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不思議な草姿が妖精のようなコキア|育て方や種類、寄せ植えにおすすめの植物は?

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ふんわりとした丸い姿が可愛いコキア。日本でも古くから栽培されているコキアは、丈夫で育てやすい植物です。たくさん植えると、面白い景観を演出することもできます。今回は、コキアの基本的な情報や育て方についてご紹介します。

 

コキアを育てる前に知っておきたい知識

コキアは花よりも草の姿の印象が強い植物です。初夏は青々としたさわやかな緑が、秋には鮮やかな紅葉が楽しめます。夏になると小さな花をたくさん咲かせ、暑い季節の癒やしになってくれることでしょう。

 

開花時期

コキアの開花時期は8月ごろです。花の色は薄い黄緑色で、葉に紛れてほとんど目立ちません。花を観賞するというよりは、草姿そのものを楽しむ植物といえます。

 

原産地

コキアはアジアや南ヨーロッパなど、ユーラシア大陸の中でも乾燥した地域で誕生したと考えられています。暖かく乾燥した気候に適している反面、寒冷な場所や湿潤な気候は苦手です。

 

日本での栽培の歴史

コキアは和名で「ホウキギ」や「ホウキソウ」とも呼ばれています。名前のとおり、ほうきの材料として使われていたことが由来です。日本へは平安時代には伝わってきたとされており、江戸時代になるころには各地で栽培されるようになりました。コキアの実は食材としても利用されてきました。秋田県の特産品である「とんぶり」は、コキアの実を加工してつくられています。とんぶりは「畑のキャビア」とも呼ばれ、プチプチとした食感を楽しめることで人気です。

 

名所

日本には各地にコキアの名所があります。もっとも有名なのは、茨城県の「国営ひたち海浜公園」ではないでしょうか。園内のみはらしの丘には、約3万株のコキアが植えられています。また、宮城県の「国営みちのく杜の湖畔公園」では、1万株のコキアとライトアップが楽しめます。カラフルな光に彩られたコキアには、昼間とはひと味違った魅力があります。もうひとつおすすめなのが千葉県の「東京ドイツ村」です。園内では2万株のコキアとともに、コスモスやマムの花などを鑑賞できます。

 

コキアの種類

コキアには、観賞用と食用の品種が存在します。

 

観賞用のコキア

一般的に、コキアとして広く育てられているのが「ハナホウキギ(トリコフィア)」という品種です。春から夏にかけて黄緑色の葉を楽しんだ後、秋になると鮮やかな紅葉を観賞できます。ほかには、斑入りで葉の先端が白くなる「アカプルコ・シルバー」という品種も有名です。

 

食用のコキア

日本で食用として流通しているとんぶりは、ほとんどが秋田県産になります。観賞用のコキアの実も加工すれば食べられますが、食用目的で育てられているものは、より大きな実をつけます。紅葉しないことも特徴です。

 

コキア栽培で準備するもの

コキアの栽培時は、以下のように必要なものを準備しましょう。

 

鉢・鉢底石・鉢底ネット

コキアは縦にも横にも大きく生長します。鉢植えで育てる場合は、大きめの鉢を用意しましょう。サイズは8号~10号が目安です。できるだけしっかりと根を伸ばせるよう、深さのある鉢を選びましょう。

 

支柱

コキアは、地上部が大きくなる割に、それほど深く根が張らないのが特徴です。風や雨の影響でコキアが倒れてしまわないよう、支柱を立てて補助してあげましょう。とくに苗が幼いうちや、大きめに育ったときは注意が必要です。

 

種(苗)・土・肥料

コキアの種は、ホームセンターや園芸店などで入手できます。通販で購入することも可能です。たくさんのコキアを育てたいときは種まきから始めてみましょう。

コキアの苗は、初夏から夏にかけて販売されはじめます。茎がひょろひょろと伸びておらず、がっしりとしたものを選びましょう。葉の色があせていないか、虫がついていないかも確認します。

 

コキアの育て方|土づくり

コキアは花壇やプランターで育てるのはもちろん、生け垣にするのも向いています。丈夫で育てやすいため、初心者の方にもおすすめです。ご自宅に緑を増やしたいときは、ぜひコキアを栽培していてはいかがでしょう。ここからは、コキアの基本的な育て方をご紹介します。まずは土づくりについてです。

 

鉢植えのコキアの土づくり

コキアは過湿を嫌うため、水はけの良い土をつくります。小粒の赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものや市販の草花用土がおすすめです。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』なら、元肥マグァンプKが配合されているため、そのまますぐに使えます。

 

地植えのコキアの土づくり

コキアをより大きく生長させたいときは地植えがおすすめです。植えつけする場所を決めたら、2週間前までに腐葉土や堆肥などを混ぜて耕しておきましょう。水はけが悪ければ砂利や川砂を混ぜます。

