ポーチュラカの育て方|夏の暑さに強い花!切り戻しや冬越しまで解説
ポーチュラカは、夏の強い日差しや暑さにも負けず、初夏から秋まで次々と花を咲かせる丈夫な植物です。乾燥にも強く、初心者でも育てやすいため、花壇や鉢植え、寄せ植えなど幅広く楽しめます。
一方で、たくさん花を咲かせるためには、日当たりや水やり、切り戻しなど、いくつか押さえておきたい管理のポイントがあります。
この記事では、ポーチュラカの特長や育て方の基本、花を長く楽しむための管理方法、増やし方まで詳しくご紹介します。
- 目次
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- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- ポーチュラカの育て方|特長と基本情報
- ポーチュラカとは?
- ポーチュラカの種類
- マツバボタンとの違い
- ポーチュラカの育て方|基本の栽培方法
- ポーチュラカの好む栽培環境
- 土づくり
- 植えつけ
- 水やり
- 肥料
- ポーチュラカの育て方|管理方法
- 花がら摘み
- 切り戻し
- 梅雨の過湿対策
- 植えかえ
- 冬越し
- ポーチュラカの育て方|病害虫対策
- アブラムシ
- 灰色かび病
- ポーチュラカの育て方|増やし方
- 挿し木
- 種で増やす方法
- ポーチュラカの育て方|よくある質問
- ポーチュラカは毎年咲きますか?
- 花が咲かないのはなぜ?
- 切り戻しをしたほうがいいですか?
- 雨に当たっても大丈夫ですか?
- おわりに
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘110:ポーチュラカの育て方|切り戻しで、長く沢山花を咲かせよう。苗の選び、水やりや肥料の与え方などご紹介
ポーチュラカの育て方|特長と基本情報
ポーチュラカは、初夏から秋まで次々と花を咲かせる、夏に強い草花です。暑さや乾燥に強く、丈夫で育てやすいことから、花壇や鉢植え、ハンギングなど幅広く利用されています。
夏の強い日差しにも負けずに咲き続けるため、夏花壇の定番として親しまれています。
ここでは、ポーチュラカの特長や基本情報、育て方のポイントをご紹介します。
ポーチュラカとは?
項目 | 内容 |
|---|---|
学名 | Portulaca umbraticola |
科名 | スベリヒユ科 |
属名 | スベリヒユ属 |
原産地 | 南北アメリカの熱帯〜温帯(諸説あり) |
草丈 | 10cm〜20cm |
開花期 | 5月〜10月頃 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
ポーチュラカは多年草ですが寒さに弱く、日本では一年草として扱われることが一般的です。
また、乾燥に強く、水やりの回数が比較的少なくて済むため、園芸初心者にも育てやすい植物です。また、暑さに強く、真夏でも次々と花を咲かせるため、夏花壇の定番として人気があります。
ポーチュラカの種類
ポーチュラカにはさまざまな品種があり、一般的な一重咲きのほか、八重咲きや斑入り葉の品種などがあります。
花は小輪が中心ですが、大輪の花を咲かせる品種もあります。
花色は赤・ピンク・オレンジ・黄・白・紫など豊富で、単色だけでなく絞り模様が入る品種もあり、夏の花壇や寄せ植えを華やかに彩ってくれます。
マツバボタンとの違い
ポーチュラカとよく似た植物にマツバボタンがあります。どちらもスベリヒユ科スベリヒユ属の植物で、開花時期や育て方もよく似ています。
見分ける際に注目したいのは、葉の形です。ポーチュラカは肉厚で平べったい形をしていますが、マツバボタンは、針のように細い形が特長です。
ポーチュラカの育て方|基本の栽培方法
ポーチュラカは丈夫で育てやすい植物ですが、たくさんの花を長く楽しむためには、日当たりや水やり、肥料の与え方など、いくつかのポイントがあります。
ここでは、ポーチュラカの基本的な育て方をご紹介します。
ポーチュラカの好む栽培環境
ポーチュラカは日当たりと風通しのよい場所を好みます。十分に日光が当たることで花つきがよくなり、株も丈夫に育ちます。
一方、日陰では茎が間延びして徒長しやすく、花数も少なくなることがあります。花壇・鉢植えともに、一日を通してよく日が当たる場所で育てましょう。
また、ポーチュラカは強い日差しや西日にも比較的強く、真夏でも元気に育ちます。
土づくり
ポーチュラカは、水はけが良く適度に肥料持ちの良い土を好みます。
