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【庭木】【観葉植物】 月桂樹(ローレル) の育て方とは?コツとお手入れをご紹介

【庭木】【観葉植物】 月桂樹(ローレル) の育て方とは?コツとお手入れをご紹介
月桂樹(ローレル)

月桂樹(ローレル)をご存知でしょうか。オリンピックやF1レースなどのような大会の勝者をたたえる冠に使われていて、勝利と栄光のシンボルとして、私たちの生活に身近な植物です。また、ローリエという別名もあり、料理のスパイスとして使われることもあります。料理が好きな方は使ったこともあるのではないでしょうか。月桂樹(ローレル)は暑さにも強く、乾燥にも負けないため、初心者でも育てやすいです。室内でも育てられますが庭木として育てた方がいいかもしれません。今回はそんな月桂樹(ローレル)についてご紹介します。

月桂樹(ローレル) とは

月桂樹(ローレル)

月桂樹(ローレル)は、クスノキ科ゲッケイジュ属の植物で、フランス名が「laurier(ローリエ)」、「英語名がlaurel(ローレル)」「bay leaf(ベイリーフ)」です。どれもよく使われているため、さまざまな呼ばれ方をされています。生長がとても早く、種類にもよりますが大きいものであれば最高15メートルくらいになります。4~5月には、クリーム色や黄色の花を咲かせます。

 

月桂樹(ローレル)は種類がさまざまで、葉が広いものや、黄色いもの、柳のような形をしている葉などたくさんあります。香りが独特なのですが、これは「シネオール」や「リナロール」といった成分によるものからです。乾燥させた葉は料理だけでなく、入浴剤や虫除けなど使われていて、利用方法も多様です。

 

月桂樹(ローレル)の原産地は地中海沿岸です。日本でも育てやすく、刈り込みにも耐えられるため、庭木、生け垣、鉢植えなどのさまざまな環境下で育てることができます。

 

また、月桂樹(ローレル)はギリシア神話のアポロンの聖木とされています。古代ギリシアで勝利と栄光のシンボルとし、月桂樹(ローレル)で編んだ月桂樹(ローレル)を勝った人に授与していました。今のオリンピックやF1レースでも勝った人に月桂樹(ローレル)で編んだ冠が送られています。

月桂樹(ローレル)

月桂樹(ローレル) の栽培環境、育てる場所

月桂樹(ローレル)を育てる場所はどんな環境がいいのでしょうか。

 

月桂樹(ローレル)に適している土

月桂樹(ローレル)に適している土は、地植え・鉢植えともに水はけが良く、肥沃な土です。月桂樹(ローレル)は乾燥にも強いため、水はけ以外の土質を気にする必要ありません。地植えにするのであれば、植える場所の周辺の土を掘り返して、ごみや小石などをあらかじめ取り除いておきます。

 

堆肥や腐葉土は日光によく当てて消毒してから混ぜ合わせます。肥料を植えつける1週間前くらいに与えて、土となじませます。鉢植えで育てるなら、ご自身で土作りを行うのもおすすめです。土の配合の割合は、小粒の赤玉土6に対し腐葉土を4、または中粒の赤玉土6に対し腐葉土を4で混ぜ合わせるとよいでしょう。また、赤玉土と腐葉土の土に樹皮堆肥を1割加えるのもおすすめです。

 

市販の物であれば、有機質が豊富に入っている培養土や市販の草花・花木用の培養土を使うといいです。植えつけや植え替え時には、栄養がたっぷり入った土を用意しましょう。

 

月桂樹(ローレル)の日当たり

月桂樹(ローレル)の日当たり

月桂樹(ローレル)を育てる環境に適しているのは、日の当たりが良いところです。絶対に日が当たらないとだめかと言われればそうではありません。少し暗い場所・やや日陰となる場所で育てるのも問題はありません。もともと月桂樹(ローレル)は地中海が原産のため、極端に寒い地域で外に地植えすることは難しいです。

 

