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【観葉植物】 【クンシランの育て方】|失敗しない育て方についてご紹介します

【観葉植物】 【クンシランの育て方】|失敗しない育て方についてご紹介します
クンシラン

クンシランは、整然と並んだ濃いグリーンの葉に上にまっすぐ伸びた花茎から美しい花を多くつける観葉植物です。鮮やかなオレンジ色や濃い赤色の花と、艶やかな葉とのコントラストが大変華やかです。クンシランの花の一つひとつは6枚の花弁で可愛らしいですが、15から最大で20もの花がひとつのかたまりとなって咲かせるため、豪華さも感じられます。

 

クンシランは寒さ・暑さに弱いなどの特徴がありますが、ポイントを抑えて生育すれば、毎年美しい開花を楽しめます。クンシランの失敗しない育て方についてご紹介します。

クンシランとは

クンシラン

クンシランは市場にはあまり流通せず、入手するのが困難でしたが、品種改良が進んだことで以前より手に入れやすくなり観葉植物・インテリアグリーンとしても人気です。

クンシランの概要

クンシランはヒガンバナ科クリビア属の植物で、学名はclivia miniata(クリビア・ミニアータ)、英名ではkaffir lily(カファ・リリィ)といいます。クンシランは和名で「君子蘭」と書きます。

 

原産地は南アフリカで、半日陰に自生しています。

クンシランの特徴

クンシランの花はオレンジ色のものが主流で、品種によっては濃い赤色や淡い白色の花などさまざまあります。花茎の高さは40〜50cmほどで、6枚の花弁の花を15〜20ほど咲かせます。クンシランの葉は濃いグリーンで光沢感があり鮮やかです。品種によっては斑入りものもあり、いずれも肉厚でしっかりと8〜10枚ほど根元から茎に沿って生えます。

 

クンシランは株の寿命が長いため、ずっと生育を続けられるのも嬉しいポイントです。また主役級の花のイメージが強いですが、しっかりとした存在感のある葉の美しさにも魅力があります。クンシランの葉は一年をとおして楽しめるため、インテリアグリーンにおすすめです。

クンシランの栽培スケジュール

クンシランは園芸店、ホームセンターで鉢植えを購入することができます。植えつけや植え替えする場合は、4〜6月におこないます。肥料は4〜11月頃に定期的に与えます。

 

追肥には、置くだけで肥料効果が約2か月間持続するプロミック シンビジューム・クンシランがおすすめです。

 

クンシランの開花は、3〜5月頃に楽しめます。

クンシランの選び方

クンシランは花茎がしっかりと生育しており、花は発色がよいもの、葉の色が濃く艶やかなものが健全に生育しています。葉の裏側なども確認して害虫がついていないものを選びましょう。

クンシランの花

クンシランの開花時期は3〜5月頃で、4月が最盛期となります。花は10cmほどの長さで6枚の花びらがあり、見た目はよくトランペットやベルに例えられます。一つひとつの花がいくつも集まりいろんな方向に向かって開花します。そのためどの角度から見ても観賞が楽しめます。

 

クンシランの花の色はオレンジ色が主流で、濃い赤色や淡い白色の花も品種もあります。クンシランの名前のとおり、気品や高貴さが感じられる花を咲かせます。

クンシランの花言葉

クンシランの花言葉は、「高貴」「誠実」などがあります。高貴とはまさにクンシランの容姿にぴったりの花言葉です。

クンシランの品種

クンシラン

クンシランは品種改良が進んだことで、個性的なものが存在します。種類は、「高性広葉系」「ダルマ系」「斑入り系」の3つに分類されます。

 

高性広葉系のクンシランは、広く流通している種類です。葉の幅が広くて長いのが特徴的で、しっかりと立つように伸びます。花茎も丈夫で長く生長します。

 

ダルマ系のクンシランは、葉の幅が広く肉厚で短いことが特徴的です。葉が重なるように左右の2方向に広がって伸びていきます。花茎も短いです。

 

