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パンジー・ビオラの育て方!寒い時期でも楽しめる可愛い花

パンジー・ビオラの育て方!寒い時期でも楽しめる可愛い花

夏と違って寂しくなりがちな冬の花壇やプランター。そんなときでもカラフルな花を咲かせてくれるパンジーとビオラは、とても心強い存在です。

秋から春にかけての窓際やお庭に色を添えるために、パンジーとビオラを育ててみましょう。

今回は、パンジー・ビオラの花の特徴やおすすめ品種、基本的な育て方などをご紹介します。

  • パンジー・ビオラ

    パンジー・ビオラ
    学名 Viola
    科名 スミレ科
    別名 サンシキスミレ
    原産地 ヨーロッパ
    分類 多年草(耐寒性一年草)
    耐寒性
    耐暑性

    栽培カレンダー

    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    11月
    12月
    開花時期
    植えかえ・植えつけ
    施肥

【PlantiaQ&A】ガーデニングのお悩み解決!植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

☘11:パンジーの育て方|花を長く楽しむコツ、植えつけの注意点、剪定や花がら摘みの方法などご紹介

パンジー・ビオラの基礎知識

パンジーやビオラはスミレ科の一年草です。大変品種が豊富で、さまざまな色や咲き方のタイプが見られます。草丈は10cm~30cm程度と低めで、寄せ植えにも人気です。

パンジー・ビオラの花の色

パンジーやビオラは、花の色が多彩なことでも知られています。白や黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、黒、茶色など、豊富な色からお好みのものを選ぶことができます。

複数のカラーを持つ複色タイプも少なくありません。つくりたい花壇の雰囲気に合わせて暖色・寒色で分けたり、同じ色味で統一したりといったことも可能です。

パンジー・ビオラの開花時期

パンジーとビオラの開花時期は10月から5月頃にかけてです。秋から冬、春にかけて花を長く楽しむことができます。

秋頃から花が咲き始め、枯れてはまた新しい花が咲くので、花がら摘みや整定などの手入れをして花を長持ちさせてあげましょう。

パンジーとビオラの違い

パンジーとビオラはほとんど同じ品種で、基本的には花びらの大きいものがパンジー、小さいものがビオラとされています。

しかし最近は品種改良や交配が進み、小さなパンジーや大きなビオラも現れているため、一概にはいえません。

パンジーの特徴を持つビオラや、ビオラの特徴を持つパンジーもあるため、専門家であっても見分けるのが難しいことがあるようです。

育て方はどちらもほとんど同じです。パンジー・ビオラの違いはあまり気にせず、気に入ったものを育てると良いでしょう。

パンジー・ビオラのおすすめ品種を紹介!

