6月に咲く花15選| 梅雨を彩るおすすめ植物の育て方
6月は雨の降る日が多く、気温も高くなりはじめる季節です。そんな時期でもお庭やベランダにきれいな花が咲いていると、雨で憂鬱な気分も吹き飛ばせるかもしれません。
今回は、6月に咲く花を15種類集め厳選し、特長や育て方を詳しくご紹介します。ガーデニングで育てたい花をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
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- 6月に咲く花1:アジサイ
- アジサイの育て方
- 動画でわかりやすく!植物の育て方を解説!!
- 6月に咲く花2:クチナシ
- クチナシの育て方
- 6月に咲く花3:花菖蒲(ハナショウブ)
- 花菖蒲(ハナショウブ)の育て方
- 6月に咲く花4:アガパンサス
- アガパンサスの育て方
- 動画でわかりやすく!植物の育て方を解説!!
- 6月に咲く花5:ヤマボウシ
- ヤマボウシの育て方
- 6月に咲く花6:ユリ
- ユリの育て方
- 6月に咲く花7:ラベンダー
- ラベンダーの育て方
- 6月に咲く花8:キキョウ
- キキョウの育て方
- 6月に咲く花9:タチアオイ
- タチアオイの育て方
- 6月に咲く花10:ダリア
- ダリアの育て方
- 6月に咲く花11:グラジオラス
- グラジオラスの育て方
- 6月に咲く花12:ムクゲ
- ムクゲの育て方
- 6月に咲く花13:ジニア(百日草)
- ジニアの育て方
- 6月に咲く花14:ハイビスカス
- ハイビスカスの育て方
- 6月に咲く花15:ホタルブクロ
- ホタルブクロの育て方
- 6月に咲く花|よくある質問
- Q. 梅雨時期に植えつけできる花は?
- Q. 6月から種まきできる花は?
- Q. 日陰でも咲く6月の花は?
- Q. 切り花に向く6月の花は?
- おわりに
6月に咲く花1:アジサイ
6月の花といえば、アジサイを思い浮かべる方も多いでしょう。梅雨の代表的な花で、日本各地で咲き誇ります。
よく見られる手まり咲きのタイプのほか、ガクアジサイやカシワバアジサイ、ヤマアジサイなど多くの種類があります。
花の色は青系統や赤系統だけでなく、白色や緑色など花色のバリエーションも楽しめます。
アジサイの育て方
アジサイの好む栽培環境
乾燥に弱く、やや湿った土を好みます。花をきれいに咲かせるためには、日当たりの良い場所で育てましょう。
植えつけ
12月~3月の落葉期に行います。ただし、寒さが厳しい真冬は作業を避けたほうが良いでしょう。鉢植えの場合は、花を一通り楽しんだ後に植えかえることがおすすめです。
土づくり
アジサイの花の色は土の酸度によって変化します。青の花を咲かせたい場合は酸性、赤の花を咲かせたい場合はアルカリ性に育てましょう。
ただし、白い花をつける品種をはじめ、土の酸度を変えても変化のないアジサイもあります。購入する際、花の性質をチェックしておくと良いでしょう。
肥料
植えつけの際は、元肥に緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。
開花が近づいた5月頃に追肥として、液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度の頻度で与えましょう。
花後は6月、9月にお礼肥(追肥)を与えることで株を充実させることができます。肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
3月には寒肥に『BrilliantGardenバラの有機肥料』を施すことで「肥料」「土壌改良」の2つのすぐれた効果を発揮します。
水やり
乾燥させすぎないように管理することがポイントです。水切れすると花つきが悪くなってしまうため、鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水をたっぷりと与えましょう。
地植えの場合は、基本的に降雨に任せて問題ありません。
花がら摘み
アジサイの花は、見頃が終わっても自然に落ちることなく、そのまま残り続けます。花後の7月~9月頃に剪定しておきましょう。
秋になると翌年に向けて花芽ができ始めるため、夏の間に済ませておくことがおすすめです。
動画でわかりやすく!植物の育て方を解説!!