月桂樹(ローレル)の置き場所

月桂樹(ローレル)の置き場所

月桂樹(ローレル)は枝が上にまっすぐ伸びて生長する植物なので、スペースがない狭い場所でも育てることができます。原産地が地中海と暖かい気候の場所なので、暑さにも強く、寒さにも強い特徴があります。北海道は難しいですが、東北地方までであれば外の地面に植えて育てることもできます。ただし、乾燥した風や寒い風には当たらないようにしましょう。軒下に置くのであれば、乾燥しないところに置いてください。

月桂樹(ローレル)の水やり

月桂樹(ローレル)の水やり

月桂樹(ローレル)の水やりはどのようにあげたらいいのでしょうか。水やりは季節によって少々異なるので、ここからは季節ごとに水やりの方法をご紹介します。

 

月桂樹(ローレル)の夏の水やり

月桂樹(ローレル)を地植えにしている場合は根付いたあとは、水をあげる必要はなく、雨水だけで問題ありません。ただし、苗を植えつけてから根付くまでの間は、水をあげなければなりません。夏の猛暑で土がとても乾燥しているときは早朝に水をあげてください。鉢植えは年数に関係なく、表面が乾いたタイミングで水やりをするといいです。夏は暑く水を与えてもすぐ乾くため、朝と夕に2回水やりを行うこともあるでしょう。

 

鉢植えで育てているときも水を大量にあげるのではなく、控えめに与える方が上手に生長してくれます。また、あまり水を与えすぎてしまうと、根腐れの原因となるため夏も冬場も水やりは控えめに行うのがポイントです。水やりのタイミングは土の表面が乾いてきたときです。

 

月桂樹(ローレル)の冬の水やり

冬の水やりは控えめな方が、月桂樹(ローレル)はよく育ちます。土の表面が乾いていることがわかったら水を与えてください。地植えは根づくまで水をあげなければなりませんが、最低でも2年間は水をあげるようにした方がいいです。2年以上になったら、冬の水やりはいらなくなります。

月桂樹(ローレル)の肥料

月桂樹(ローレル)は肥料がなくなると、元気がなくなり育ちが遅くなってしまいます。鉢植え・地植えどちらの場合でも、肥料を切らさないように与えるのがおすすめです。ただし、ベランダや限られた狭いスペースで育てるのであれば、月桂樹(ローレル)は大きく生長し高さも出るため、肥料は控えめの方がいいでしょう。ご自身が育てるスペースによって、肥料を与えるのか判断をしてみてください。

 

肥料を与える時期は、鉢植え、地植えともに冬の寒さが落ち着く時期に与えます。肥料は、地植えの場合は2月に月桂樹(ローレル)の根元から少し離して緩効性肥料を与えます。寒い時期に植物は生長しませんが、寒い時期に肥料を与えることによって肥料が土の中で植物に吸収されやすくなり、春にその効果を発揮します。そのため、まだ寒い時期から肥料を与えると良いとされています。鉢植えであれば、夏と冬に効果が長く続く緩効性肥料を与えるのがおすすめです。

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月桂樹(ローレル) の植えつけ・植え替え方法

月桂樹(ローレル) の植えつけ・植え替え方法

月桂樹(ローレル)の植えつけや植え替えに適した時期や植え替え方法は何でしょうか。ここからは植えつけ・植え替えの時期や方法について説明いたします。

 

月桂樹(ローレル)の植えつけ

月桂樹(ローレル)の植えつけは、4月もしくは9月といった涼しい時期が適しています。植えつけ前の剪定が良いと言われていることもありますが、枝葉を取ってしまうと発根するために必要な養分の生産力が下がってしまいます。また、しっかりと根づいていないのに新たな枝葉を出そうとして、月桂樹(ローレル)が弱ってしまいます。そのため剪定は、植えつけや植え替え前にしない方がいいでしょう。もし余分な枝葉があったら、植えつけ後に枯れるので、植えつけ時には何もしなくて構いません。植えつけ後はたっぷり水を与えてください。

 

月桂樹(ローレル)の苗木の選び方ですが、早く収穫して料理などの使いたいのであれば、50センチから60センチくらいのものを選んでください。それくらいの大きさであれば、その年から収穫できます。葉にツヤがあり、元気にいきいきとしている苗を選んでみてください。月桂樹(ローレル)は園芸店やホームセンターなどで取り扱っていて、大きい苗木から小さい苗木までといった、さまざま種類のものが販売されています。月桂樹(ローレル)には雄と雌の苗木があり、国内で流通しているもののほとんどが雄の木です。

