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【果樹栽培】【ドラゴンフルーツの育て方】|栽培のコツや仕立て方などを知って上手に収穫しよう!

【果樹栽培】【ドラゴンフルーツの育て方】|栽培のコツや仕立て方などを知って上手に収穫しよう!

特徴的な見た目をしているドラゴンフルーツは、海外の温暖な地域で自生しています。

日本では温暖な地域で栽培されているサボテン科のフルーツで、さまざまな栄養素が含まれているので美容や健康に気を遣う方からも大変注目されています。

また、ドラゴンフルーツは白くて甘い香りのする花を一晩だけ咲かせることでも知られ、その花目当てに栽培する方も多いです。

寒さが苦手な植物なため、寒い地域で栽培するなら鉢植えがおすすめです。

今回は、ドラゴンフルーツ栽培のコツや仕立て方、植えかえ、増やし方などをご紹介します。

ドラゴンフルーツとは?

ドラゴンフルーツはサボテンの一種で寒さに弱いですが、暖かければ大変栽培しやすいフルーツです。

果肉の中の種を植えて育てられます。ドラゴンフルーツの詳細についてご紹介します。

ドラゴンフルーツの概要

ドラゴンフルーツは中米から南米北部が原産のフルーツで、サボテン科ヒモサボテン属の森や林に自生する植物です。

その昔、中米から西洋人によってベトナムに持ち込まれ、ドラゴンフルーツの栽培が始まりまったと言われています。

ドラゴンフルーツの茎が竜の体、果実が竜の頭のようだったことから地元の人により「ドラゴンフルーツ」と名付けられたといわれています。

ただ、西洋人にとって竜のイメージはそれほどよくなかったため、「ピタヤ」と呼ばれていたようです。

ドラゴンフルーツの特徴

ドラゴンフルーツは、サボテンと同じように育てていきます。ただ、寒さにはさほど強くないため、最低気温が5度以下になる冬は室内か温室で栽培する必要があります。

5度以下の環境で育てると、茎が腐ってくる可能性があるので注意しましょう。

温度の管理を徹底すれば、ドラゴンフルーツは病害虫の被害も受けにくいので丈夫に育っていきます。茎が自立しないため、栽培する際は仕立て方と剪定が大切です。

ドラゴンフルーツの品種

ドラゴンフルーツには赤や白、ピンクなどの果実があり、皮も赤や黄色など色とりどりです。ドラゴンフルーツの主な品種をご紹介します。

ホワイトドラゴン(ホワイトピタヤ)

ドラゴンフルーツのなかでもっとも有名で流通量も多い品種です。白い果肉、赤い果皮であまり酸っぱさはありません。

ゴマのように種が拡がっているのが特徴で、7~11月頃に多く出回ります。1つ約200~1000gと大きさもさまざまです。

レッドドラゴン(レッドピタヤ)

果肉は赤紫で果皮は赤く、ほんのり甘さを感じますが、ホワイトドラゴンと同じような食感をしています。

サイズは約150~800gと小ぶりで、7~11月頃に出回る品種です。食べる際は、果汁が服に付くと落ちにくいので気をつけながら食べてください。

ピンクドラゴン(ピンクピタヤ)

薄いピンク色の果肉で、甘さがさっぱりしているのが特徴です。食感は赤肉腫や白肉腫とさほど変わりません。

また、「ちゅらみやらび」というピンクドラゴンは2007年に品種登録された新しい種類で、主に沖縄県で栽培されています。

大きさは約500gと大きめで、糖度は15度以上のみずみずしいドラゴンフルーツです。

ゴールデンドラゴン

果皮が黄色い品種でイエローピタヤほどゴツゴツさはないのですが、果皮がうろこ状なのはほかのドラゴンフルーツと同様です。

さっぱりとした甘さですっきりとした味わいになっており、ホワイトピタヤやレッドピタヤと同じように感じます。

イエロードラゴン(イエローピタヤ)