斑入り系のクンシランは、縞状で淡い白色の斑が葉に入っています。

クリビア・ノビリス

南アフリカに自生している品種で、花の色が濃い赤色で下向きに花を咲かせるのが特徴的です。

クリビア・ガーデニー

開花時期が10〜11月頃と、通常の品種とは時期が異なります。花の色はオレンジ色や黄色で、花の先端のほうは緑色に変色する品種です。

クリビア・ミニアータ

南アフリカ原産の品種で、森の岩などに自生しています。太い花茎は40〜50cmほどまで生長します。

クンシランの栽培のポイント

クンシラン

クンシランは、直射日光を避けて明るめの日陰に置きます。夏場は風通しのよい場所で生育し、冬場は5℃を下回らない室内に移動させます。日当たりや温度が最適な環境は、1年をとおして同じ場所でキープすることは難しいため、鉢植えで生育して季節によって置き場所を移動させるほうが管理しやすいでしょう。

 

クンシランの開花のためには、冬場室内に取り込む前に2か月ほどは寒さを感じさせることがポイントです。

 

水やりはたっぷりと行いますが、株には直接、水がかからないように注意し土にそっと水やりします。乾燥した環境で自生しているため、過湿状態はクンシランにとって悪環境であり腐敗などの原因となるため、水やりした後は鉢受けの水を捨てるようにします。

 

クンシランの生長スピードは比較的ゆっくりです。新しい葉が生えてくるのは1年に6〜7枚ほどであるため、こまめな剪定などは不要です。

クンシランの最適な日当たりや置き場所

クンシラン

クンシランは明るい日陰がベストであるため、日当たりや季節によって移動させると健全に生育することができます。

春から秋にかけての日当たり・置き場所

クンシランは屋外の明るい日陰に置き、風通しがよく午前中は柔らかい日差しが当たる場所が最適です。直射日光を当てると葉やけを起こす原因となります。また西日も避けたほうがよいです。

 

とくに夏場など日当たりが良すぎる場合には、寒冷紗などで日差しを遮ってあげましょう。

冬場の日当たり・置き場所

クンシランの耐寒性は強くないため、室内に取り込んで窓越しに置きます。冷え込む玄関などは注意して、置き場所を変えてあげます。

クンシランは2〜3月頃になると花芽をつけ始めますので、その時期には窓越しに日光をよく当てるようにすると健全に生育し、美しい花色が楽しめます。

冬場でも屋外の最低気温が7℃を下回らない地域であれば、地植えでも冬越しは可能です。

クンシランの鉢

クンシランを植えつけしたときに、クンシランの葉先が鉢の外側にまではみ出る程度の大きさが適しています。あまりに鉢が大きすぎると開花の妨げとなります。

クンシランの鉢の向き

クンシランは、日光に向かって葉が伸びていきます。そのため一方向のまま生育していると株全体がゆがんでいるような容姿になってしまうため、定期的に鉢の方向を変えて日の当たり方がバランス良くなるようにするとよいです。とくに生育期で気温が高くなる6〜10月頃は、鉢の方向を変えてあげましょう。

クンシランの最適な温度

クンシランの最適な栽培温度は20℃前後となり、真夏の暑さと真冬の寒さに弱いです。冬場は室内へ移動させ、最低でも5℃を保てるようにします。室内であっても場所によっては気温が下がるため注意します。ただし花を咲かせるためには、クンシランに寒さを感じさせる必要もあります。

 

冬場の2か月ほどは5℃を下回らないように注意しながら、寒さを感じさせるようにします。冬が来たことをクンシランがわかると、春に花を咲かせる準備に入ってくれます。2か月ほど経過すれば室内に移動させますが、あまりにも暖房の効いている部屋は避けてください。寒暖差がありすぎると植物がストレスに感じるため、徐々に気温の変化に慣れさせることが望ましいです。

クンシランの用土

クンシランには、保水性と水はけの良さを兼ね備えている用土が適しています。市販されているクンシラン専用の培養土を使用すると簡単に生育ができます。ただし市販されている用土は、排水性能に優れているため根腐れは起こしにくいものの、水切れしやすくなります。水やりが追いつかない可能性がある場合は、腐葉土を3割ほど混ぜると保水性がアップします。自分で用土をつくる場合には、川砂4、赤玉土3、腐葉土3の配合で混ぜ合わせます。

