥料」を使い、にんにくが肥料切れを起こしたら速効性肥料「ハイポネックス原液」を使う方法も有効です。

にんにく栽培の流れや施肥のポイント

にんにく

にんにくは、秋に植えつけて、翌年の5月~6月に収穫を行います。ぜひご自宅で育ててみましょう。こちらでは、にんにく栽培の流れや、施肥のポイントをご紹介します。

土づくり

にんにくは肥沃な用土を好みます。地植えの際、より良い土壌をつくりたいときは、完熟堆肥を加えておきましょう。完熟堆肥は有機物を分解・発酵してつくられたもので、土を改良する効果があります。プランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土を使うと手軽です。

元肥

植えつけ前に、用土に元肥「マグァンプK中粒」もしくは「今日から野菜 野菜の肥料」を混ぜ込んでおきます。完熟堆肥及び肥料を植えつけ1週間前を目安に加えましょう。また単肥の、熔リンをプラスすると球根が更に肥大します。

植えつけ

にんにくの種球を入手したら、鱗片をひとつずつ分けます。ふっくらして傷のないものを選びましょう。また、外皮を剥がして植えると生長がはやいです。外皮を剥がす場合は、皮は植える直前に剥がすようにしてください。

植え穴ひとつにつき1個の鱗片を15~20cm間隔で植えつけましょう。適期は9月~10月にかけての涼しい時期です。鱗片の向きは、芽が出てくるほうを上にします。

追肥

植えつけ後、元肥が切れてくる頃に追肥として「今日から野菜 野菜の肥料」を施肥します。植えつけから1カ月後を目安にして、年内に1回目の追肥を行いましょう。

一度目の追肥後、冬の期間中は施肥を避けます。寒い時期に肥料をあげても十分に吸収しないためです。暖かくなってきた2月~3月に再び追肥をします。以後は、月に1回を目安に追肥してください。肥料切れを起こしている場合には、速効性の液体肥料「ハイポネックス原液」を適宜与えるとよいでしょう。

芽かき

気温が上がってくるとにんにくが花芽を伸ばし始めます。花芽は別名、にんにくの芽ともよばれ、スーパーで見かけることも。放置していると「とう立ち」し、鱗茎が十分に育たなくなることもあるので、春になり、花芽が伸びてきたらすぐに摘み取ってしまいましょう。4月~5月に、花芽が葉と同じくらいの長さになったタイミングで根元から切り取ってください。

収穫

にんにくの収穫時期は5月~6月です。地上部が枯れて黄色くなり始めたタイミングで収穫しましょう。収穫の際は、株を丸ごと引き抜いてしまいます。引き抜きにくいものは、もう少し生長するかもしれないため、収穫を遅らせてかまいません。ただし、遅らせすぎると、にんにくが割れてしまうこともあるため注意しましょう。

貯蔵

にんにくは、よく乾燥させることで、長く保存できるようになります。風通しが良く、直射日光が当たらない場所に吊るしておきましょう。

にんにく栽培におけるトラブルや対処方法

にんにく

にんにくは育てやすい野菜ですが、栽培中にまったく問題が起きないとは限りません。最後に、にんにく栽培で起こりやすいトラブルや、対処方法をご紹介します。

葉が枯れた

収穫適期が来る前に葉が枯れてしまうのは、水切れや肥料切れなどが原因の場合があります。日頃のお手入れとして、土の表面が乾いた段階で、たっぷりと水やりしましょう。肥料が足りない場合は、即効性のある液体肥料「ハイポネックス原液」等を施肥します。

また、葉が枯れたように小さな斑点がたくさんできている場合は「さび病」という病気が原因のことがあります。さび病にかかっている葉はすぐに取り除き、薬剤を使って対処することが大切です。

発芽しない

にんにくは涼しい環境で発芽します。暑さが残っている時期に植えつけると、芽が出ない可能性があります。

また、植えつけ時に鱗片の向きが上下逆になっていると、発芽しないことがあります。向きをよく確認してから植えましょう。

肥大しない

収穫したにんにくが思うように肥大していない場合、肥料が不足していた可能性が考えられます。肥料の説明書きを読み、適量を与えることを意識してみましょう。植えつけ時に、元肥とは別に熔リンを加えてもよいかもしれません。

また、芽かきせずにとう立ちした場合も、うまく肥大しないことがあります。花芽を見つけたら、タイミングをみて必ず引き抜いておきましょう。

おわりに

にんにくを大きく育てるためには、肥料が欠かせません。時期に合わせたお手入れを行うと同時に、適切な肥料を施すことが大切です。ご紹介した内容も参考に、ぜひにんにく栽培にチャレンジしてみてください。

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