【家庭菜園】 鍋の季節に収穫したいハクサイ。育て方のポイント
夏が過ぎて涼しくなってくるとお鍋が食べたくなりますよね。
お鍋の主役とも言えるハクサイを、お家で栽培してみませんか?
「ハクサイ栽培は難易度が高い」といわれることもありますが、育て方のポイントがわかれば、決してそんなことはありません。
手塩にかけて育てたハクサイは、美味しさもひとしお。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ハクサイってどんな植物?育て方の特徴は?
ハクサイは、中国を原産とするアブラナ科の野菜です。
冷涼な気候を好むため、秋に植えつけるのが適しています。
種まきから収穫までの期間は、およそ60日から100日前後。
8月下旬から9月下旬にかけて種まきをすると、11月中旬から3月上旬にかけて収穫できます。
ハクサイの育て方のポイント
ハクサイは、畑で多く栽培される方は種まきで育てるのが一般的です。
プランターで栽培される方は園芸店やホームセンターで苗を購入されて栽培されることをおすすめします。
以下の育て方のポイントを参考に、ぜひ挑戦してみてください。
植えつけは8月下旬から9月下旬がベスト
ハクサイを上手に育てるには、まず、種まきの時期が重要です。
早すぎると病害虫が発生しやすくなり、遅すぎるとうまく結球しなくなってしまいます。
種まきは育苗ポットに
発芽が難しいと言われるハクサイ。
発芽を成功させるポイントは、種を庭やプランターに直接まくのではなく、育苗ポットにまくことです。
種まきをしたら土が乾かないように水やりをしっかり行って管理してください。
発芽後、生育の遅いものや細いものは間引き、しっかりとした芽だけを残します。
庭やプランターに植え替えるのは、本葉が5〜6枚になってからにしましょう。
プランターへの植えつけ方法について
プランターで栽培する場合は、幅60cm、深さ20cm以上のプランターを用意しましょう。
このサイズに、通常の大きさのハクサイなら1〜2株、ミニ品種なら2〜3株を植えつけます。
株同士の間隔は30~40cmと、広めに。
根に付いている土を崩さないように植え付けてください。
植えつけが完了したらたっぷりと水やりを。
畑(庭植え)での植えつけ方法について
植えつけの手順はプランター栽培と同様に。
畑(庭植え)では、土の表面にポリマルチを敷いておくと◎
泥の跳ね返りによって起きる病害虫被害を予防できます。
肥料を切らさないように注意!
植えつけ時には、元肥として『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を混ぜ込みましょう。
また、本葉が10〜15枚程度に生育したら、追肥をスタートさせます。
『今日から野菜 野菜を育てる液肥』を一週間に一度与えてください。
さらに、1〜2カ月に1回、『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を株もとに与えましょう。
ハクサイ栽培では、肥料をしっかり与えることがポイントです。
特に、結球がはじまってからは肥料を切らさないように気をつけてください。
この時期の追肥は、外葉を大きく育てしっかりと結球させるためにとても大切です。
アブラムシがつきやすい!防除をしっかり行って
アブラナ科のハクサイは、アブラムシの被害に遭いやすい植物です。
日頃からよく観察し、アブラムシを見つけたら取り除きましょう。
大量発生する前に薬剤で防除するのもひとつの方法です。
収穫の時期について
種まきからら早生種で60日前後、晩生種で100~120日前後経ち、球を押して硬く締まっていれば、収穫の適期です。
根元を包丁で切りましょう。
【Plantia Q&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介!
ハクサイの育て方|土づくりの方法や肥料の与え方、収穫方法などもご紹介
植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介する”Plantia Q&A 園芸のベテランの方はもちろん、ガーデニング初心者の方、ガーデニングを始めようとお考えの方に育て方のポイントや疑問をわかりやすく紹介しています。
この記事で紹介された植物について
ハクサイ
特長
水分が多く、歯ざわりも良いハクサイは、鍋料理や漬け物には欠かせません。カリウムが多く、生活習慣病の予防にもなります。品種が多く、一般的にも知られているのは円周形ですが、そのほか、包号形や半結球形、ミニサイズなどもあります。