冬に咲く花23選|育て方や冬の管理ポイントを紹介
冬は春や夏に比べて花の種類が少なく、ガーデニングを楽しみにくいと感じる方もいるかもしれません。しかし、寒い時期にも花を咲かせ、冬の庭やベランダ、室内を彩ってくれる植物はたくさんあります。
今回は、冬に花を楽しめる植物を23種類ご紹介します。それぞれの特長や開花時期、育て方、冬の管理ポイントなどを解説しますので、寒い季節もガーデニングを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
-
- 冬に咲く花1:クリスマスローズ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花2:ガーデンシクラメン
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花3:パンジー・ビオラ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花4:サイネリア
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花5:ロウバイ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花6:スイセン
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花7:サザンカ(山茶花)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花8:ツバキ(椿)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花9:ツワブキ
- 育てる際のポイント
- 冬に咲く花10:ネリネ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花11:ノースポール
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花12:ハボタン(葉牡丹)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花13:シンビジウム(シンビジューム)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花14:ウメ(梅)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花15:シャコバサボテン
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花16:プリムラ・ポリアンサ(プリムラ・ジュリアン)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花17:スノードロップ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花18:マーガレット
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花19:フクジュソウ(福寿草)
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花20:ローズマリー
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花21:カランコエ
- 育てる際のポイント
- 【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
- 冬に咲く花22:ユリオプスデージー
- 育てる際のポイント
- 冬に咲く花23:カレンデュラ(キンセンカ:金盞花)
- 育てる際のポイント
- おわりに
冬に咲く花1:クリスマスローズ
冬の庭を彩る花として人気のクリスマスローズは、品種によって開花時期は異なりますが、12月頃から春にかけて、美しい花を楽しめます。
原産地はヨーロッパや西アジアなどで、生育の仕方によって、茎が立ち上がって花を咲かせる「有茎種」と、根元から葉柄や花柄が伸びる「無茎種」に分けられます。
花色は白やピンク、黄色、紫、緑、茶色などさまざまで、花形も一重や八重など豊富です。
日本では「ヘレボルス属」の植物全般をクリスマスローズと呼ぶことが多く、原種の「ヘレボルス・ニゲル」は12月頃から花を咲かせる早咲きのタイプです。
一方、オリエンタリス系のハイブリッドなどは、年明けから春にかけて開花するものが多くあります。
育てる際のポイント
クリスマスローズは耐寒性が強く、比較的育てやすい植物です。鉢植え、地植えのどちらでも育てられます。
一方で暑さには弱いため、夏の管理には注意しましょう。初夏から夏は、直射日光を避けた明るい半日陰など、涼しく風通しのよい場所で管理します。鉢植えの場合は、夏に日陰になる場所へ移動させるとよいでしょう。
水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、株元へたっぷりと与えます。夏は蒸れや根腐れを防ぐため、乾かし気味に管理しましょう。地植えの場合は、極端に乾燥したとき以外は、基本的に雨に任せて問題ありません。
肥料は、生育期にあたる秋から春にかけて与えます。鉢植えの場合は、10月~2月頃に2ヵ月に1回程度を目安に、緩効性肥料を与えましょう。追肥には、約2ヵ月ごとに与えられる『プロミック クリスマスローズ用』などが便利です。
鉢植えの場合、根が鉢いっぱいに回るなど、根詰まりが気になった頃を目安に植えかえます。植えかえの適期は秋頃です。水はけのよい土を使い、根を傷めないよう注意して植えかえましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘35:クリスマスローズの育て方|鉢植えと地植えでおススメなのは?苗選びのコツや、肥料の与え方もご紹介
冬に咲く花2:ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメンは、一般的なシクラメンよりも耐寒性を強めたタイプです。寒さに比較的強く、冬の庭やベランダで花を楽しみたいときにもおすすめです。
開花期間は10月~4月頃と長く、次々と花を咲かせてくれるのも魅力です。花の姿はシクラメンとよく似ていますが、全体的に小ぶりです。
ミニシクラメンと呼ばれる小型のシクラメンと混同されることもあるため、購入時には「ガーデンシクラメン」と表示されているか確認しましょう。
育てる際のポイント
ガーデンシクラメンは多年草で、適切に管理すれば何年も育てられます。寒さには比較的強いため、冬も戸外で育てられますが、強い霜が当たる場所は避けましょう。寒冷地では、室内へ移動させるなどの防寒対策が必要です。
春から初夏にかけて気温が上がると、徐々に休眠へ向かいます。葉が残っている場合は、水やりを控えめにしながら夏越しさせます。葉が枯れて球根が休眠した場合は、水や肥料を与えず、乾燥気味に管理しましょう。
秋になって涼しくなったら、少しずつ水やりを再開します。生育が始まったら、肥料も与えていきましょう。
花が咲き始めたら、そのまま使える液体肥料『キュート シクラメン・ベゴニア用』を1週間~10日に1回を目安に与えます。液体肥料『ハイポネックス原液』を使用する場合は、500倍に希釈して、同じ間隔を目安に与えてください。
花を長く楽しむためにも、適切な間隔で追肥しましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘24:ガーデンシクラメンの育て方|苗の選び方や夏越えの方法は?花がら摘みは行ったほうがいいの?
