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8月に咲く花10選|真夏の暑さに負けずに開花するおすすめ植物の育て方

8月に咲く花10選|真夏の暑さに負けずに開花するおすすめ植物の育て方

8月は一年の中でもっとも気温が高く、地域によっては35℃以上の猛暑日が続く過酷な季節。

そんな真夏でも力強く咲き誇る花は、庭やベランダを鮮やかに彩り、暑さを忘れさせてくれる存在です。

実は暑さ・乾燥に強い植物は意外と豊富です。たとえば、ヒマワリやハイビスカス、ペチュニア、サルビア、サルスベリなどは、高温に負けずに花を咲かせる人気の品種として知られています。

今回は、8月に咲くおすすめの花10選と、真夏のガーデニングを成功させる育て方のポイントをご紹介します。

目次

8月に咲く花の魅力と基本情報

真夏の厳しい暑さにも負けずに咲く花々は、ガーデニングを楽しむ方にとって心強い存在です。

高温や乾燥といった過酷な環境にも適応できる丈夫さがあり、適切なお手入れを続ければ、長い期間美しい花を楽しむことができます。

ここでは、8月に咲く花の基礎知識をご紹介します。

真夏に咲く花の特長

8月の猛暑に咲く植物は、暑さや乾燥をしのぐための仕組みを持っています。

たとえば、多肉植物のように肉厚な葉・茎に水分を蓄えるタイプは、乾燥した環境でもしっかりと育つ代表例です。

また、葉の表面に細かな毛を生やして熱・乾燥を防いだり、根を深く張ることで地中の水分を効率よく吸収したりして、暑さをしのいでいます。

8月のガーデニングのポイント

真夏のガーデニングでは、強い日差しと高温への対策が重要です。水やりは蒸発を防ぐため、朝の涼しい時間帯に行いましょう。

また、風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなるため、密集している部分はこまめに間引いて環境を整えることが大切です。

暑さに強い花の選び方

基本は、暑さに負けない丈夫な花を選びましょう。

たとえば、マリーゴールドは夏の暑さや強い日差しに強く、春から秋まで長く咲き続けます。

このように「花そのものの強さ」はもちろん、管理がしやすい品種を選ぶといいでしょう。

初心者が注意すべきこと

8月にガーデニングを始める場合、水分管理と病害虫対策を徹底しましょう。

土が乾きやすい季節なので、表面と内部の乾き具合を確認し、比較的涼しい時間帯に水やりを行います。

また、高温多湿の環境ではアブラムシやうどんこ病などが発生しやすくなります。防虫ネットの活用や風通しの確保、早めの薬剤散布で予防すると安心です。

8月に咲く花1:ヒマワリ

ひまわり

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☘49:ひまわりの育て方|上手に咲かせるには?種まきの基本、日々の管理や水やりや肥料の与え方、種の取り方もご紹介

夏を象徴する花ともいえるヒマワリは、7月~9月にかけて大きく華やかな花を咲かせます。

大きな円形の花の中心にある管状花(筒状花(とうじょうか))と、それらを取り囲む舌状花(ぜつじょうか)で構成されていることが特長です。

このような構造はキク科の植物に多く見られるもので、「頭状花序」と呼ばれます。黄色系の筒状花は花の中心部分に集まり、周囲には黄色やオレンジ色の舌状花が花びらのように放射状に並んでいます。

