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【家庭菜園】
ヘチマ栽培のポイントは?基本的な育て方やグリーンカーテンの作り方

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ヘチマは管理の手間がかからず、家庭菜園が初めての方でも育てやすい植物です。つる性でぐんぐん伸びるため、グリーンカーテンの素材としても人気があります。また、ヘチマは食用以外にもさまざまな用途で親しまれています。ぜひ夏へ向けてヘチマを栽培してみましょう。今回は、ヘチマの基本的な育て方や収穫方法、グリーンカーテンの作り方などをご紹介します。

食べてよし、使ってよしのヘチマ

ヘチマは生育旺盛なウリ科の植物です。気温が高くなってから芽を出し、7月ごろには黄色い大きな花を咲かせます。濃い緑の葉と鮮やかな黄色の花は夏の青空によく映えます。
ヘチマの実は細長い形状をしています。最大で60cmほどにもなりますが、食用にする際は小さいうちに収穫するのが特徴です。草丈は3m~8mになるまで伸びていきますが管理は簡単で、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。

 

ヘチマの原産地や名前の由来

ヘチマの原産地は西アジアの熱帯地域といわれています。耐暑性が強い反面、寒さには弱いため、冬を迎える前に枯れてしまいます。
ヘチマは、日本では「糸瓜」と呼ばれることもあります。ヘチマの実を乾燥させると糸がたくさん絡んだように見えることからこの名がついたと考えられています。ただし、正確な語源はわかっていません。
また、ヘチマは沖縄で「ナーベラー」とも呼ばれています。ヘチマでつくったたわしが「鍋洗い」に利用されていたことに由来しているそうです。

 

さまざまな用途で使われるヘチマ

ヘチマは食用だけでなく、グリーンカーテンやたわし、化粧水など、さまざまな用途で使われています。

 

  • グリーンカーテン

つる性植物を活用したグリーンカーテンは、強い日差しをさえぎって室内の温度上昇を抑えてくれる存在です。大きな葉がたくさん茂るヘチマは、グリーンカーテンにぴったりの植物といえます。

 

  • たわし

ヘチマの実は、乾燥させることでたわしとして使えます。体を洗うためのボディタオルや、食器を洗うスポンジがわりとして用いられてきました。昔ながらの作り方だとヘチマが腐ってしまうため、異臭がするとして嫌われることもありました。最近ではより簡単で、においのしない方法でヘチマたわしをつくることができます。

 

  • 化粧水

ヘチマの茎からとれるヘチマ水は、昔からお肌のお手入れに使われてきました。現在でも、オーガニック化粧品を好む方の間で親しまれています。興味のある方は、ぜひヘチマ水の収穫にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ヘチマの基本的な育て方

ヘチマは水はけと日当たり、風通しの良い場所で育てます。大きくつるを伸ばすため、定期的に肥料を与えるのも大切です。こちらでは、ヘチマの基本的な育て方をご紹介します。

 

土づくり

ヘチマは水はけと水もちの良さを兼ね備えた土を好みます。鉢植えの場合はハイポネックス培養土 鉢・プランター用を使うのがお手軽です。地植えの場合、植えつけ2週間前までに石灰とマグァンプK中粒を混ぜて耕しておきましょう。

 

種の吸水

ヘチマの種は、そのまま植えても発芽しにくいため、前日に吸水させておくのがおすすめです。種の側面にある皮を切り、一晩だけ水につけておきましょう。種の先端からは芽が出るため、傷つけないように注意します。

 

種まき

ヘチマの種まきは3月~5月が適期です。地中の温度が25℃~30℃になると発芽します。1日の平均気温が上がり、霜がおりなくなってから種まきしましょう。畑やプランターへ直接まいても良いですが、育苗ポットなどで本葉がつくまで育ててから植えつけするのがおすすめです。
育苗ポットには、新品の種まき用の土を入れましょう。赤玉土やバーミキュライトなどを自分で配合しても良いですが、市販の種まき用土を使うと手軽です。
種まきの際は2cm程度の小さな穴を掘りましょう。中には種を2~3粒入れ、1cmほど覆土します。発芽するまではこまめに水やりを行いましょう。順調にいけば、1週間~2週間で発芽します。

 

