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【小松菜(コマツナ)の育て方】栽培方法のコツをご紹介

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東京の江戸川区・小松川地区周辺で栽培されてきたことが名前の由来とされている「小松菜(コマツナ)」は一年を通してスーパーに並び、炒めものやお浸し、スープなど様々な料理に欠かせない野菜です。季節や栽培環境によっては種まきから1カ月ほどで収穫できます。小松菜(コマツナ)は適応力に優れているため、露地栽培はもちろん、鉢植えでも育てやすい家庭菜園初心者向けの野菜です。育て方を工夫すれば寒さの厳しい冬の時期を除き一年を通して育てられるので、長い時間収穫を楽しみたい方や初めて家庭菜園に挑戦される方にもおすすめです。

ここでは、小松菜(コマツナ)栽培がはじめての方にも分かりやすく、小松菜(コマツナ)栽培の特徴や種まきのやり方、間引きのやり方、種まき後の管理のポイント、気をつけたい病害虫など詳しく紹介します。小松菜(コマツナ)の育て方の基本やポイントを知れば、あまり時間をかけずに立派な小松菜(コマツナ)を収穫できるようになりますので是非チャレンジしてみてくださいね。

 

小松菜(コマツナ)の基本情報

小松菜(コマツナ)の基本情報についてまとめています。

 

小松菜(コマツナ)について

小松菜(コマツナ)はアブラナ科ですが、同じアブラナ科のキャベツなどとは違って結球しないタイプです。野菜炒めをはじめ、お浸しや和え物、味噌汁、鍋物のほか、スムージーの食材にもなるなど様々な料理に使える野菜です。

 

小松菜(コマツナ)は栄養価

小松菜(コマツナ)は栄養価の高い野菜です。βカロテンやビタミンC、カルシウム、葉酸、鉄分、ミネラルなどを多く含みます。癖のない味で軽く茹でても食べられますし、歯ごたえもシャキッとしていてお漬物の具材としても人気があります。小松菜は一年を通して出回る野菜で、特に霜に当たっている旬のものは栄養価が高く、ほんのり甘みを感じられてとてもおいしいです。

 

小松菜(コマツナ)の品種

家庭菜園を楽しめる品種はホームセンターや園芸店などで販売されています。小松菜(コマツナ)は適応力が非常に高いため、基本的にどの品種を選んだとしても育てやすいのが特徴です。厳冬を除いて周年栽培できる小松菜(コマツナ)ですが、品種によっては春まきに向いていて耐暑性に優れた品種もあれば、秋~晩秋まきに向いていて耐寒性に優れている品種もあります。種をまく時期や育てる環境、地域ごとの気候などに合わせて使い分けるのがおすすめです。

 

小松菜(コマツナ)の栽培時期について

冷涼な気候を好む小松菜(コマツナ)の生育適温は15℃~25℃、発芽適温は20℃~30℃です。耐暑性や耐寒性に優れているため、厳しい寒さの冬を除けばほぼ周年栽培できます。

 

小松菜(コマツナ)の栽培時期

小松菜(コマツナ)の栽培時期は、品種や栽培する地域によって異なりますので目安としてご覧ください。

 

種まき時期:3月~11月

収穫時期:4月~12月

 

周年栽培に適した小松菜(コマツナ)の種まきは、「春まき」「夏まき」「秋まき」とタイミングをずらすことで長く収穫を楽しめます。特に秋まきの小松菜(コマツナ)は他の栽培時期に比べて害虫被害が少ないことから育てやすく、霜や寒さにあたってさらに甘みがのります。

 

 

小松菜(コマツナ)栽培のポイント

おいしい小松菜(コマツナ)を育てるために知っておきたい小松菜(コマツナ)栽培のポイントについてまとめています。

 

小松菜(コマツナ)の栽培場所

耐暑性や耐寒性に優れている小松菜(コマツナ)は、日当たりのよい場所を好む野菜です。1日中日当たりの良い場所よりは、半日陰で、時間帯によっては日が当たる場所のほうが育ちやすいです。日当たりのよい場所に置くときも、直射日光に長時間当たる場所や、西日が当たるような場所は避けたほうが良さそうです。日当たりのよい場所のほかに、小松菜(コマツナ)は風通しのよい場所を好みます。間引きをするときは風通しがよくなるように意識して、株間を広めにとるのがポイントです。

小松菜(コマツナ)は連作障害が起こることがあるので、小松菜(コマツナ)に限らずアブラナ科の野菜を育てた場所での栽培は1年~2年栽培間隔をあけてください。

 

小松菜(コマツナ)は鉢やプランター栽培もOK!