ヒマワリは、若い頃に太陽を向いて生長するという特長があります。このような動きを「向光性」と呼び、朝には東を向き、夕方には西を向く姿が観察できます。

このような性質から「向日葵(ひまわり)」と名づけられたといいます。

学名は「Helianthus」、英語では「Sunflower」といいますが、どちらも「太陽の花」という意味です。

また、ヒマワリの茎は堅牢で長く、大きなもので高さは3mを越える高さにもなることがあります。

ヒマワリの美しい黄色と個性的な花の形状は多くの人に愛され、写真や絵などのモチーフにもよく用いられます。

陽気でエネルギッシュな姿は夏の季節を彩り、見る人の心も明るくしてくれるでしょう。

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🌸04:ヒマワリの育て方 長く楽しむための栽培法

ヒマワリの育て方

ヒマワリの好む栽培環境

ヒマワリは太陽光を好む植物のため、日当たりの良い場所へ植えるのが適しています。

水はけが良く、風通しの良い南向きの庭やベランダを選びましょう。風で倒れないよう、支柱を用意することもポイントです。

種まき

ヒマワリは種からでも育てやすいため、お子様と栽培を楽しみたいときにもおすすめの植物です。

寒さに弱く、発芽には20℃~25℃の気温を必要とするため、4月下旬頃に種をまくのがおすすめです。

花壇やプランターに植える際は、用土に少量の腐葉土や堆肥を加えて耕しておくと良いでしょう。

深さ2cm~3cmの穴に種を2粒~3粒まき、発芽したら元気の良い1本を残して間引きしましょう。

複数植える場合は、15cm~20cmの間隔をあけて植えますが、背の高くなる品種であれば60cm程度の間隔が必要です。

肥料

植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプ中粒』を土に混ぜ込みます。

植えつけ後は、根の活着促進のために活力液『リキダス』を1000倍に希釈してたっぷりと与えましょう。

さらに開花までは追肥として、1週間~10日に1回の頻度で液体肥料『ハイポネックス原液』を与えます。

水やり

発芽から開花までの間は、しっかりと根を張らせるため、土の乾燥に注意して表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

特に、背が高くなる品種は乾燥しやすいため、朝晩2回の水やりが目安です。

真夏の高温時などは、日中に水やりをしてしまうと土中の水分が熱せられて、根を傷めてしまう可能性があります。

早朝や夕方など涼しい時間帯に行いましょう。

花がら摘み

一茎に複数の花が咲くタイプは、花びらが散ったら 、次の花のために花がら摘みを行います。

そのままにしておくと、種をつけるためにエネルギーが使われてしまい、開花が妨げられることがあります。

一茎にひとつの花が咲くタイプで、次の花の心配が要らない場合は、種取りのためにそのままにしておいても問題ありません。

8月に咲く花2:ハイビスカス

ハイビスカス

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☘108:ハイビスカスの育て方|地植えと鉢植えはどちらが良い?水やりや肥料、日々の管理もご紹介

ハイビスカスは、美しい花と独特の葉の形状が特長の、熱帯・亜熱帯地域原産の植物です。約1万種近い品種があり、花の大きさや色、形状に個性があります。

花は、直径20cmにもなる大輪のものから、細長い花びらをもつ独特な形状までさまざまです。

花色も豊富で、鮮やかな赤、オレンジ、黄色、ピンク、白など、多彩な色合いも楽しめます。

花はほとんどが1日で終わってしまいますが、その美しさから観賞用の植物として庭園や鉢植えなどで栽培されています。

また、ハイビスカスの葉は鋸歯状で手の平のような形をしており、花だけでなく葉の姿も魅力的です。

南国の花というイメージから暑さに強いと思われがちですが、多くの品種は30℃を超えると花つきが悪くなる傾向があります。

植えつけ時にはハイビスカスが育ちやすいように環境を整えてあげましょう。

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🌸01:ハイビスカスの育て方 長く楽しむための植え替え

ハイビスカスの育て方

ハイビスカスの好む栽培環境

ハイビスカスは温暖な気候と日当たりの良い場所を好みますが、品種によっては暑すぎる環境を苦手とする場合があります。

プランター栽培の場合、真夏には明るく風通しの良い半日陰に移してあげましょう。

霜が降りないような温暖な地域では屋外でも越冬できます。寒冷地では、冬の寒さから守るために屋内へ移動させて管理しましょう。

植えつけ

ハイビスカスには、水はけの良い肥沃な土壌が適しています。購入した苗を植えつける際は、根鉢より一回り大きな鉢に植えかえましょう。

鉢植えは、根づまり防止のために年に1~2回の植えかえが必要です。

地植えの際は、事前に腐葉土や有機物などを混ぜ込んでから植えつけましょう。根を張りやすい環境を整えることができます。

植えつけや植えかえの際には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込んでおくと効果的です。

肥料

肥料が切れるとハイビスカスの花つきが悪くなることがあります。

春から秋にかけての生育が旺盛になる時期は追肥を与えましょう。真夏の生育が停滞する時期は肥料も控えめにします。

追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

水やり

春から秋は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。つぼみをつけても開花せずに落ちてしまう場合は、水切れが原因かもしれません。

