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更新日:2026.04.21

ナメクジの駆除方法|発生原因と効果的な対策を徹底解説

ナメクジの駆除方法|発生原因と効果的な対策を徹底解説

朝、庭に出てみると花や野菜の葉に見覚えのない穴が空いていて、「何にやられたのだろう」と気になったことはないでしょうか。葉の表面に残る白く光る筋は、夜のうちに活動するナメクジの痕跡です。

見た目の不快さだけでなく、植物への食害や寄生虫のリスクなど、放っておけない理由は多くあります。

この記事では、ナメクジの生態から効果的な駆除方法、日頃からできる予防策までをわかりやすく解説します。正しい知識を身につけて、大切な植物を守りましょう。

目次

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ナメクジ駆除剤 ナメトール

ナメクジの駆除|ナメクジの基本知識と生態

ナメクジ対策

そもそもナメクジはどんな生き物なのでしょうか。塩をかけて退治した記憶のある方も多いかもしれません。

まずは生態を知り、駆除対策の基礎知識を理解しておきましょう。

カタツムリとの違い

カタツムリとナメクジは、生物学摘には同じ分類に属します。ナメクジは、もともと殻を持つ巻貝の仲間で、その殻が退化して体内に取り込まれた生き物です。

そのため、厳密には昆虫ではありません。なお、カタツムリの殻を取るとナメクジになるわけではなく、ナメクジが成長してもカタツムリになることはありません。

ナメクジの生態、活動時間や特長

ナメクジは夜行性です。乾燥を避けるため、日中は陰になる場所に隠れ、夜に活動します。昼間は成長すると、5cm~6cmほどになります。

口におろし金の様な刃のある舌があり、植物の表面を削り取り、穴をあけます。草花だけでなく、柑橘系の果樹にもダメージを与えます。特にアブラナ科の野菜が大好物です。

ナメクジの種類

日本の庭に出没するナメクジは、大きく外来種と在来種にわけられます。

外来種の代表がチャコウラナメクジです。体長5cm~7cm、茶色~黒褐色の体に2本の黒い筋が走っているのが目印です。全国どこの庭でも見かける身近な存在です。同じ外来種でも体長2cm~3cmと小柄なノハラナメクジは、近年少しずつ分布を広げています。

在来種ではヤマナメクジが知られています。体長10cm~15cmと大型で、主に山林に生息していますが、雨の日に庭へ現れることもあります。

種類によって被害の出方が異なるため、発生する種類の特長を把握しておくと駆除の方針を立てやすくなります。

ナメクジの発生しやすい場所

ナメクジは乾燥に弱いため、太陽に当たらない湿った環境を好みます。

落ち葉や小石がたまっている場所、雑草が生い茂っている場所、レンガの隙間や鉢の下などは格好の隠れ家になります。管理が行き届いていない場所ほど発生しやすいため注意が必要です。

ナメクジはどこからやってくる?

突然発生するナメクジの流入経路はさまざまです排水路や土壌を伝って侵入してくるほか、購入した鉢植えや資材に付着して持ち込まれることもあります。

完全に侵入を防ぐのは難しいため、日頃から発生しにくい環境を整えることが大切です。

ナメクジが大量発生する理由

ナメクジは雌雄同体で繁殖力が高く、1回あたりの産卵で20個〜60個の卵を産みます。

年に複数回繰り返すため、産み落とされた卵が一気にふ化すると、突然ナメクジが大量発生したように見えるのです。

ナメクジの発生時期

湿度の高い時期になると、活動が活発になります。特に、雨が続く梅雨の時期は注意が必要です。

活動時期はおおむね3月〜11月頃で、冬から春にかけて産卵し、梅雨時期に個体数が増加します。

ナメクジの卵の特長

ナメクジの卵は直径2mm~3mm程度の球状で、半透明から白濁した見た目をしています。土の中や石の下、プランターの底、鉢の内側など、湿った場所に産みつけられることが多いです。

