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富田英明のすてきな寄せ植えづくりpart6
お正月の寄せ植えづくり

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令和元年もあとわずか、あっという間に年末になってしまったような気がします。園芸店では、購入の際、迷ってしまうくらいの冬を彩る数多くの種類の花が、たくさん並んでいます。今回は、お正月を迎える寄せ植えをつくります。どこのお店でも手に入れやすい花を使いましたので、是非参考にして、みなさんもお正月を迎える寄せ植えをつくってみてください。今回も、いつもの3つのポイントで、寄せ植えフォルムをきれいに出していきます。

 

 


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どこでも手に入れやすい容器と植物。 容器 直径27㎝の木製のハンドルバスケット。サクラソウ プリムラマラコイデスのこと。あまり寄せ植えに使う人はいないかもしれないが、植えるととても可愛いい。ハボタン 今までのイメージとはまったく異なる素敵な品種が出回っている。ここではマットブラックでおしゃれない品種を使う。初雪カズラ ハツユキカズラは気温が下がるときれいな色味になる。この時期色のきれいなものが手に入る。ジュリアン プリムラジュリアンのこと。かわいい品種が増えていて注目したい花。ビオラ 最近、育種ビオラという言葉をよく耳にする。個人で交配を繰り返し、オリジナル品種をつくる方が増えている。なので、品種も多く変化に富んだ魅力的な花。黒マツ クロマツは、年末になると店頭に並ぶ植物。正月らしい寄せ植えを作るなら、ぜひ加えたい花材。

 

さらに、今回は付け加えたいポイントがあります。それは「みんな仲よくしているように植える」です。私は、寄せ植えは植物が「共存」する場だと思っています。外で咲いている、生えている植物たちを見たとき、いろんな種類が自然に、みんなどれも仲よく植わっているように見えませんか。実際、多くの植物がその環境を気に入って共存しているのだと思います。それと同じように、寄せ植えの場でも、植物同士仲よく植えられたら、素敵な寄せ植えに仕上がると思います。そんな感じを出すためにも、植物同士肩を組むように植えていきます。

 

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培養土肥料。園芸店で入手できる花と野菜の培養土など、使いやすいものであればどれでもかままない。肥料は元肥にマグァンプKなどを施す。

では、さっそく寄せ植えをつくっていきましょう。

 

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最初は、容器の内側にビニールが張ってあるので、持ち上げて先端をハサミで切って鉢穴をつくります

 

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空けたら、鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れます。目安は器に対して1 /3程度、あとは環境に合わせて量の増減をしてください。例えば、風の通りがよい場所は少なめ、悪いところは多めに、とかです。

 

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次に、土を入れます。目安は苗を置いて、下葉が容器の淵(赤丸部分)に触れるか触れないかくらいの高さになるまで入れます。

 

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土を入れたら、元肥としてマグァンプK などの置き肥を施します。根から吸収しやすいように、根鉢の下になるように撒きます。

 

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今回の配置図です。ポイントは真ん中に株を植えないことです。入れてはいけないという決まりはありませんが、真ん中に植えると、真ん中に植えました感が出てしまい、不自然な寄せ植えなってしまいます。真ん中に植えなくても、真ん中が高く、こんもりさせる方法がありますのでそちらをお勧めします。

 

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最初に植える苗は、サクラソウ(プリムラマラコイデス)です。最初のポイントは「高めに植える」です。高めに植えることでボリュームを出すことができます。そのため、写真のように根鉢の肩の部分をくずして、なで肩にします。根鉢の下部は、くずすと枯れる花もあるため、スペース的に問題がなければそのままくずさずに植えつけます。

 

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次のポイントは、苗を上から見て、「幅が広い方を横向きに配置する」です。配置図のA~D のように、横向きに配置すると上から見てきれいな円になります。先に述べたように「肩を組んで仲よくする」感じを出すには、縦向きではなく横を向かせた方がよいでしょう。

 

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さらに次のポイントは「背丈が高い方を容器の内側に向ける」です。草丈の高い方を見つけたらそれを容器の内側へ向けて、なおかつ横向きに入れるときれいな山なりのフォルムが出ます。それを踏まえて、1ポット目の株を植えてみましょう。

 

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ほかの苗も写真のように植えていきます。

 

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ビオラを植えつけます。隣のプリムラマラコイデスの葉っぱの高さと同じになるようにビオラの下に土を足します。

 

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ハボタンを植えつけます。根鉢はできるだけ取り除いて斜めに植えます。とても丈夫なので根蜂を多くくずしても大丈夫です。上を向けて植えるとただのハボタンですが、斜めに向けるとバラの花のように見えてステキです。ぜひ、斜めに植えてみてください。根鉢はなるべく容器の中心に配置し、株が容器から飛び出しすぎないようにするときれいなフォルムがつくれます。

 

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プリムラジュリアンを植えつけます。こちらも根鉢の下に土を足してハボタンの葉と同じ高さになるようにします。プリムラジュリアンも少し斜めに植えると、フォルムがきれいになります。

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クロマツを植えつけます。枝の高い方を容器の内側へ向けて、中心へ配置するように植えていきます。写真のようにそれぞれの大きい丸から小さい丸の所へ配置するイメージで植えつけます。

 

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バラの花にも見えるハボタンを正面に、クロマツまで植えつけ終わったところ。写真のように真ん中に苗を配置しなくても、真ん中を高くしたいときは端に、枝の高い方を内側へ向けて中心に持っていけば、簡単に山なりフォルムになります。

 

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最後にハツユキカズラをばらします。土をほぐしながらばらし、根だけにしてしまいましょう。丈夫なので問題ありません。

 

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ばらしたハツユキカズラは、周囲に挿すように植えつけますが、やはり枝の高い方を内側へ向けて配置しましょう。1本でも真ん中にあると一体感が出ますので、長めの枝をそれに使いましょう。写真のように青丸部分の葉っぱは、その他の苗の中に入り込んでしまうので、あらかじめ取り除いておきましょう。

 

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すべてを植えつけたら、全体的にバランスを整えて、低くなった苗はもう一度上に引っ張ったりして修正します。特にハボタンの向きを気にしてください。作業していると、いつのまにか真上に向いてしまうこともありますので、斜めにキレイに見えるよう調整していきます。

 

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最後に土を足します。ここで大事なポイントは葉っぱを持ち上げすぎないこと。多くの方が土を足す前と後ではフォルムが変わってしまうことがあります。葉っぱをめくりすぎて苗全体が後ろに傾いてしまうからです。苗にはあまり触らず、土を足していきましょう。

 

いかがでしょうか。花の寄せ植えにクロマツが似合うのかと思ってしまいますが、フォルムをきれいに出し一体感を出すように植えれば、とても仲よしに見えるものです。みなさんも、「好きなだけど似合わないから」ではなく、「好きなもの同士」を組み合わせて、フォルムをきれいに出すようにすればとても気に入った寄せ植えに仕上がるはずです。ぜひ、お正月を前にチャレンジしてみてください。

 

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