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4月に咲く花8選| 春真っ盛りに開花するおすすめ植物は?

4月に咲く花8選| 春真っ盛りに開花するおすすめ植物は?

4月になると、あちこちでたくさんの花が咲き始めます。春真っ盛りの季節には、どのような花が咲くのでしょうか。

今回は、4月に咲く花のなかから、ガーデニングにおすすめのものを8種類ピックアップしました。それぞれの特徴や育て方を解説するため、ご自宅で育てたい植物をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

4月に咲く花1:チューリップ

チューリップ

春になると色とりどりの花を咲かせるチューリップ。赤・ピンク・黄・オレンジ・白・紫など、多彩なカラーバリエーションがあります。とても種類が多く、毎年のように新しい品種が誕生しています。

開花時期は主に3月下旬から5月上旬で、品種は主に原種・早生・中生・晩生に分けられます。原種チューリップの開花がもっとも早く、3月頃に花を咲かせます。

開花が少しずつずれるように異なる品種を植えることで、次々と咲くチューリップの観賞を楽しめるでしょう。

チューリップの育て方

チューリップの好む栽培環境

チューリップにしっかりと日を当てることで茎や葉が丈夫に育ち、きれいな花を咲かせてくれます。

日当たりと水はけの良い場所を選んで植えつけましょう。

球根の植えつけ

チューリップの球根の植えつけ適期は10月~11月の秋です。植えつけ後はしばらく発芽しませんが、地中で根を伸ばしています。暖かくなってきたら発芽して、地上部が生長を始めます。

芽が出たら日光にたくさん当ててあげましょう。霜の被害を避けるため、寒い時期は軒下に移動したり、不織布をかけたりして対策することがおすすめです。

肥料

チューリップに肥料を与えることで、より美しく元気な花を咲かせてくれます。植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

12月の中旬頃には追肥として液体肥料『ハイポネックス原液』をあたえます。

花後は、来年のために球根に栄養を与えます。初夏に葉が黄色く枯れるまで1週間から10日に1回の頻度で液体肥料『ハイポネックス原液』を施しましょう。

水やり

植えつけからしばらくの間、土を乾かしすぎると根張りが悪くなってしまうことがあります。地植えの場合は基本的に降雨に任せますが、雨が降らない日が続いたら水をあげましょう。

鉢植えの場合は土が乾きやすいため、より注意が必要です。土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。発芽後も同様に、土を完全に乾燥させないように水やりするのが大切です。

アブラムシ対策

チューリップの栽培で気をつけたい天敵のひとつがアブラムシです。吸汁して株を弱らせてしまうほか、ウイルス病の原因になる可能性もあります。

見つけたらなるべくすぐに駆除しましょう。薬剤も活用して防除し、大切なチューリップを守ることがおすすめです。

アブラムシを見つけたらアブラムシ退治と肥料やりが同時にできる『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』がおすすめです。

花後の管理方法

花が終わる少し前に花首をカットします。翌年にも球根を植えたい場合は、地上部が枯れてから掘り上げましょう。

夏の暑さを避けるため、風通しが良く涼しい場所で保管し、秋が来たら植えつけます。

ただし、チューリップは開花後に自然と分球していきます。小さく分かれた球根は、そのまま植えても花を咲かせないことが基本です。大きめの球根だけを選んで保管すると良いでしょう。

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【園芸の基本】チューリップの育て方〜チューリップの球根に肥料は必要?球根に肥料を与えるメリットとは?球根の水やり、植え方もご紹介!

4月に咲く花2:サクラ

桜

春を象徴する花であるサクラ(桜)は、バラ科の落葉高木です。野生種は15種、園芸品種は300を超えるといわれており、一重咲きや半八重咲き、八重咲きなど、品種によって咲き方はさまざまです。

淡紅色の花をつける品種が代表的ですが、白色や濃いピンク色、薄緑色の花を咲かせるものなどもあります。

ご家庭に植える場合は、管理しやすいように小さめの品種を選ぶと良いでしょう。

サクラの育て方

サクラの好む栽培環境

サクラは日当たりの良い場所でたくさんの花を咲かせます。日陰では枝が間延びしたり、枯れてしまったりするため気をつけましょう。

大きく育つため、周りに障害物のない広めのスペースを確保することも大切です。

また、サクラは肥沃で適度に湿り気のある用土を好みます。土が固い場所では根を伸ばしにくいため、しっかりと耕して土をふかふかにしましょう。

苗木の植えつけ

サクラの植えつけ適期は落葉期にあたる12月~3月です。ただし、厳寒期は作業を避けましょう。

土に植わっていない裸苗を購入した場合は、植えつけ前に1時間ほど根の全体を水につけておきます。

根鉢よりも一回り大きな植え穴を掘り、苗木を植えつけていきましょう。

肥料

植えつけの際は、植え穴の底に元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』と堆肥を混ぜて土を軽くかぶせておきましょう。