小松菜(コマツナ)が家庭菜園向きの野菜である理由は、露地栽培に限らずプランターや鉢でも栽培できるからです。お庭のちょっとしたスペースを使って栽培を楽しんだり、ベランダ栽培で育てたりと好みに合わせて栽培方法を選べます。

小松菜(小松菜)をプランターで育てる場合は、長さは40cmくらいで深さは15cm以上のものを用意します。少しの株を育てて楽しむ場合は鉢植えを使って育てることもできます。

 

小松菜(コマツナ)は間引きをしながら育てる

発芽した小松菜(コマツナ)はその後定期的に「間引き」をしながら育てます。風通しのよい場所を好むため、葉が混み合ってきたように感じたときは間引きを行います。小松菜(コマツナ)の芽は徒長しやすいので、遅れてしまわないようにこまめに間引きをしましょう。間引きのために引き抜いた苗も、サラダやお浸しにしておいしく食べられます。

 

小松菜(コマツナ)の害虫対策を徹底しよう!

葉野菜である小松菜(コマツナ)は害虫がつきやすいので害虫対策を徹底しましょう。特に春まき・夏まきした小松菜(コマツナ)は害虫被害に遭いやすいので、種をまいたら防虫ネットを張る、不織布や寒冷紗をかけるなど対策が必要です。生長期までに害虫被害に遭うと生長に悪い影響を及ぼしかねないため、こまめに観察して早期発見、早期駆除を心掛けましょう。

 

 

小松菜(コマツナ)の土作り

小松菜(コマツナ)の種を畑やプランターにまく前にやるべき作業が「土作り」です。小松菜(コマツナ)は酸性の土壌でも育てられますが、弱酸性の土壌をより好みます。土壌酸度の目安はph6.0~ph6.5です。水はけと水もち、どちらも優れたバランスのよい土壌を好みます。小松菜(コマツナ)は肥料も好むので、種をまく前に堆肥と元肥を混ぜ込んでしっかり耕します。

 

プランター栽培用の土作り

プランターや植木鉢で育てる場合は「ハイポネックス 野菜の培養土」や「ハイポネックス 花と野菜の培養土」等の野菜用の培養土を使うと便利ですが、自作した土を使って育てることもできます。

 

STEP1.赤玉土・腐葉土・バーミキュライトを配合する

STEP2.苦土石灰をまく

STEP3.化成肥料をまく

 

土は赤玉土7に対し、腐葉土を2、バーミキュライトを1の割合で配合したものを使います。種まきより2週間前までに苦土石灰を混ぜて酸度を調整します。小松菜(コマツナ)は肥料を好むため、自作した土10リットルあたり10g~20gの化成肥料(「Plantia 花と野菜と果実の肥料」や「今日から野菜 野菜の肥料」(または、「マグァンプK 中粒」))を混ぜておきます。

 

地植え栽培用の土作り

地植え栽培の場合は、小松菜(コマツナ)が好む土壌になるように畑を耕して畝を立てます。

 

STEP1.苦土石灰をまく

STEP2.化成肥料をまく

STEP3.畝を立てる

 

種まきより2週間前までに1㎡あたり100g~150gの苦土石灰をまいて畑の酸度を調整し、1㎡あたり1kgの堆肥をまいてしっかり耕します。種まきより1週間になったら1㎡あたり100g~150gの化成肥料(「Plantia 花と野菜と果実の肥料」や「今日から野菜 野菜の肥料」(なければ、「マグァンプK 中粒」))をまいてしっかり耕します。

土が完成したら小松菜(コマツナ)の種を植える場所に、幅75㎝、高さ10㎝~15㎝、条間15㎝~20㎝になるように畝を立てます。

 

 

小松菜(コマツナ)の種まき

土の用意ができたら小松菜(コマツナ)の種をまきます。春まき・夏まき・秋まきと3回種まきのタイミングがあります。発芽適温は20℃~30℃が目安となるので、晩秋までには種まきを行いましょう。

 

プランター栽培の種まき

STEP1.プランターに鉢底石を入れる

STEP2.土を8分目くらいまで入れる

STEP3.まき溝を作る

STEP4.1㎝間隔で条まきする

STEP5.5mmくらい覆土して軽く手で押さえる

STEP6.水やりをする

 