果肉は白く果皮は黄色いのがイエロードラゴンです。出荷するときは抜いた状態になっていますが、本来果皮にとげがあってゴツゴツしています。

大きさは200~500g程あり、6~10月頃に出回ります。みずみずしさと甘さが際立つ品種です。

ミニドラゴンフルーツ

大きく生長しないで小ぶりのままの品種なので、ベランダでも栽培が可能です。観賞用として栽培する方が多いですが、小さい果実が実り、メロンのような味と香りがするのが特徴です。

ただし、完熟する前に食べると苦いため、収穫するタイミングを間違えないようにしましょう。

ドラゴンフルーツの栄養価

ドラゴンフルーツは「スーパーフード」と呼ばれるほど栄養価が高く、低カロリーで、自然食としても人気が集まっています。ドラゴンフルーツに含まれる栄養素をご紹介します。

食物繊維

腸内環境を整え、便通を促す効果が期待できます。また、ナトリウムや糖、脂質の排出を促進する働きもあるので、生活習慣病を持つ方や予防したい方は積極的に摂取してしたい栄養素とされています。

ビタミンC

抗酸化作用により、活性酸素の働きを抑制して細胞が老化するのを防ぐ働きがあります。

コラーゲンを生成して美肌に導く効果が期待できる栄養素です。

カリウム

体内の余計な塩分を排出する働きを担う栄養素で、血圧が高い方に効果が期待できます。

葉酸

細胞の生産や再生をサポートし、体の成長にも欠かせない栄養素です。

全身に酸素を運び、健康維持などに役立つ栄養素です。

カルシウム

骨や歯を丈夫にするのに必要なのがカルシウムです。不足すると、骨粗鬆症の原因となります。

ドラゴンフルーツの花

ドラゴンフルーツは、一晩だけ白くて大きい美しい花を咲かせます。さらに甘くて芳醇な香りも相まって、幻想的な雰囲気を演出してくれます。

ドラゴンフルーツをたくさん栽培するドラゴンフルーツ農園で、月夜の晩に月下美人のようなドラゴンフルーツの花が一気に咲き誇る様子はまさに圧巻といえます。

ドラゴンフルーツの花言葉

ドラゴンフルーツの花言葉は、「燃える心」「永遠の星」です。「燃える心」は、ドラゴンフルーツの美しい白い花が一晩しか咲かないことが由来とされています。

「永遠の星」は、大きくて白い花が夜空に星のように咲く姿が由来とされています。

ドラゴンフルーツの食べ方

ドラゴンフルーツは、果実はもちろん食べられますが、皮も加熱して柔らかくすると食べられます。花弁やつぼみは、天ぷらやスープに野菜と同じようにして調理できます。

このように果実以外も食べられ、捨てるところはないフルーツなのです。

また、ミキサーなどでスムージーやジュースにして飲むと、ドラゴンフルーツに含まれる豊富な栄養素が余すことなく吸収できるのでおすすめです。

ここにベリーやバナナなどのフルーツをトッピングすると、ヘルシーなデザートになります。

食物繊維が多く含まれているため、ドラゴンフルーツを食べ過ぎるとお腹を壊す可能性があります。

1日半分くらいを目安にしましょう。ただ、お腹が不調の方や便秘の方はできるだけ避けたほうが無難です。

ドラゴンフルーツは種からでも育てられる

スーパーなどで購入したドラゴンフルーツから、種を取り出して育てられます。果実から種を取り出したら、きれいに洗浄して苗床にまきたっぷり水を与えます。

芽が出てくるまで土が乾いたら水を与え、乾燥を防ぎましょう。ドラゴンフルーツの種は20度以上の気温で芽が出てきます。

ただし、苗から栽培するのが基本ではあるため、短期間で栽培したい方は苗がおすすめです。

温暖な地域は地植えが可能

沖縄県のような暖かい地域や温室内でドラゴンフルーツを栽培するのなら、地植えでも育てられます。

本州なら、冬に暖かい室内などに移動が可能な鉢植えのほうが適しているでしょう。

ドラゴンフルーツの栽培方法

ドラゴンフルーツの栽培方法やそのポイントなどをご紹介します。

ドラゴンフルーツの苗の選び方

丈夫な苗の方が立派に育つ可能性が高いといえます。

