2月に咲く花8選|冬だからこそ楽しめる花を紹介!
2月のお庭やベランダを眺めて、「この時期に育てられる花はあるのかな」と思ったことはありませんか?
2月は一年で最も寒さが厳しい時期ですが、見ごろを迎えて美しい花を咲かせる植物はたくさんあります。適切な品種を選べば、季節を問わず花のある暮らしを楽しむことができます。
ここでは、2月に花を咲かせる植物を8種類取り上げ、それぞれの育て方を詳しく解説します。寒さに強い花を育てて、冬ならではのガーデニングを満喫してください。
- 目次
-
- 2月に咲く花1:ツバキ(椿)
- ツバキの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 2月に咲く花2:ウメ(梅)
- ウメの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 2月に咲く花3:菜の花
- 菜の花の育て方
- 2月に咲く花4:スノードロップ
- スノードロップの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 2月に咲く花5:セツブンソウ(節分草)
- セツブンソウの育て方
- 2月に咲く花6:スイセン(水仙)
- スイセンの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 2月に咲く花7:シクラメン
- シクラメンの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 2月に咲く花8:クリスマスローズ(ヘレボルス)
- クリスマスローズの育て方
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- おわりに
2月に咲く花1:ツバキ(椿)
日本の冬を代表する花のひとつがツバキです。日本原産の花木で、古くから親しまれてきました。
基本的に丈夫で管理しやすく、木を育てるのが初めてという方にもおすすめです。
ツバキは品種が豊富で、開花時期は12月頃~4月頃までと幅があります。
花の色や咲き方も多彩で、真っ赤な一重咲きの品種もあれば、真っ白な八重咲き品種や、紅白の絞り柄が魅力的な品種もあります。
お好きな花を咲かせるツバキを探して育ててみましょう。
ツバキの育て方
ツバキの好む栽培環境
ツバキは耐陰性があり、日陰でも育てることができます。ただし、日陰に植える場合はなるべく明るい場所を選ぶと花つきが良くなります。
日なたに植える場合は、西日が当たらない場所がおすすめです。
また、寒風に当たると蕾が傷んでしまうことがあるため注意が必要です。風通しの良さは保ちながら、寒風の影響を受けにくい場所を選びましょう。
植えつけ
植えつけの適期は春または秋です。3月中旬~4月、9月中旬~10月中旬を目安に行いましょう。
地植えする場合は根鉢の2倍~3倍の穴を掘って植えつけます。土に石などが混ざっていたら取り除いておきましょう。
鉢植えの場合は、鉢の中に鉢底石を敷いて排水性を高めます。
肥料
植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。
地植えの場合は、2月に寒肥を与えましょう。寒肥には堆肥と肥料成分がペレット状にひとつになった『土を豊かにする肥料』がおすすめです。
鉢植えの場合は3月に追肥します。葉がついている間は追肥を続けましょう。ただし、真夏の施肥は控えます。
追肥にはまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』 がおすすめです。
水やり
植えつけから2年未満の株には、土の表面が乾いてから水を与えます。開花時期は水をたくさん必要とするため、水切れに気をつけましょう。
水やりの際に花びらに水がかかると、痛みや病気の原因となることがあるため、株元へ与えてください。
地植えの場合、植えつけから2年以上経過した株は、基本的に降雨のみで育ちますが、乾燥が続いた場合は水をあげましょう。
剪定
花が咲き終わった3月~4月に剪定します。5月~6月には翌年の花芽をつくるため、早めに剪定を済ませておきましょう。
基本的には不要な枝や、混みあった部分を取り除く程度にとどめます。