 

 

コキアの育て方|種まき

コキアは気温が15℃を超えると発芽します。種まき適期は4月から6月の間です。育苗ポットにまいても良いですが、花壇やプランターなどに直接まいても育ちます。ただし、コキアの種はとても小さいため、雨で流れてしまわないように管理するのが大切です。心配な場合は育苗して小さな苗にしてから植えつけしましょう。

地植えでたくさん育てる場合は、細い溝をつくってすじまきするか、土に直接ばらまきします。

コキアの種は好光性種子であり、発芽の際に日光を必要とします。種をまいた後は土をかぶせすぎないように気をつけましょう。

また、種まきの際は、あらかじめ土を湿らせておきます。種まき後にじょうろで勢いよく水をあげると種が流れてしまうため注意が必要です。

コキアの育て方|植えつけ

植えつけは本葉が3枚以上になってから行います。コキアの根は繊細で植え替えを嫌うため、できるだけ小さいうちに植えつけを済ませるのがおすすめです。育苗ポットに根が回る前に、大きな鉢や花壇などに移してあげましょう。

コキアは6月から8月の暖かい時期に生長します。株を大きく育てたい場合は、はやめに植えつけするのがおすすめです。遅く植えつけしても育ちますが、観賞できる期間が短くなってしまいます。

 

鉢植えのコキアの植えつけ

適度な大きさの鉢やプランターに、鉢底ネットを敷き、鉢底石を詰めます。用意しておいた土を4分の1ほど入れたら、苗を移しましょう。育苗ポットから苗を取り出すときは、根鉢を崩さないように注意します。

苗を鉢へ入れたら、残りの土をかぶせていきます。土と根の間に隙間ができないように土を埋めていきましょう。植えつけが終わったら、根の活着促進のため植物用活力液『リキダス』を希釈して与えます。鉢底から水が流れ出てくるようにたっぷりとあげるのがポイントです。

 

地植えのコキアの植えつけ

地植えの場合も、鉢植えとほとんど手順は変わりません。ふたつ以上植える場合は、株間を40cm以上あけます。植えつけが完了したら、水をたくさんあげましょう。根がしっかりと張るまでは水切れを起こさないように注意します。

コキアの育て方|肥料

コキアは肥料をそれほど必要としません。土に栄養が多すぎると枝が間延びしてしまうため、必要以上に施肥しないよう気をつけましょう。

鉢植え、地植えともに、植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK中粒』を与えましょう。植えつけから1カ月ほどたった6月~8月に、追肥として『Plantia 花と野菜と果実の肥料』を与えると株が元気に大きく育ちます。鉢植えの場合は肥料が流れてしまいやすいため、コキアの勢いがなくなっていたら液体肥料「ハイポネックス原液」を施しましょう。

コキアの育て方|水やり

コキアは過湿を嫌う植物です。水のあげすぎには注意しましょう。

 

鉢植えのコキアの水やり

鉢植えのコキアには、土の表面が乾いたらその都度水やりしましょう。乾燥しやすい夏場は、1日に2回水やりが必要なことがあります。気温が高いうちは、朝と夕方に水やりを行いましょう。真昼は地中の温度が上がるため、水をあげると根が傷んでしまう可能性があります。

 

地植えのコキアの水やり

地植えの場合、基本的には降雨に任せます。雨が降らない時期以外は水やりの必要はありません。7日以上雨が降らないときや、葉がしおれているときなどは水をあげましょう。

 

コキアの育て方|日当たり

コキアは日光に当てることで元気よく育ちます。日陰では生育が悪くなり、弱々しい見た目になってしまいます。

ただ、真夏の直射日光に当たり続けると弱ってしまうことがあります。半日陰の場所に植えて管理するのがおすすめです。

また、コキアを紅葉させたいときにも日によく当てることが大切です。日中と夜間との気温差が大きいと、よりきれいに紅葉します。

コキアの育て方|アブラムシ・うどんこ病対策

コキアを育てるときは、アブラムシやうどんこ病などに注意しましょう。

 

コキアのアブラムシ対策

新芽が出る時期になると、コキアにアブラムシがつくことがあります。葉の裏側まで見て、アブラムシが発生していないかこまめに確認しましょう。専用の薬剤を使えば、手軽に対策できます。おすすめはアブラムシ退治と肥料やりが同時できるハイポネックス原液殺虫剤入りです

 

コキアのうどんこ病対策

コキアを風通しが悪く湿気の多い場所で育てると、うどんこ病になることがあります。植えつけのときから日当たりや風通しには注意しましょう。複数の株を植えるときは、株間を十分にとることも大切です。

