【パンジーの育て方】秋冬のガーデニングに欠かせないパンジー、育て方のコツは?
庭先や花壇でよく見かけるお花、パンジー。パンジーは丈夫で育てやすい花なので、これから園芸を始めたいという人にぴったり。関東以西では開花時期が秋から初夏までと長く、長期間楽しめるというのも魅力です。今回は、そんなパンジーの育て方のポイントをご紹介します。
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パンジー・ビオラ
学名 Viola 科名 スミレ科 別名 サンシキスミレ 原産地 ヨーロッパ 分類 多年草(耐寒性一年草) 耐寒性 弱 耐暑性 弱 栽培カレンダー
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月開花時期植えかえ・植えつけ施肥
パンジーってどんな植物?
パンジーは、ヨーロッパを原産とする一年草です。耐寒性に優れているため、寒い季節でも花を咲かせることができ、殺風景になりがちな秋冬のお庭を美しく彩ってくれます。花の色は赤や青・黄色・ピンク・白・オレンジ・紫などさまざま。花の模様が「顔のように見える」といわれることもあるように、どことなく愛嬌のあるルックスをしています。
なお、パンジーと見た目がよく似た花にビオラがあります。パンジーもビオラもヨーロッパに自生する野生種から育種された品種で、かつては大輪種をパンジー、小輪で株立になる品種をビオラと呼んでいました。しかし現在は、複雑に交配された園芸種が多数あるため、両者を区別するのはとても難しくなっており、パンジーもビオラも同じ品種として扱われることが多くなっています。
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パンジーの育て方のポイント
パンジーは種から育てることもできますが、栽培に慣れしていない方は園芸店などで苗を購入して植えつけましょう。1株100円程度から購入することが可能ですので、何種類か購入し、寄せ植えにするのもおすすめです。基本的にとても育てやすい花ですが、いくつか育て方のポイントがあります。
植つけ時期
パンジーの苗は秋~早春まで販売されていますが、植付けは根が活動する10月~11月にしましょう。
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土づくり
パンジーの苗を購入したら、ポットから植木鉢に植えつけをします。用土には、園芸店で販売されている草花用の培養土を使用しましょう。
パンジーは栽培期間が長いので、必ず元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。
『マグァンプK中粒』は、根からでる酸や土壌中の微生物の働きによって、肥料成分が溶出するため、肥料効果が約1年間持続する肥料です。また根の肥料やけの心配が少ないので安心して土に混ぜ込むことができます。
『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』は、元肥として緩効性肥料マグァンプKが配合された鉢栽培、プランター栽培に最適な培養土です。
育てる場所(置き場所)
パンジーは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。日照不足だと、生育が遅くなったり枯れやすくなったりしてしまいます。
水やり
植木鉢の土の表面が乾いたら、鉢の底から水が溢れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。パンジーは多湿を嫌う植物ですので、水の与えすぎには注意してください。なお、冬期間の水やりは午前中に。夕方や夜間に水やりをすると、土の中に残った水が凍って根を傷める原因になることがあります。
肥料
植つけの際に、あらかじめ用土に元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を混ぜ込んでおきましょう。
開花時期には、追肥として1週間~10日に1回程度、速効性の液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。
お庭やより手軽に管理したい方には、バラまくだけで、肥料効果が約2~3カ月間持続する『Plantiaプランティア花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
『Plantia (プランティア)花と野菜と果実の肥料』は、元肥・追肥に使用することができ、植物の生育に必要な成分をバランス良く配合した有機入り緩効性肥料です。
その他
花がしぼんだら、花を摘むようにしましょう。しぼんだ花をそのままにしておくと、次の花のつきが悪くなってしまいます。
今回は、パンジーの育て方のポイントをご紹介しました。
これからお庭やベランダで植物や花を育てたいという人は、まずは育て方が簡単なパンジーから始めてみてはいかがでしょうか。ぜひ挑戦してみてくださいね。
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園芸のベテランの方はもちろん、ガーデニング初心者の方、ガーデニングを始めようとお考えの方に育て方のポイントや疑問をわかりやすく紹介しています。
公開: 2017年9月12日
更新: 2024年2月13日
この記事で紹介された植物について
パンジー
学名:Viola /科名:スミレ科 /別名:サンシキスミレ /原産地:ヨーロッパ /分類:多年草(耐寒性一年草) /耐寒性:弱 /耐暑性:弱
花の色や大きさのバリエーションが豊富なパンジー。
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