特に乾燥しやすい夏場は、朝や夕方の涼しい時間帯にしっかりと水やりを行いましょう。

アブラムシ対策

ハイビスカスは、アブラムシの被害を受けることがあります。

アブラムシが発生してしまった場合は、水で葉裏を洗い流したり、専用の薬剤を使ったりして対策を行いましょう。定期的な観察と、早期の対応が重要です。

8月に咲く花3:ペチュニア

ペチュニア

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☘56:ペチュニアの育て方|植えつけの注意点、水やりや肥料など日々の管理や、切り戻しや花がら摘みなどもご紹介

ペチュニアは美しい花色と咲き姿が魅力の人気が高い品種です。 純白や鮮やかなピンク、明るい赤、深い紫など、さまざまな色合いが楽しめます。

花の大きさはもちろん、形も一重咲きから八重咲きまで多様で、観賞価値の高い植物として人気です。繊細で優美な花姿は、庭やベランダを彩り、見る人を楽しませてくれるでしょう。

さらに、長い期間にわたって花を咲かせるため、季節を通じて楽しむことができます。

🌸間室みどりさんの植物のお手入れ術!

🌸17:ペチュニアの育て方 長く楽しむための植えつけと管理(ピンチ)

ペチュニアの育て方

ペチュニアの好む栽培環境

日当たりや風通しの良い環境が適していますが、真夏の強い西日が当たる場所は避けたほうが無難です。

泥はね病気の原因となるため、大雨や台風の際は雨風を防げるように少し高い場所へ置いたり、屋根の下へ移動させたりするなど工夫がおすすめです。

植えつけ

鉢植えの場合、鉢の底には鉢底石を入れておくと通気性や排水性が向上します。

用土は、鉢の縁から2cm~3cm下まで入れて植えつけます。1株に対して、7号~9号のプランターが目安です。

地植えの場合は、1㎡あたり5株~6株程度を目安に植えつけましょう。

肥料

植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプ中粒』を土に混ぜ込みます。

さらに、花をたくさん咲かせるために、植えつけから1ヵ月ほど経過したら追肥を始めましょう。

追肥にはまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

また、液体肥料『ハイポネックス原液』を併用することで、さらに花つきを促進できます。

水やり

ペチュニアは乾燥を嫌うため、表面の土が乾いたらたっぷりと水やりしてください。

夏場は根を傷めないよう、日中に水やりを行うのは避けましょう。気温の低い朝か夕方のうちに水を与えます。

切り戻し

枝先にしか花がつかない状態になり、全体的に花数が減ってきたら、切り戻しを行うことで再び満開の花を楽しむことができます。

開花時期は株によってことなりますが、一般的には梅雨前~梅雨の最中に切り戻しをすることがおすすめです。

枝をカットしておくことで風通しも良くなり、梅雨を乗り越えやすくなるとされています。

切り戻しを行う際は、茎の長さを1/2を目安にカットしてください。株元に葉を残すように注意しましょう

8月に咲く花4:サルビア

サルビア

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☘100:サルビアの育て方|花を上手に咲かせるには?植えつけやや水やり、日々の管理もご紹介

サルビアと言えば、鮮やかな赤い花の姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。これは「サルビア・スプレンデンス」という品種で、ヒゴロモソウとも呼ばれます。