プランターに用意し鉢底石と土を入れます。標準サイズ(10リットル)のプランターを使う場合は、条間を10cmくらいとって2列にして種をまきます。プランターの8分目くらいまで土を入れて、ウォータースペースを残しておくことがポイントです。

土を入れたら支柱などを使って深さ1cmくらいのまき溝を作ります。まき溝ができたら1cm間隔で種を条まきします。種をまいたら厚さ5mmくらいになるように覆土して、手で軽く押さえます。種が流れないようにやさしく水やりをします。水の量はプランターの鉢底から流れ出すくらいでOKです。

 

地植え栽培の種まき

STEP1.条間15cmでまき溝を作る

STEP2.1cm間隔で種を条まきする

STEP3.土を寄せて覆土して軽く手で押さえる

STEP4.水やりをする

 

幅75㎝、高さ10㎝~15㎝、条間15㎝~20㎝の畝に種をまく場合は、2列になるように条間は15cmくらいでまき溝を作ります。支柱や棒を使って深さ1cmのまき溝を作ったら、1cm間隔で種を条まきします。種をまいたら周りの土を寄せて覆土し、上から手で軽く押さえます。最後に種が流れないように気をつけて水やりをします。

小松菜(コマツナ)の種まきは、発芽の時期がバラつかないようにまき溝を同じ深さにするのがポイントです。農薬を使わずに育てる場合は害虫被害に遭いやすいので、種まきをしたら防虫ネットをかけるなどして対策をします。

秋頃に種まきをする場合は種まきをしたら寒冷紗被覆をかける、またはビニールトンネルを設置して栽培します。プランター栽培の場合は発芽するまでは土が乾燥しすぎないように湿らせた新聞紙を上にかけておくのがおすすめです。

 

 

小松菜(コマツナ)の間引きの時期とやり方

小松菜(コマツナ)は種まきから約3~4日で発芽します。発芽して葉が混み合ってきた頃に行う作業が「間引き」です。小松菜(コマツナ)は間引きをしながら育てる野菜ですので、時期を逃さないように気をつけてください。

 

小松菜(コマツナ)の間引きの時期

小松菜(コマツナ)は2回に分けて間引きを行います。1回目は発芽してから本葉が2枚~3枚になった頃に行います。2回目は本葉が3枚~4枚になった頃に行います。間引いた小松菜(コマツナ)の苗は味噌汁の具材やサラダ、お浸しなどに利用できます。

 

間引き1回目

1回目は、本葉が2枚~3枚になった頃を目安に2cm~3cm間隔になるように間引きを行います。生育のいい元気な苗を残して、葉の一部に傷がついている苗や弱々しい印象の苗を選んで引き抜きます。土の中で根っこが絡まり合っているときは引き抜くのが難しいので、その場合はハサミで根元を切って間引きをします。

 

間引き2回目

2回目は、本葉が3枚~4枚になった頃を目安に5cm~6cm間隔になるように間引きを行います。この頃になると草丈は7cm~8cmくらいまで生長していますので、間引きをするのと同時に追肥や中耕、土寄せを行います。小松菜(コマツナ)の葉が黄色くなっているときは肥料が足りていないサインです。肥料が多すぎるとえぐみの強い葉になってしまうので、葉の色が淡くなってきた頃に追肥を施します。

 

 

小松菜(コマツナ)の追肥

肥料を好む小松菜(コマツナ)は種まきをする前にたっぷりの肥料を施すのがポイントです。種をまいた後は肥料のやり過ぎに注意して、生長のスピードや葉の色などを確かめながら必要に応じて定期的に追肥を行います。

 

追肥のタイミング

追肥は2回目の間引きと同じタイミングで、本葉が3枚~4枚、草丈は7cm~8cmに伸びた頃に行います。「Plantia 花と野菜と果実の肥料」や「今日から野菜 野菜の肥料」(なければ、「マグァンプK 中粒」)等の元肥につかった肥料を追肥として与えてください。地植え栽培の場合は、1㎡あたり30gくらいの化成肥料を畝の条間にまきます。化成肥料をまいたら周辺の土と軽くなじませて、小松菜(コマツナ)の株元に向けて土寄せをおこなします。

プランター栽培の場合は1株につき化成肥料を3~5gくらいを目安に株の周りにまきます。化成肥料が株に直接当たらないように気をつけて、土を軽くなじませたら株元に向けて土寄せをします。