うどんこ病にかかったら、葉が白くなっている部分は取り除きましょう。薬剤を使い、予防するのもおすすめです。

コキアの剪定|丸い形が可愛いコキアを仕立てるには

コキアはこんもりと丸くなった草の形が人気です。コキアを丁寧に管理して、可愛らしい姿へ育てましょう。

 

丸く仕立てる方法

コキアは基本的にどれも剪定がいらず、自然と円錐形に育っていきます。ただ、環境や品種によっては上部がどんどん伸びていくため、適度に刈り込んでいきましょう。コキアは気温が下がると生長が止まるため、8月までには剪定を終わらせ、形を整えます。また、植えつけ後にコキアが育ってきたら、摘心して脇芽を増やすのもおすすめです。枝分かれすることで横にも広がり、こんもりとした丸い形に近づいていくはずです。

 

コキアの植え替えに関して

コキアは一年草です。秋になって紅葉が終われば、そのまま枯れていきます。何年も育てて植え替える必要はありません。

また、コキアを育てているときに植え替えて移動させるのは避けたほうが無難です。直根性のコキアは移植によって根が傷つきやすくなっています。一度植えつけをしたら動かさずに済むよう、しっかりと育てる場所を考えておきましょう。

コキアとの寄せ植えで相性が良い植物

形が可愛らしく色がシンプルなコキアは、さまざまな植物との寄せ植えにぴったりです。秋の寄せ植えを楽しむ場合は、紅葉することも見越して、組み合わせる花を選ぶと良いでしょう。

 

ナスタチウム

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ナスタチウムは、個性的な香りを持つ一年草です。ひらひらとした赤や黄色、オレンジなどの花を咲かせます。草丈は20cmほどのものから3mを越すものまでさまざまです。春から初夏、秋に花を咲かせます。

また、ナスタチウムは食用できるエディブルフラワーとしても知られています。コキアと一緒に、食べられる植物をテーマとして寄せ植えをつくっても面白そうです。

 

アスター

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アスターはキク科の一年草です。耐暑性があり、夏に可愛らしい花を咲かせます。品種が豊富で、一重咲き・八重咲き・ポンポン咲きなどさまざまな形があります。花の色もさまざまです。コキアの涼しげな黄緑色の葉に、アスターのカラフルな花がよく映えるでしょう。

 

センニチコウ

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センニチコウは、ころんとした形状が愛らしい熱帯原産の植物です。丸みを帯びたコキアと組み合わせると、可愛さと野趣を兼ね備えた寄せ植えができるでしょう。開花期間は5月~11月と長めで、こまめな花がら摘みが欠かせません。

 

バーベナ

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バーベナは小さな桜に似た花をつける植物です。開花時期は5月~11月で、真夏にも元気よく花を咲かせます。品種が豊富で、空に向かって伸びるタイプもあれば、地面を這うように生長するタイプもあります。ピンクや白、赤、紫などの花をコキアと組み合わせてみましょう。

 

 

コキアを増やして来年も育てよう

コキアを増やしたいときは、種を採取して保管し、種まきを行います。来年以降もコキアを育てたいときは、種をとっておきましょう。

 

コキアの種の採取

コキアはこぼれ種でも増える植物です。植えたままにしていても、翌年には再び芽を出す場合があります。ただ、確実に増やしたいときは種を採取しておくのがおすすめです。コキアは8月ごろから花を咲かせ、9月の下旬には実をつけはじめます。種を採取できるのは、紅葉も終わって株が枯れてきた10月下旬以降です。また、コキアは細かい種をたくさんつくります。枯れた株を刈り取ったら、大きな紙や容器の上で振り、種を落として回収しましょう。

 

コキアの種の保管方法

採取した種は、紙袋のように通気性の良い素材でつくられたものに入れておきます。保管場所は、できるだけ風通しの良い場所を選びましょう。翌年の種まき適期になったら、再び土へまくことができます。1日の気温が安定して15℃を超えるようになったら、種まきして同じように育てていきましょう。

コキアが枯れたら

コキアが枯れたら、実がつく前に刈り取ってほうきをつくってみてはいかがでしょうか。刈り取ったコキアを陰干しで十分に乾燥させると、ほうきに加工できるようになります。余分な枝を取り、お好みの長さの棒にくくりつけて形を整えたら完成です。ご自分の手で育てたコキアでつくったほうきは、愛着のある一品になるでしょう。

おわりに

不思議な姿をしたコキアは、鑑賞するだけでなく、枯れた後もほうきとして再利用できます。大きく存在感がありますが育てやすいため、お庭が寂しいときに植えるのにもぴったりです。開花期間の近い植物を選んで寄せ植えすることで、ガーデニングの楽しさも広がります。見て良し、使って良しのコキアを、ぜひご自宅で育ててみましょう。

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