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ガジュマルの育て方|植えかえや剪定、水やり、冬越しのポイントまで詳しく解説

ガジュマルの育て方|植えかえや剪定、水やり、冬越しのポイントまで詳しく解説

ガジュマルは、太く個性的な幹と鮮やかな葉が魅力の人気の観葉植物です。丈夫で育てやすく、初心者でも管理しやすいことから、室内グリーンとして幅広く親しまれています。

原産地である沖縄や東南アジアでは20m近くまで生長することもあり、「精霊が宿る木」「幸せを呼ぶ木」として親しまれています。

観葉植物用としては、テーブルの上における小型のサイズも多く流通していて、耐陰性もあるため、初心者でも育てやすい植物です。

この記事では、ガジュマルの基本的な育て方をはじめ、水やりや植えかえ、管理のポイント、葉が落ちる原因や対処法まで詳しくご紹介します。

【PlantiaQ&A】動画でわかりやすく栽培法をご紹介

☘34:ガジュマルの育て方|苗の選び方、夏越えや冬越えの方法、葉を落としてしまう原因などご紹介

ガジュマルの育て方|基礎知識

ガジュマル

項目

内容

学名

Ficus microcarpa

科名

クワ科

別名

キジムナーの木、多幸の木

原産地

沖縄、東南アジア、オーストラリアなど

分類

常緑高木

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

ガジュマルの特長

ガジュマルは、太く個性的な幹と鮮やかな葉が魅力の観葉植物です。丈夫で育てやすく、初心者にも人気があります。

日本では沖縄や屋久島などに自生しており、世界には約800種類、日本には約20種類が分布するといわれています。沖縄では、ガジュマルは精霊「キジムナー」が宿る木として親しまれており、古くから縁起のよい木として大切にされてきました。

観葉植物として流通しているものは卓上サイズから楽しめますが、自生地では樹高20mを超えるほど大きく生長することもあります。枝から伸びる気根や力強いうねりのある幹も、ガジュマルならではの魅力です。

生命力が非常に強く、耐暑性にも優れているため、夏でも育てやすい観葉植物です。室内でも管理しやすく、初心者が初めて育てる一鉢としても人気があります。

観葉植物として流通するガジュマルには園芸品種が多く、幹の形や葉色の異なる品種が流通しています。一般的に観葉植物として販売されているのは「ニンジンガジュマル」と呼ばれるタイプで、小型でも個性的な樹形を楽しめます。

ガジュマルの育て方|基本の栽培方法

ガジュマル

ガジュマルは、日当たりや水やりのポイントを押さえれば、初心者でも育てやすい人気の観葉植物です。

太い幹や個性的な樹形を長く楽しむためには、生育に合わせた管理が大切になります。ここでは、ガジュマルの基本的な育て方から、元気に育てるコツまで詳しくご紹介します。

ガジュマルが好む栽培環境

ガジュマルは耐陰性がありますが、基本的には日当たりを好む観葉植物です。丈夫で育てやすい一方、日照不足や寒さには注意が必要です。

年間を通して明るい場所で管理し、真夏は直射日光を避けた明るい日陰、冬は室温が5℃以上を保てる場所で育てましょう。

夏の管理

カーテン越しの窓辺など、明るく風通しのよい場所で管理しましょう。直射日光が当たると葉焼けを起こすことがあるため注意が必要です。

また、エアコンの風が直接当たる場所も乾燥の原因になるため避けましょう。

冬の管理

ガジュマルは寒さに弱く、5℃以下になると葉を落とすことがあります。

夜間は窓際が冷え込むため、室内の暖かい場所へ移動させます。暖房を使用する場合も、エアコンの風が直接当たらないよう管理しましょう。

苗の選び方

ガジュマルはホームセンターや園芸店のほか、100円ショップや雑貨店などでも販売されています。

苗を選ぶときは、葉にツヤとハリがあり、葉の表裏に害虫が付いていないか確認しましょう。また、株元がぐらつくものや、幹にしわが入っているものは根が弱っている可能性があるため避けるのがおすすめです。

土づくり

ガジュマルは、水はけと通気性のよい土を好みます。鹿沼土や赤玉土をブレンドするか、市販の土を購入しましょう。

市販の『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』であれば、元肥として緩効性肥料『マグァンプK』が配合されているため、植えつけ後の生育をサポートできます。