☘79:アジサイの育て方|土の性質によって花の色が変わるの?水やりや肥料の与え方などもご紹介
6月に咲く花2:クチナシ
梅雨の時期に白い花を咲かせるクチナシは、三大香木のひとつに数えられることもある、香りの良さが大きな特長です。
樹高1m~2m程度に育つ低木ですが、樹高30cm程度のコンパクトな品種もあるため、鉢植えでも育てることができます。栽培できるスペースに応じて選びましょう。
クチナシの育て方
クチナシの好む栽培環境
耐陰性がありますが、花をたくさん咲かせるためには日当たりの良い場所に植えることがおすすめです。ただし、強い西日によって土が乾燥しやすいところは避けましょう。
植えつけ
植えつけ時期は春もしくは秋です。鉢植えの場合は根鉢よりも一回り大きな鉢に植えましょう。植えつけの際は、根を傷めないように注意してください。
肥料
植えつけ時に元肥に緩効性肥料『マグァンプK大粒』を土に混ぜ込みます。生育期間の3月~10月には追肥、花後の7月頃にはお礼肥を与えましょう。
肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
冬は、寒肥に『BrilliantGardenバラの有機肥料』を施し、翌シーズンの開花に備えます。なお、真夏は株が弱りやすいため施肥は控えましょう。
水やり
乾燥を嫌うため土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えます。夏場には朝と夕方の2回、水やりが必要になることもあります。
剪定
クチナシの剪定適期は花後すぐに行います。花後に伸びてきた枝に花芽がつくため、早めに剪定を済ませてください。強く切りすぎず、枝を整理する程度にしましょう。
アブラムシ対策
アブラムシが発生しやすいため、見つけ次第すぐに駆除しましょう。大量発生する場合は薬剤の使用も効果的です。
アブラムシ退治と肥料やりが同時にできる『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』がおすすめです。
冬越し
耐寒性がやや弱いため、地域によっては防寒対策が必要になります。鉢植えの場合は日の差し込む室内へ移動し、地植えの場合は寒冷紗などで覆うことで寒さから木を守れます。
植えかえ
根詰まりを防ぐため、鉢植えのクチナシは2年~3年に1回は植えかえましょう。傷んでいる根があったら切り落とします。用土は古いものを使い回さず、新しい土へ交換しましょう。
6月に咲く花3:花菖蒲(ハナショウブ)
花菖蒲(ハナショウブ)は6月~7月にかけて見頃を迎えます。花の色は紫や青、白、ピンク、黄などさまざまです。草丈は高めで大ぶりの花を咲かせるため、ひとつ植えるだけでもとても華やかな印象になるでしょう。
花菖蒲(ハナショウブ)の育て方
花菖蒲(ハナショウブ)の好む栽培環境
湿り気のある土を好みますが、株元が常に水に浸されているような環境は避けましょう。
湿った環境をつくらず、一般的な鉢などに植えても元気に生長します。用土は市販の草花用培養土で問題ありません。
また、日光を好むため日なたや半日陰で育てましょう。
植えつけ
適期は、春~初夏、または秋です。根鉢を崩さないように苗を取り出し、植えつけましょう。
肥料
植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みますが、元肥の量は控えめにして、追肥を行なうことがポイントです。芽出し肥や、花後にはお礼肥を与えましょう。
追肥にはバラまくだけで肥料効果が約2~3ヵ月間持続する『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
水やり
花菖蒲は極端な乾燥を嫌います。植えつけからしばらくの間は水切れに注意しながら管理しましょう。また、蕾が出てから開花までの時期に水が不足すると、花がきれいに咲かないため注意が必要です。
植えかえ・株分け
植えっぱなしにしていると、生育が停滞してくることがあります。鉢植えの場合は毎年、地植えの場合も数年に1回は開花直後に植えかえを行いましょう。
あわせて株分けを行うと効率的です。株を掘り上げ、葉を15cm~30cmほど残して切り落とします。根についた土を落として、2分割程度にやさしく分けてください。
冬越し
花菖蒲は冬になると葉を枯らし、休眠期に入ります。地上部が枯れたらカットしておきましょう。冬の間も乾きすぎないよう、水の管理をすることが大切です。
6月に咲く花4:アガパンサス
アガパンサスは5月下旬頃~8月にかけて、青紫や白などの花を咲かせます。すっきりと伸びた茎に、小花をつける姿が特長です。