植えつけ

本葉が4枚~6枚になったら植えつけが行えます。育苗ポットから元気なものを選んで移植しましょう。できるだけ茎が太くがっしりとして、ひょろひょろと伸びていないものがおすすめです。変色しているものや、虫くいのあるものなどは避けましょう。
育苗ポットから苗を取り出すときは根鉢を崩さないように優しく扱います。根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、丁寧に植えつけしましょう。あまり深植えすると根を伸ばすスペースが足りなくなってしまうため、浅く植えるのがポイントです。
鉢植えにする場合は、しっかりと根を張れるよう、深さが30cm以上ある鉢を用意します。縦にも横にも旺盛に育つため、株間は30cm以上あけましょう。
地植えの場合も同様に、株間は大きくあけます。鉢植えよりも大きく育つため、70cm以上は間隔をあけておくと安心です。水はけを良くするために土を盛り、畝をつくっておくと良いでしょう。

 

日当たり

ヘチマは日当たりを好みます。夏の強い日差しにも耐えられるため、直射日光の当たる場所へ植えてかまいません。日当たりの良い場所で管理することで、どんどん大きく育ってくれるでしょう。

 

水やり

ヘチマは生育旺盛なため、水をたくさん必要とします。水切れが起こらないよう、土が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげましょう。とくに夏は1日に2回の水やりが必要になることがほとんどです。朝と夕方に様子を見て、土が乾燥していたら水をあげましょう。
ただし、ヘチマはつねに土が湿った状態だと根腐れを起こしてしまいます。梅雨の季節は、とくに過湿にならないように調整するのが大切です。

 

肥料

肥料を定期的に施すことで、ヘチマはぐんぐん大きくなります。植えつけ時には、元肥としてマグァンプK中粒を与えましょう。
植えつけ後、2~3週間程度たったら7~10日2週間に1回の頻度で液体肥料のハイポネックス原液を与えるか、「Plantia」花と野菜と果実の肥料を施肥します。8月中旬ごろまでは追肥を続けていきましょう。その後は生育が停滞するため、施肥は控えます。

ヘチマ栽培の注意点は?

ヘチマは基本的に管理の手間がかからない植物ですが、連作障害や受粉の方法などには注意が必要です。栽培する前に情報を集め、はやめに対策できるよう心がけましょう。こちらでは、ヘチマ栽培の注意点についてご紹介します。

 

連作障害

ヘチマをはじめとするウリ科の植物は連作障害を起こしやすいのが特徴です。ヘチマを植えるときは、ウリ科植物を植えたことのある土を使いまわさないように気をつけましょう。
家庭菜園でよくつくられるウリ科植物は、キュウリやニガウリ(ゴーヤ)、カボチャなどです。畑で育てる場合は、シーズンごとに違ったものを植える「輪作」を行いましょう。2年~3年たてば影響がなくなり、再び同じ土でウリ科植物を栽培できるようになります。鉢植えの場合は、毎回新しい土を用意するのがおすすめです。

 

受粉

ヘチマは雌雄同株で、ひとつの株に雄花と雌花が咲く植物です。虫や風などが花粉を運ぶことにより受粉し、実をつけていきます。畑であれば自然と受粉する可能性が高いですが、虫が少ないベランダ栽培などの場合は人工授粉をしてみましょう。
ヘチマの花は朝に開き、夜になるまでにしぼんでしまう1日花です。人工授粉をするなら朝の開花から午前10時程度までの間に作業を済ませましょう。
人工受粉の際は、ヘチマの雄花を切り取って雌花にこすりつけます。花の根元が少々膨らんでいるものが雄花です。受粉がうまくいけば、2~3週間で実が収穫できるでしょう。

 

うどんこ病対策

ヘチマは、葉に白いカビが生える「うどんこ病」にかかることがあります。予防するために、風通しの良い環境をつくってあげることが大切です。複数の株を植えつける場合は、葉が重なり合わないように株間を十分にあけましょう。また、生長して葉が茂ってきたら、混みあっている部分は適宜カットします。剪定すれば日当たりも良くなるため、生長にも良い影響が出るはずです。
うどんこ病になっている部分を発見したら、すぐに取り除きましょう。病害のあった部分を触った手や刃物は丁寧に洗います。その後は専用の薬剤をまいて、うどんこ病が広がらないように対策するのがおすすめです。