コバエ対策として無機質用土を使う方法もありますが、水切れや根腐れに注意しましょう。

水やり

春から秋の生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。

真夏は高温になる日中を避け、早朝または夕方以降に水やりを行いましょう。

冬は生育が緩やかになるため、水やりの回数を減らし、土がしっかり乾いてから与えます。

葉水

葉水は霧吹きで葉の表裏に吹きかけます。

乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫予防にも役立ちます。室内ではホコリ落としにもなるため、1日1回を目安に行うとよいでしょう。

肥料

ガジュマルは肥料がなくても育ちますが、生育期に与えると葉色がよくなり、丈夫に育ちます。

春〜秋は、『プロミック 観葉植物用』を約2ヵ月に1回置き肥として与えます。さらに生育期は、『ハイポネックス原液』や、『ボタナイス 観葉植物の液肥』を1週間~10日に1回与えると、生育をより促せます。

植えかえ直後は根が傷んでいることがあるため、2週間ほど空けてから施肥しましょう。

冬は生育が緩やかになるため、基本的に肥料は必要ありません。

株が弱っている場合は、肥料ではなく活力剤『リキダス』を与えて様子を見ましょう。

ガジュマルの育て方|管理方法

ガジュマル

ガジュマルを長く元気に育てるためには、日々の管理も大切です。

適切な時期に剪定や植えかえを行い、季節ごとの管理方法を押さえることで、美しい樹形を保ちながら健康に育てられます。ここでは、ガジュマルの管理方法についてご紹介します。

剪定

ガジュマルは生育が旺盛なため、枝が伸びすぎたり、葉が混み合ったりしたら剪定を行いましょう。風通しや日当たりがよくなり、樹形も美しく保てます。

剪定は5月~6月頃の生育期がおすすめです。寒さに弱いため、冬に剪定すると切り口から傷みやすく、葉を落とす原因になることがあります。

枝葉が混み合うと、内側まで光が届かず、生育が悪くなることがあります。不要な枝や伸びすぎた枝を整理しながら、全体のバランスを見て切り戻しましょう。

切れ味のよい剪定ばさみを使い、剪定後は数日間、直射日光を避けた明るい日陰で管理すると安心です。

剪定の注意点

ガジュマルは剪定すると白い樹液が出ます。この樹液に触れるとかぶれることがあるため、園芸用手袋を着用して作業しましょう。

植えかえ

ガジュマルは生長すると鉢の中が根でいっぱいになり、根詰まりを起こしやすくなります。根詰まりすると、水や養分を十分に吸収できず、生育が悪くなる原因になります。

1年~2年に1回を目安に、一回り大きな鉢へ植えかえましょう。

植えかえのタイミング

ガジュマルは1年〜2年に1回を目安に、5月〜6月の生育期に植えかえを行いましょう。生育期であれば根の回復が早く、植えかえによる負担を軽減できます。

また、次のような症状が見られたら、根詰まりを起こしている可能性があります。

  • 鉢底穴から根が出ている
  • 水が土に染み込みにくくなった
  • 葉が黄色くなり、株全体の元気がない
  • 鉢の中が根でいっぱいになっている

これらのサインが見られたら、一回り大きな鉢へ植えかえましょう。

植えかえの方法

鉢から株を丁寧に抜き、古い土を軽く落とします。黒く傷んだ根や腐った根があれば清潔なハサミで取り除きましょう。

一回り大きな鉢に鉢底石を入れ、水はけのよい観葉植物用培養土で植え付けます。

植えかえ後はたっぷり水を与え、1~2週間ほどは明るい日陰で管理します。この期間は肥料を与えず、株が落ち着くまで様子を見ましょう。

夏越し・冬越し

ガジュマル

夏越し

ガジュマルは暑さに強く、春から秋にかけて旺盛に生長します。土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、葉水もこまめに行いましょう。

生育期には『プロミック 観葉植物用』を2ヵ月に1回施すと、生育を助けられます。また、植えかえや剪定もこの時期に行うのがおすすめです。

真夏は直射日光が強すぎると葉焼けすることがあるため、レースカーテン越しの光や明るい日陰で管理しましょう。

冬越し

ガジュマルは寒さが苦手なため、気温が下がってきたら室内へ取り込みます。最低でも5℃以上を保てる場所で管理しましょう。

冬は生育が緩やかになるため、水やりは土が完全に乾いてから行います。暖房の風が直接当たる場所は避け、乾燥対策として葉水を続けると、葉の健康維持やハダニ予防にも役立ちます。