短く切り戻す強剪定を行うと、翌年の花が咲かなくなることもあるため注意が必要です。強剪定は数年に1回程度に抑えましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘173:椿の育て方|丈夫に育つ苗の選び方は?剪定や花がら摘みなどの作業もご紹介
2月に咲く花2:ウメ(梅)
ツバキと同様、日本において古くから栽培されてきた花木です。中国原産ですが、日本には奈良時代には伝わってきたとされています。
1月~3月にかけて咲く花は、ほのかな香りを漂わせます。ご自宅に植えて育てれば、冬の庭に春の訪れを感じさせる花の美しさや香り、枝ぶりなどを楽しめるでしょう。
ウメには多くの品種があり、主に花ウメと実ウメに分けられます。育てたウメの実を食べたい場合は実ウメ用の品種を選びましょう。
ウメの育て方
ウメの好む栽培環境
ウメは日当たりと風通しの良い場所を好みます。湿気の多い日陰は避けて植えたほうが良いでしょう。
ただし、冬の寒風で傷んでしまうことがあるため、冷たい北風を避けられる場所がおすすめです。
植えつけ
植えつけは落葉期に行います。厳寒期を除いた12月~3月の間に作業を済ませましょう。
開花している場合は花後に植えつけます。
肥料
植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。
花後や実の収穫後にはお礼肥として追肥を与えましょう。まくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間続く『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
地植えの場合、12月~1月にかけて寒肥を施します。寒肥には堆肥と肥料成分がペレット状にひとつになった『土を豊かにする肥料』がおすすめです。
水やり
植えつけから2年未満は、土の表面が乾いたら水やりします。
2年以上経過した株は、地植えの場合はほとんど水やりしなくても問題ありません。ただし、雨が何日も降らない場合はたっぷりと水を与えてください。
鉢植えの場合はそのまま同じように水やりを続けましょう。
植えかえ
鉢植えの場合は1年~2年に1回程度、植えかえを行います。適期は植えつけと同様に、落葉期の12月~3月です。
根を鉢から掘り上げたら土を3分の2ほど落とし、傷んだ根を取り除きます。
太く伸びすぎた根は強めに切り、細い根は残しましょう。終わったら新しい土を入れた鉢へ植えつけます。
剪定
ウメを長く楽しむためには適切な剪定が大切です。
地植えの場合、6月~7月頃には不要な枝を整理しましょう。落葉期になったら形を整えるために切り戻すこともできます。
鉢植えでコンパクトに育てる場合は、開花後に花がら摘みとあわせて開花枝を切り戻します。付け根から2芽~3芽を残しておきましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘156:梅の育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介
2月に咲く花3:菜の花
黄色い小さな花をたくさんつける菜の花は、「菜花」や「花菜」と呼ばれることもあります。
厳密には「菜の花」という特定の種類の植物があるわけではなく、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。
菜の花にはいくつかの品種があります。観賞目的で育てる場合は、花を楽しめる観賞用の品種を選ぶことがポイントです。
食用品種の場合、基本的には開花前の若い茎葉やつぼみを収穫するため、花の観賞を楽しむのは難しいでしょう。
ほかにも、菜の花には菜種油をとるための品種もあります。用途に合った品種を選んで栽培を始めましょう。
菜の花の育て方
菜の花の好む栽培環境
菜の花は日当たり・風通しの良い場所を好みます。水はけの悪いジメジメとしたところは避けましょう。
暖地であれば、よく日の当たる暖かい場所に植えると、冬の間も元気に生育します。
種まき
地域によって異なりますが、菜の花は秋に種まきするのが基本です。
溝を作って種をまく「すじまき」や、20~30cmの間隔をあけて穴をあける「点まき」などの方法があります。
すじまきの場合は、種同士が重ならないよう1cmほど間隔をあけてまきます。
