更新日:2026.10.23
11月の家庭菜園|種まき・植えつけ・収穫と冬支度
朝晩の冷え込みが深まる11月は、秋にまいた野菜が収穫を迎える一方で、春に向けた種まきや植えつけ、冬越しの準備も始まる時期です。寒さが増してから家庭菜園を始める方も、お住まいのエリアの気候と野菜の適期に合わせれば、この時期から栽培を始められます。
11月にできる作業は地域の気候によって異なりますが、野菜の種類や品種を選べば、この時期から栽培を始めることもできます。
この記事では、11月の家庭菜園における地域ごとの作業の違いや、8種類の野菜を例にした種まき・植えつけ・管理・収穫、12月に向けた準備などをご紹介します。
- 目次
-
- 11月の家庭菜園|地域ごとの作業の違い
- 中間地
- 寒冷地
- 暖地
- 11月の家庭菜園|おすすめの野菜
- エンドウマメの育て方
- エンドウマメが好む栽培環境
- エンドウマメの種まき
- エンドウマメの肥料
- エンドウマメの水やりと冬越し
- ソラマメの育て方
- ソラマメが好む栽培環境
- ソラマメの種まきと苗の植えつけ
- ソラマメの肥料
- ソラマメの水やりと冬越し
- ホウレンソウの育て方
- ホウレンソウが好む栽培環境
- ホウレンソウの種まきと間引き
- ホウレンソウの肥料
- ホウレンソウの水やりと収穫
- コマツナの育て方
- コマツナが好む栽培環境
- コマツナの種まきと間引き
- コマツナの肥料
- コマツナの水やりと収穫
- ミズナの育て方
- ミズナが好む栽培環境
- ミズナの生育管理
- ミズナの肥料
- ミズナの水やりと収穫
- タマネギの育て方
- タマネギが好む栽培環境
- タマネギの苗の植えつけ
- タマネギの肥料
- タマネギの水やりと冬越し
- イチゴの育て方
- イチゴが好む栽培環境
- イチゴの苗の植えつけ
- イチゴの肥料
- イチゴの水やりと冬越し
- ダイコンの育て方
- ダイコンが好む栽培環境
- ダイコンの間引き
- ダイコンの肥料
- ダイコンの水やりと収穫
- 11月の家庭菜園|12月に向けた片づけと防寒準備
- 収穫を終えた株や枯れ葉を片づける
- 使い終えた支柱やネットを洗って保管する
- 冬越しする野菜を不織布やマルチで守る
- 11月の家庭菜園|よくある質問
- 11月から植えつけできる野菜には何がありますか?
- 11月に種まきできる野菜には何がありますか?
- 11月のプランターで育てやすい野菜は何ですか?
- おわりに
11月の家庭菜園|地域ごとの作業の違い
11月に行える種まきや植えつけ、防寒のタイミングは、中間地・寒冷地・暖地によって変わります。それぞれの地域の特長を押さえておきましょう。
中間地
中間地では、11月上旬から中旬にかけてエンドウマメやソラマメの種まき、タマネギの苗の植えつけなどが行えます。
ホウレンソウやコマツナも秋冬向けの品種を選べば種まきができます、ただし、寒くなると発芽や生育がゆっくりになります。コマツナでは、低温になると発芽までの日数も長くなります。
冷え込みが強まってきたら、不織布やトンネルなどで保温できるよう準備しておくと安心です。
寒冷地
寒冷地では冬の訪れが早いため、11月は育っている野菜の収穫や防寒を優先します。
中間地では秋に種をまくエンドウマメやソラマメなども、寒さの厳しい地域では春まき栽培が適している場合があります。また、タマネギも地域によって栽培時期が異なるため、春植えなど地域に合った方法を選びましょう。
収穫適期を迎えた野菜は、積雪や土の凍結が始まる前に収穫しておきましょう。冬越しする野菜は、霜や冷たい風から守ります。
暖地
暖地では比較的暖かな日が続き、霜が降りる時期も遅いため、11月も葉物野菜の栽培や苗の植えつけを続けやすい傾向があります。
ただし、エンドウマメやソラマメのように暖地でも種まきの適期が限られる野菜もあるため、種袋に書かれた地域別の適期も確かめましょう。
また、同じ県内でも海沿いと山間部では冷え込み方が異なります。最低気温の予報や霜が降り始める時期も参考にしましょう。
11月の家庭菜園|おすすめの野菜
11月は、これから種まきや植えつけを始める野菜と、秋から育ててきた株を収穫する野菜が重なる時期です。ここでは中間地を目安に、8種類の野菜で11月に進めたい作業の内容と収穫時期をご紹介します。