ガジュマルの育て方|葉が落ちたときの対処法

ガジュマル

ガジュマルは丈夫な観葉植物ですが、環境の変化や管理方法によって葉を落とすことがあります。

葉が落ちても、すぐに枯れてしまうとは限りません。原因を確認して適切に管理すれば、春以降に新しい葉が芽吹くことも多いため、まずは落ち着いて状態を確認しましょう。

原因① 日照時間の急激な変化

購入直後や置き場所を変えたあとに葉を落とすことがあります。これは、急な環境の変化にガジュマルが適応できていないサインです。

直射日光の当たる場所から暗い場所へ、またはその逆へ一度に移動させず、数日~1週間ほどかけて徐々に環境に慣らしましょう。 一度置き場所を決めたら、頻繁に移動させないことも葉落ちの予防につながります。

原因② 気温が5℃以下になった

ガジュマルは寒さに弱く、5℃以下になると葉を落とすことがあります。

冬は暖かい室内で管理し、夜間は窓際から少し離して置くと冷え込みを防げます。また、急激な温度変化を避けることも大切です。

原因③ エアコンの風が直接当たっている

エアコンの風が直接当たると乾燥が急激に進み、葉が傷んだり落ちたりする原因になります。

エアコンの風が直接当たる場所は避けて置き、乾燥しやすい冬は葉水をこまめに行うことで乾燥対策にもつながります。

ガジュマルの育て方|増やし方

ガジュマル

ガジュマルは挿し木で手軽に増やせます。剪定で切り取った健康な枝を利用できるため、株の整理と同時に新しい株づくりを楽しめます。

ここでは、挿し木のタイミングや手順をご紹介します。

挿し木のタイミング

気温と湿度が上がり始める5月~6月が挿し木の適期です。気温が安定し、生長しやすい環境のため、発根しやすく初心者でも成功しやすい時期です。

また、成長が活発な時期なので、切られた親株も回復が早いです。

挿し木に使う土

挿し木には、さし芽・挿し木用の土など清潔で水はけのよい用土を使用しましょう。古い土や使い回した土は病気の原因になることがあるため、避けるのがおすすめです。

挿し木の手順

  1. 健康な枝を10cmほどの長さに切ります。
  2. 下葉を取り除き、先端の葉を1~2枚残します。
  3. 切り口から出る白い樹液は水でよく洗い流します。
  4. 土に挿し、たっぷりと水を与えます。

挿し木後の管理

発根するまでは明るい日陰で管理し、土が乾きすぎないよう適度に水やりを行います。通常2~3週間ほどで発根し、新芽が伸び始めたら発根のサインです。

十分に根が張ったことを確認してから、一回り大きな鉢へ植えかえましょう。

ガジュマルの育て方|ガジュマルで注意したい害虫

ガジュマル

ガジュマルは丈夫で育てやすく、病気が発生することはあまり多くありません。一方で、乾燥や風通しの悪い環境ではハダニやカイガラムシが発生することがあります。日頃から葉の表だけでなく裏側も観察し、早めに対処することが大切です。

病気は比較的発生しにくいものの、過湿や風通しの悪い環境では病気の原因になることもあるため、適度な換気と水管理を心がけましょう。

ここでは、発生しやすい害虫と対策方法を紹介します。

ハダニ

ハダニは葉の裏に発生し、樹液を吸って葉色を悪くしたり、生育を弱らせたりする害虫です。夏や乾燥しやすい冬に発生しやすく、水に弱いため、普段から葉水を行うことで予防しやすくなります。

発生初期であれば水で洗い流すだけでも効果がありますが、数が増えた場合は殺ダニ剤や殺虫剤を使用しましょう。

カイガラムシ

カイガラムシは枝や葉に付着して樹液を吸う害虫です。排せつ物によって葉がベタつき、すす病を引き起こすこともあります。

幼虫のうちは薬剤が効きますが、成虫は硬い殻に覆われるため薬剤が効きにくくなります。見つけたら歯ブラシやピンセットなどで取り除き、発生が多い場合は薬剤を併用しましょう。

おわりに

ガジュマル

ガジュマルは、個性的な幹と鮮やかな葉を楽しめる人気の観葉植物です。丈夫で育てやすく、日当たりや水やりなど基本の管理を押さえれば、初心者でも元気に育てられます。

植えかえや剪定、葉が落ちる原因などを理解しておくと、長く美しい姿を楽しめます。ぜひお気に入りのガジュマルを見つけて、インテリアグリーンとして育ててみてはいかがでしょうか。

三上真史の趣味は園芸ちゃんねる

【観葉植物の時間】🍀06:ガジュマルの育て方

公開日:2021年6月30日
更新日:2026年7月28日

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