『土を豊かにする肥料』は、堆肥と肥料成分がひとつになっており、肥料効果と同時に土の中の微生物の働きを促します。

また、冬には寒肥を施します。株の周りにいくつかの穴を掘り、『土を豊かにする肥料』を加えましょう。

水やり

地植えする場合は雨に任せて問題ありません。夏の乾燥しやすい時期などに雨が降らない場合は水やりしましょう。鉢植えの場合、土の表面が乾いてから水をあげます。

夏場は1日から2日に1回は水やりが必要になるケースもあるため、土の様子をこまめにチェックしておきましょう。

剪定

サクラは枝を切られることを嫌います。むやみに剪定をすると花が咲かなくなったり、切り口から雨水や病害虫の侵入により枯れてしまったりすることがあるため注意が必要です。

どこをカットするのかしっかりと考えてから剪定しましょう。適期は落葉期の12月から3月上旬です。

元気のない枝や逆方向に伸びた枝、ひこばえなどを優先してカットしていきます。なるべく太い枝を切らずに済むよう、株が若いうちから樹形を整えるように意識して剪定しましょう。

植えかえ

鉢植えのサクラは2年~3年に1回の頻度で植えかえましょう。そのまま育ててしまうと根詰まりをおこして生育が停滞し、いずれは枯れてしまう可能性もあります。

適期は12月~3月ですが、根を切らない場合は4月頃まで植えかえ可能です。

植えかえの際も『マグァンプK大粒』を元肥として土に混ぜ込みましょう。

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘172:桜の育て方|剪定方法や注意点は?水やりや肥料などの管理方法もご紹介

4月に咲く花3:スイートピー

スイトピー

マメ科のスイートピーは、ピンクや赤、オレンジ、白、紫などのふわふわとした花を咲かせます。名前の通り、スイートな優しい香りを漂わせることが特徴です。「麝香連理草(ジャコウレンリソウ)」や「香豌豆(カオリエンドウ)」など、香りの良さに由来する和名もあります。

主な開花時期は4月~6月です。春咲き品種が一般的ですが、夏咲きや冬咲きの品種も見られます。また、一年草タイプが基本ですが、宿根草のスイートピーもあります。育てる品種を選ぶときは、品種の特徴についてもチェックしてみましょう。

スイートピーの育て方

スイートピーの好む栽培環境

スイートピーは日当たり・水はけ・風通しの良い場所を好みます。連作障害を避けるため、マメ科植物を育てたところには植えないようにしましょう。

酸性の土壌を嫌うため、植えつけの2週間前までには苦土石灰を混ぜて酸度調整しておくことがポイントです。

根をよく伸ばすため、深さ40cm程度のところまでしっかりと耕しておきましょう。

種まき

スイートピーの種まき適期は10月~11月です。発芽適温は15℃程度のため、早くまきすぎないようにしましょう。

種まきの前に、半日ほど吸水させます。水を吸って膨らんだ種を選んでまきましょう。20cmほどの間隔をあけて小さな穴を掘り、種を2~3粒ずつまいていきます。土は1cmほどかぶせましょう。

発芽後には元気の良いものを残して間引きます。最終的に一本立ちさせましょう。

肥料

植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

植えつけ1ヵ月後から追肥を行いましょう。追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

水やり

スイートピーは乾かし気味に管理します。土の表面がしっかりと乾いてから水やりしましょう。

ただし、暖かくなってくると水切れしやすくなるため注意が必要です。とくに生長期には水やりを忘れないように気をつけましょう。

摘心

スイートピーの茎が7~8節になる頃には摘心を行います。先端を摘み取ることで脇芽が増え、より多くの花を咲かせることができるでしょう。

アブラムシ・うどんこ病対策

スイートピー栽培ではアブラムシやうどんこ病などの病害虫に注意が必要です。どちらも風通しの悪い場所で発生しやすいため、蒸れにくい環境を整えて対策しましょう。

発生した場合は薬剤も使い、早めに対処することが重要です。『虫を予防するマグァンプD』は肥料やり+害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

花がら摘み

開花が終わったものを放置していると種をつくり始めるため、花数が減少してしまいます。花柄の付け根から摘み取っておきましょう。

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘27:スイトピーの育て方|苗から育てる注意点、種まきの方法、誘引や花がら摘みなど日々の管理方法もご紹介