なお、栽培適期は、地域や品種によって異なります。特に、11月から育てる葉物は、寒さで収穫までに時間がかかります。年内の収穫を急がず、株の育ち具合を確かめながら手入れしましょう。
野菜 | 11月の主な作業 | 収穫の時期 |
|---|---|---|
| エンドウマメ | 種まき、冬越しの準備 | 翌春から初夏 |
| ソラマメ | 種まき、苗の植えつけ | 翌春から初夏 |
| ホウレンソウ | 種まき、間引き、育った株の収穫 | 秋から冬 |
| コマツナ | 種まき、間引き、育った株の収穫 | 秋から冬 |
| ミズナ | 間引き、収穫 | 秋から冬 |
| タマネギ | 苗の植えつけ、冬越しの準備 | 翌春から初夏 |
| イチゴ | 苗の植えつけ、冬越しの準備 | 一季なり品種は翌春 |
| ダイコン | 間引き、追肥、収穫 | 秋から冬 |
エンドウマメの育て方
エンドウマメは、秋に種をまいて若い苗で冬を越し、翌春から初夏に収穫する野菜です。サヤエンドウやスナップエンドウ、実エンドウなどの種類があります。
エンドウマメが好む栽培環境
日当たりと水はけのよい場所で育てます。連作障害を避けるため、マメ科の野菜を育てた場所に連続で栽培することは控えましょう。
つるあり品種は春になると大きく伸びるため、支柱やネットを設置できるスペースも確保しておくこも大切です。
エンドウマメの種まき
1ヵ所に3粒〜4粒ずつ種をまき、土をかぶせて軽く押さえます。発芽前後は鳥に食べられやすいため、不織布などで覆っておくと安心です。
本葉が出たら、生育のよい株を1本〜2本残して間引きます。
エンドウマメの肥料
エンドウマメはマメ科の野菜で、根に共生する根粒菌の働きによって窒素を利用できるため、肥料の与えすぎに注意が必要です。特に窒素肥料が多すぎると、葉や茎ばかりが茂り、花や実がつきにくくなることがあります。
種まき前には、土の肥沃度に合わせて元肥を施しましょう。元肥には、野菜に使用できる『マグァンプK 中粒』などを利用できます。
11月に種をまいた株は、冬の間の生育が緩やかになるため、追肥を急ぐ必要はありません。春になって生育が盛んになったら、株の状態に合わせて液体肥料『ハイポネックス原液』などを追肥しましょう。
エンドウマメの水やりと冬越し
エンドウマメの根は過湿に弱いため、土が湿っている間は水やりを控え、乾いてきたら株元へ与えます。
冬は株元にわらを敷いたり、不織布をかけたりして、霜や寒風から守りましょう。寒さが厳しい地域では、苗の大きさや気温に応じて防寒対策を調整してください。
ソラマメの育て方
ソラマメも秋に種をまき、若い苗の状態で冬を越して翌年に収穫します。秋まきでは苗を大きくしすぎず、本葉4枚〜5枚ほどで冬を迎えるように育てます。
ソラマメが好む栽培環境
日当たりがよく、雨のあとに水がたまりにくい場所が適しています。マメ科の連作は避け、プランターの場合、新しい野菜用培養土を使いましょう。
ソラマメの種まきと苗の植えつけ
ポットに種をまくときは、黒い筋のある「おはぐろ」を斜め下へ向け、種の上部が少し出る程度の深さに差し込みます。
本葉が2枚〜3枚ほどに育った苗は、根鉢を崩さないように植えつけます。深植えを避け、ポットの土の表面と周囲の土が同じくらいの高さになるようにしましょう。
ソラマメの肥料
ソラマメもマメ科の野菜なので、窒素肥料の与えすぎには注意しましょう。肥料が多すぎると茎葉ばかりが茂り、花や実のつき方に影響することがあります。
植えつけ前には、土の状態に合わせて元肥を施します。元肥には『マグァンプK 中粒』などを使用できます。
冬の間は生育が緩やかになるため、基本的に追肥を控えます。春になって株の生育が盛んになったら、葉色や生育状況を確認しながら、必要に応じて液体肥料『ハイポネックス原液』などを追肥しましょう。
ソラマメの水やりと冬越し
植えつけ直後は十分に水を与え、その後は土の乾きに応じて水やりします。
寒さが強まる前に株元へわらを敷き、霜や冷たい風を受けやすい場所では不織布のトンネルなどで保護しましょう。
ホウレンソウの育て方
ホウレンソウは寒さに強く、秋冬の家庭菜園で育てたい葉物のひとつです。11月から育てると気温の低下とともに生育は緩やかになりますが、秋冬向けの品種なら種まきできる場合があります。
ホウレンソウが好む栽培環境
