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食虫植物おススメ5選|基礎知識や育て方などもご紹介

食虫植物おススメ5選|基礎知識や育て方などもご紹介

食虫植物とは、その名の通り虫を捕食する植物です。捕虫葉(ほちゅうよう)と呼ばれる、虫を捕らえるように発達した葉がトラップとなって虫を捕らえています。見た目も斬新で、グロテスクなものや妖艶なものなどさまざま。またホームセンター手軽に購入できるものから、マニアの間で流通しているもので様々な種類が存在します。世界で500種類以上存在すると言われている食虫植物。この記事では、そんな食虫植物の人気品種を紹介するとともに、基礎知識や育て方もご紹介します。

食虫植物の種類

食虫植物の種類

食虫植物は、捕食の方法が4つに分類されます。ここでは、4つの捕食の種類をご紹介します。

落とし穴式

落とし穴式の食虫植物の捕虫葉は、筒状の袋のようになっています。袋の内側から出る匂いにつられて、虫をおびき寄せます。昆虫が袋の中に落ちると、蓋が閉まるようにできています。袋の底にたまっている消化液で昆虫を消化します。蓋がある品種とない品種がありますが、雨水がたまっても葉の隙間から流れ出るようになっています。
代表的な品種は、ウツボカズラです。マレーシアやインドネシアなどの熱帯アジアで自生する品種で、日本でも園芸専門店、ホームセンターで購入することができます。

挟み込み式

挟み込み式の食虫植物の捕虫葉は、2枚の貝のように開閉式で昆虫をまるで食べるかのように挟み込みます。葉の内側に「感覚毛」という組織があり、昆虫が触れるとわずか0.5秒で閉じ込める仕組みになっています。
閉じ込められた昆虫は1週間程度で消化されてしまいます。消化液はたんぱく質に反応するため、それ以外のものは、閉じ込めても排出する仕組みになっています。
代表的な品種は、ハエトリソウです。ダーウィンも熱心に研究したことで知られています。

粘着式

粘着式の食虫植物の捕虫葉は、葉の裏側に、腺毛(せんもう)と呼ばれる細い毛がびっしりと生えています。この腺毛から出る粘着液で、昆虫を捕獲します。葉の内側に巻き込まれる仕組みになっています。この粘着液は消化酵素が含まれていて、昆虫は消化されてしまいます。
代表的な品種は、モウセンゴケです。腺毛がキラキラと輝く見た目が人気があります。

吸い込み式

吸い込み式の食虫植物の捕虫葉は、小さな袋状のもので、葉や茎、根茎の部分についています。このタイプの食虫植物は主に水の中で生息するため、池などに生息しています。捕虫葉は地中または水中にあり、微生物やプランクトンなどを捉えています。

代表的な品種は、ミミカキグサです。世界中に分布しています。日本の固有種も存在します。

食虫植物の育て方の基礎知識

食虫植物の育て方の基礎知識

食虫植物は、昆虫を餌にして育っていると思われがちですが、昆虫を与えなくても育てることができます。光合成も行っているためで、自生している食虫植物は養分が少ない場所にいるため、養分を補うために昆虫を捕らえているのです。ここでは食虫植物の基本的な育て方をご紹介します。

日当たり

食虫植物は、薄暗くじめじめした場所に生息しているイメージがありますが、日光を好みます。ウツボカズラは、日光が不足すると補虫袋を付けることができなくなってしまいます。日当たりの良い場所で育てましょう。

水やり

土が乾いたら鉢底から溢れるくらいたっぷり水を与えましょう。また、多くの食虫植物は高温多湿を好みます。受け皿に水を張って、常に底面給水させておくのも良いでしょう。その場合は、受け皿の水は毎日取り換えましょう。

肥料

ほとんどの食虫植物は、肥料を与えなくても生長していきますが、与えたほうが生長が早いです。ただし、与えすぎると肥料やけを起こす場合があるので、規定量より薄めて使いましょう。液体肥料ハイポネックス原液を2000倍に希釈してあたえます。

用土

食虫植物は、水持ちと水はけのよい土を好みます。水ゴケやピートモスを利用するのもおすすめです。

1.ハエトリソウ

ハエトリソウ

基本情報

科: モウセンゴケ科
原産地:北アメリカ
タイプ:挟み込み式

特徴や魅力

虫を捕獲する際に、食いつくような動きをするインパクトが人気の品種。育てやすく、初心者におすすめです。

2.ウツボカズラ(ネペンテス)

ウツボカズラ

基本情報

科:ウツボカズラ科
原産地:東南アジア、マレーシア、インドネシア
タイプ:落とし穴式

特徴や魅力

食虫植物の代表格で、見た目の妖艶さからも人気です。育て方は、ウツボカズラの種類によってさまざまですが、園芸店やホームセンターで販売されている種類は育てやすいものが多いです。

3.サラセニア

サラセニア

基本情報

科:サラセニア科
原産地:北米
タイプ:落とし穴式

特徴や魅力

捕虫能力が高く、成生長も速早い品種です。夏の暑さや冬の寒さにも強く、初心者にも育てやすくおすすめです。

4.モウセンゴケ

モウセンゴケ

基本情報

科:モウセンゴケ科
原産地:北半球の高山や寒地
タイプ:粘着式

特徴や魅力

日本では尾瀬や北海道に自生する食虫植物です。見た目の美しさが人気。

5.ドロソフィルム

ドロソフィルム

基本情報

科:ドロソフィルム科
原産地:スペイン、ポルトガル、モロッコ
タイプ:粘着式

特徴や魅力

粘着式の食虫植物では、屈指の大型種で成生長速度も速いです。消化液の粘着力も強いです。

食虫植物を育てて楽しもう!

いかがでしたか?この記事では、おすすめの食虫植物を中心に、基礎知識や、育て方などもご紹介させていただきました。基本的には普通の草花と同じく、日当たりと風通しの良い場所で管理すれば、元気に育ってくれます。病害虫の心配は少なく、むしろコバエや蚊などを捕食してくれます。ぜひ一度、食虫植物を育ててみてはいかがでしょうか?

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