4月に咲く花4:ネモフィラ

ネモフィラ

ネモフィラはムラサキ科の一年草です。「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」の和名通り、瑠璃色の花をたくさん咲かせます。

原産地は北アメリカです。日本には複数のネモフィラの名所があり、青い絨毯を敷き詰めたような花畑を見に多くの人々が訪れます。

代表的な品種は「ネモフィラ・メンジェシー」で、花の大きさは2cmほどです。花びらの外側が青、中心が白の可愛らしい花をつけます。

ほかにも、白い花や紫色の花をつける品種もあります。お好きな品種を探してご自宅で育ててみましょう。

ネモフィラの育て方

ネモフィラの好む栽培環境

ネモフィラは日なたに植えることがおすすめです。冬の寒さが厳しい時期は凍結を防ぐため、夜だけ覆いをかぶせるなどの方法で対策しましょう。

適した場所に植えれば元気に生長し、続々と花を咲かせてくれます。蒸れやすい状態は嫌うため、風通しを良くするために除草したり、枯れ葉を取り除いたりしてお手入れしましょう。

また、開花中に長く雨に当たってしまうと、株が弱ってしまうことがあります。鉢植えの場合は雨の当たらない場所へ移しましょう。

種まき

ネモフィラは9月~11月に種まきを行います。発芽適温は20℃前後のため、寒地の場合は春に種まきしましょう。

育苗ポットひとつにつき3~4粒を目安にまきます。種が小さいため、水やりで流れてしまわないように注意が必要です。順調にいけば種まきから約10日で発芽します。

肥料

ネモフィラを植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

ネモフィラに肥料を過剰に与えると徒長してしまいますので、地植えの場合は元肥のみでも問題ありません。

鉢植えの場合も同様に、植えつけ時に元肥として『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

生育の様子を見て、必要な場合は液体肥料『ハイポネックス原液』を与えます。

水やり

ネモフィラは過湿を嫌います。つねに土が湿った状態にならないように気をつけましょう。基本的に土が乾いてからたっぷりと水をあげます。

できるだけ花に直接水をかけないよう、株元に優しく注ぎましょう。

アブラムシ対策

ネモフィラにはアブラムシが発生することがあります。見つけたらすぐに取り除くことが大切です。予防・駆除のできる薬剤も使って被害を防ぎましょう。

『虫を予防するマグァンプD』は肥料やりと害虫の予防・退治が同時にできるのでおすすめです。

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘88:ネモフィラの育て方|種からでも気軽に育てられる!水やりや肥料の与え方などもご紹介

4月に咲く花5:ルピナス

ルピナス

ルピナスはマメ科の草花です。耐寒性が強く、寒冷地では多年草として育てられます。一方で耐暑性が弱いため、暖地では一年草として育てられることが基本です。

ルピナスは小さな花がたくさん集まった長い花穂が特徴です。フジの花が天へ向かって伸びているような姿のため、「昇り藤」と呼ばれることもあります。

フジの花は青紫色や白色が一般的ですが、ルピナスの色は多彩です。ピンクや赤、黄、オレンジ、紫など、カラフルな花を咲かせます。

ルピナスの育て方

ルピナスの好む栽培環境

ルピナスは半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなってしまう可能性があります。なるべく日当たりの良い場所へ植えつけましょう。

また、前年にマメ科の植物を植えた場所は連作障害の発生を考慮して避けます。

種まき

ルピナスの発芽適温は約20℃です。一年草の場合は9月頃、多年草の場合は6月頃が種まき適期です。

種まきの前夜に水につけ、吸水させておきましょう。

植えつけ

9月頃に種まきした場合は10月~11月には植えつけできます。春に苗を購入し、お好きな鉢や花壇に植えつけることも可能です。

植えつけの際は、根鉢を崩さないように慎重に扱いましょう。複数の株を植える場合は25cmほど株間をあけます。

肥料

植えつけの際は元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

地植えの場合は3月頃に緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』などで追肥を行いましょう。

鉢植えの場合、生育期間中は1週間~10日に1回の頻度で液体肥料『ハイポネックス原液』を与えます。

水やり

地植えの場合は雨のみで十分に育てられます。晴れた日が続いたときは水をあげましょう。

鉢植えの場合は土の表面がしっかりと乾いてから水やりします。多湿を嫌うため、常に湿った状態にならないよう気をつけましょう。

花がら摘み

ルピナスの花穂が全体的に咲き終わったら、花茎ごとカットします。摘み取ったところから脇芽が増え、二番花・三番花を楽しむことも可能です。

開花が終わった花を放置していると種をつくり始めてしまうため、早めに花がら摘みをしましょう。

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☘195:【Q&A】ルピナスの育て方|2回花を咲かせるコツは?水やりや肥料などの管理方法もご紹介