原産地は南アフリカで、ムラサキクンシラン(紫君子蘭)の和名を持ちます。草丈は30cmほどの矮性種から1m以上の高性種まであります。
アガパンサスの育て方
アガパンサスの好む栽培環境
アガパンサスは幅広い場所で育てることができますが、日当たりと水はけの良い場所でよく育ちます。日陰に植えると花が咲きにくくなるため注意しましょう。
植えつけ
植えつけ適期は3月~4月、9月~10月です。苗を購入したら、お好きな鉢や花壇などへ植えましょう。
土づくり
過湿を嫌うため、水はけの良い場所へ植えましょう。地植えの場合は事前に腐葉土や堆肥を混ぜて耕しておきます。排水性を高めたい場合は鹿沼土や軽石などを加えると良いでしょう。
鉢植えの場合は元肥入りの市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』がおすすめです。
肥料
アガパンサスは少量の肥料で元気に育ちます。与えすぎないよう、適量を守ることが大切です。
4月~6月、9月~10月には追肥を行いましょう。緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。また、速効性の液体肥料で管理する場合は1週間~10日に1回の頻度で『ハイポネックス原液』を与えます。
水やり
乾燥に強いため、地植えは基本的に降雨に任せて問題ありません。鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと水やりを行います。
花がら摘み
花が咲き終わったら花茎ごと切っておきましょう。ただし、種をとりたい場合や、莢を観賞する場合はそのままにしておきます。
冬越し
常緑性の品種は耐寒性が弱めです。株元は藁などでマルチングすると凍結を防ぎやすくなります。寒さの厳しい地域で育てる場合、鉢植えにして室内に移動させたほうが良いでしょう。
植えかえ・株分け
地植えのアガパンサスは、何年も植えっぱなしのまま育てることができます。鉢植えの場合は3年ほど経つと根詰まりしやすくなるため、植えかえをしましょう。
植えかえに合わせて株分けを行うことがおすすめです。根を掘り上げたら土を優しく落とし、株を分割しましょう。
動画でわかりやすく!植物の育て方を解説!!
🌱054:アガパンサスの寄せ植え|#ハイポネックススマイル
6月に咲く花5:ヤマボウシ
ヤマボウシは6月~7月にかけて白い花を咲かせます。花びらに見えるのは総苞片と呼ばれる部分で先がとがっているのが特長です。
よく似た花にハナミズキがあり、総苞片の形や開花時期で見分けられます。ヤマボウシは実が甘く、食用できる点も魅力です。
また、ヤマボウシは基本的に落葉しますが、常緑の品種も登場しています。お好きな品種を選んで育ててみましょう。
ヤマボウシの育て方
ヤマボウシの好む栽培環境
ヤマボウシは水はけの悪い環境を苦手とします。排水性の良い場所へ植えましょう。花をきれいに咲かせるためには日光が必要ですが、強い西日を避けられる場所がおすすめです。
植えつけ
12月~3月の落葉期に行いましょう。元肥を施した用土に植えつけ、水をたっぷりと与えましょう。鉢植えの場合は小粒の赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものなどがおすすめです。
肥料
基本的に頻繁に肥料を与えなくても元気に育ちます。冬から早春の間に寒肥を施し、鉢植えの場合は、花後にお礼肥を与えましょう。追肥には『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。
水やり
地植えの場合はほとんど水やりしなくても問題ありません。ただし、植えつけ直後はまだ根がしっかりと張っていないため、土が乾いていたら水をたっぷりと与えましょう。乾燥が続いた時期も同様に水やりします。
鉢植えの場合は、鉢土が乾いていたらたっぷりと水を与えてください。
剪定
ヤマボウシの樹形は自然と整うため、大がかりな剪定は不要です。不要な枝は、12月~3月や花後に軽く整えましょう。
6月に咲く花6:ユリ
ユリは、初夏の庭を華やかに彩ります。花色は白、黄色、オレンジ、赤、ピンクと幅広く、単色だけでなく複色品種も豊富です。
代表的な系統には、オリエンタル系やアジアティック系、ロンギフローラム系などがあり、品種によって開花時期が少しずつ異なります。
梅雨が明ける初夏から盛夏にかけて咲く品種が多いため、6月~7月の花壇を華やかに演出してくれるでしょう。
ユリの育て方
ユリの好む栽培環境
日当たりの良い場所で育ちますが、株元に直射日光が当たりすぎると根が傷みやすくなります。