産卵は主に冬から春にかけて行われ、約1ヵ月でふ化します。卵の段階で取り除くことができれば、その後の大量発生を防ぐことにつながります。

ナメクジの駆除|被害の実態

ナメクジ対策

ナメクジは見た目の不快さなどから敬遠されがちな存在ですが、実際に植物や人体への悪影響を及ぼすことも少なくありません。

ここでは、ナメクジによる具体的な被害を見ていきましょう。

植物への被害

ナメクジは雑食性で、庭のさまざまな植物を食べてしまいます。特に、バラやアジサイ、アサガオといった花は好物で、開花した花弁をかじられることも少なくありません。

年に数回しか咲かない品種では、花ひとつの食害が大きなダメージになります。

花以外にも、野菜や果物、コケ類、多肉植物、サボテンなど被害の範囲は広く見られます。新芽が食べられた場合は、葉が大きくなっても食べ跡がそのまま残ってしまいます。

食害の傷口からウイルスが侵入し、株全体が弱る原因になることもあるため、早めの対策が必要です。

人への被害

ナメクジ自体に強い毒性はありませんが、注意したいのが「広東住血線虫」という寄生虫です。ナメクジの中に潜んでいる可能性があるため、扱いには注意が必要です。

広東住血線虫は人の体内に入ると、脳や髄膜に侵入して髄膜脳炎を引き起こす恐れがあります。日本での症例は多くありませんが、ナメクジに触れた手で口元を触るなどすると、感染のリスクがあります。

万が一ナメクジに触れた場合は、必ず石けんで入念に洗いましょう。また、レタスやキャベツといった家庭菜園の野菜の上をナメクジが這うことも考えられます。

家庭菜園で採れた野菜は、十分に洗った上で食卓に並べるようにしてください。

被害を受けやすい野菜

レタス、キャベツ、白菜などの葉物野菜は、ナメクジが特に好無植物です。アブラナ科の野菜は植えつけ直後の苗から収穫間際の株まで狙われやすく、油断できる時期がほとんどありません。

イチゴは果実が熟すタイミングでかじられやすく、傷が入ると見た目も味も落ちてしまいます。また、ナスは葉だけでなく実まで食害が及ぶことがあります。

いずれの場合も、苗が小さいうちに食害を受けると株の生育に影響が出やすくなります。定植直後は注意して、株元にナメクジがいないかこまめに確認しましょう。

ナメクジの駆除|効果的な駆除方法

ビール

ナメクジが大量に発生すると、見た目の不快さだけでなく植物への被害も深刻になります。早めに対処し、被害の拡大を防ぎましょう。

ナメクジは1匹でも繁殖するため、見つけたらその都度駆除することが大切です。

塩をかけただけでは駆除できない?

ナメクジの駆除として、「塩をかける」方法を思い浮かべる方は多いでしょう。塩は浸透圧の作用によってナメクジの体内の水分を奪い、体を縮ませる効果があります。

しかし、これは一時的な変化にすぎず、完全な駆除につながらない場合があります。また、塩は土壌に残留しやすく、植物の生育に悪影響を及ぼすおそれもあります。

また、塩は土壌で分解されないため、散布するとそのまま残留し、植物の育成に悪影響があります。また、雨水などで周囲へ流出すると、庭以外の場所に深刻な影響を及ぼすリスクも。