パンジーとビオラには多くの品種があります。ここでは、おすすめ品種を4種類ピックアップしてご紹介します。

虹色スミレ

その名の通り虹のように複雑な色を持ち、グラデーションが美しいパンジーです。

花びらの一枚一枚が違う花色と表情を持つので、この一品種だけでもお庭や窓際をパッと華やかにしてくれます。賑やかな雰囲気が好きな方におすすめです。

フリズルシズル

基本的には青や紫色のパンジーです。花色に幅があり、肥料や水の与え方で調整できるので、うまく育てれば綺麗なグラデーションを楽しむことができます。

侘び寂びのある涼しげな姿をしているので、主張の激しすぎないさりげない花が好きな方におすすめです。

インスパイアプラス

青に白の入ったクールな印象を与えるパンジー。絞り染めのような風流で涼やかなグラデーションを描くのが特徴です。

大きな花びらをシンプルに咲かせるのもこの品種ならでは。大人っぽいクールな雰囲気のお花が好きな方におすすめです。

ビオラ シトラス

綺麗なイエローが特徴のビオラ。品種によっては花びらにオレンジがかかるものもあります。

潔くストレートな黄色なので、花壇やお部屋のアクセントにぴったりです。ビビッドな色の花を探している方におすすすめです。

パンジー・ビオラの育て方|種まき・植えつけ

ここからは、パンジー・ビオラの育て方を解説していきます。まずは、パンジーの種まきや植えつけ、土づくりなどについて見ていきましょう。

土の選び方

パンジーやビオラは、水はけと通気性の良い用土で元気に育ちます。地植えする場合、植えつけ前に苦土石灰や堆肥、肥料などを加えて耕しておきましょう。

鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土、堆肥を6:3:1で混ぜたものなどがおすすめです。

元肥として『マグァンプK中粒』を混ぜ込むようにしましょう。

また、すでに元肥マグァンプKが入った『ハイポネックス培養土鉢・プランター用』なら、肥料を加えずそのまま植えつけに使えます。

種まき

パンジー・ビオラの発芽適温は20℃程度といわれています。暑さの落ち着いた秋にまくのがおすすめですが、早く咲かせたい場合は夏に種まきすることになります。

その場合、8月中旬を過ぎてから種をまき、冷房をつけた室内で発芽まで管理すると良いでしょう。

パンジーやビオラの種は小さいため、水で流されたり風で飛ばされたりしないように注意が必要です。花壇やプランターなどに直接まくことも可能ですが、育苗ポットやセルトレーなどにまいても良いでしょう。

発芽後は日にしっかりと当てて徒長を防ぎます。本葉が展開し始めたら、薄めた『ハイポネックス原液』などの液体肥料を与えましょう。

植えつけ

育てたい数が少ない場合や、育苗の手間を省きたい場合はポット苗を購入して植えつけると良いでしょう。10月頃から出回り始めるため、お好きな品種を選んで植えてあげます。

地植えする場合、株間は20cm程度が目安です。鉢植えの場合は10cm程度の株間を設けましょう。

動画でわかりやすく!HYPONeX Smile

🌱004:ビオラの植つけ

パンジー・ビオラの育て方|水やり・肥料

パンジーの種まき・植えつけが済んだら、水や肥料を与えて育てていきます。水やりや施肥の頻度に気をつけながら管理しましょう。

水やりの方法・回数

水やりは土が乾いたらたっぷりと与えます。過湿にならないように注意してください。

鉢植えにしているときは鉢から水が出るまでたっぷりとあげましょう。そこまで頻繁でなくても大丈夫ですが、水切れには注意してください。

1週間~10日に1回、水やりの際に液体肥料『ハイポネックス原液』 を500倍に薄めて与えると良いでしょう。

肥料の選び方・与え方

パンジー・ビオラを育てている環境(地植え、鉢植えなど)に適した肥料を使いましょう。お庭に植えているなら元肥としてあらかじめ『マグァンプK大粒』を混ぜ込みましょう。

追肥にはバラまきやすい粒状肥料の『プランティア 花と野菜と果実の肥料』がおすすめです。

プランターに植えている場合は液体肥料『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度与えましょう。

 

パンジー・ビオラの育て方|適した栽培環境

パンジーとビオラの花をたくさん咲かせるためには、たっぷりと日光に当ててあげるのが大切です。日陰ではうまく育たないことがあるので、できるだけ日なたに植えてあげましょう。

ただし、タネから育てているときは発芽までは日陰に置いておきます。種培土が乾きすぎないように注意しましょう。

また、風通しの良さも大切です。湿気がこもりやすい場所では過湿になりやすいうえ、病害虫が発生しやすくなります。

パンジー・ビオラの育て方|花がら摘み・剪定・植えかえ

パンジー・ビオラをできるだけ長く楽しむためには、適切な方法でお手入れしていくことが求められます。花がら摘みや剪定などのポイントを押さえておきましょう。

花がら摘み

パンジー・ビオラは開花期の長い花です。生育期間中に適切に管理をしなければ、だんだん花びらが小さくなったり、勢いがなくなってきたりします。

長持ちさせるためには咲き終わった後の花びらを摘み取る「花がら摘み」を行いましょう。

花がら摘みを行うことで種の形成に栄養をとられず、長い間花を咲かせることができます。

また、放置するとカビの発生や病気の原因となるため開花が終わったものは、花茎から摘み取ってしまいましょう。

剪定・切り戻し

パンジーは生育期間が長いので成長する時間も長く、放っておくと大きくなりすぎたり枝の先が枯れたりします。枝や茎が伸びすぎたら剪定をしてあげましょう。姿形を整え、株の風通しを良くすることができます。

また、開花が一段落し、草姿が乱れていたら2分の1から3分の1ほどの大きさに切り戻しをするのもおすすめです。切り戻しを行うことで新しい芽が出るのを助け、再びたくさんの花を楽しめるようになります。