下草やマルチングで株元を保護してあげると、地上部に日光を当てつつ生育が安定するでしょう。
植えつけ
球根は秋(9月~11月)に植えつけます。球根の約3倍の深さに埋め込むのが基本で、浅く植えると茎が倒れやすくなるため注意してください。
プランター栽培なら深さ30cm以上の容器を用意し、市販の培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』を使用してください。
肥料
元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込んでおきます。発芽後の生育期には、1ヵ月~2ヵ月ごとに粒状の緩効性肥料を追肥してあげましょう。
花が終わった後もお礼肥を施しておくと、翌年の球根がふっくらと充実します。
水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水を与えてください。蕾がふくらむ時期は水切れしないよう気をつけてあげましょう。
鉢植えなら夏場に朝夕2回の水やりが必要になることもあります。地植えの場合は降雨に任せつつ、乾燥が続いたら水を補ってあげてください。
花がら摘み
開花後は早めに花がらを摘み取りましょう。花びらが落ちる前に花首のすぐ下で切り取ると、種をつくるエネルギーを球根の充実に回せます。茎と葉は枯れるまでそのまま残してください。
病害虫対策
ユリは灰色かび病やウイルス病にかかることがあります。風通しを良くして過湿を防ぐのが予防の基本です。アブラムシはウイルスを媒介するため、見つけたら早めに取り除いてあげましょう。
6月に咲く花7:ラベンダー
香りの良さで親しまれるラベンダーは、初夏から初秋にかけて紫色の小さな花を咲かせます。ヨーロッパ原産で高温多湿に弱いため、風通しの良い場所での栽培が欠かせません。
梅雨の時期は、管理に気を配ることが大切です。湿度が高い環境では根腐れしやすくなるため、排水性の高い土や鉢を選んであげましょう。地域によっては地植えよりも鉢植えで管理し、雨の当たらない場所へ移す工夫が必要です。
ラベンダーの育て方
ラベンダーの好む栽培環境
ラベンダーは蒸れに弱いため、株同士の間隔を30cm以上あけて植えてあげると風がよく通ります。鉢植えなら梅雨時期に軒下へ移動させるなど、雨に直接当たらない場所で管理してあげましょう。
植えつけ
植えつけ時期は春(3月~4月)または秋(9月~10月)です。苗を購入したら、根鉢より一回りほど大きな鉢に植えてください。
過湿を防ぐには、土に鹿沼土やパーライトを混ぜて排水性を高めてあげるとよいでしょう。
肥料
ラベンダーは肥料を控えめに与えるのが基本です。元肥として少量の緩効性肥料『マグァンプK中粒』を混ぜておき、追肥には『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を春と秋に1回ずつ施す程度で問題ありません。
肥料が多いと枝葉ばかり茂り、花の香りも薄れやすくなるため注意してください。
水やり
土の表面がしっかり乾いてから水を与える程度にとどめてください。ラベンダーは乾燥気味の管理を好むため、水のやりすぎは根腐れの原因になります。
梅雨時期は朝に軽く水やりして、夕方には風通しを確保してあげるのがコツです。
剪定
花が終わったら早めに花穂を切り取りましょう。収穫を兼ねて剪定すると株の蒸れを防げるため、梅雨の多湿からも守りやすくなります。
秋には枯れた枝や込み合った部分を整理して、翌年に向けて株全体の風通しをよくしておいてください。
冬越し
耐寒性はラベンダーの系統によって異なります。たとえば、イングリッシュラベンダーは比較的寒さに強く、関東以西なら屋外でも冬越しできます。
反対にフレンチラベンダーは寒さに弱いため、霜が降りる地域では室内に取り込んであげましょう。冬場は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理してください。
6月に咲く花8:キキョウ
秋の七草として知られるキキョウですが、実は初夏から咲き始める花です。6月~7月にかけて淡い青紫色の星形の花を咲かせます。
落ち着いた色合いと上品な花姿が魅力で、梅雨の時期の庭にもやさしい彩りを添えてくれます。
キキョウの育て方
キキョウの好む栽培環境
キキョウは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育てられます。冷涼な環境が合うため、西日が強く当たる場所は避けてあげましょう。水はけの良い場所に植えると、根腐れを防ぎやすくなります。
植えつけ
植えつけは春(3月~4月)が適期です。苗を購入したら、根鉢を崩さないよう丁寧に植えてください。