クンシランの水やり

クンシランの水やりは土の表面が乾いたら、鉢底から水があふれるまでたっぷりと水やりしてください。まだ気温の低い朝方に水やりします。

 

クンシランの茎や株元にかからないよう、土に静かに水やりするのがポイントです。クンシランは葉が何枚も重なっているのが特徴で、葉の隙間に水が溜まりやすく、そこから葉が腐る可能性があります。

春から秋にかけての水やり

とくに春から秋にかけては、水切れしないよう水やりの頻度を多くします。ただし土の表面が乾く前に水やりをしすぎると、根腐れの原因になるため注意します。

冬場の水やり

冬場の水やりは控えめに、乾燥気味にします。クンシランの生長スピードが緩やかになる時期でもあるため、水を頻繁に与える必要はありません。春頃、徐々に寒さが和らぎ、少しずつ花茎が伸びるようになってきたら、水やりが必要になるため、土の表面が乾いていてから水やりします。

クンシランの肥料の与え方

クンシランは生育期間が長い植物であるため、春から秋にかけて定期的に与えて、肥料を切らさないようにします。肥料を与えることでクンシランが元気に生育してくれます。

 

緩効性の置肥プロミック シンビジューム・クンシランは、2か月に1回を目安に株元に置きます。

 

液体肥料ハイポネックス原液を与える場合は、

1週間~10日に1回程度の頻度で

水やりの代わりに与えるとよいでしょう。

 

ただし気温が30℃を超えるような夏の暑い時期や冬(11月〜2月の間)は生育が停滞するため、肥料ではなく植物用活力液を与えるとよいでしょう。

 

植物用活力液リキダスは暑さでバテ気味の時や冬の寒さへの抵抗性をつけたいときにおすすめです。

クンシランの増やし方

クンシラン

ランは、株分けで増やすのが一般的です。種まきの方法でも増やせますが、4〜5年ほど年数がかかります。株分け・種まき、両方の増やし方をご紹介します。

クンシランを株分けで増やす方法

クンシランはある程度大きく生長すると、株の根元を分割したものを植えつけて増やせます。株分けする際には、子株のほうの葉が8枚以上ついているものを選びます。株元から子株をハサミでカットし、子株は新しい用土に植えつけます。

 

株分けで増やすには、植え替えのタイミングで同時におこなうと負担も少なくすみます。

クンシランを種まきで増やす方法

クンシランは種まきから増やせますが、実がなってから種を取り出し開花するまでは4〜5年ほどかかるためやや難易度があがります。

 

まずクンシランの実がなったらその翌年の3〜4月頃に実を収穫します。熟している実の中から種を取り出して十分に洗浄します。

 

土の中にクンシランの種を横向きにして植え、土が乾燥しないように表面に水苔を置くとよいでしょう。種を生育する土は、赤玉土7、腐葉土3の割合で混ぜ合わせた用土を使用します。1年ほどすると葉が生育してきます。葉が2〜3枚になったら、鉢に植え替えます。

 

クンシランの種は市場にあまり流通していません。もしも種を採取できたなら、種まきで増やす方法にチャレンジしてよいかもしれません。

クンシランの植えつけ

クンシラン

クンシランの生育には鉢植えが適しています。寒さに耐えられるようにすることと、日当たりも確保するため、置き場所を変えることが多くなるからです。基本的には室内で生育するのがおすすめです。冬場は室内でも最低5℃以上を保たせましょう。

クンシランの植え替え

クンシランを植え替える場合は、4〜5月頃か、10月の初旬〜中旬頃におこないます。植え替える頻度は2〜3年に1回のタイミングで、1〜2周り大きな鉢に植え替えます。植え替えせずに生育していると鉢に根がギュウギュウに詰まって、開花の妨げになります。

 