サルビアの花は一般的に細長い筒状をしており、品種によって、白やピンク、青など豊富なバリエーションが見られるのも特長です。

花期も長いため、夏の花壇や寄せ植えで大活躍の植物です。種類も豊富で約900種が知られています。

非耐寒性の多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われます。

ただし、比較的耐寒性のある宿根草タイプのサルビアも見られるため、育てる環境や好みに合わせて育ててみましょう。

サルビアの育て方

サルビアの好む栽培環境

寒さに弱く暑さに強いサルビアは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

ただし、真夏の強い直射日光が当たると花つきが悪くなることがあるため注意が必要です。

霜や凍結に弱く、発芽の適温が20℃~25℃と高いため、朝晩冷え込む季節は保温が大切です。

種まき

気温が上がってくる5月頃に種をまきます。サルビアは好光性種子のため、土はごく薄くかぶせましょう。

発芽まで一週間ほどかかりますが、その間は用土を乾かさないよう湿度に注意します。

植えつけ

ポット苗を利用する場合は、底から見える程度まで根が回ったら植えつけ可能です。

地植えする場合は堆肥や腐葉土などを混ぜて耕しておきましょう。

鉢植えの場合は草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を活用することがおすすめです。

肥料

サルビアは生育が旺盛で、開花期間も長いため、定期的な施肥が必要です。

植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプ中粒』を土に混ぜ込みましょう。

植えつけ後は、根の活着を促すため活力液『リキダス』を1000倍に希釈してたっぷりと与えるのも効果的です。

植えつけ後も肥料切れを防ぐため、2週間後から追肥を行いましょう。2ヵ月~3ヵ月毎に、『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を与えましょう。

または、1週間~10日に1回ほどの頻度で液体肥料『ハイポネックス原液』を併用するとより花つきが良くなります。

水やり

サルビアは開花期間が長い植物です。開花のためにエネルギーを消費するため、土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。

水切れは花つきが悪くなったり、下葉が枯れ落ちたりする原因になるため注意が必要です。

切り戻し

サルビアの開花が一段落したら、半分程度に切り戻しをすることで、再び花を楽しむことができます。

生育が停滞する真夏は、切り戻した状態で過ごすことで株を休ませることもできます。8月頃に切り戻しを行うことで、秋には再び花を楽しめるでしょう。

8月に咲く花5:サルスベリ

サルスベリ

サルスベリは、枝の先に複数の花を咲かせるのが特長的な低木~中高木です。

フリルのような花びらを持つ花が枝先に房状に集まって咲くため、華やかで見ごたえがあります。

開花時期は7月から10月までと長く、紅や白、ピンクなどさまざまな花の色が楽しめます。

サルスベリの名前は、「サルも滑ってしまうほど木の幹がなめらかであること」からつけられたといわれています。

また、漢字では「百日紅」と書き、「約100日間、紅の花を咲かせること」が由来とする説もあります。

サルスベリがは生長すると、大きいもので10m近くになることがあります。

ただし、お手入れ次第では1m程度を保って育てることも可能です。シンボルツリーとしても人気があるため、お庭の大きさに合わせて育ててみてください。

サルスベリの育て方

サルスベリの好む栽培環境

サルスベリは日当たりの良い場所を好みます。夏の暑さや強い日光にも強いため、年間を通じて日の当たる場所を選んで植えましょう。

日当たりが不十分な場所では、花つきが悪くなるおそれがあります。

植えつけ

植えつけは、4月~5月や9月など、気温が下がりすぎない季節を選びましょう。

耐寒性が強いものの、暖かい地域のため、発根にはある程度の温度が必要です。

肥料

植えつけの際に、元肥として緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。

肥料は2月に寒肥として有機質肥料の『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』または、肥料と堆肥がひとつになった『土を豊かにする肥料』を株元辺に埋めてください。

水やり

庭植えのサルスベリには、基本的に水やりは不要です。雨が降らない日が続いたときや乾燥の激しい時期は、適度に水を与えましょう。

ただし、植えつけて間もない株には、しっかり根づくまで水やりを続けることがポイントです。

土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水をそそぎましょう。鉢植えの場合も、土の表面が乾いてから水を与えます。

うどんこ病対策

うどんこ病とは、カビの一種である糸状菌が原因とされる病気で、3月~4月頃に発生します。

放置すると株全体が白い粉状のカビに覆われるため、発見したら、すぐにその箇所を取り除きましょう。

通気性や日当たりが悪いとうどんこ病が発生しやすくなるため、枝を適度に間引くことが予防につながります。風通しや日当たりの良さを重視して栽培環境を整えましょう。

8月に咲く花6:アサガオ

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☘76:アサガオの育て方|種まきを成功させるコツは?支柱や摘心のタイミングなどもご紹介