4月に咲く花6:モクレン

モクレンは春に美しい花を咲かせる落葉樹で、古くから日本で親しまれています。樹高は4~5m程度の中高木で、株立ちになりやすく横に広がりやすい性質があります。

平安時代中期に書かれたとされる「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」によると、モクレンは中国から日本に渡来したとされています。

元は観賞用ではなく、「辛夷(しんい)」と呼ばれるつぼみを漢方薬にするために育てられていました。

モクレンは外側が紅紫色、内側が白色の華やかな花を咲かせます。花弁は6枚で、「開花中」に葉を出すのが特徴です。

また、同じモクレン科の別種にハクモクレンがあります。ハクモクレンは花弁が9枚で、「開花後」に葉を出すことが、モクレンとの大きな違いです。

モクレンの育て方

モクレンの好む栽培環境

モクレンは日当たりが良く、腐植質に富んでおり排水性の高い土壌を好みます。根が粗く細根が少ないので、将来的に成木の移植は難しくなります。

そのため、生長後の大きさを考慮して植えつけ場所を選んでください。

植えつけ

植えつけは落葉期の1月から3月上旬に行うのがおすすめです。元肥として『マグァンプK大粒』を混ぜ込みましょう。

また、腐葉土や完熟堆肥などをすき込み、根を傷つけないように注意しながら植えつけます。しっかりと水を注いでから、根と用土をなじませましょう。

苗木が倒れてしまわないよう、支柱で固定するのがポイントです。

肥料

若木と成木では、施肥のタイミングと量が異なります。

若木(植えつけ後2〜3年)の場合、生長を促すために4月〜5月、7月、9月中旬〜下旬、翌年1月のタイミングで寒肥として『土を豊かにする肥料』を株の周りにいくつかの穴を掘り混ぜ込みます。

一方、成木になると生長が安定するため、春(5月頃)と秋(9月頃)の年2回の施肥で十分です。

増やし方

種まきは9月から10月頃がいいでしょう。熟した果実から種子を取り出し、すぐにまくのがポイントです。モクレンの種子は乾燥に弱いので、採取後は保存方法に注意してください。

種まきの際は、水はけの良い用土を使い、種を1cmほど覆土します。発芽までは乾燥させないよう、水やりに気をつけましょう。

発芽後は日当たりの良い場所で管理し、徐々に日光に慣らしていきます。種から育てた場合、開花までには数年かかりますので、根気よく育てることが大切です。

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☘159:木蓮(モクレン)の育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介

4月に咲く花7:スミレ

スミレは春の訪れを告げる可憐な花で、その愛らしい見た目が人気です。

濃い紫色の小さな花で知られていますが、実際には数百もの多様な種が存在し、日本国内にもさまざまな色・形のスミレが分布しています。

鉢植えでコンパクトに楽しめるのも魅力のひとつで、ご家庭の庭やベランダで気軽に楽しめる花です。

スミレの育て方

スミレの好む栽培環境

スミレは日当たりと湿度のバランスが大切な植物です。もともと山野の林縁や草地に自生していることからもわかるように、明るい半日陰を好みます。

季節によって最適な環境が異なりますので、上手に場所を変えながら育ててあげると良いでしょう。

春から秋にかけては、午前中は日光が当たり、午後は明るい日陰になるような場所で育てるのが理想です。

ただし、夏の強い直射日光は葉を傷める原因となります。レースのカーテン越しの光や木漏れ日のような、柔らかな光が当たる場所に置いてあげると安心です。

また、スミレは高温多湿を苦手とします。夏場は風通しの良い明るい日陰に置き、できれば朝夕に涼しい風が当たるような場所で管理すると良いでしょう。

湿度が高いと病気の発生リスクが高まりますので、鉢と鉢の間を少し離して置くなど、風通しに配慮することも大切です。

種まき

スミレを種で増やしたい場合、未熟な種を採ってまく方法と、完熟した種をまく方法があります。未熟な種を採る場合は、実が上向きになり、少し硬くなったタイミングで採取しましょう。

