【ニンジンの育て方】 3月から種まき可能!家庭菜園の定番野菜・ニンジンを育ててみよう
家庭菜園を始めたい!という方にぜひおすすめなのがニンジン栽培です。
春から秋にかけて何度も収穫ができ、毎日のお料理に重宝します。
今回は、そんなニンジンの育て方のポイントや育て方の注意点をご紹介します。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
ニンジンの特長
日本では非常に一般的な野菜であるニンジンですが、原産地は実はアフガニスタンの山脈地帯。
そのため耐寒性に優れていますが、一方で高温多湿にはあまり強くないという性質があります。
日本で家庭菜園用として出回っているのは、西洋種。
生長したときの長さによって、3寸ニンジン・4寸ニンジン・5寸ニンジンなどに分けられます。
ニンジンの育て方のポイント・育て方の注意点
種まき
ニンジンの発芽温度は15℃から25℃前後。
生育の適温は20℃前後です。
そのため種まきの適期は地域によって異なりますが、冷涼地なら3月下旬以降、中間地なら3月中旬以降、温暖地であれば3月初旬が目安です。
種は用土に直まきし、薄めに覆土します。
ニンジンは土をかけすぎて日光が当たらないと発芽できない性質があります。
これを好光性種子(こうこうせいしゅし)といいます。
土のかけすぎには注意しましょう。
覆土した後は手で軽く押さえて種を定着させます。
その後、10日前後で発芽します。
プランターの選び方
プランターで育てる場合は、標準サイズ(60cm程度のもの)で深さのあるタイプを選んでください。
浅いプランターでは根がしっかり張れないので育ちにくくなってしまいます。
栽培場所
ニンジンは日当たりを好みますので、しっかりと太陽が当たる場所で栽培しましょう。
間引き
発芽後、本葉が1〜2枚になったら株間が3cm程度になるように間引きを行います。
その後、本葉が3〜4枚になったら今度は株間が5cm程度になるように2回目の間引きを行います。
用土
ニンジンの用土には、排水性・通気性・保水性のある土が適しています。
「野菜の培養土」がおすすめです。
肥料
種まき時に元肥として『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を混ぜ込んでおくと生育が良くなります。
肥効期間が2~3ヶ月と長いため追肥は必要ありません。
なお、上記の「野菜の培養土」を用いる場合は、用土に元肥があらかじめ配合されていますので元肥は不要です。
ネクスコートを元肥に使用していない場合は、生育期間中に追肥が必要です。
1回目の間引きと2回目の間引きの際に、追肥として『今日から野菜 野菜を育てる肥料』を与えましょう。
さらに、1週間に1度を目安に『今日から野菜 野菜を育てる液肥』を与えると良いでしょう。
水やり
ニンジンの発芽には水分が必要ですので、種まきの前には用土に水を与えたっぷりと湿らせておきましょう。
土が乾燥していると発芽しにくくなってしまいます。
種まき後も発芽までは土が乾燥しないようにこまめに水を与えます。
芽が出た後は、土の表面が乾いたら与える程度に。
収穫
種まきから3ヶ月ほどで収穫時期になります。
収穫の目安は、土から顔を覗かせている根の部分の直径が3〜4cmになったら。
株元を少し掘って太さを確認し、根がしっかりと太っていれば収穫しましょう。
収穫するときは、茎の根元を手に持ち、まっすぐに引き上げます。
なお、収穫が遅れると割れてしまいますので採り遅れのないように注意をしましょう。
病害虫対策
ニンジンはアブラムシやネコブセンチュウの被害に遭いやすい性質をしています。
このほか、うどんこ病や黒葉枯病にかかることがあります。
この記事で紹介された植物について
ニンジン
栄養価が高く、なかでもβカロテンを多く含んでいるニンジン。
最近ではミニニンジンなどの種子も出回り、プランターでも栽培できるようになりました。
関連記事
この記事に関連する商品について
野菜の培養土
非公開: ネクスコートプロ 25kg 野菜、果樹用 6ヵ月
記事カテゴリから探す
Garden Tourから探す
いま話題のキーワード