 

月桂樹(ローレル)は移植を苦手としているため、植えつけ・植え替えのときは根をさわらないように気をつけながら植えつけ・植え替えを行います。

 

植えつけに必要なもの

  • 鉢植え
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 割り箸のような棒
  • 小さめのシャベル

 

月桂樹(ローレル)の植えつけ方法(鉢植えVer)

  1. 鉢植えに鉢底ネットを敷いて、鉢底石を鉢植えの3センチほどの高さまで入れます。
  2. 土を用意します。自身で土をブレンドするのであれば、このときブレンドしていきます。
  3. 鉢から苗木を抜いて、根鉢を崩さないようにします。
  4. 用意している土と苗を使い植えつけます。このとき元肥も一緒にいれるといいでしょう。鉢の半分くらいまで土を入れて、苗を入れます。
  5. 根の隙間にも土が入るように、棒のようなものを駆使して土で埋めます。
  6. 土の表面が鉢植えの上の縁の線から3センチほど下まで土を入れます。このとき苗木の株元が土の表面と揃えるといいです。
  7. 植えつけが終わったら根の活着促進のため植物用活力液リキダスを1,000倍に希釈して鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水をあげます。

 

土の表面が鉢植えの上の縁の線から3センチほど下までにする理由は、ウォータースペースを作るためです。ウォータースペースは水やりをしたときに、水をためるためのスペースです。

 

月桂樹(ローレル)の植えつけ方法(地植えVer)

  1. 事前に土に腐葉土や堆肥を混ぜ、日光などに当てて消毒するなどして土の準備をしておきます。
  2. 軍手などをし、手が汚れないようにします。
  3. 月桂樹(ローレル)を用意します。
  4. 植えつけたい場所に根鉢よりも2倍くらい大きさの直径と深さの穴を掘ります。スコップなどを使い、できるだけ深い穴を掘ります。
  5. 苗木の根鉢を軽くほぐしておいて、掘った穴に苗木を入れ、掘り起こして土を使い、植えつけます。
  6. 棒などでしっかり根の間まで土を入れ、隙間を埋めていきます。また、このとき苗木の株元が地面と同じ高さになるところまで、土を掘った穴に入れていきます。
  7. 植えつけたあとは根が落ち着いて土と密着するようにたくさん水を与えます。

 

月桂樹(ローレル)の植え替え

月桂樹(ローレル)を地植えにした場合は、植え替えをする必要はありません。月桂樹(ローレル)の根は傷つきやすく、傷つくと水や養分を吸う力が弱まってしまいます。

 

鉢植えで月桂樹(ローレル)を育てている場合は、植え替えが必要です。月桂樹(ローレル)は大きく育ちやすいため、鉢植えの中が根でいっぱいになります。根がいっぱいになったら、一回り大きな鉢植えに植え替えるようにしてください。植え替える際には根を傷つけないように十分に注意しましょう。

 

植え替え時期は4、5月が適しています。植え替えのタイミングは鉢全体に根がいっぱいになったり、水を与えたときに水がはけていなくなったりしたときです。

 

植え替えに必要なもの

  • 今よりも一回り大きな鉢植え
  • 清潔なハサミ
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 割り箸のような棒
  • 小さめのシャベルかスコップ
  • ビニールシート
  • 軍手

 

月桂樹(ローレル)の植え替え方法

  1. 月桂樹(ローレル)を鉢植えからやさしくそっと取り出します。
  2. 根のついている土を軽く落としながら、根も少しもみほぐしていきます。
  3. 根が黒く変色していれば、清潔なハサミでカットします。
  4. 用意した前の鉢よりも一回り大きな鉢の鉢底に鉢底ネットを敷、鉢底石を下から3センチほどの高さまで入れます。
  5. 用意した土に肥料も入れ、植え替えをします。鉢植えに土を半分くらいの高さまで入れて、苗木を入れます。
  6. 周りに土を入れていき、棒のようなもので、根の隙間に土を埋めていきます。
  7. 鉢植えの上の縁から下3センチのところまで土が来るようにします。このとき苗木の株元と土の表面が同じ高さになるようにします。
  8. 植え替えが終わったら、根が落ち着き土となじむようにたっぷりと水やりをします。