キキョウはゴボウのような太い根を持つため、地植えの場合は深めに耕しておくと根が伸びやすくなります。
なお、鉢植えの場合は深鉢を選んであげましょう。
肥料
元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を少量混ぜておきます。
生育期には1ヵ月~2ヵ月おきに『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を追肥してあげましょう。肥料が多いとチッソ過多で葉ばかり茂り、花芽がつきにくくなるため、施す量は1株あたりひとつまみ程度を目安にしてください。
水やり
土が乾いたらたっぷり水をあげてください。過湿を避けることがポイントです。鉢植えは夏場に水切れしやすいため、朝夕のチェックを欠かさないようにしましょう。
花がら摘み
開花後は定期的に花がら摘みを行いましょう。しぼんだ花を早めに摘み取ると、次の蕾に養分が回りやすくなります。丁寧に続けていくと、秋まで次々と花を咲かせてくれます。
冬越し
キキョウは耐寒性の強い宿根草です。冬には地上部が枯れますが、根は生きているため翌春に再び芽を出します。地上部が枯れたら地際で茎をカットしておいてください。
寒冷地では株元に落ち葉やバークチップを敷いてあげると、凍結から根を守れます。
6月に咲く花9:タチアオイ
タチアオイは「立葵」の名の通り、まっすぐ伸びた茎に沿って花を咲かせる草花です。草丈は1m~2m以上に達することもあり、花壇の後方やフェンス沿いで存在感を放ちます。
花色は白、ピンク、赤、黄色、紫と豊富で、下から上へ順番に咲き進む様子が特長的です。1輪の花は数日で終わりますが、蕾が穂の先端に向かって次々と開くため、長い期間にわたって花を楽しめます。
タチアオイの育て方
タチアオイの好む栽培環境
日当たりと水はけの良い場所でよく育ちます。草丈が高くなるため、花壇の後方やフェンス沿いなど、高さを活かせる場所に植えましょう。
種まき・植えつけ
タチアオイは秋まき(8月~9月)でも春まき(3月~4月)でも可能です。秋まきの方が丈夫な株に育ちやすいため、初心者の方におすすめです。
種は直まきでも育てられますが、ポットで育苗すると管理しやすくなります。
肥料
植えつけ前に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜ込んでおきます。
生育期には、3月中旬~下旬頃から追肥を開始します。1週間~10日に1回を目安に液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。
4月に緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を株元にばらまくと、安定した養分供給につながります。
水やり
土の表面が乾いたら水を与えます。地植えは、降雨に任せられますが、夏場の乾燥が続く場合は朝に水を与えましょう。
鉢植えは土の乾きが早いため、こまめに状態を確認します。
支柱立て
背丈が高く、風で倒れやすいため、茎が30cm~50cmほどに伸びたら支柱を立てます。麻ひもなどで軽く固定すると、茎を傷めずに支えられます。
病害虫対策
タチアオイはサビ病にかかりやすい植物です。葉の裏側にオレンジ色の粉状の斑点が出たら、早めに感染した葉を取り除いてください。予防には、株間をあけて風通しを良くするのが効果的です。
また、アブラムシが新芽に発生することもあるため、見つけ次第駆除します。
6月に咲く花10:ダリア
初夏から秋にかけて咲き続けるダリアは、花径5cmほどの小輪から20cm以上の大輪まで、多彩な花姿を楽しめる植物です。花色も黄色、赤、ピンク、白、紫と豊富で、庭のコーディネートに合わせて品種を選べます。
球根植物で、毎年同じ場所に植えておくと球根が太り、より大きな花を咲かせます。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、デコラティブ咲きなど変化に富んでいます。
梅雨時期は過湿に注意しながら管理すると、生育が安定します。
ダリアの育て方
ダリアの好む栽培環境
日照を好む植物なので、半日以上日光が当たる場所に植えてあげてください。日照不足だと茎が間延びして花つきが悪くなります。
水はけの良い土に植え、株間を30cm以上あけて風通しを確保すると、うどんこ病の予防にもなるでしょう。
植えつけ
球根の植えつけは春(4月~5月)が適期です。球根を横向きに置き、10cm~15cmほどの深さに植え込んでください。
