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ふわふわした花に癒される。金魚草の育て方

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金魚のような花の形状から名前の付いた金魚草。種からでも育てやすくカラーも豊富なため、春のガーデニングで人気の高い存在です。今回は金魚草の特徴や育て方、おすすめの品種などをご紹介します。

かわいい花を長く楽しめる金魚草

金魚草は地中海沿岸が原産です。まっすぐに伸びた茎にたくさん咲いた房状の花には、金魚のような愛らしさがあります。園芸用の品種が多く、カラーや草丈、花の形など、多彩なバリエーションが楽しめます。
小型の矮性種は20cm~30cmほどに生長するものが多く、鉢植え用として人気です。大型の高性種は100cmを超えるものもあり、切り花用として栽培される機会が多くなります。

 

金魚以外にも例えられる花の形
金魚草は、日本や中国での呼び名です。英語圏では「Snap-dragon(かみつくドラゴン)」という名前がついています。花の姿がドラゴンの顔のようにみえることから名付けられたとされています。また、フランスでは「gueule-de-loup(オオカミの口)」という名前で呼ばれています。こちらも口を開いたオオカミの顔のように見えることから、名付けられたようです。

日本では一年草
本来の金魚草は多年草で、何年にもわたって花を咲かせることができます。しかし、日本の高温多湿の夏には適応が難しいようです。大抵は一年で枯れてしまうため、一年草として扱われています。うまく手入れすれば夏を越し、再び次の年に咲くこともあるようです。

庭植えや寄せ植えにも! 金魚草を育ててみよう

金魚草の開花時期は4月から6月ですが、品種によっては真冬でも花を咲かせることがあります。ここでは基本的な秋・春まきの金魚草の育て方をご紹介します。

 

種まき
金魚草の種を入手したら、清潔な土を入れた育苗ポットやセルトレーにまいて育てます。種の数はひとつのポットに2~3粒が目安です。暖かい地域なら秋、冬に-10℃を下回る寒い地域なら春にまくのがおすすめです。金魚草の種は好光性のため、土をかぶせないか、薄くかぶせる程度にとどめましょう。

育苗
発芽は15℃~20℃の温度内で行われます。育苗ポットは風通しの良い場所に起き、日光をたくさん当てましょう。本葉が出たら、ひとつのポットにつき一株になるよう間引きます。

土づくり
金魚草は過湿を嫌うため、水はけのよい土をつくることが重要です。鉢植えの場合、市販の園芸用土か「ハイポネックス鉢・プランター用培養土」がおすすめです。地植えの場合は植えつけの1週間前までに元肥としてマグァンプK中粒を混ぜ、耕しておきましょう。また、水はけを良くするため高さ10cm程度の畝(うね)をつくっておきましょう。

日当たり
金魚草は乾燥や寒さには強いものの、日当たりの悪い場所は苦手です。植えつけする場所の日当たりに気を付けてください。ただし、真夏の直射日光には弱いため、半日陰に移動させる、または日よけをつくるのが望ましいでしょう。

植えつけ
植えつけのタイミングは、本葉が7枚から8枚になったころです。秋まきの場合は寒さが本格的になる10月から11月上旬までに植えつけましょう。それまでに苗が育たなかったときは、暖かくなるまで植えつけを待ちます。育苗ポットは霜のつかない暖かな場所に置いておきましょう。鉢植えでも地植えでも、深植えを避け、根が隠れる程度に浅く穴を掘ります。育苗ポットから取り出した苗は、土と根が固まった「根鉢」を崩さないよう気をつけながら植えましょう。株同士の間は15cm~25cmあけます。

水やり
金魚草に水を与えすぎると根腐れすることがあるため、土が乾いたらその都度水やりしましょう。ただし、種まきから芽が出るまでの間だけは土が乾燥しないように気を付けます。

肥料
金魚草は生長しやすいため、肥料をそれほど必要としません。地植え鉢植えとも、元気がないようなら1週間~2週間に1度、液体肥料ハイポネックス原液を500倍に希釈してあげましょう。

花がら摘み
金魚草は開花期間が長く、ひとつの株に続々と花が咲くことが特徴です。しかし、花がらを放置しておくと、種の生成に栄養を使うようになり、花の時期が短くなってしまいます。花がらをみつけたらこまめに摘み取りましょう。

切り戻し
切り戻しを行えば、さらに長期間花を楽しめます。春についた花が咲き終わったら、新芽のついている部分を残して切りましょう。そうすると再び秋にかけて花が咲くようになります。切り戻しをした花には肥料を与えると元気に育ちます。

夏越し・冬越し
金魚草は丁寧にお手入れすると、次の年まで枯れずに育つ可能性があります。花がら摘みや切り戻し、剪定などをこまめに行い、日当たりや乾燥などに気をつけながら面倒をみてあげましょう。

金魚草のおすすめ品種はこちら

カリヨンシリーズ
草丈が高く、花房も大きいため、ゴージャスな印象のある高性種です。カラーバリエーションが豊富で、アプリコットや赤茶色など、さまざまな色を楽しめます。花びらが朝顔のように開くペンステモン咲きの品種です。

アスリートシリーズ
スタンダードな形の花が楽しめる金魚草です。高性種で、切り花用としても栽培されています。イエローやピンク、ホワイト、レッド、パープルなど、基本的なカラーがそろっています。

パレットシリーズ
草丈15cm~20cmの矮性種です。単色からバイカラーまで、10種類以上の花色が楽しめます。複数のカラーを寄せ植えすることで、パレットのようにカラフルな花壇がつくれそうです。

ソネットシリーズ
草丈30cm~50cmになる中高性種です。茎がしっかりとして倒れにくく、育てやすい品種といえます。花のボリュームもあるため、切り花にして飾るのにも向いています。金魚草の品種はご紹介した以外にもさまざまなものがあります。育てやすさやカラーなど、気に入ったものを選んで育ててみてください。

おわりに

金魚草は種からでも育てやすく、うまく栽培をすれば夏越し・冬越しも期待できます。花の時期は春から初夏ですが、品種によっては秋まで何度も花を咲かせてくれるものもあります。色のバリエーションも豊富で、お庭の彩りとしてもぴったりです。ぜひ花壇の一員に金魚草を加えてみてはいかがでしょうか?

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