 

 

月桂樹(ローレル) の剪定

月桂樹(ローレル)は生長が著しく、大きく高くなりやすい植物です。そのため、剪定が必要です。年に2、3回ほど剪定を行うと良いです。剪定に適している時期は3月から4月の上旬ですが、生長期である秋に行っても問題はありません。春と秋、2回行うといいでしょう。寒い真冬以外であれば、いつでも剪定できます。

 

剪定は、不要な枝や樹冠から出た枝を間引きます。木のバランスを見て、風通しと日当たりを改善して月桂樹(ローレル)をコンパクトに育てましょう。多少短く切りすぎたとしても、その後きちんと生長します。

 

 

月桂樹(ローレル)は円柱形や1本の幹だけを垂直に高く伸ばして頭にだけ枝や葉を生えさせる仕立て方法など、さまざまな仕立て方法があり、いろんな姿を楽しめます。全体的に細長くカットするか、または丸みが少しかっているよう仕立てると、かわいくなるためおすすめです。庭木の月桂樹(ローレル)は刈り込み剪定をして形を整え、地植えの月桂樹(ローレル)は自然樹形で高木にしたり、定期的に剪定し、生け垣のようにしたりすることもできます。剪定する際は、重なり合っている葉や細かく分かれている枝を優先すると良いでしょう。間引いて風通しをよくするといいです。若い月桂樹(ローレル)は幹が細いので、不安定であれば支柱で保護してください。

 

月桂樹(ローレル)の剪定方法

月桂樹(ローレル)の剪定方法には3つ種類があります。ここからは種類に分けて剪定方法について詳しくお話いたします。

 

月桂樹(ローレル)の高さを抑える

月桂樹(ローレル)の幹が高く伸びているのであれば、形をきれいに維持するために樹冠内部の枝分かれしている枝の付け根まで主幹をカットします。

 

月桂樹(ローレル)のいらない枝を間引く

枝や葉が重なっていると日当たりや風通しが悪くなって生長しなくなったり、月桂樹(ローレル)自体が弱ってきたり、病害虫の発生する原因となります。そのため、枝数を減らして風通しをよくするために、太く長い枝や重なって混み合った枝、交差している枝などを付け根からカットします。

 

月桂樹(ローレル)の新芽をカットする

新芽がでるのが6月頃ですが、月桂樹(ローレル)を生長させたくないのであれば、この新芽をカットしておくと生長を止めることができます。これによって、月桂樹(ローレル)の高さが高くなりすぎるのを防ぐことができます。

月桂樹(ローレル) の増やし方

月桂樹(ローレル) の増やし方

ずっと植物を育てていると、別のところにも緑を置きたくなることもありますよね。そんなときは月桂樹(ローレル)を増やせばいいのですが、月桂樹(ローレル)を増やしたいときどうすればいいのでしょうか。月桂樹(ローレル)を増やす方法は、「挿し木」と「種まき」です。ここからはそれぞれの増やし方について時期や方法を説明します。

 

月桂樹(ローレル)の挿し木

挿し木に適している時期は7から8月です。今年生えてきた枝を10センチから15センチの長さにカットし、挿し穂を作ります。挿し穂ができたら、それを鉢植えに植えて芽や根が出てくるのを待ちます。挿し木は比較的に簡単なため、初心者におすすめの増やし方となっています。

 

挿し木を成功させるポイント

  1. 挿し木は朝・夕・雨天時などに挿し穂を採ります。
  2. 日当たりが良い場所で育った若くて花が咲く株を選びます。
  3. 日当たりが良く、病害虫なども付いていないものでかつ節間が間延びしていなくて葉が小さく形がそろった部分の少し硬い枝を選びます。
  4. 挿し穂の切り口はカットしたらすぐに水に浸します。