そのため、基本的に塩の散布は避けなくてはなりません。庭や花壇での使用は基本的に避けるようにしましょう。

熱湯をかける

100℃近い熱湯を直接ナメクジにかけることで、即座に駆除できます。夜間に懐中電灯を持って庭を探しながら駆除する方法は、薬剤を使用しない方法として有効です。

また、排水溝周辺に熱湯を流すのも効果的で、隠れているナメクジの駆除に役立ちます。

ただし、植物の根や葉にかからないように行い、火傷にも十分注意してください。

ビールトラップ

ナメクジは、ビールの香りに強く引き寄せられる性質があります。浅い容器にビールを入れて、設置しておくと、香りに誘われたナメクジが容器に落ちて駆除できます。

容器はプリンカップやペットボトルのキャップを使うなど、身近な容器で代用できます。なお、ビール酵母や麦芽の香りが有効であり、清涼飲料水では効果がありません。

米ぬか・野菜トラップ

米ぬかや野菜くずなどもナメクジをおびき寄せる誘引剤に効果的です。駆除の手順はビールトラップと同じです。

キャベツの芯やレタスの外葉などの端切れを容器に入れ、湿った場所に設置しておくと、ナメクジが集まってきます。朝方に容器をチェックして回収しましょう。

重曹を使う

重曹をナメクジに直接ふりかけると、浸透圧の作用によって駆除できます。塩と同じ原理ですが、重曹は土壌で分解されやすく、土壌への影響が比較的少ない点です。

ただし、植物の葉に直接かけてしまうと植物自体がダメージを受ける可能性があるため、ナメクジ周辺にのみふりかけてください。

手で取り除く

夜間に懐中電灯を持ってナメクジを探し、割り箸やピンセットで捕獲します。直接手で触れると、ナメクジの体に付着した菌の影響を受ける可能性があるため、必ず手袋を着用してください。

見つけたナメクジは、ビニール袋に入れるか、熱湯をかけるなどして確実に処分しましょう。この方法は手間がかかりますが、確実に駆除できます。

市販の駆除剤を活用する

ナメクジ用の駆除剤には、誘引して駆除する粒タイプと、スプレーで直接退治する液体タイプがあります。

粒タイプは株元や鉢の周囲にまくだけで手間がかからず、夕方にまいておくと夜間に活動するナメクジを効率的に駆除できます。

天然由来成分を使った製品を選べば、ペットのいる家庭や有機栽培の菜園でも安心です。

ナメクジ駆除剤「ナメトール」

ここまでご紹介した対策に加えて、手軽にナメクジを駆除したい方に適しているのが『ナメトール』です。

有効成分の燐酸第二鉄は天然の土壌中にも存在する成分で、花や野菜など幅広い植物に使用できます。株元や被害箇所にまくだけで使える手軽さも特長です。

食べたナメクジはすぐに動きを止め、そのまま隠れた場所に戻るため、死骸を目にすることもほとんどありません。雨や湿気に強く、梅雨どきの湿った環境でも効果が長続きします。