種はすぐにまいてしまう「とりまき」を行うことがポイントです。順調にいけば1週間程度で発芽するでしょう。種まきの際は薄く覆土し、用土が乾かないように管理します。

完熟した種を採る場合は、実が弾ける前に袋をかぶせておくと良いでしょう。弾けた種を集めたら、低温に当てた後に種まきします。湿った川砂などと一緒に冷蔵庫で1ヵ月~2ヵ月ほど保管しましょう。

冬に種を採る場合も、とりまきせずに種を保管し、春になってからまくことがおすすめです。発芽した後は、本葉が数枚ついた頃に鉢や花壇などへ植えつけられます。

また、スミレの品種によっては発芽しにくいものがあります。根伏せや株分けなど、別の方法で増やすことも検討しましょう。

肥料

肥料は、植えつけ時に緩効性化成肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。

春の花が終わった後と9~10月頃に追肥として1週間から10日に1回液体肥料『ハイポネックス原液』を与えます。

肥料の与えすぎは葉ばかりが茂って花つきが悪くなるため、使用の際は適量をあたえるのがポイントです。

水やり

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。

ただし、スミレは過湿を嫌うため、水の与えすぎには注意が必要です。夏場は乾燥しやすいので、朝夕の涼しい時間帯に水を与えてください。

植えかえ

スミレは毎年植えかえるのが理想的です。植えかえの適期は春の花後(5月~6月)か2月~3月で、その際に古い土を新しい土に入れ替えることで、花の健康を保つことができます。

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘282:【Q&A】ニオイスミレの育て方

4月に咲く花8:ドウダンツツジ

ドウダンツツジは、春に白い釣鐘形(つりがねがた)の可愛らしい花を、秋には鮮やかな紅葉を見せてくれる落葉性の花木です。

日本原産で本州・四国・九州に分布し、樹高は1~2mほどになります。刈り込みに強く、小枝が密に出るため生垣などに使われています。

その白い花は切り花としても人気があり、春のフラワーアレンジメントに欠かせません。繊細な枝ぶりと花のコントラストが美しく、花瓶に生けるだけで存在感を放ちます。

また、秋の紅葉は赤・橙色に色づき、まるで燃えるような美しさを見せます。四季折々の表情を楽しめる、人気の花木です。

ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジの好む栽培環境

ドウダンツツジは日当たりの良い場所を好みます。日陰では花つきが悪くなるだけでなく、紅葉の色も鮮やかになりません。

鉢植えで育てる場合は、夏の間は西日を避け半日陰で管理すると良いでしょう。

土壌は弱酸性から酸性を好みます。庭植えの場合は、植えつけ前に腐葉などを混ぜ込むといいでしょう。

鉢植えなら、赤玉土小粒や腐葉土を配合し、水はけ・水もちのいい用土を使えば元気に育ちます。

肥料

肥料は、花後と春の芽出し時期に、緩効性化成肥料『マグァンプK小粒』や有機質肥料を施します。

ただし、秋口以降の施肥は控えましょう。与えすぎると冬の寒さに耐えられなくなることがありますので、適量を守ることが大切です。

水やり

鉢植えの場合、気温の高い5月から9月は土が乾いたらたっぷりと与えてください。ドウダンツツジは水切れに弱いため、とくに植栽後2週間程度は注意が必要です。

庭植えの場合は基本的に降雨のみで十分ですが、夏の乾燥が続くときは水を与えてあげましょう。

剪定

剪定は、丸く刈り込んだ樹形を維持したり、生垣として利用したりするときに行います。

適期は新芽が伸びる5月中旬から6月中旬です。花芽形成は7月位までなので、花後なるべく早く剪定して新しい枝を伸ばしましょう。

ただし、夏以降の剪定は花芽を切ることになるので注意してください。

剪定の際は、込み合った枝や弱い枝を取り除いて風通しを良くすると、病害虫の発生を防ぎやすくなります。

増やし方

秋に熟した種子を採取した直後、または翌春の3~4月頃に種をまきましょう。

まずは育苗箱やポットに用土を入れて平らにします。種子を表面にまき、ごく薄く覆土をするか、軽く押さえるだけでも十分です。

水やりは種子が流されないように、霧吹きを使って静かに行いましょう。

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘228:【Q&A】ドウダンツツジの育て方|花や紅葉を楽しむ方法は?水やりや肥料などの管理方法もご紹介|【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

おわりに

春らんまんの4月は植物にとっても過ごしやすい時期で、さまざまな種類の花が咲き誇ります。

今回ご紹介した植物は育てやすいものが中心で、園芸初心者の方にもおすすめです。

お好きな春の花を選んでご自宅で育て、色とりどりの花壇をつくりあげましょう。

公開:2023年3月29日
更新:2025年4月17日 

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