 

挿し木の方法

  1. 挿し穂にする枝を選び10センチから15センチほどの長さにカットします。
  2. カットした枝の上の方の葉を4から5枚残すようにして、下の葉を取り除きます。
  3. 枝の切り口を斜めにカットし、吸収しやすくなるようにします。
  4. 60分ほど水につけます。
  5. 挿し床を作る。赤玉土や挿し木用土を鉢植えに入れ水を浸す。
  6. 挿し穴があいている割り箸に、挿し穂の1/3ほどを割り箸に差して、まわりに土を入れて安定させます。

 

挿し木の季節ごとの管理方法

  1. 挿し木後から夏

直射日光に当たらないようにし、湿度が高くなるような場所に置くといいです。湿度を高くしなければならため、鉢植えごとビニール袋で全てを覆ってもいいです。

 

ビニールを覆っているのであればそれはとりのぞきます。朝夕は弱いやさしい光にあてたり、外の空気に触れさせたりします。

 

玄関などのなるべく暖房がなくても暖かい場所に置き、乾燥させないように管理します。

 

月桂樹(ローレル)の種まき

月桂樹(ローレル)の種まき

あまり知られていませんが、月桂樹(ローレル)は種まきでも増やせます。種ができたら種を取っておいて、種をまいてから半年くらいで発芽します。10月に種を採取し、すぐ種をまきます。

 

種まきの方法

  1. 清潔なポリポットなどのまき床に種まき用の土を入れます。
  2. 指で種の2から5倍の深さの穴をあけます。
  3. あけた穴に1つずつためをまいていきます。月桂樹(ローレル)は大きく育つため葉ができたときのことを考えて、感覚をあけて種まきをするか、1粒ごとにポットを使用するのがおすすめです。
  4. 種まきできたら、周りの土をかぶせて、水をたくさん与えます。
  5. 適温で管理し、乾燥しないようします。
  6. 種まきから半年ほどで芽が出るため、芽がでたら、まき床からよく生長している物を選んで植え替えましょう、

 

 

月桂樹(ローレル) の病害虫

月桂樹(ローレル)を育てるときに気を付けたい病害虫は何でしょうか。月桂樹(ローレル)は、風通しが良くないと病気や害虫が発生しやすくなります。そのため、育てる環境を整えることが病気や害虫の発生予防になります。病気や害虫の被害を見つけたら、すぐに対処する必要があります。適した育て方や管理方法で株を丈夫に育てたら、病気や害虫に対しての抵抗力も下がることなく被害を抑えることができます。適切な育て方や管理方法をすれば、薬剤に頼らないで病害虫対策を行うこともできるのです。

 

月桂樹(ローレル)の気を付けなければならない病気

すす病は、葉や枝などに黒いすすのようなカビが付く病気です。葉全体がカビで覆われると月桂樹(ローレル)が光合成できなくなり、生育を邪魔します。すす病が発生したら、透かし剪定をして日当たりのよい場所に置きましょう。すす病の菌はアブラムシやカイガラムシの排泄物を栄養にして増えるため、害虫を見つけ次第すぐに駆除しなければなりません。

 

月桂樹(ローレル)の気を付けなければならない害虫

カイガラムシは、月桂樹(ローレル)によく発生する害虫です。風通しが悪いと発生するため、剪定などで対策をします。カイガラムシは枝や葉につき、分泌液や排泄物により、すす病を誘発させます。薬剤を散布してもロウ物資で覆われている成虫には意味がないため、割り箸や歯ブラシなどでそぎ落とすなど駆除します。

 

イモムシのような幼虫が枝や株の中にいることがあります。これがミノガです。葉を食べるため、食害もあります。見つけたら、すぐ取り除くようにしましょう。

まとめ

月桂樹(ローレル)

月桂樹(ローレル)は土を選ばず、日当たりが良ければ育つので、初心者でも育てやすい植物です。大きく生長しやすく剪定などの作業が必要になりますが、好きな形に育てることもできます。料理に活用することもできるので、料理が好きな方はぜひ月桂樹(ローレル)を育ててみてはいかがでしょうか。

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