点まきの場合、ひとつの穴につき4~5粒の種をまきます。元気なものを残して間引き、本葉が4~5枚になる頃には一本立ちにしましょう。
どちらの場合も、土は1cm程度被せましょう。菜の花の種は小さいため、水やりで流れてしまわないよう、注意が必要です。
肥料
植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。
栽培期間が比較的長いため、開花前までに1~2回追肥すると花つきが安定します。
まくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を追肥しましょう。
水やり
菜の花は過湿を嫌いますが、種まきから発芽までの間は土を乾かさないように管理します。
地植えの場合、発芽後は降雨に任せて問題ありません。乾燥が続くときはたっぷりと水を与えましょう。
鉢植えやプランターの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。
アブラムシ対策
菜の花を育てるときに注意したい病害虫のひとつがアブラムシです。種まき後、すぐに防虫ネットをかけて予防しましょう。
冬の寒さが厳しくなると発生は減りますが、暖冬では冬でも発生することがあります。見つけたら早めに取り除き、必要に応じて薬剤を使用しょう。
『虫を予防するマグァンプD』は肥料やりと害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。
2月に咲く花4:スノードロップ
雪のように白く、しずく形の花を咲かせるスノードロップ。主な原産地は東ヨーロッパで、草丈は10cm~20cmとコンパクトな球根植物です。
原産地ではガランサス・ニバリス(コモン・スノードロップ)と呼ばれる品種が有名ですが、日本ではやや大型のガランサス・エルウェシー(ジャイアント・スノードロップ)がよく見られます。
よく似た花に、スノーフレークがあります。見分け方のポイントは花被片の形です。スノーフレークは、外花被6枚がほぼ同じ長さで、先端に緑の斑点が入ります。対してスノードロップは外花被3枚が長く、内花被3枚が短いのが特長です。
また、スノードロップは1月~2月、スノーフレークは3月頃から咲くことも見分けるポイントになります。
可憐な花を咲かせるスノードロップは、寄せ植えでも人気です。
同じ時期に咲くクリスマスローズやパンジー・ビオラなどと一緒に植えることもおすすめです。お好きな花と合わせ、冬の花壇を彩りましょう。
スノードロップの育て方
スノードロップの好む栽培環境
落葉樹の木陰のように、秋から春にかけては日当たりが良く、夏には直射日光を避けられる場所に植えるのがおすすめです。
水はけが良く、腐植質を含むやや湿り気のある土壌を好みます。過湿は球根腐敗の原因になるため注意しましょう。
植えつけ
植えつけの適期は暑さが落ち着いた9月~10月です。
地植えの場合、株間を5cm程度あけて、球根の高さの2倍~3倍の深さに植えつけます。
鉢植えの場合は5号鉢に5球~6球が目安です。浅植えにならないように注意しましょう。
肥料
植えつけ時は元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』 を施します。
開花後から、葉が枯れるまでの間には液体肥料『ハイポネックス原液』を月に1回~2回与えることで、次のシーズンに向けての栄養が蓄えることができます。
水やり
スノードロップを育てるときは水の与えすぎに注意します。
常に湿った状態では球根が腐ってしまうこともあるため、土の表面が乾いてから水やりを行いましょう。
地植えの場合は、基本的に自然の降雨で十分ですが、乾燥が続くときは水をたっぷりと与えましょう。
夏越し
花が咲き終わったら、地上部が完全に枯れるまでは葉や茎を切り落とさずに管理しましょう。光合成を行い、球根を太らせる大切な期間です。
葉が黄色くなってきたら徐々に水やりを減らします。ただし、夏越し中は完全に乾かさず、ときどき水を与えましょう。
鉢植えの場合は夏になったら半日陰へ移動させます。地植えの場合は地温が上がらないように敷き藁を敷いておくと安心です。
難しい場合は、球根を掘り上げて涼しい場所で管理しても良いでしょう。