プランター栽培の場合は深さ30cm以上の容器を準備し、市販の培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』を使いましょう。なお、大輪種なら植えつけ時に支柱も立てておくと安心です。
肥料
土づくりの段階で緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として混ぜておきます。生育期間中の追肥には、速効性の『ハイポネックス原液』を与えるのがおすすめです。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてあげてください。鉢植えは夏場に水切れしやすいため、朝夕の確認を心がけましょう。地植えの場合は降雨に任せつつ、乾燥が続いたら水を補います。
花がら摘み
咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。しぼんだ花をそのままにしておくと、種をつくるために養分が使われ、次の花が咲きにくくなります。こまめな花がら摘みを続けると、霜が降りるまで長く花を楽しめます。
冬越し
ダリアの球根は霜に弱いため、寒冷地では秋に掘り上げて室内で保管してください。茎を地際で切り、球根を新聞紙に包んで5℃~10℃の涼しい場所に保存します。
6月に咲く花11:グラジオラス
夏の花壇に縦のラインを加えたいなら、グラジオラスがおすすめです。剣にまっすぐ伸びた花穂が下から順に開いていく姿は、動きのある景観を演出します。
花色は白から紫まで幅広く、切り花としても人気の高い花です。植えつけ時期をずらすことで、夏から秋まで花が途切れずに楽しめます。
グラジオラスの育て方
グラジオラスの好む栽培環境
グラジオラスは1日6時間以上、日照がある場所で育てるのが基本です。日照が不足すると花穂が曲がりやすくなるため、建物の影にならない場所を選んでください。
連作障害が起きやすい植物なので、毎年植え場所を変えてあげましょう。
植えつけ
球根の植えつけは春から初夏(3月~6月)にかけて行います。球根の2倍~3倍の深さに埋め込み、間隔は10cm~15cmほど空けましょう。時期をずらしながら植えていくと、花が切れ目なく咲き続けてくれます。
土づくり
水はけの良い土を好みます。地植えの場合は腐葉土や砂を混ぜて排水性を高めてあげましょう。鉢植えなら市販の培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』で問題ありません。
ただし、過湿になると球根が腐りやすいため、植えつけ前に排水性をしっかり整えておいてください。
肥料
植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜておきます。生育期には1ヵ月おきに追肥しましょう。花が終わった後にもお礼肥として『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を施すと、子球がしっかり充実します。
水やり
土が乾いたら水をあげる程度にとどめ、過湿にならないよう気をつけてください。植えつけ直後はたっぷり水を与え、その後は地植えなら降雨に任せて問題ありません。鉢植えの場合は夏場の水切れに注意しましょう。
支柱立て
グラジオラスは花穂が重くなると茎が倒れやすくなります。茎が伸びてきたら早めに支柱を立ててあげましょう。麻ひもで数カ所を軽く固定しておけば、風にあおられても花穂が折れずに済みます。
6月に咲く花12:ムクゲ
ムクゲはアオイ科の落葉樹で、夏の暑さにも負けずに花を咲かせる丈夫な花木です。放任すると樹高3m~4mほどに達しますが、冬の剪定で好みの大きさに整えられます。
花色はピンク、白、紫、複色など豊富で、庭木や生垣として人気があります。一日花ではありますが、蕾が途切れずにつくため、初夏から秋まで長く花を楽しめます。梅雨時期でも安定して開花しやすいのが魅力です。
ムクゲの育て方
ムクゲの好む栽培環境
ムクゲは日日当たりが良い場所で花をつけます。暑さに強い一方で、梅雨時期の蒸れには注意が必要なため、風通しの良い場所に植えてあげましょう。
植えつけ
植えつけは秋(9月~11月)が適期で、春(3月~4月)にも作業できます。苗木を植える際は根鉢の2倍ほどの穴を掘り、元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込んでから植えてください。
植えつけ後はたっぷり水をあげて根の活着を促します。
肥料
春と秋に1回ずつ『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を少なめに追肥する程度で問題ありません。