冷涼な気候を好み、水はけの悪い土や酸性の強い土では生育が停滞することがあります。畑では種まき前に苦土石灰などで土壌酸度を調整しましょう。
プランターの場合、酸度調整済みの野菜用培養土を使うと手軽です。
ホウレンソウの種まきと間引き
浅いまき溝へ1cm前後の間隔で種をまき、土をかぶせたら水を与えます。発芽後は混み合った部分から間引き、最終的に株間5 cm〜6cmほどにすると育てやすくなります。
横に広がる品種は、葉が重なりすぎないよう株間をやや広めに取りましょう。
ホウレンソウの肥料
ホウレンソウは葉を収穫する野菜のため、葉の生育を促す適切な肥料管理が大切です。
種まき前には、元肥として『今日から野菜 野菜の肥料』などを土に混ぜ込みましょう。元肥だけでなく、生育中の追肥にも使用できます。
生育中は葉色や株の状態を確認し、必要に応じて追肥を行いましょう。追肥には、速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』もおすすめです。
ただし、11月は気温の低下によって生育が緩やかになるため、肥料を与えすぎないように注意しましょう。
ホウレンソウの水やりと収穫
発芽までは種をまいた部分を乾燥しないように管理し、その後は土の表面が乾いたら水を与えましょう。
草丈20 cm〜25cmほどになった株から収穫します。まだ小さい株は、不織布などで保温しながら育てましょう。
コマツナの育て方
コマツナは畑でもプランターでも育てやすく、間引いた若い葉も食べられる葉物野菜です。低温期は暖かい時期より生育に時間がかかるため、収穫まで余裕を持って育てましょう。
コマツナが好む栽培環境
日当たりのよい場所で育て、土に水がたまり続けないようにします。畑ではアブラナ科の野菜を続けて育てるのを避けましょう。
11月から育てる場合、冷え込みが強くなったときに不織布やトンネルを使えるようにしておくと安心です。
コマツナの種まきと間引き
深さ約1cmの溝へ、種を約1cm間隔ですじまきします。発芽したら数回に分けて間引き、本葉3枚〜4枚ごろまでに株間5 cm〜6cmほどにします。
葉が茂ってきたあとは、残す株の根を傷めないよう、間引く株を根元からはさみで切り取る方法もあります。
コマツナの肥料
コマツナは比較的短期間で収穫できる葉物野菜です。種まき前に元肥を施し、生育状況に応じて追肥を行いましょう。
元肥には『今日から野菜 野菜の肥料』などを使用できます。間引き後に葉色が薄い場合や、生育が思わしくない場合は、『ハイポネックス原液』などの液体肥料で追肥する方法もあります。
ただし、11月は気温の低下によって生育が遅くなるため、肥料を増やせば早く育つとは限りません。株の状態を確認しながら、適切な量を与えることが大切です。
コマツナの水やりと収穫
発芽までは乾燥させないようにし、芽が出てからは土の乾き具合に応じて株元へ水を与えます。
草丈20cm〜25cmほどになった株から順に収穫します。小さい株も間引き菜として食べられるため、混み合った部分から早めに利用するのもおすすめです。
ミズナの育て方
秋に種をまいたミズナは、11月になると間引きや収穫を進められます。小株でやわらかい葉を楽しむか、大きな株まで育てるかによって株間を調整しましょう。
ミズナが好む栽培環境
日当たりがよく、水はけのよい場所で育てます。細い葉が重なって茂るので、株同士の間隔をとりましょう。
ミズナの生育管理
小株どりでは、本葉3枚〜4枚ごろまでに株間5cmほどになるよう間引きます。大きな株まで育てる場合は、15cm以上を目安に株間を広げましょう。間引く際は、残す株の根を傷つけないように注意してください。
ミズナの肥料
ミズナは葉を次々と伸ばすため、生育に応じた肥料管理が大切です。
種まき前には元肥に緩効性肥料『今日から野菜 野菜の肥料』を施しましょう。
間引き後、株の生育に応じて追肥を行います。特に大株まで育てる場合は、葉色や生育状況を確認しながら肥料を補いましょう。液体肥料の『ハイポネックス原液』を利用する場合は、商品の使用方法に従って希釈し、株元へ与えます。
ミズナの水やりと収穫
プランターでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えます。特に育て始めたばかりの段階では水切れに注意しましょう。