基本的には植えっぱなしで数年育てられます。掘り上げる場合は、球根を乾燥させないよう、速やかに鉢へ移して植えかえることがポイントです。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘140:スノードロップの育て方|夏越しの方法は?水やりや肥料など日々の管理をご紹介
2月に咲く花5:セツブンソウ(節分草)
セツブンソウ(節分草)は、名前の通りに節分の頃に花を咲かせる山野草です。日本固有の品種で、本州の一部地域に生息しています。
白い花びらのように見える部分は5枚の咢片です。星のような形に開き、中心部の黄色い蜜腺とのコントラストが可憐な印象を与えます。
セツブンソウはキンポウゲ科の植物で、フクジュソウ(福寿草)やカタクリなどと同じ「スプリング・エフェメラル(春植物)」の一種です。
スプリング・エフェメラルは早春に開花し、落葉樹が葉を茂らせる前に光をたっぷりと受け手生長する植物です。
夏までに地上部が枯れ、その後は葉を落として地中で休眠します。また秋が近づくと芽を伸ばし、春先に花を咲かせるのが特長です。
セツブンソウの育て方
セツブンソウの好む栽培環境
セツブンソウは落葉樹林に自生することが多いため、自然環境に近づけることがポイントです。
春は日当たりの良い場所で管理し、気温が上がってきたら明るい日陰に移しましょう。
葉が落ちる頃日陰に移し、涼しい環境で管理すると良いでしょう。また、水はけの良さも大切です。
地植えする場合は排水性の悪い場所は避け、傾斜地などに植えることがおすすめです。
植えつけ
植えつけ適期は休眠期の8月末~9月頃です。セツブンソウは乾燥に弱いため、なるべく早く植えつけます。
浅植えにならないよう注意し、覆土は塊茎の厚みの2倍~3倍程度を目安の深さに植えつけます。
肥料
植えつけ時は元肥を与えないか、少なめ留めます。芽が出始めたタイミングで緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を少量施しましょう。
翌年の花つきを良くするため、花後に液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。
水やり
セツブンソウは過湿を嫌いますが、乾燥にも弱い植物です。特に、冬から春の生育期は、土の表面が乾いたら水を与え、極端に乾かさないようにします。
休眠期は乾かし気味に管理しますが、完全に乾燥させず、ときどき様子を見て軽く湿らせる程度に水を与えましょう。
地植えの場合は基本的に降雨に任せてかまいません。ただし、開花期間中に雨が降らない場合は水を与えましょう。
増やし方
花後に結実し、4月~5月頃に種をつくります。増やしたい場合は採取してすぐに種をまきましょう。
開花するまでには通常3年~4年ほどかかるため、ゆっくりと育てていきましょう。
2月に咲く花6:スイセン(水仙)
スイセンは、白や黄色の清楚な花と甘い香りが特長の、球根植物です。地中海沿岸を中心としたヨーロッパ原産ですが、日本でも古くから親しまれてきました。
早咲き品種は12月末から咲き始め、品種によっては4月頃まで花を楽しむことができます。
代表的な品種には、房咲きで香り高い「ニホンスイセン(日本水仙)」や、大きな副花冠が特長の「ラッパスイセン」などがあります。
丈夫で手間がかからず、一度植えれば毎年花を咲かせるため初心者の方にもおすすめの花です。
スイセンの育て方
スイセンの好む栽培環境
スイセンは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。ただし、花つきを良くするためには冬から春にかけて十分に日光が当たる環境が理想的です。
水はけの良い土壌を好み、じめじめした場所では球根が腐る原因となります。
庭植えの場合は、落葉樹の下など冬から春にかけては日が当たり、夏は木陰になるような場所で栽培しましょう。
鉢植えなら、日当たりの良いベランダや玄関先で管理しましょう。
植えつけ
植えつけの適期は10月〜11月です。ニホンスイセンは花芽分化が比較的早い品種のため、9月下旬〜10月上旬に植えつけておきましょう。
庭植え場合、球根高さの2倍〜3倍(15cm程度) の深さが植えつけの目安です。深植えにすると分球が抑えられ、大きめの球根が育ちやすくなります。
間隔は大球で15cm~20cm、中〜小球で10〜15cm程度開けましょう。