ドラゴンフルーツの苗を選ぶ際は、濃い緑色の主幹と艶があって肉付きのいい株、さらに茎に傷がついていないかしっかり確認しましょう。

ドラゴンフルーツの栽培に適した環境

ドラゴンフルーツは、日当たりの良い場所で栽培すると大きく生長します。日光があまり当たらない場所で栽培しても、実が実らない可能性がありますのでご注意ください。

ただ、直射日光が強い場合は葉が焼ける可能性があるため、夏の暑い時期は直射日光を避ける必要があります。

また、湿気の多い場所も栽培する環境としてよくないため、風通しのいい場所を選びましょう。

外が3度以下になる時期は、暖かい室内などに移動して水やりしないでおくと0度くらいまで耐えるので、冬越しできる可能性が高くなります。

ドラゴンフルーツの土作り

水はけのよい弱酸性の土がおすすめです。ドラゴンフルーツの栽培がはじめての方は、サボテン用の土をご用意ください。

また、小粒の赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜて自分で土を作ることもできます。

苗植え

苗植えは3~9月が適期です。ドラゴンフルーツの苗は25~30度くらいでもっともよく生長するため、最適なのは5月頃になります。

鉢植えに植えつける場合は深さが20㎝以上の鉢を用意して、水はけのよい土に浅く植えつけます。浅く植えつけると、根っこが伸びて生育が促進されやすくなります。

地植えの場合は日当たりと風通しがよく、水はけが良い場所に植えつけます。また、0度以下にならない場所を選ぶことも大切です。

植えつける場所を深さ5㎝くらい耕し、完熟堆肥や腐葉土を混ぜて2週間そのままにしてよい土壌を作ります。

2週間後、1m程間をあけて、苗の土を被せすぎないように浅く植えつけていきましょう。

水やり

ドラゴンフルーツを栽培している土が乾いたら、水をたっぷり与えます。水を与えすぎると根腐れする恐れがあるため、土の状態を観察して適切に水を与えることが大切です。

開花時期と果実が付いてきたら、乾燥させすぎないようにたっぷり水を与えます。果実が色づき収穫時期が迫ってきたら、水やりを控えると甘くなります。

また、気温が10度以下になる寒い時期は、根腐れを防ぐために水やりの回数を減らしましょう。

肥料

適切に肥料を与えることで、ドラゴンフルーツの実がたくさん実ります。春から秋にかけて、実着きを良くするためにリンサン成分が多めの緩効性肥料で追肥を行います。

追肥には、バラまくだけで肥料効果が約2~3カ月間持続する『Plantia (プランティア)花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

 

ドラゴンフルーツの仕立て方

ドラゴンフルーツは自立できない植物です。そのため、支柱を立てるか高い棚に鉢を置き、茎を下に垂らして栽培する必要があります。

ただ、垂れ下がった茎に実が付くため、支柱を立てても垂れ下げる状態にしなければいけません。

支柱を立てる場合は1mほどあるものを用意して茎をひもで括りつけ、そのまま生長させます。

1m程伸びてきたら、茎を垂れ下げるように誘引してください。また、新芽がいろいろな所に出てくるので、不要な新芽は切り取りましょう。

ドラゴンフルーツは品種によって、同じ品種では受粉しない「自家不和合性」というタイプもあるため、購入する際はしっかり確認することが大切です。

ドラゴンフルーツの剪定

ドラゴンフルーツは4~9月に剪定します。よく生長している新芽は残し、それ以外は切り落とします。

鉢植えの場合は、60~100㎝程生長したら葉先を摘み取り分岐させ、茎が厚くなるようすると花芽が付く可能性が高くなります。

なお、一番下から生えた太い芽は花が咲きますので、剪定せずに残しましょう。

人工授粉

ドラゴンフルーツは自分で受粉もできます。

ただし、ハチやカブトムシ、蝶々などの昆虫に花粉を運んでもらって受粉させるものおすすめです。ドラゴンフルーツを栽培している近くに、さまざまな植物を植えると昆虫たちが寄ってきます。