日本の夏を象徴する植物として親しまれているアサガオ。

江戸時代から観賞用として広く栽培されてきた歴史を持ち、日本の風景や文化に深く根ざした花でもあります。

朝の涼しい時間帯に大きく開花し、日が高くなるとしぼむという一日花の性質を持ちますが、
きちんとした管理を行えば、毎朝次々と美しい花を咲かせてくれる魅力的な植物です。

品種や栽培方法によって、花の色・形・葉の模様に至るまで多様なバリエーションがあり、
夏の風物詩としての観賞はもちろん、グリーンカーテンや教育用植物としても人気です。

HYPONeX × GreenSnap動画

ハイポネックスを使って元気に育てよう!アサガオの育て方

アサガオの育て方

アサガオの好む栽培環境

朝顔が花を咲かせるためには、日光が欠かせません。日当たりの良い場所に植えつけてましょう。

日陰では徒長することがあるため、注意が必要です。

土づくり

アサガオを丈夫に育てるには、排水性と保水性のバランスがとれた用土を準備することが大切です。

市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を利用すれば、適切な栽培環境を手軽に作ることができます。

植えつけ

種から育てる場合は、発芽率を向上させるために種の表面をやすりで軽く傷つけ、一晩水に浸しておくといいでしょう。

ポット苗を鉢に植えつける場合は、直径15cm程度の鉢なら1株、幅65cmのプランターは3株程度が目安です。

地植えの場合は、株と株の間を30cm程度空けて植えつけましょう。

水やり

生育が旺盛で葉も大きなアサガオは、特に暑い時期に多くの水分を必要とします。

真夏には朝と夕方の涼しい時間帯の1日2回、水やりが必要です。

肥料

植えつけ時に元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』土に混ぜ込んでおきましょう。つるが伸びて葉が茂り始めたら、追肥を行います。

追肥には液体肥料『ハイポネックス原液』を1週~10日に1回を目安に与えてください。

病害虫対策

アブラムシやハダニなどの害虫が発生することがあります。見つけ次第、適切な薬剤を散布して駆除しましょう。

8月に咲く花7:ダリア

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☘46:ダリアの育て方|球根の植えつけ方、肥料の与え方、冬越しの方法などご紹介

ダリアは変化に富んだ花形と色彩が魅力の球根植物で、夏のお庭を華やかにする主役級の植物です。

花の大きさや、咲き方には様々な種類があり、大輪の力強く咲く存在感のあるタイプから、繊細で可憐な小輪のタイプまで多様に楽しむことができます。

開花期は、6月~11月と長期間ですが、真夏の気温が高い時期は咲きにくいため注意してください。

適切な土壌環境と日当たりを確保し、生長に合わせた手入れをおこなうことで、見ごたえのある美しい花に育ちます。

花壇だけでなく、切り花や鉢植えにも適しており、アレンジメントやブーケとしても人気が高いです。

多彩な魅力を持つダリアは、初心者からベテランの方まで幅広く親しまれている植物です。

ダリアの育て方

ダリアの好む栽培環境

ダリアの花を美しく咲かせるためには、日当たりが欠かせません。半日以上日が当たる場所を選んで植えましょう。

ダリアの原産地は中南米の高地で、夏は涼しく冬は暖かい地域です。

耐暑性はあるものの、日本の真夏の暑さにはやや弱いため、夏場は鉢を日陰に移動させるか、遮光ネットなどで日よけをつくってあげることがおすすめです。

土づくり

ダリアの栽培には、排水性がよく、かつ有機質豊富な肥沃な土壌が適しています。

植えつけ前に、庭土に腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで深く耕しておきましょう。

植えつけ

球根を植える際は、芽が出る部分を上に向け、球根の頭が地表から5cm程度の深さになるように植えつけます。

深く植えすぎると発芽しなかったり、根腐れの原因になったりするため注意が必要です。

植えつけの適期は4月~5月頃で、地温が十分に上がってからの作業が理想です。寒冷地では、霜の心配がない気温になってから行いましょう。

水やり

ダリアは過湿に弱い性質があるため、土の表面がしっかりと乾いたのを確認してから、たっぷりと水を与えてください。

肥料

植えつけ時に元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を施すほか、生育期間中も追肥をおこないましょう。