鉢植えでは、球根の頭が少し隠れる程度の浅植えで構いません。5号鉢では3球〜5球を目安に植えつけます。
肥料
元肥として、植えつけ時に完熟堆肥や腐葉土を土の2〜3割混ぜ込み、緩効性肥料『マグァンプK中粒』を施します。
追肥は発芽後から開花までの間、月に1回~2回程度を目安に行います。『ハイポネックス原液』や、チッソ分の少ない液体肥料『開花促進液』を与えてください。
水やり
庭植えの場合、基本的に水やりは不要です。雨が降らない日が続いたとき、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
過湿は球根が腐る原因になるため、受け皿に水をためないよう都度捨ててください。
花後の管理
花が終わったら、花茎を根元から切り取ります。種をつけると球根が体力を消耗し、翌年の花つきが悪くなるため、早めに摘み取りましょう。
葉は光合成で球根に養分を蓄える大切な役割があります。完全に枯れるまでそのまま残し、黄色く変色して自然に枯れてから取り除いてください。
庭植えの場合、3年〜4年は植えっぱなしでも問題ありません。
球根が混みあって花つきが悪くなったら、葉が黄変してきた頃に掘り上げ、分球して植え直しましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘130:スイセンの育て方|きれいな花を咲かせるには?水やりや肥料など日々の管理もご紹介
2月に咲く花7:シクラメン
シクラメンは、冬の鉢花の定番として人気の高い球根植物です。赤、白、ピンク、紫など花色が豊富で、うつむくように咲く姿が魅力的な花です。
主に流通している園芸品種は原種シクラメン・ペルシカムを改良したものです。
上手に管理すれば10月~翌年3月頃まで、約半年にわたって花を楽しめます。室内で育てやすいため、冬のインテリアグリーンとしてもおすすめです。
寒さには比較的強く、霜に当たらなければ5℃前後まで耐えられます。ただし、高温多湿は苦手なため、置き場所に気を配りましょう。
シクラメンの育て方
シクラメンの好む栽培環境
シクラメンの生育適温は日中15℃~20℃、夜間は5℃〜10℃です。少し肌寒い、と感じるくらいの環境で育てましょう。
20℃を超えると株が弱りやすくなり、高温が続くと花茎が徒長したり、病気にかかったりします。
そのため、暖房の効いた部屋では、窓際などの比較的涼しい場所に置いてください。暖房の温風が直接当たる場所は避けましょう。
また、日光を好むため、冬場はできるだけ明るい場所で管理することも大切です。
苗の選び方
葉の数が多く、株元がしっかり詰まっている苗を選びましょう。株元をのぞいて小さな花芽がたくさん見えるものが理想です。
また、葉の状態もポイントになります。葉にハリやツヤがあり、黄色く変色や傷んだ葉がないか確認してください。
肥料
シクラメンは比較的肥料を好む花です。9月〜5月の生育期には、1,000倍に希釈した液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回の頻度で与えます。
底面給水鉢の場合は、希釈した液肥を受け皿に入れて吸水させます。ただし、10日に1回程度は、鉢の上からたっぷり水やりを行い、土中にたまった肥料分を洗い流しましょう。
この作業が根傷みの原因を減らし、長期間の株の健康維持に繋がります。
水やり
土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと水を与えます。塊根の中心部や葉に水がかかると腐りやすくなるため、葉を持ち上げて株元に注いでください。
底面給水鉢の場合、常に水を満たすのではなく、受け皿の水位は深さの1/2~2/3程度に保ちます。水切れは花が早くしおれる原因になるため、こまめに状態をチェックしてください。
花がら摘み
咲き終わった花は早めに取り除きます。放置すると病気の原因になるほか、種をつけることで株が体力を消耗してしまいます。
花がら摘みはハサミを使わず、花茎の根元を指でつまんでねじりながら引き抜きます。
切り残した茎は腐敗して、病気の原因となることがあるため、根元からしっかり取り除きましょう。