確実に実をつけたいなら、人工授粉で受粉させられます。ドラゴンフルーツの花は一晩だけ大きな白い花を咲かせ、朝にはしぼんでしまいます。

雨に当たるとうまく受粉できないので注意しましょう。

【人工授粉の手順】

  1. ドラゴンフルーツの花が満開になったら、筆や軍手などで花の葯に付いた花粉を集める
  2. 雌花を花粉で覆うようにブラシで優しく付ける
  3. 作業を繰り返す

1週間後、根元が膨らんできたら受粉成功です。受粉失敗の場合は、根元から黄色く変色してきます。

ドラゴンフルーツの病害虫

ドラゴンフルーツは病害虫には強い植物ですが、発生すると枯れてしまうので注意しましょう。

立枯病

湿気の多さが原因です。地面と接している部分が濃い茶色に変色して枯れてしまいます。日光を当てて風通しをよくし、水の与えすぎに気をつけましょう。

炭疽病(たんそびょう)

茎などが黒くくすんだ色になります。拡大すると枯れてしまうので、病気の部分は早めに切り取ります。

害虫

アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。日当たりや風通しの悪さが原因になるため、しっかり剪定することが大切です。

害虫が付いているのを発見したら、手やテープで取り除きましょう。

ドラゴンフルーツの収穫

ドラゴンフルーツは7~10月に収穫時期を迎えます。

品種により変動しますが、花が咲いてから40~60日後が完熟の目安とされており、収穫が遅れると果実の先がしわになり亀裂が入るので注意してください。

また、ドラゴンフルーツは追熟しません。そのため、収穫したら早めに食べることをおすすめします。

イエローピタヤの場合、主成分はショ糖や果糖なので甘く感じます。そのほかはイエローピタヤほど甘さを感じにくいです。

【保存方法】

ドラゴンフルーツは収穫後ビニール袋に入れて、野菜室で保存しましょう。傷みやすいので早めに食べてください。

ドラゴンフルーツの植えかえ

鉢植えの場合、植えかえは1~2年に1回、4~6月に行います。一回り大きな鉢を用意して、根っこは崩さずに植えかえます。

ただ、大きくて植えかえるのが難しい場合もあります。そのときは、表面の土をほぐして新しい土を被せるだけでも問題ありません。

植えかえをしないままだと、生育が遅れる可能性があるため適期が来たら必ず行いましょう。

ドラゴンフルーツの増やし方

ドラゴンフルーツは、挿し芽で増やせます。剪定の際に茎を10~20㎝ほどに切り取り、2~3日乾燥させます。

赤土や鹿沼土などを入れた鉢に上下を確かめてから茎を1㎝ほど埋め込み、水を与え直射日光が当たらない場所で育てます。

挿し芽なら1~2年ほどで開花するので、種から育てるより短期間で収穫できます。

まとめ

ドラゴンフルーツは、美容や健康維持に欠かせない栄養素がたくさん入っており、「スーパーフード」とも呼ばれています。

温暖な地域に自生する植物で寒さが苦手のため、鉢植えで栽培すると寒くなったら暖かい場所に移動できて育てやすくなります。

スーパーで購入したドラゴンフルーツの種からも育てられますが、苗から育てるより時間がかかるため、早く収穫したい方は苗から育てましょう。

比較的病害虫には強い方ですが、よく日光を当てて風通しをよくしないと立枯れ病や害虫がつくため、しっかり剪定を行うことが大切です。

また、実は垂れた茎につきやすいので、垂れるように仕立てるのもポイントです。

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