また、食べ残された粒は土壌微生物の働きによって分解されます。ナメクジの被害に悩んでいる場合は、ぜひお試しください。

ナメクジの駆除|発生を防ぐ予防方法

野菜だけではなく、草花、バラ、多肉植物など幅広い植物に被害を与えます。

被害を防ぐためには、日頃からの予防が重要です。まずは基本的な対策から確認しておきましょう。

基本的なナメクジ予防

湿った環境を作らないことが、何よりの基本的な対策です。地面の落ち葉や小石などの隠れ家になりそうなものを取り除いておきましょう。

また、鉢やプランターの下もこまめに確認し、ナメクジが潜んでいないかチェックする習慣をつけておくと安心です。

ナメクジ予防アイデア1.コーヒーのかすをまく

ナメクジはカフェインを嫌うため、コーヒーかすを株元にまいておくと予防につながります。

ナメクジ予防アイデア2. プランターに銅線をはる

ナメクジには銅に触れるのを嫌う性質があります。この性質を利用して、鉢の縁に銅線や銅テープをはっておくと侵入防止に役立ちます。

ナメクジ予防アイデア3.ニームケーキを散布する

ナメクジが嫌う資材のひとつに、ニームケーキがあります。ナメクジが這った形跡を見つけたら、そこを取り囲むようにニームケーキを撒きましょう。

肥料としても使えるので、ナメクジ対策と合わせて効果を期待できます。

ナメクジ予防アイデア4.木酢液を散布する

木酢液(もくさくえき)は、忌避効果が期待できる資材です。30倍ほどに希釈して、植物の周りに散布するとナメクジが寄りつきにくくなります。

原液を直接散布して駆除することも可能ですが、植物に直接かからないよう注意してください。

ナメクジ予防アイデア5. 椿油粕を土に混ぜる

椿油の粕を土に混ぜ込むと、そこを通ったナメクジを硬化できると言われています。

ちなみに、椿油粕の成分はミミズや皮膚の薄い虫、線虫にも有効です。畑のミミズを殺してしまうのを避けたい場合は、量を調整してみてください。

ナメクジ予防アイデア6.天敵を活用する

庭に小さな水場や落葉のスペースを設けると、カエルやオサムシなどナメクジを食べる生き物が住み着きやすくなります。

カエルは夜間、ツグミやムクドリなどの野鳥は日中にナメクジを捕食します。コウガイビルもナメクジを食べるため、見かけてもすぐに駆除せず様子を見るのも一つの方法です。

ナメクジの卵の予防・駆除方法

ナメクジは湿った土の中や石の裏に卵を産みつけます。半透明の球状で見落としやすいため、土の表面をこまめに確認することが大切です。

卵を見つけたらピンセットなどで取り除き、周囲に石灰を散布して卵のふ化を防ぎましょう。

また、冬場に土を掘り返す「天地返し」も効果的です。地中の卵を地表に出して寒さと乾燥にさらすことで、発生を抑えられます。

プランター・鉢植えの予防策

鉢やプランターはポットフィートや低い台の上に載せ、地面から浮かせておくとナメクジが侵入しにくくなります。縁や底面に銅テープを巻いておくと、銅イオンの刺激でナメクジが寄りつきにくくなります。

設置場所はコンクリートやタイルなど乾きやすい場所を選び、夕方の水やり後に鉢の裏や周囲を確認する習慣をつけておくと安心です。

ナメクジの駆除|よくある質問

最後に、ナメクジの駆除に関するよくある質問をまとめました。

ナメクジに塩をかけると本当に駆除できる?

塩による駆除は昔から知られた方法ですが、完全な対策とは言えません。塩をかけると浸透圧の差で体が縮むものの、水分を得れば復活してしまいます。

また、土壌にも塩分が残り、植物の生長を妨げるおそれがあるため、庭での使用は控えてください。

ナメクジを触ったら手を洗うべき?

ナメクジの体表には「広東住血線虫」という寄生虫が付着している可能性があります。触れた後は必ずすぐに石けんで手を洗い、爪の間や手首まで丁寧に洗い流してあげましょう。

また、口元に手を持っていかないよう注意し、不安な症状があるときは医療機関に相談してください。

室内にナメクジが出たときの対処法は?

排水口や窓枠の隙間から侵入しているケースが多く見られます。見つけた場合は、割り箸などで捕まえてビニール袋に入れ、適切に処分してください。

侵入経路を特定したら隙間テープなどで塞いでおくと再発防止に繋がります。繰り返し発生する場合は屋外環境の見直しもあわせて行うと効果的です。

ナメクジが多い庭の改善方法は?

湿気のこもりやすい環境が原因になっていることがほとんどです。落ち葉や石を片づけ、草を刈って風通しを確保しましょう。

排水を改善して水はけを良くすると、繁殖を抑えやすくなります。プランターの下もこまめに確認し、潜んでいる個体は早めに駆除してください。

重曹でナメクジは駆除できる?

重曹を直接ふりかけることで、浸透圧の変化により駆除できます。塩と原理は同じですが、重曹は土壌で分解されやすく、環境への影響が比較的少ない点が特長です。

ただし、植物の葉にかかると傷むおそれがあるため、ナメクジのみに使用してください。

おわりに

ナメクジは夜間に活動するため、被害に気づくのが遅れがちです。環境整備や物理的なバリア、卵の除去など、この記事で紹介した対策を組み合わせることで、発生を大幅に抑えられます。

それでも被害が気になる場合は、駆除剤の活用も検討してみてください。

大切な植物を守るために、できることから始めてみましょう。

公開日:2018年06月04日
更新日:2026年04月21日

#ナメクジ #害虫対策

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