鉢植えの場合は、月に1回程度の置き肥、または1週間~10日に1回程度、液体肥料『ハイポネックス原液』を与えてください。

ただし、真夏の高温期は株が弱りやすいため肥料を控えてください。

病害虫対策

ダリアは、うどんこ病や灰色かび病などがカビによる病気が発生しやすい植物です。

風通しが悪いと発生しやすくなります。日当たりと風通しのよい場所で管理し、病気の発生に注意しましょう。

また、ダリアに発生しやすい害虫として、アブラムシ、ハダニ、メイガなどが挙げられます。

生育初期から夏にかけての時期は発生しやすくなるため、日ごろから観察し、見つけ次第早急に駆除しましょう。

少量であれば手で取り除くか、水で洗い流してください。

発生が多い場合や、広がっている場合は、市販の殺虫剤を使用して防除しましょう。

8月に咲く花8:トレニア

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☘263:【Q&A】トレニアの育て方|管理する上での注意点や作業は?水やりや肥料などの管理方法もご紹介

トレニアは、小さく可憐な花を次々と咲かせる一年草で、夏花壇やプランターを彩る人気の植物です。

厳しい暑さの中で元気に花を咲かせるため、初心者でも育てやすい夏にぴったりな植物です。

半日陰の環境でも十分に育つため、日当たりのあまりよくない場所でも育てられます。

トレニアの育て方

トレニアの好む栽培環境

トレニアは、高温多湿に比較的強く、半日陰でも育てやすい夏の代表的な草花です。

気温が上がる時期でも長く花を咲かせてくれるため、日差しの強すぎない明るい日陰や朝日だけが当たる場所などが最適です。

風通しのよい場所に植えることで、病気の予防にもつながります。

土づくり

トレニアは、排水性がよく、有機物が豊富な土壌を好みます。市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を使用すれば問題なく育てられるでしょう。

地植えの場合はあらかじめ、堆肥や有機物を混ぜ込んで土をふかふかにしておくことで、根張りが良くなります。

植えつけ

植えつけの適期は4月~8月の気温が安定してからがおすすめです。ポットから苗を取り出す際は、根鉢を崩さないように優しく扱い、そのまま植えつけます。

複数の株を植える場合は、株同士が蒸れないように20〜25cmほどの間隔をあけて植えるのがポイントです。

水やり

トレニアは乾燥にやや弱く、水切れに注意が必要です。土の表面が乾いたらすぐに水やりをおこないます。

特に夏の高温期は、朝夕の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えましょう。

肥料

植えつけの際に、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込んでおきます。

その後、春から秋の間は、液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回施すか、緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を2ヵ月~3ヵ月に1回を目安に与えてください。

病害虫対策

トレニアは風通しが悪い環境では灰色かび病が発生することがあります。

この病気は、湿度や風通しの悪さが主な原因です。花がらや枯れ葉をこまめに取り除き、株の内部まで日が当たるように管理しましょう。

8月に咲く花9:ニチニチソウ

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☘87:ニチニチソウの育て方|立ち枯れ病の対策は?水やりや肥料の与え方、日々の管理方法もご紹介

ニチニチソウは、初夏から秋にかけて毎日のように花を咲かせる、非常に丈夫な一年草です。

真夏の強い日射しや乾燥にも耐性があるため、ガーデニング初心者にも育てやすい植物として人気があります。

花色のバリエーションも豊富で、花壇やコンテナ、寄せ植えなどにも幅広く利用できます。

ただし、過湿には非常に弱く、根腐れを起こしやすい性質があるため、水の管理と排水性の良い土づくりが栽培のポイントとなります。

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ニチニチソウの育て方

ニチニチソウが好む栽培環境

ニチニチソウは日光を好む植物です。日当たりと風通しの良い場所に植えることで、株がしっかりと育ち、花つきも良くなります。

半日陰では花が減ったり、徒長しやすくなったりするため注意が必要です。

土づくり

ニチニチソウは排水性のよい土を好みます。

市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を用いても問題ありませんが、赤玉土と腐葉土を混ぜ込むと、より根張りが良くなります。