鉢植えには排水性・保水性・通気性のバランスが良い『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』がおすすめです。
地植えでは、水はけが悪い場所は川砂や腐葉土などを混ぜて排水性を高めてから植えつけましょう。
植えつけ
ポーチュラカはポット苗を購入して植えつけすると手軽です。ホームセンターや園芸店などで、葉色がよく、茎がしっかりした元気な苗を選びましょう。
植えつけ適期は5月~8月頃です。寒くなると生育が鈍るため、暖かいうちに植えつけを済ませます。
複数株植える場合は、株間を20cmほど空けます。ポーチュラカはほふく性で横に広がって生長するため、風通しを確保できるよう余裕をもって植えつけましょう。
植えつける際は、根鉢を崩さないようにポットから取り出し、植えつけ後はたっぷりと水を与えます。
水やり
ポーチュラカは葉や茎に水分を蓄える性質があり、乾燥に強い植物です。一方で過湿には弱いため、水の与えすぎには注意しましょう。
鉢植えでは、土の表面が乾いてから鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。
地植えでは、植えつけ直後を除けば、雨が降らない日が続く場合を除いて基本的に水やりは不要です。
肥料
ポーチュラカは肥を与えすぎると茎や葉ばかりが伸びる徒長を起こしやすくなるため、与えすぎには注意が必要です。
植えつけ時は、元肥として『マグァンプK 中粒』を施してください。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』にはあらかじめ「マグァンプK」が配合されているため、追加で元肥を施す必要はありません。
開花期間中は花を長く楽しむために、『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を2~3ヵ月に1回程度追肥しましょう。
さらに、花つきをよくしたい場合は、『ハイポネックス原液』などの液体肥料を1週間~10日に1回を目安に与えるのもおすすめです。速効性があるため、開花期間中の生育をサポートできます。
地植えでは、植えつけ時に元肥を施しておけば、生育が順調な場合は追肥を行わなくても育つことがあります。花つきが悪くなった場合は、様子を見ながら追肥を行いましょう。
ポーチュラカの育て方|管理方法
ポーチュラカは丈夫で育てやすい植物ですが、花を長く楽しむためには、花がら摘みや切り戻しなどの日頃の管理が大切です。
また、梅雨時の過湿や冬の寒さにも注意しながら育てることで、株をより健康に保つことができます。
花がら摘み
ポーチュラカは開花期間中、次々と新しい花を咲かせます。咲き終わった花がらは、こまめに摘み取るようにしましょう。
花がらをそのままにしておくと株の見た目が悪くなるだけでなく、余分な養分が使われる原因にもなります。
切り戻し
花数が少なくなってきたら、株全体を切り戻してみましょう。
切り戻しをすると新しい枝が伸び、2週間ほどで再び花を咲かせ始めます。
また、茎が伸びすぎた部分を整えることで、株姿が美しくなり、風通しもよくなります。開花期間中は生育の様子を見ながら数回切り戻しを行うこともできます。
梅雨の過湿対策
ポーチュラカは乾燥には強い一方で、過湿を苦手とします。特に梅雨の長雨では根腐れを起こしやすくなるため注意しましょう。
鉢植えでは雨の日だけ軒下へ移動させると安心です。ハンギングバスケットで育てるのも、水はけを確保しやすくおすすめです。
地植えでは、高植えにしたり、水はけのよい土づくりを行ったりして排水性を高めておきましょう。
なお、ポーチュラカは日差しを受けることで花が開くため、雨や曇りの日は花が閉じたままになることがあります。
植えかえ
鉢植えでは、生育とともに根が鉢いっぱいに広がり、根詰まりを起こすことがあります。
水が土にしみ込みにくくなったり、鉢底穴から根が出ていたり、葉が黄色くなったりする場合は、根詰まりを起こしている可能性があります。また、生育期に肥料を与えていても元気がない場合も、植えかえを検討するとよいでしょう。
その場合は、ひと回り大きな鉢へ植えかえます。植えかえの際は、根鉢を大きく崩さないように植えつけましょう。
冬越し
ポーチュラカは多年草ですが寒さに弱く、日本では一年草として扱われることも少なくありません。
翌年も育てたい場合は、秋までに挿し木で株を更新しておくと安心です。また、気温が10℃を下回る前に室内へ取り込み、日当たりのよい窓辺などで管理しましょう。