黄色くなった葉も同様に取り除き、風通しを保つことが、長く美しく咲かせるコツです。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘67:シクラメンの育て方|シクラメンの茎が倒れてしまうのは何故?長持ちする育て方などご紹介
2月に咲く花8:クリスマスローズ(ヘレボルス)
うつむき加減に咲く上品な花姿が魅力のクリスマスローズ。白、ピンク、紫、黒に近い深紅など、シックな花色が冬の庭を彩ります。
日本で多く流通しているのは「オリエンタリス系(ガーデンハイブリッド)」と呼ばれる系統です。
寒さに強く、-10℃~-15℃前後まで耐えるため、積雪地帯を除くほとんどの地域で地植え栽培ができます。
クリスマスローズの育て方
クリスマスローズの好む栽培環境
クリスマスローズは、半日陰から明るい日陰を好みます。落葉樹の下など、冬から春は日が当たり、夏は木陰になるような場所が理想です。
特に、夏の直射日光と高温多湿が苦手なため、西日が強く当たる場所は避けましょう。
鉢植えなら、季節に応じて置き場所を移動できるため管理しやすくなります。
また、風通しの確保も重要です。株が蒸れると病気の原因になるため、株同士の間隔を十分に開けて植えつけます。
植えつけ
植えつけの適期は10月〜3月です。生育期であるこの期間であれば、ほぼ問題なく根づきます。
ただし、厳寒期(12月下旬〜2月上旬)は根の活着が悪くなるため、秋(10月~11月)か早春(2月下旬~3月)に植えつけると安心です。
庭植えの場合、深さ30cm程度の植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥をたっぷり混ぜ込みます。
水はけが悪い場所では、軽石や赤玉土を加えて排水性を高めましょう。深く根を張る性質があるため、土壌改良は丁寧に行いましょう。
根が深く張る性質があるため、鉢植えの場合は深さ30cm程度の鉢を選びます。浅い鉢では浅い鉢では根詰まりしやすく、生育不良の原因となります。
肥料
生育期の、10月〜4月にかけて肥料を与えましょう。庭植えの場合、10月に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を株元に施してください。
鉢植えでは、10月、12月、2月の3回を目安に置肥に『プロミック クリスマスローズ用』を施すか、10月〜4月に液体肥料『ハイポネックス原液』を月2回〜3回施してください。
5月〜8月の休眠期は肥料を控えます。この生育サイクルに合わせた施肥が、美しい花を咲かせるポイントです。
水やり
庭植えの場合、根づいたら基本的に水やりはほとんど不要です。ただし、夏に長期間乾燥が続くときはけ、朝か夕方の涼しい時間帯に水を与えましょう。
鉢植えでは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。乾燥には比較的強いですが、過湿になると根腐れの原因となるため注意してください。
冬でも晴天が続くと土が乾きやすくなるため、定期的に土の状態をチェックしましょう。
花後の管理
花が終わったら、種を採らない場合は花茎を根元から切り取ります。
種をつけると株に負担がかかるため、早めに摘むことで翌年の花つきが良くなります。
古葉切りのポイント
11月〜12月頃、古い葉を切り取る「古葉切り」をおこないます。この作業は、茎のない「無茎種」に特に必要な手入れです。
新芽が見え始めたタイミングで、古い葉を地面から5cmほど上の位置で切り取ります。
古葉切りをすることで、日当たりと風通しが良くなり、花芽に光が当たりやすくなります。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘35:クリスマスローズの育て方|鉢植えと地植えでおススメなのは?苗選びのコツや、肥料の与え方もご紹介
おわりに
2月に咲く花の魅力は、寒さに負けずに咲く強さと、春を待つ気持ちに寄り添う優しさにあります。
今回ご紹介した花は、どれも一度植えれば毎年花を咲かせてくれる美しい花々です。
最初は1〜2種類から始めてみて、栽培に慣れてきたら少しずつ品種を増やしてみましょう。さっそく、花のある暮らしを楽しんでみませんか?
公開:2024年1月30日
更新:2026年2月16日
#2月の花 #草花の育て方 #冬におすすめの植物 #特集
この記事に関連する商品について