植えつけ

苗を植える際は、根を傷つけないようにポットからそっと取り出し、深植えにならないよう浅めに植えつけます。

株間を20cm以上あけて植えることで、風通しを確保し、病気の発生を防ぎやすくなります。

水やり

鉢植えの場合は、水のやりすぎに注意し、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。

庭植えの場合、雨の続く時期に植えつけた場合は、水のやりすぎに注意してください。自然の降雨で十分ですが、乾きすぎには注意しましょう。

肥料

植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプ中粒』を元肥として少量混ぜ込んでください。

生育が旺盛になる夏場は、様子を見ながら液体肥料『ハイポネックス原液』か、緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を追肥として与えてください。

病害虫対策

注意すべき病気として、立ち枯れ病があります。連作や、過湿が原因で発生します。

予防のため、水の与えすぎに注意し、風通しのよい環境で管理してください。

また、アブラムシやハダニなどの害虫も発生しやすいため、定期的な観察と早めの駆除が大切です。

8月に咲く花10:センニチコウ

【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘254:【Q&A】センニチコウの育て方|きれいな花を沢山咲かせる方法は?水やりや肥料などの管理方法もご紹介

カサカサとしたドライな質感が特長的なセンニチコウは、その名の通り、初夏から秋までと開花期間が長く、夏の暑さと乾燥にも耐えることができます。

ほとんど手入れをしなくても元気に育つ、夏花壇を彩る丈夫な草花として人気があります。

花色はピンク、白、赤、紫など多彩で、複数の色を組み合わせると明るく華やかな印象になります。

花が咲いた後も色あせにくいため、切り花やドライフラワーとしても長く楽しむことができます。

センニチコウの育て方

センニチコウが好む栽培環境

センニチコウは、日当たりと排水性のよい環境に植えつけましょう。比較的やせた土地でも元気に育つ丈夫な草花です。乾燥に強く、高温にも耐える性質があります。

鉢植えであれば、室内に取り込むと冬越しさせることができます。

土づくり

センニチコウは、排水性が確保されていれば土質をほとんど選ばない、非常に丈夫な植物です。

市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』を使用しても問題なく育つでしょう。

植えつけ

植えつけは5月~8月の気温が安定した時期に、日当たりが良い場所を選んで植えつけましょう。

苗を植える際は、株間を20cm〜30cmほど確保することで、株が大きく生長しても風通しが良くなり、群れや病気の発生を防ぐことができます。

水やり

乾燥に強い性質なので、地植えの場合水やりは、ほぼ不要です。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

肥料

多くは必要ありませんが、植えつけ時に元肥としてリンサンやカリを多く含む緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を少量施すのがおすすめです。

生長が遅い時や葉の色が悪い時は、『ハイポネックス原液』を適宜与えてください。

病害虫対策

センニチコウは5月~11月にかけては立枯病に注意が必要です。過湿や深植え、株元のぐらつきなどが原因となるため、浅めに植えて土を乾かし気味に管理しましょう。

また、モザイク病により生育不良が見られることがあります。モザイク病はアブラムシを介して発症するため、発見次第早めに駆除してくだい。

高温乾燥期にはハダニ、梅雨時にはナメクジが発生しやすくなります。ハダニは葉の裏への散水、ナメクジは夜間の観察で、予防・対処しましょう。

おわりに

8月に咲く花は耐暑性が高く、真夏の強い日差しにも負けず元気に咲き続けます。黄色や赤、ピンクなど彩り豊かな花々は、夏の庭やベランダを明るく演出してくれるでしょう。

今回紹介したおすすめの植物を参考に、暑い季節でも楽しめるカラフルな花壇づくりに挑戦してみてください。

公開:2023年8月4日
更新:2025年8月30日

#8月に咲く花 #夏におすすめの植物 #特集

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ハイポネックス原液

初めての園芸に使える心強い味方!
水でうすめて使うだけ

マグァンプK大粒

初めての園芸に使える心強い味方!
植えつけ・植え替え時に元肥として土に混ぜ込むだけ!

プランティア 花と野菜と果実の肥料

ハイポネックス培養土 鉢・プランター用

元肥マグァンプKを配合!鉢やプランターにそのまま使える培養土

土を豊かにする肥料

堆肥と肥料成分がひとつに!土が繰り返し使える!

ブリリアントガーデン バラの有機肥料

土に混ぜ込む天然原料100%有機肥料

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