尚、小松菜(コマツナ)の葉が緑色でイキイキとしている場合は追肥を行う必要はありません。

 

 

小松菜(コマツナ)の水やりのタイミング

小松菜は「種まき~発芽まで」と「発芽してから芽がまだ小さな間」は土が乾かないようにこまめに水やりをします。種や小さな芽は水の勢いで流れてしまったり、倒れてしまったりすることがあるので、ジョウロを使うなどしてやさしく丁寧に水やりをします。

 

プランター栽培の水やり

プランターや鉢植えで小松菜(コマツナ)を栽培する場合は、草丈が生長してしっかり根付いた後は土の表面が乾いた頃を目安に水やりをして、底穴から水が滴り落ちるくらいの量を与えます。何度も水やりをするというよりは、1度の水やりで多めの量を与えるのがポイントです。小松菜(コマツナ)は比較的乾燥に強い野菜なので、過湿にならないように注意しましょう。

 

地植え栽培の水やり

畑に地植え栽培する場合は発芽するまでは土が乾燥しない程度に水やりを続けますが、その後は基本的に水やりの必要はありません。乾燥を好む野菜なので数日雨が降らずに乾燥が続いているときに限り、たっぷりの水を与えてください。

 

 

小松菜(コマツナ)の収穫時期

小松菜(コマツナ)は種まきをした時期によって収穫までの栽培期間が異なります。

 

春まき小松菜(コマツナ)の収穫時期

春まきの小松菜(コマツナ)は種まきを行ってから45日~60日くらいで収穫期をむかえます。春まきはトウ立ちしやすいので、収穫期をむかえたら早めに収穫します。

 

夏まき小松菜(コマツナ)の収穫時期

夏まきの小松菜(コマツナ)は種まきを行ってから25日~30日くらいで収穫期をむかえます。小松菜(コマツナ)は耐暑性に優れているので比較的暑さには強いですが、真夏の時期は種をまいたら遮光と防虫のために寒冷紗を掛けてあげるのがポイントです。

 

秋まき小松菜(コマツナ)の収穫時期

秋まきの小松菜(コマツナ)は種まきを行ってから45日~60日くらいで収穫期をむかえます。晩秋まきした小松菜(コマツナ)は種まきを行ってから60日~100日くらいで収穫をむかえます。

 

小松菜(コマツナ)の収穫方法

小松菜(コマツナ)の収穫時期は、草丈が20cm~25cmくらいになった頃です。草丈が20cmを超えると生長が急速に進むので、大きくなりすぎる前に収穫しましょう。

収穫するときは小松菜(コマツナ)の株元あたりをしっかり手で掴んで株ごと引き抜く、または根元のあたりをハサミやナイフでて切って収穫します。春に種をまいた小松菜(コマツナ)はトウ立ちを起こしやすいので、株ごと引き抜いて収穫したほうがいいでしょう。秋や晩秋に種まきをした小松菜(コマツナ)は生長がゆっくりと進むので、必要な分だけ外葉を摘み取れば長い時間収穫を楽しめます。

小松菜(コマツナ)の葉は大きくなりすぎると固くなり、アクが出て味も落ちてしまうので、収穫適期を逃さないように気をつけてください。

 

 

小松菜(コマツナ)の病害虫対策

小松菜(コマツナ)によくある病気や害虫について対策や予防策についてまとめています。

 

小松菜(コマツナ)栽培中に注意したい害虫

春から秋までは小松菜(コマツナ)が害虫被害に遭いやすい時期です。発生しやすい害虫の種類や予防策を確認して対策を行いましょう。

 

・アブラムシ

アブラムシは春から秋にかけて発生しやすい虫です。葉野菜に多く発生するアブラムシは幼虫が葉を食害して穴をあけ、生長に悪影響を及ぼします。アブラムシは小松菜(コマツナ)にウイルスを媒介する原因ともなるため、見つけ次第すぐに駆除しましょう。アブラムシはとても小さく、繁殖力も旺盛なので農薬を散布して防除する、農薬を使用しない場合は隙間から侵入できないように目の細かい防虫ネットを設置して予防します。

 

・アオムシ

緑色をした幼虫がアオムシです。モンシロチョウやコナガの幼虫で、発生すると小松菜(コマツナ)の葉を食害します。夏場はアオムシが発生しやすくなる時期なので、卵を産み付けられないように農薬をまく、また防虫ネットをかけて侵入できないように防除します。すでに産卵されている場合は、小松菜(コマツナ)の葉の後ろを確認して発見次第取り除きます。幼虫を発見したら食害が広がらないようにその場ですぐに駆除します。