草丈20cm〜30cmほどが収穫の目安ですが、ミズナは間引き菜から食べられます。必要な分を大きい株から順に収穫しても楽しめます。
タマネギの育て方
中間地の11月は、秋に育てたタマネギの苗を植えつける時期です。苗を購入すれば、種まきから苗を育てる工程を省くことができます
タマネギが好む栽培環境
日当たりと水はけのよい畑に植えます。雨水がたまりやすい場所では畝を高めにして、水はけを改善しましょう
黒マルチを張っておくと、雑草が生えにくくなるうえ、土も乾きにくくなります。
タマネギの苗の植えつけ
苗は、根元が鉛筆よりやや細い程度のものを選びます。太すぎる苗はとう立ちしやすくなるため注意しましょう。
株間は12 cm〜15cmほど取ります。葉が分かれる部分まで土に埋めず、深植えにならないように植えつけてください。
タマネギの肥料
タマネギは、植えつけ前の元肥と、生育に合わせた追肥が大切です。
植えつけ前には、元肥として『マグァンプK 中粒』などを土に混ぜ込みましょう。
植えつけ直後は、根が十分に張っていないため、追肥を急ぐ必要はありません。
秋植えのタマネギは、冬から早春にかけて追肥を行うのが一般的ですが、適期は品種や地域によって異なります。特に追肥が遅すぎると、球の肥大や貯蔵性に影響することがあるため、品種に合った時期を守りましょう。
タマネギの水やりと冬越し
植えつけ後は十分に水を与え、根づくまで極端に乾燥させないようにします。
冬に霜柱で苗が持ち上がったときは、根を土へ戻して株元を軽く押さえましょう。寒さが厳しい時期は生育が緩やかになりますが、土が極端に乾燥しないよう、天候に応じて管理してください。
イチゴの育て方
春に実をつける一季なりのイチゴは、秋に苗を植えて冬を越し、翌春の収穫を目指します。
中間地では10月頃が一般的な植えつけ適期ですが、地域によっては11月も植えつけが可能です。寒さが厳しくなる前に、苗を十分に根づかせておきましょう。
イチゴが好む栽培環境
日当たりと風通しがよく、適度に水分を保ちながら余分な水が抜ける土が適しています。プランターは、冬も日光が当たりやすい場所に置きましょう。
イチゴの苗の植えつけ
葉の付け根にあるふくらんだ部分「クラウン」が、土に埋まらないよう、浅めに植えつけましょう。
また、イチゴの花や実は、ランナーの切り跡と反対側につきやすい特長があります。ランナーの切り跡が確認できる場合は、プランターの内側に向けておくと、イチゴの実が外側に垂れて収穫しやすくなります。
イチゴの肥料
イチゴは、苗を植えつけるときの元肥と、春の開花・結実に向けた追肥が大切です。
植えつけ前には、元肥として『今日から野菜 野菜の肥料』などを土に混ぜ込みましょう。元肥だけでなく、生育中の追肥にも使用できます。
冬は生育が緩やかになるため、肥料を与えすぎに注意しましょう。春になって生育が再び盛んになり始めたら、株の状態に合わせて追肥を行います。
肥料が多すぎると葉ばかりが茂り、花や実のつき方に影響することがあるため、適量を守ることが大切です。
イチゴの水やりと冬越し
土の表面が乾いたら、株元へたっぷりと水を与えます。冬は生育が緩やかになりますが、土を極端に乾かさないようにしましょう。
枯れた葉は取り除き、元気な緑の葉は残します。
ダイコンの育て方
ダイコンの11月の作業は、秋に種をまいた株の間引きや追肥、収穫が中心です。種まきからの日数も参考にしつつ、葉の枚数や根の太り具合も確かめて管理しましょう。
ダイコンが好む栽培環境
日当たりがよく、土がやわらかく耕された場所が適しています。土が硬かったり石が多かったりすると根が分かれる原因になるため、根が伸びる深さまでよく耕しておくことが大切です。
栽培中は畝の周囲に雨水がたまらないようにし、雑草も小さいうちに取り除きましょう。
ダイコンの間引き
株が混み合っている場合は少しずつ間引いていき、本葉5枚〜6枚ごろまでに1ヵ所1本にします。
間引く際は、残す株の根を傷つけないように注意して行いましょう。
ダイコンの肥料
ダイコンは、根を太らせるために適切な肥料管理が必要です。
種まき前には元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土全体によく混ぜ込んでおきましょう。