鉢植えの場合は月に1~2回を目安に追肥してあげましょう。
冬場に寒肥として有機肥料や、堆肥と肥料がひとつになった『土を豊かにする肥料』を施しておくと、翌年の花つきが良くなります。
水やり
植えつけ直後と夏場の乾燥時期には、しっかりと水を与えてください。根がしっかり張った後の地植えは、降雨に任せても問題ありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
剪定
ムクゲは生長が早く、放置すると枝が込み合ってきます。落葉期の12月~2月に不要な枝を切り落とし、樹形を整えてください。花は当年枝に咲くため、冬場にしっかり剪定しても翌年の開花には影響しません。
病害虫対策
アブラムシやハマキムシが発生することがあります。新芽や蕾に虫がついていないか、定期的にチェックしてあげてください。見つけ次第、早めに取り除くことで被害を抑えられるでしょう。
6月に咲く花13:ジニア(百日草)
ジニア(百日草)は、約100日間にわたって花を咲かせ続けることからその名がつきました。初夏から秋にかけて、ポンポン咲きの華やかな花を次々と楽しめます。
花色は赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、紫など多彩で、庭やプランターを賑やかに彩ります。草丈は15cm程度~1m以上まで幅があり、栽培スペースに合わせて選部ことができます。
暑さに強く、梅雨時期から夏にかけて花壇を華やかに保てるのも魅力です。
ジニアの育て方
ジニアの好む栽培環境
日当たりの良い場所を好み、真夏の強い日差しにもよく耐えます。ただし蒸れには弱いため、株間をあけて風通しを確保しましょう。
種まき・植えつけ
種まきは春(4月~5月)が最適です。発芽適温は20℃~25℃のため、十分に暖かくなってからまいてください。
苗を購入する場合は初夏(5月~6月)に植えつけますが、ポット苗の場合は根鉢を崩さず、そのまま植えてあげるのがポイントです。
肥料
植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜておきましょう。
ジニアは開花期間が長いため、液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度与え、肥料切れを起こさないように注意しましょう。
水やり
土の表面が乾いたら水を与える程度で構いません。朝に株元へ水を与えると、葉に水がかかるのを防いで病気の予防になります。鉢植えの場合は夏場の水切れに注意してください。
花がら摘み
花がら摘みを定期的に行なうと、より長く花を楽しめます。しぼんだ花を茎の付け根から切り取ることで、脇芽が伸びて新しい花が咲きやすくなります。
病害虫対策
高温多湿の環境ではうどんこ病が発生しやすくなります。葉に白い粉のような斑点が出たら、感染した葉を早めに取り除いてください。
アブラムシやハダニも発生しやすいため、定期的に葉裏をチェックしましょう。
6月に咲く花14:ハイビスカス
南国の雰囲気を感じさせるハイビスカスは、初夏から秋にかけて大輪の花を次々と咲かせます。花は翌日にはしぼみますが、つぼみが途切れずにつくため、シーズンを通して鮮やかな花姿を楽しめます。
熱帯原産で寒さに弱く、日本では管理されることが多い植物です。花色は赤、オレンジ、黄色、ピンク、白、複色など豊富で、ベランダや庭を一気に華やかにしてくれます。
ハイビスカスの育て方
ハイビスカスの好む栽培環境
日当たりと温暖な場所を好みます。日光をたっぷり浴びることで花つきが良くなります。真夏の直射日光が強すぎると葉焼けすることもあるため、必要に応じて半日陰に移動させてあげてください。
植えつけ
鉢植えの場合は春(4月~5月)に温暖な場所で植えつけを行います。市販の培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』を使い、深さ20cm以上の鉢に植えつけます。
根詰まりを起こしやすいため、1年~2年に1回は一回り大きな鉢へ植えかえましょう。
肥料
植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を元肥として土に混ぜ込んでおきます。その後の生育期(春~秋)には追肥を行いましょう。
月に1~2回を目安に緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』を施すほか、液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度与えると、花つきが安定します。