 

・ハムシ

体長3mmと小さな虫ですが、幼虫は小松菜(コマツナ)の葉や根を食害します。成虫になっても葉を食べて食害するので、発見したらすぐに駆除しましょう。ハムシ対策には農薬が有効とされていますが、無農薬で育てたい場合はハムシの成虫の飛来を防いで卵を産み付けさせないことが大切です。

ハムシの成虫は光の反射が苦手なので、予防策としてシルバーマルチやシルバーテープなどを小松菜(コマツナ)の周りに設置するといいでしょう。

 

小松菜(コマツナ)栽培中に注意したい病気

小松菜(コマツナ)の栽培時期は短いので、比較的病気にはかかりにくいといわれています。ただし、春や秋の天候が不順な時期や過湿になる梅雨の時期は「白さび病」や「炭そ病」、「モザイク病」などの病気にかかりやすくなるので注意が必要です。

小松菜(コマツナ)に発生しやすい病気の多くは、過湿が原因とされています。生長が急速に進み生い茂ってくると通気性が悪くなるので、必要に応じて間引きをして風通しのいい場所で育てることを心掛けましょう。

 

・白さび病

小松菜(コマツナ)がかかりやすい病気の一つが、葉の表面や茎に白っぽい膨れた病斑ができる白さび病です。天候が不順な春や秋に発生しやすく、かびが原因で起こります。空気伝染するため、病斑を発見したらその部分を除去して畑の外で処分します。白さび病は窒素過多になったときに発生しやすいため、肥料の与えすぎには注意してください。白さび病はアルカリ性が嫌いなので、白さび病の発生がみられた畑で栽培する場合は苦土石灰をまいておくと菌の拡大を防除できます。

 

・炭疽病(たんそびょう)

炭疽病の原因はカビです。小松菜(コマツナ)が炭疽病にかかると葉に灰色と緑色が混ざったような色の斑点ができます。症状が進むと葉が黄色くなって枯れてしまいます。炭疽病は窒素過多になると起こりやすいので、肥料の量を調節して与えすぎには注意してください。特に雨が多い梅雨の時期に発生しやすいので、水はけをよくして過湿状態にならないようにする、葉が混み合わないように間引きをする、水はねや泥はね防止のためにマルチをかけるなどの予防策をとりましょう。

 

・モザイク病

モザイク病の原因はウイルスによるものです。モザイク病にかかる小松菜(コマツナ)の葉にモザイク状の病斑がみられ、放置すると生長に悪影響をきたします。原因となるウイルスは小松菜(コマツナ)に発生しやすいアブラムシにより伝染する場合が多いです。アブラムシはウイルスを持つ株の汁液を吸い、そこから他の株にもウイルスを媒介します。モザイク病の病斑を発見したら株ごと抜き取り、畑の外で処分します。また、ウイルスを媒介するアブラムシを防除することもモザイク病の予防に有効です。

 

・立枯病

立枯病の病原はカビです。小松菜(コマツナ)が立枯病にかかると、黄色や赤色の病斑が生じます。症状が進むと地際部が腐敗して細くなり、最終的にしおれて枯れてしまいます。湿度の高い時期にかかりやすい病気なので、間引きをして株が混み合わないようにする、窒素過多にならないように注意する、清潔な用土を使用するなどして立枯病の発生を予防します。すでに立枯病が発生している場合は病気を拡大させないためにその部分を取り除いて処分し、拡大している場合は薬剤を使って防除します。

 

 

小松菜(コマツナ)は早いときで種まきから収穫までが1カ月と短く、寒い時期を除けばほぼ一年中収穫を楽しめる家庭菜園向けの野菜です。基本となる育て方や栽培のポイントなどを知れば、初心者でも育てやすく、長期間おいしい小松菜(コマツナ)を収穫できるようになります。

家庭菜園で小松菜(コマツナ)を育てる魅力は、上手く育てられれば新鮮な小松菜(コマツナ)をいつでも好きなだけ味わえること、種まき時期春から秋と幅広く思い立ったときにすぐに挑戦できることです。ご自宅で野菜を育ててみたいとお考えの際は、ぜひ今からでも小松菜(コマツナ)栽培に挑戦してみてください。手をかけて育ててきた分、収穫したときの喜びもひとしおですよ。

 

 

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