植えかえ

パンジーやビオラは一年草のため、基本的に植えかえは必要ありません。

もしも場所を移したい場合は他の植物と同じようにまわりの土と一緒に掘りあげます。植えたあとは水をあげてください。

パンジー・ビオラの育て方|病害虫対策

パンジーやビオラには以下のような病害虫が発生することがあります。予防や対策を行い、大切な花を守りましょう。

アブラムシ

草花・野菜につきやすく、ガーデニングではもっとも被害の多い害虫です。植物の新芽や柔らかい部分を食べてしまいます。また、排泄物がすす病などの病気を誘発することも。見つけたらすぐに退治しましょう。

おすすめはアブラムシ退治と肥料やりが同時にできる『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』です。

 

ヨトウムシ

ヨトウムシ(夜盗虫)はヨトウガなどの幼虫のこと。植物の葉っぱや茎を食べてしまう害虫です。最悪の場合は植物が枯れるまで食べ尽くしてしまうので注意しましょう。

こまめに葉っぱの裏をチェックし、饅頭の形をした卵があれば葉ごと取り除きます。

パンジー・ビオラの育て方|夏越し・冬越し

パンジーやビオラをできる限り長く育てるためには、夏や冬の管理方法についても確かめておくことがおすすめです。ここでは、夏越しや冬越しに関する情報をご紹介します。

夏越し

パンジー・ビオラは耐暑性が弱い草花です。基本的に秋に植えつけた苗は、本格的な夏を迎える頃までに枯れてしまいます。ただ、管理方法次第では夏越しして再び花を咲かせられることもあるようです。

パンジー・ビオラを夏越しさせたい場合は鉢植えで管理するのがおすすめです。気温が高くなってきたら直射日光を避けられる涼しい場所へ移しましょう。梅雨の時期は

雨に当たらないように管理し、蒸れを防ぎます。切り戻しをして風通しの良い状態を保ちましょう。

真夏の時期はとくに高温に注意が必要です。水や肥料は控えめに施しましょう。10月頃から再び活発になるため、徐々に水やりや施肥を再開します。

ただ、上記のように気をつけてお世話していても、高温が続くと枯れてしまうことは珍しくありません。枯れることを前提として育て、必要に応じて挿し芽や種の採取などで増やすことも視野に入れましょう。

冬越し

パンジー・ビオラは耐寒性が強く、冬場も花を咲かせてくれます。ただ、寒風や霜などの影響によって枯れてしまうケースもあるため、季節に応じたお手入れをすることが大切です。

冬はとくに日当たりが良く暖かい場所を選んで植えつけましょう。雪や霜の被害を受けそうな場合、不織布で覆ったり、敷き藁を敷いたりして保温することがおすすめです。

寒い時期の水やりは午前中に行いましょう。午後から水をあげてしまうと土が乾く前に日が暮れて、夜のうちに凍ってしまう可能性があります。肥料については、冬が来る前にじっくりと長く効く緩効性肥料を与えておくと良いでしょう。

パンジー・ビオラの育て方|増やし方や注意点

パンジーやビオラを増やしたい場合、種を採取してまく方法があります。種が欲しい場合は花がら摘みを一時ストップし、自然のままに育てましょう。

パンジーやビオラの種は放っておくと勢い良く弾けてしまうので、うまく集めることができません。お庭の同じ場所で育てるならかまいませんが、植える場所を変えたい場合は事前に採取しておきましょう。

莢(さや)が弾ける前に摘み取って、ティッシュなどに包んでおくと安心です。ティッシュの中で弾けたら、紙などに包んで秋頃まで保管します。適期が来たら種まきして育てていきましょう。ただし、種を採取してまいても、親株と同じ性質の花が咲くとは限らない点に留意が必要です。

パンジー・ビオラを育てて花壇を華やかに

秋に花を咲かせ、そのまま春まで花を楽しませてくれるパンジーとビオラ。夏の暑さが落ち着いてきた時期に植えられる数少ない花です。

寒くなってくると花壇に活気がなくなってくることがありますが、そんなときはパンジーやビオラの出番です。カラフルな花びらで、お庭やベランダを盛り上げてもらいましょう。

今回ご紹介したお世話の方法も参考にしながら、たくさんの花を咲かせて楽しんでください。

🌸間室みどりさんの植物のお手入れ術!

ビオラ・パンジーの育て方 春まで楽しむ栽培法

公開:2018年9月7日
更新:2025年4月7日

#パンジー #ビオラ #草花の育て方 #特集

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