植え替えの際に、根についている土を軽く払い落とし、枯れている根があればハサミでカットします。土は新しいものを用意しましょう。植え替えの際も元肥として、約2年間肥料効果が持続する緩効性肥料マグァンプK大粒を土に混ぜ込みましょう。

クンシランの植え替え手順

  • 1.植え替えは1週間ほど前に水やりをやめて、土を乾燥させた状態でおこないます。
  • 2.1〜2周り大きな鉢植えを用意し、鉢底の穴にネットをして敷石をします。
  • 3.鉢の3分の1ほどの高さまで用土を入れます。
  • 4.元肥としてマグァンプK大粒を土に混ぜ込みます。
  • 5.クンシランを元の鉢から抜いたら、土を払い落とします。
  • 6.クンシランの根を確認して、黒ずんだものやヒョロヒョロと細い根をハサミでカットします。
  • 7.新しい鉢の中央にクンシランを入れて、隙間に用土を入れていきます。
  • 8.鉢の表面よりも1cmほど低めの部分まで用土を入れたら、手で軽く押さえます。
  • 9.植えつけ後は根の活着促進のため、植物用活力液リキダスを1000倍に希釈した水をたっぷり与えます。

 

 

植え替え後1〜2週間ほどは、土が乾燥しすぎないように、とくに水やりに注意してください。クンシランのサイズをキープして大きくしたくない場合は、植え替えの際にクンシランの根を3分の1ほどに短くカットすると生長スピードが和らぎます。

クンシランの花茎の処理

クンシランの開花が終わったら、花茎を摘み取ります。花茎を摘み取るのは、毎年の開花のためになります。花茎をつけたままにしていると、その後にできる種に養分を吸い取られてしまい、株が健康に保てなくなります。クンシランの花を楽しんだ後は、すみやかに花茎を処理します。

クンシランの葉が何層にも重なっているためかき分けて、花茎の根元をつまんで、手でそのまま折り曲げます。ハサミでカットするよりも適切な場所で折れ曲がって摘み取れます。

摘み取ったあとは、花茎の切り口を早く乾燥させる必要があるため、天気のよい朝に作業するとよいです。

クンシランの病害虫

クンシラン

クンシランは、白絹病・軟腐病にかかる恐れがあります。またナメクジが発生することもあります。

軟腐病

クンシランの葉が黒ずんだ場合には、軟腐病の可能性があります。軟腐病は、高温多湿の環境にあるとかかりやすく、細菌の繁殖が原因でかかる病気です。とくに梅雨時期には注意が必要になります。

 

もしも軟腐病が疑われる場合には、葉をよく洗い流します。軟腐病が進行している場合には、新しい用土を用意して植え替えることをおすすめします。植え替えの際にクンシランの根からよく洗い流しましょう。

白絹病

根や茎の部分に糸のようなものが網状に張り巡らされているものが発生した場合、白絹病の可能性が高いです。6〜9月頃に発生することが多く、カビが原因で伝染する病気です。発見した場合には、すぐさま他の株と分け廃棄します。そのまま放置していると他の株にも感染する恐れがあります。

ナメクジ

クンシランにつきやすい虫はナメクジです。花びらや新芽、つぼみ、葉の部分が食害されます。一部が食害されると、株全体の生長に悪影響を及ぼします。見つけたら直接触れないようピンセットなどで取り除きましょう。ナメクジは土中にいるため、植え替えのタイミングで、用土を丁寧に確認します。地植えしている場合は、雨のあとは十分に確認しましょう。

 

ナメクジの退治には、ナメクジが食害するすべての植物に使えるナメトールがおすすめです

まとめ

クンシランは気品や高貴といった言葉が似合う美しい植物です。毎年花を咲かせるには気温や日当たりなど気をつけるポイントはいくつかありますが、十分に生育しがいのある観葉植物です。クンシランはオレンジ色の花が主流ですが、濃い赤色や白色の品種もあるため、お部屋の雰囲気やお好みに合わせて選んでみるのもおすすめです。いずれも美しい花を咲かせてくれるはずです。

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