ヘチマでグリーンカーテンをつくってみよう

ヘチマのつるは、上と横に向かって旺盛に伸びていきます。この性質を利用して、グリーンカーテンをつくってみてはいかがでしょうか。ヘチマの大きな葉で、真夏の強い日差しをやわらげましょう。ここでは、ヘチマのグリーンカーテンの作り方をご紹介します。

 

支柱やネットの用意

ヘチマのつるを這わせるために、大きな支柱やネットを用意しましょう。支柱はがっしりとして太いものがおすすめです。ヘチマはたくさん実をつけるため、支柱そのものが倒れないようにしっかりと立ててあげましょう。
ネットのサイズはつくりたいカーテンの大きさに合わせて用意しましょう。網目は10cm程度と、大きめのものでかまいません。

 

誘引

ヘチマは上に向かってつるを伸ばします。とくに誘引しなくても勝手にネットや支柱に巻き付いてくれるため、管理が簡単です。思い通りの場所に絡ませたいときは、つるを引っ張ってネットへ引っ掛け、ひもでゆるく固定しましょう。

 

摘心

ヘチマには「親づる(主枝)」と「子づる(側枝)」があります。親づるとは、種から出た最初の芽が伸びてできたつるのことです。子づるは親づるから出てくるものですが、親づるを摘心すると、より多くの子づるが生えてきます。
グリーンカーテンをつくる場合は、たくさん葉を生やしたほうが良いため、摘心して子づるを増やします。親づるに本葉が5枚ほどついた段階でつるの先端をカットし、摘心を行いましょう。
また、子づるがたくさんつくことで花がたくさん咲き、実の収穫量が増えます。ヘチマをたくさん収穫したいときにも、摘心を行いましょう。

ヘチマ収穫のポイント

栽培したヘチマは、食用としてだけではなく、たわしやヘチマ水などとしても使えます。それぞれの用途に合わせたタイミングで収穫しましょう。最後に、ヘチマを収穫する際のポイントをご紹介します。

 

ヘチマの実の収穫(食用)

ヘチマの実を食べるなら、着果から10日~14日たったころに収穫しましょう。大きさは20cm~30cmです。あまり大きくなりすぎると固くなり、食用には適さなくなります。
収穫の際は、茎ごと切り落として実をとりましょう。ヘチマの実はナスに似た食感で、みそ炒めやお浸し、汁物の具などにぴったりです。一株にたくさん実がつくため、ぜひいろいろな料理で味わってみましょう。

 

ヘチマの実の収穫(たわし用)

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ヘチマの実をたわしとして使いたいときは、しばらく時間をおいて熟させます。9月~10月になり、株全体が乾燥して茶色くなったら収穫のタイミングです。水分が抜けて軽くなった実を選んでとりましょう。
ヘチマたわしの作り方はいくつかありますが、初心者の場合は乾燥させる方法がおすすめです。収穫した実を風通しの良い場所に数日間放置しておき、乾いたら皮をむいて完成です。中に入っている種は、しっかりと乾燥できていれば自然と出てきます。
また、現在はヘチマの実を煮てたわしをつくる方法も人気です。この方法なら作業に1日しかかからないため、時間がない方にもおすすめできます。ヘチマを収穫したら好きな大きさにカットして20分ほど煮ましょう。煮込み終わったら、取り出して冷水につけます。作業中は、やけどしないように注意しましょう。ヘチマの実が冷えたら皮をむき、日なたに干して乾燥させたら、たわしのできあがりです。

 

ヘチマ水の収穫

ヘチマ水を収穫するときは、株元から60cm~100cmのところで茎を切ってしまいます。実を十分に収穫し終えた後にヘチマ水をとりましょう。
茎を切ったら清潔なペットボトルや一升瓶へ先端を差し込み、ヘチマ水をためていきます。容器の口から虫やゴミが入らないように、ラップなどで封じておきましょう。そのまま一晩ほど待てば、ヘチマ水がたくさんとれているはずです。
収穫したヘチマ水は、ろ過してから煮沸します。その後は冷蔵庫に保存し、1週間で使い切りましょう。

おわりに

ヘチマは生育旺盛ですぐに大きくなるため、育てがいがある植物です。ご紹介した通りさまざまな使い道があるため、一株植えておくだけでも料理やたわしづくりなどを楽しめます。ぜひプランターやお庭で栽培し、涼しげな緑の姿を堪能しましょう。

 


 

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