生育中は、間引きのタイミングに合わせて追肥を行います。最後の間引き後に追肥する場合は、株元から少し離れた場所に肥料を施し、軽く土寄せしましょう。追肥には『今日から野菜 野菜の肥料』などがおすすめです。
ただし、収穫間近の株に肥料を多く与える必要はありません。生育状況や収穫までの期間を確認しながら管理してください。
ダイコンの水やりと収穫
畑では、基本的に雨に任せ、乾燥が続くときに水を与えましょう。
秋まきのダイコンは、種をまいてから60日〜90日ほどが収穫の目安です。品種によって違いがあるので、根が収穫に適した太さになっているかも確かめましょう。
収穫するときは葉の付け根をまとめて持ち、根をまっすぐ引き抜きます。抜けにくい場合は、周囲の土を少し崩してから抜きましょう。
11月の家庭菜園|12月に向けた片づけと防寒準備
11月は、12月の本格的な寒さに備えて、菜園の片づけや防寒準備を進めておきたい時期です。地域の最低気温や初霜の見込みに合わせ、冷え込みが強まる前に冬越しする野菜の寒さ対策を始めましょう。
また、栽培を終えた株や使い終わった資材を片づけて、必要な防寒資材を準備しておくことも大切です。
収穫を終えた株や枯れ葉を片づける
収穫を終えた株は茎葉や根を抜き取り、畑やプランターに残った枯れ葉も取り除きます。病気の症状や害虫の被害があるものは菜園に残さず、お住まいの地域のルールに沿って処分しましょう。
使い終えた支柱やネットを洗って保管する
支柱についた土やネットに絡んだつるを取り除き、水で洗って十分に乾かします。支柱に折れやさびがないか、ネットが破れていないかも点検し、再利用できるものは雨の当たらない場所へ保管しましょう。
ネットは大きさごとに畳み、固定具と一緒にしまっておくと、次に使うときもスムーズです。
冬越しする野菜を不織布やマルチで守る
野菜の冬越しに備え、防寒対策も行っておきましょう。
不織布は霜や冷たい風を和らげ、マルチは地温の低下や土の乾燥を抑えるのに役立ちます。
葉物に不織布を直接かけるときは、株が育つ余裕を残して、ふんわりとかけましょう。豆類などは支柱でトンネルを作って覆うと、株を押さえつけずに保護できます。
不織布やフィルムの端は、風でめくれないよう土や留め具でしっかりと押さえます。なお、晴れた日はビニールトンネルの中の温度が上がりすぎることがあるため、裾を開けて風を通しましょう。
11月の家庭菜園|よくある質問
11月の家庭菜園では、地域の気候や栽培する野菜によって、種まきや植えつけの適期が異なります。
ここでは、11月から育てられる野菜やプランター栽培について、よくある質問をご紹介します。
11月から植えつけできる野菜には何がありますか?
中間地では、タマネギやソラマメの苗を植えつけられます。イチゴも秋に苗を植えつける時期ですが、11月は適期の終盤に当たる地域があるため、寒さが本格化する前に植えつけましょう。
寒冷地では植えつけの適期が早く終わるため、11月は育っている野菜の収穫や防寒対策を優先しましょう。
11月に種まきできる野菜には何がありますか?
中間地では、エンドウマメやソラマメ、秋冬まきに適した品種のホウレンソウやコマツナなどの種まきが可能です。
ただし、気温が低くなるにつれて発芽や生育が緩やかになるため、種袋に記載された地域別の適期を確認しましょう。冷え込みが強くなったら、不織布やトンネルなどを利用して保温するのもおすすめです。
11月のプランターで育てやすい野菜は何ですか?
プランター栽培には、コマツナやホウレンソウ、小株どりのミズナなどの葉物がおすすめです。
11月から種をまく場合は、種袋で地域の適期を確認し、必要に応じて保温しましょう。生育に合わせて間引けば、残した株を大きく育てて、間引き菜も収穫できます。
エンドウマメなど、春につるが伸びる野菜を育てる場合は、支柱やネットを設置できる場所も確保しておきましょう。
おわりに
11月の家庭菜園では、春の収穫に向けて種まきや植えつけを行う野菜がある一方、秋から育ててきた野菜は収穫の時期を迎えます。11月は、菜園の中で季節の終わりと始まりが重なる時期といえるでしょう。
冬越しする野菜は寒さから守り、収穫を終えた場所は少しずつ片づけておきます。秋から育ててきた野菜を味わいつつ、春の収穫も楽しみに冬の家庭菜園を続けていきましょう。
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