ただし、真夏に株が弱っている場合は、施肥を一時的に控えてください。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり与えてください。気温が高い初夏から秋にかけては、朝と夕方の2回水やりが必要になることもあります。冬場は室内で管理し、水やりの頻度を減らして乾かし気味にしましょう。
冬越し
ハイビスカスは気温が10℃を下回ると生育が停滞するため、冬が来る前に室内の日当たりの良い場所へ移動させます。水やりは控えめにし、春に暖かくなったら再び屋外へ出してあげてください。
剪定
ハイビスカスは生長が旺盛で、枝が伸びすぎると樹形が乱れてきます。秋の終わり頃に全体を1/3ほど切り戻しておくと、翌春に新しい枝が出て花つきが良くなるでしょう。
6月に咲く花15:ホタルブクロ
ホタルブクロは山野に自生する多年草で、釣り鐘型の可憐な花を初夏から初秋にかけて咲かせます。落ち着いた雰囲気の花姿は、和風の庭にもよくなじみます。
花色は淡いピンクや白、濃い紫など様々で、地下茎で少しずつ株が広がっていく性質を持っています。毎年開花株数が増えるため、年を追うごとに見応えが増す花です。
ホタルブクロの育て方
ホタルブクロの好む栽培環境
ホタルブクロは日当たりから半日陰まで、幅広い環境で育てられます。夏の強い直射日光は苦手なため、木漏れ日程度のやわらかい光が当たる場所が適しています。
植えつけ
植えつけは春(3月~4月)または秋(9月~10月)が適期です。苗を購入したら、根鉢を崩さないようにそっと植えてあげてください。
地下茎で広がる性質があるため、鉢植えの場合は1年~2年ごとに植えかえると根詰まりを防げます。
肥料
植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を少量、元肥として混ぜ込んでおきます。4月~5月には液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間から10日に1回500倍に希釈して追肥しましょう。
肥料が多すぎると花が咲きにくくなるため、控えめに与えてあげるのがコツです。
水やり
土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。ある程度の湿度があれば元気に育つため、梅雨時期に特別な対策は不要です。鉢植えの場合は夏場の水切れに注意してください。
地植えなら降雨に任せつつ、乾燥が続いたら水を補います。
花がら摘み
開花後の花がら摘みを丁寧に行なうと、秋に再び花が咲くこともあります。しぼんだ花は茎の付け根から切り取ってください。
株全体の花が終わったら、地際で茎をカットしておくときれいに管理できます。
株分け
ホタルブクロは地下茎で旺盛に広がるため、2年~3年に1回は株分けをおこなうと管理しやすくなります。春か秋に株を掘り上げ、地下茎をハサミで切り分けてから植え直してあげてください。
6月に咲く花|よくある質問
最後に、6月の花について寄せられる質問と回答をまとめました。
Q. 梅雨時期に植えつけできる花は?
花菖蒲のように湿った環境を好む花であれば、梅雨時期のポット苗の植えつけや株分け可能です。
ただし、多くの草花は過湿によって根腐れを起こしやすいため、基本的には梅雨明けを待ってから植えつけるほうが安心です。
Q. 6月から種まきできる花は?
初夏の温暖さを好むジニアが適しています。
また、球根植えであればグラジオラスもこの時期に植え付けできます。時期をずらすことで、秋まで花を途切れさせずに楽しむことができます。
Q. 日陰でも咲く6月の花は?
ホタルブクロは半日陰でよく育ちます。キキョウも半日陰に対応できますが、より元気に育てたい場合は日当たりの良い場所がおすすめです。
Q. 切り花に向く6月の花は?
グラジオラス、ユリ、ダリアが向いています。いずれも花持ちがよく、水替えと茎の切り戻しをこまめに行なうと長く楽しめるでしょう。
おわりに
6月は梅雨の時期ですが、花を咲かせる植物はたくさんあります。
湿気に強いものから乾燥を好むものまで性質はさまざまなので、ご自宅の日当たりや水はけ合わせて選ぶことが大切です。
初心者の方は、育てやすいジニアやラベンダーから始めてみるのも良いでしょう。少し慣れてきたら、ダリアやユリのような存在感のある花に挑戦するのもおすすめです。
ぜひお庭やベランダで、6月ならではの花を育ててみてください。
投稿日:2023年5月26日
更新日:2026年5月03日
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