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不思議な草の姿が妖精のよう!
コキアを自宅で育てよう!

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ふんわりとした丸い姿がかわいいコキア。日本でも古くから栽培されているコキアは、丈夫で育てやすい植物です。たくさん植えると、面白い景観を演出することもできます。今回は、コキアの基本的な情報や育て方についてご紹介します。

 

ほうきの原料として栽培されてきたコキア

コキアは花よりも草の姿の印象が強い植物です。初夏は青々としたさわやかな緑が、秋には鮮やかな紅葉が楽しめます。夏になると小さな花をたくさん咲かせ、暑い季節の癒やしになってくれることでしょう。

 

原産地

コキアはアジアや南ヨーロッパなど、ユーラシア大陸の中でも乾燥した地域で誕生したと考えられています。暖かく乾燥した気候に適している反面、寒冷な場所や湿潤な気候は苦手です。

 

日本での栽培の歴史

コキアは和名で「ホウキギ」や「ホウキソウ」とも呼ばれています。名前のとおり、ほうきの材料として使われていたことが由来です。日本へは平安時代には伝わってきたとされており、江戸時代になるころには各地で栽培されるようになりました。
コキアの実は食材としても利用されてきました。秋田県の特産品である「とんぶり」は、コキアの実を加工してつくられています。とんぶりは「畑のキャビア」とも呼ばれ、プチプチとした食感を楽しめることで人気です。

 

名所

日本には各地にコキアの名所があります。もっとも有名なのは、茨城県の「国営ひたち海浜公園」ではないでしょうか。園内のみはらしの丘には、約3万株のコキアが植えられています。
また、宮城県の「国営みちのく杜の湖畔公園」では、1万株のコキアとライトアップが楽しめます。カラフルな光に彩られたコキアには、昼間とはひと味違った魅力があります。
もうひとつおすすめなのが千葉県の「東京ドイツ村」です。園内では2万株のコキアとともに、コスモスやマムの花などを鑑賞できます。

コキアは丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめ!

コキアは花壇やプランターで育てるのはもちろん、生け垣にも向いています。丈夫で育てやすいため、初心者の方にもおすすめです。ご自宅に緑を増やしたいときは、ぜひコキアを栽培していてはいかがでしょう。

 

土づくり

コキアは過湿を嫌うため、水はけのよい土をつくります。元肥マグァンプKが配合されている『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』がおすすめです。地植えの場合水はけが悪ければ砂利や川砂を混ぜましょう。

 

種まき

コキアは気温が15度を超えると発芽するため、4月から6月の間に種まきを行います。育苗ポットにまいてもよいですが、花壇やプランターなどに直接まいても育ちます。コキアの種は好光性種子であり、発芽の際に日光を必要とします。種をまいた後は土をかぶせすぎないように気をつけましょう。

 

植えつけ

植えつけは本葉が3枚以上になってから行います。育苗ポットに根が回る前に広い場所へ植えつけしましょう。ふたつ以上植える場合は、株間を40cm以上あけます。
コキアは6月から8月の暖かい時期に生長します。株を大きく育てたい場合は、はやめに植えつけするのがおすすめです。

 

肥料

コキアは肥料をそれほど必要としません。土に栄養が多すぎると枝が間延びしてしまうため、必要以上に施肥しないよう気をつけましょう。
鉢植え、地植えのともに、植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を与え、6月から8月に追肥として『ネクスコートいろいろな植物用』を与えると株が元気に大きく育ちます。

 

水やり

鉢植えのコキアには、土が乾いたらその都度水やりしましょう。乾燥しやすい夏場は、朝夕の2回にわたって水やりしてもかまいません。ただ、過湿には気をつけましょう。地植えの場合、雨が降らない時期以外は水やりの必要はありません。

 

コキアが枯れたら

コキアが枯れたら、実がつく前に刈り取ってほうきをつくってみてはいかがでしょうか。刈り取ったコキアを陰干しで十分に乾燥させると、ほうきに加工できるようになります。余分な枝を取り、お好みの長さの棒にくくりつけて形を整えたら完成です。ご自分の手で育てたコキアのため、愛着のある一品になるでしょう。

 

丸い形がかわいいコキアを育てるには

コキアはこんもりと丸くなった草の形が人気です。コキアを丁寧に管理して、かわいらしい姿へ育てましょう。

 

丸く仕立てる方法

コキアは基本的にどれも剪定がいらず、自然と円錐形に育っていきます。ただ、環境や品種によっては上部がどんどん伸びていくため、適度に刈り込んでいきましょう。コキアは気温が下がると生長が止まるため、8月までには剪定を終わらせ、形を整えます。
また、植えつけ後にコキアが育ってきたら、摘心して脇芽を増やすのもおすすめです。枝分かれすることで横にも広がり、こんもりとした丸い形に近づいていくはずです。

 

うどんこ病対策

コキアを風通しの悪い場所で育てると、うどんこ病になることがあります。植えつけのときから日当たりや風通しには注意しましょう。複数の株を植えるときは、株間を十分にとることも大切です。
うどんこ病にかかったら、葉が白くなっている部分は取り除きましょう。

 

種の採取

コキアはこぼれ種でも増える植物です。植えたままにしていても、翌年には再び芽を出す場合があります。ただ、確実に増やしたいときは種を採取しておくのがおすすめです。
コキアは8月ごろから花を咲かせ、9月の下旬には実をつけはじめます。種を採取できるのは、紅葉も終わって株が枯れてきた10月下旬以降です。
また、コキアは細かい種をたくさんつくります。枯れた株を刈り取ったら、大きな紙や容器の上で振り、種を落として回収しましょう。採取した種は、風通しのよい場所で保管してください。4月から6月の種まき適期になったら、再び土へまいて育ててみてください。

おわりに

不思議な姿をしたコキアは、鑑賞するだけでなく、枯れた後もほうきとして再利用できます。大きく存在感がありますが育てやすいため、お庭が寂しいときに植えるのにもぴったりです。見て良し、使って良しのコキアを、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

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