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秋、彩り豊かなサルビアに注目!

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オータムガーデンを彩る草花の中で、ひときわ個性あふれる草花がサルビア(Salvia シソ科アキギリ属)です。系統・品種も多様で、自分好みの花を探す楽しみもたくさんあります。今回、サルビアの魅力や花の楽しみ方を、サルビアの達人、水戸市植物公園園長の西川綾子さんに話を聞きました。

 

pic2彩り豊かなサルビア花壇

サルビアのいろいろ1

PIC3サルビア・スプレンデンス

pic4サルビア・コッキネア(チェリーセージ)

pic6サルビア‘ダルシー’

pic7サルビア・ストリアタ

 

――サルビアのよさを教えてください

西川 園内のいろいろなところで、サルビアの魅力を伝えるべくさまざまな系統・品種のサルビアを咲かせています。見てわかるように、花色も赤から黒までさまざま、草丈も低いものから、人の背丈になるようなものまで変化があります。庭でもコンテナでもどんなシーンでも秋の彩りを演出できるのがサルビアです。

――種類についてお教えください。

西川 公園や公共花壇でよく見るサルビアはスプレンデンス系で、日本の寒さの関係で一年草扱いになっています。花色もいろいろですが、赤が一番知られています。よく見るように、敷き詰めて色の絨毯のような植栽で楽しむのに向いています。そして、宿根サルビアと呼ばれる系統も人気です。ガーデンの秋の景色の主役として使える系統・品種がたくさんあります。オフィシナリス(コモンセージ)、レウカンサ(メキシカンブッシュセージ)、マドレンシス(イエロー・マジェスティ)など花形も花色も魅力にあふれるものばかりです。その他にも個性的な品種がたくさんあります。

pic8サルビア スプレンデンス‘ピーチ’(あやのピーチ)

――ご自身がお好きなサルビアはなんでしょう、そしてその理由は。

西川 ここ数年に普及したサルビア スプレンデンス‘ピーチ’です。‘あやのピーチ’の商品名で流通しています。やさしい桃色花で、草丈も上手に育てると1メートルにもなり、一面に花が咲いた風景はガーデンの主役になります。また、花色がやさしいため、他の植物との相性もいいですよ。それに加えて大きな理由は名前です。‘あやのピーチ’のあやは、私の名前・綾子のあやから来ているんですよ。それもあって大好きなんです。すいません(笑)。

pic9コンテナで楽しむサルビア

――ただ、個人のガーデンでは春から夏に咲く宿根草がたくさん植えられていることが多く、秋に咲くサルビアを植えるスペースを確保するのが難しい気もしますが。

西川 そうですね、確かに個人庭では、バラの季節を中心に、春から初夏の宿根草で彩られるガーデンが多いので、魅力あふれるサルビアとはいえ、そこに割って入るのは現実的には難しいことが多いですね。そこが個性的なサルビアを生かした秋の庭が少ない要因かもしれません。でも、地植えは無理でも、コンテナ栽培でその品種の特徴を生かして仕立てて、たくさんの花を咲かせることは可能です。花の寂しくなった場所へコンテナごと入れ込んだり、アプローチや玄関などにコンテナを飾ることで、秋でもステキ演出でサルビアガーデンを楽しむことができます。

pic10花数を多くするにはピンチ(摘芯)が必要

――コンテナ栽培で咲かせるのですね。なるほど。そして、サルビアといえば花いっぱい、というイメージですが、花をたくさん咲かせるコツは何かありますか。

西川 ピンチ、いわゆる摘芯です。春に一度、夏に一度と2回ほど伸長している枝を切り戻して、枝数をふやして、芽数をふやします。夏は水切れに気をつければ暑さには強いので秋まで心配ありません。ただ、水切れなどで根詰まりになると途端に株が弱ることがあるので注意してください。

サルビアのいろいろ2

pic11サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)

pic12サルビア・ファリナセア

pic13サルビア・レプタンス

pic14サルビア・レウカンサ(メキシカンブッシュセージ)

pic15サルビア・インディゴスパイアー(ラベンダーセージ)

園内に咲くサルビアを見てわかったことは、花色や花形、草姿や丈の多様性は、選ぶのが困るくらい変化に富んでいます。サルビアの組み合わせだけでカラフルでエレガントなガーデンができるくらいです。また、種類が多いので、初秋から晩秋まで、長い期間楽しめるのもサルビアの魅力の理由の一つです。

 

そして、西川さんは言います。

「サルビアは、花色、花形、草丈などあらゆる変化に富むことで、楽しみ方が自由自在なところが一番の魅力です。その人の好みや条件にあう種類が必ずあるのもうれしいかぎりです。秋も、彩り豊かなサルビアで春に負けないくらいのガーデニングを、大いに楽しみたいものです。来年は、サルビアを生かしたガーデン風景があちらこちらで見られるといいですね」

西川さんおすすめのサルビアから目が離せません。

サルビアのいろいろ3

pic17サルビア・コッキネア‘サクラプルコ’

pic18サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)

pic19サルビア・マドレンシス(イエローマジェスティ)

pic20サルビア・ディスコロール

pic21サルビア花壇

なお、水戸市植物公園では毎年冬に、水戸徳川家14代当主徳川圀斉氏のパフィオぺディラムのコレクションの展示が見られます。また、園内には水戸養命酒薬用ハーブ園があって、秋は、ホトトギスやツワブキ、サラシナショウマなどの野草たちが見ごろですし、春はたくさんの薬草、ハーブ類で彩られます。

pic23バックヤードですでに咲きはじめた水戸徳川家のパフィオペディラム

pic22薬用ハーブ園の秋を彩るツワブキ

 

 

 

img_7487-2

西川園長

水戸市植物公園:http://www.mito-botanical-park.com/
水戸署植物園公園園長の部屋:http://www.mito-botanical-park.com/entyounoheya/entyounoheya_54.html

〒310-0914 水戸市小吹町504
TEL:029-243-9311/FAX:029-241-1211

(撮影・文 Deru)

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