ただし、夜間は窓際が冷え込むこともあるため、寒い日は部屋の中央へ移動させると安心です。霜に当たると枯れてしまうため注意しましょう。
ポーチュラカの育て方|病害虫対策
ポーチュラカは病害虫が比較的少ない植物ですが、栽培環境によっては害虫が発生することがあります。
早めに対処すると被害を抑えやすいため、株の様子をこまめに観察しましょう。
アブラムシ
アブラムシは新芽や茎に発生し、植物の汁を吸って生育を弱らせます。大量発生すると株全体の生育に影響するため、見つけたら早めに駆除しましょう。
予防には、株が蒸れないよう風通しをよく保つことが大切です。植えつけ時は株間を十分に確保し、込み合ってきたら切り戻しを行うと効果的です。
発生した場合は、薬剤で防除する方法もあります。『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』なら、肥料とアブラムシ対策を同時に行えます。
灰色かび病
灰色かび病は、湿度が高く風通しが悪い環境で発生しやすい病気です。花や葉、茎に灰色のカビが生え、症状が進むと株全体が弱ってしまいます。
予防には、株が混み合わないよう適度に切り戻しを行い、風通しを確保することが大切です。また、花がらをこまめに摘み取り、傷んだ葉や茎は早めに取り除きましょう。発生した部分は速やかに切り取り、必要に応じ殺菌剤で防除します。
ポーチュラカの育て方|増やし方
ポーチュラカは挿し木で簡単に増やせる植物です。市販されている品種の多くは種ができにくいため、増やす場合は挿し木が一般的です。
ここでは、挿し木の方法と種で増やす場合のポイントをご紹介します。
挿し木
挿し木の適期は5月~10月頃です。気温が20℃以上ある暖かい時期に行うと発根しやすくなります。
挿し穂には元気な茎を選び、先端から5cm~10cmほど切り取ります。肥料の入っていない清潔な挿し木用の土や赤玉土、バーミキュライトなどに挿し、たっぷりと水を与えましょう。
その後は明るい日陰で管理し、土を乾かさないようにすると、2週間ほどで発根します。発根後に新しい葉が伸びてきたら、鉢や花壇へ植えつけます。
なお、ポーチュラカは丈夫なため、水に挿しているだけでも発根することがあります。根が十分に伸びたら土へ植えつけましょう。
種で増やす方法
ポーチュラカは花後に種をつけることがありますが、市販されている品種の多くは種ができにくい性質です。
種を採取する場合は、花がらを摘まずに残して種が熟すのを待ちます。採取した種はよく乾燥させ、紙袋などに入れて風通しのよい場所で保管しましょう。種まきの適期は5月頃です。
ただし、採取した種から育てても親株と同じ花が咲くとは限らず、発芽しない場合もあります。お気に入りの品種を増やしたい場合は、挿し木で増やす方法がおすすめです。
ポーチュラカの育て方|よくある質問
ここでは、ポーチュラカ栽培でよくある質問をまとめました。
ポーチュラカは毎年咲きますか?
ポーチュラカは多年草ですが、寒さに弱いため、日本では一年草として扱われることが一般的です。
冬でも10℃以上を保てる環境で管理すれば冬越しでき、翌年も花を楽しめます。翌年も育てたい場合は、秋までに挿し木で株を更新しておくと安心です。
花が咲かないのはなぜ?
ポーチュラカは日当たりを好む植物です。日照不足になると花つきが悪くなったり、花が開かなかったりすることがあります。
また、肥料の与えすぎで葉や茎ばかりが茂ることもあります。日当たりのよい場所で育て、水の与えすぎや肥料の与えすぎにも注意しましょう。
切り戻しをしたほうがいいですか?
花数が減ってきたら切り戻しを行うことで、新しい枝が伸びて再びたくさんの花を咲かせます。
草姿も整い、蒸れの予防にもつながるため、開花期間中に1回~2回を目安に切り戻すのがおすすめです。
雨に当たっても大丈夫ですか?
多少の雨であれば問題ありませんが、長雨や梅雨の時期は過湿によって株が傷むことがあります。
鉢植えは雨の当たりにくい場所へ移動し、地植えでは水はけのよい場所で育てると安心です。
おわりに
ポーチュラカは、暑さや乾燥に強く、園芸初心者でも育てやすい花です。日当たりのよい場所で管理し、水やりや肥料の与え方、切り戻しなどのポイントを押さえれば、初夏から秋まで次々と花を楽しめます。
また、挿し木で簡単に増やせるほか、冬越しに成功すれば翌年も育てることができます。ぜひ長く育てながら、夏のガーデニングを楽しんでみてください。
公開日:2020年7月17日
更新日:2026年7月21日
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