冬に咲く花3:パンジー・ビオラ
パンジーとビオラは開花期間が長く、秋から春、品種によっては初夏まで花を楽しめます。
どちらもスミレ科スミレ属の植物で、以前は花の大きさを目安に、大きな花をパンジー、小ぶりな花をビオラと呼ぶことが一般的でした。
ただし、現在は品種改良が進み、花の大きさだけでは区別しにくい品種も増えています。
育てる際のポイント
パンジーとビオラは耐寒性が強く、冬の花壇や鉢植えでも育てやすい植物です。ただし、寒さが厳しい時期は生育がゆるやかになるため、水やりは土の乾き具合を確認しながら行いましょう。
肥料は、生育状態を見ながら適切に与えます。追肥には液体肥料『ハイポネックス原液』を500倍に希釈し、1週間~10日に1回を目安に与える方法があります。
また、花を長く楽しむためには、こまめな花がら摘みが大切です。咲き終わった花をそのままにしておくと種ができ、株の栄養が種の形成に使われてしまいます。花がらを見つけたら、花だけでなく花茎のつけ根から摘み取りましょう。
種を採取したい場合は、花がら摘みを止め、実が熟すまで待ちます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘11:パンジーの育て方|花を長く楽しむコツ、植えつけの注意点、剪定や花がら摘みの方法などご紹介
☘10:ビオラの育て方|花を長く楽しむコツ、植えつけの注意点、剪定や花がら摘みの方法などご紹介
冬に咲く花4:サイネリア
サイネリアは、晩秋から春にかけてたくさんの花を咲かせる冬の鉢花です。花が集まってドーム型になるよう改良された品種が有名ですが、茎が長く伸びる木立性のタイプもあります。
花色が豊富で、冬から春の室内を華やかに彩ってくれるのが魅力です。サイネリアは本来多年草ですが、暑さに弱く、日本では夏越しが難しいため、一年草として扱われることが多い植物です。
育てる際のポイント
サイネリアは冬に花を咲かせますが、耐寒性はあまり強くありません。屋外で管理する場合は、最低気温が5℃を下回らない地域を目安に、霜の当たらない場所で育てましょう。寒さが厳しい地域では、鉢植えにして室内で管理するのがおすすめです。
室内では、暖房の風が直接当たらない、日当たりと風通しのよい窓辺などに置きます。水やりは、土の表面が乾いたら株元へたっぷりと与えましょう。水の与えすぎによる過湿にも注意が必要です。
肥料は、花を咲かせている時期に定期的に与えます。緩効性の置肥『プロミック 草花・鉢花用』などを与えるか、『ハイポネックス原液』を使用する場合は、1,000倍に希釈して1週間~10日に1回を目安に与えましょう。
また、サイネリアはアブラムシやうどんこ病などが発生することがあります。葉や花の様子をこまめに確認し、害虫や病気を見つけたら早めに対処してください。
アブラムシ対策には、肥料と殺虫剤がひとつになった『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』も便利です。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘36:サイネリアの育て方|肥料の与え方、切り戻しや花がら摘みなどの管理方法、枯れる主な理由もご紹介
冬に咲く花5:ロウバイ
ロウバイは、漢字で「蝋梅」と書く
落葉低木です。大きいものでは樹高4mほどになり、蝋細工のような光沢のある花びらと、甘く上品な香りが魅力です。
原産地は中国で、12月~2月頃に黄色い花を咲かせます。花の少ない冬の庭を彩る花木として人気があります。
「蝋梅」という名前からウメの仲間と思われることがありますが、ロウバイはロウバイ科、ウメはバラ科の植物で、異なる植物です。
育てる際のポイント
ロウバイは比較的丈夫で、自然に樹形が整いやすい花木です。ただし、枝が混みあったり、徒長枝や株元から「ひこばえ」が伸びたりした場合は、剪定して樹形を整えましょう。
剪定の適期は、花が咲き終わり、新芽が伸び始める2月下旬~3月頃です。ロウバイはその年に伸びた新しい枝に花芽をつけるため、花後の剪定では新しい枝を残しながら、古い枝や混みあった枝、徒長枝などを整理します。
植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 大粒』を土に混ぜ込みます。
また、冬の休眠期には寒肥を施して、翌年の生育に備えましょう。寒肥には、『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』や肥料と堆肥がひとつになった『土を豊かにする肥料』などがあります。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘155:ロウバイの育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介
冬に咲く花6:スイセン
冬の花といえばスイセンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本で古くから親しまれている花ですが、原産地はヨーロッパや北アフリカなどです。
開花時期は品種によって異なりますが、11月頃~4月頃までと幅があります。耐暑性は弱く、花が終わると地上部が枯れ、球根の状態で夏を越します。
スイセンは種類が豊富で、花色や花形、咲き方などもさまざまです。好みの品種を選んで育ててみましょう。
育てる際のポイント
スイセンは球根で育つ多年草です。花が終わった後も、葉が黄色く枯れるまでは切らずに残しておきましょう。葉が光合成を行うことで、球根に養分が蓄えられ、翌年の花芽形成につながります。
葉が枯れて休眠に入ったら、水やりは徐々に減らします。スイセンは植えっぱなしでも数年間花を楽しめますが、球根が増えて株が混み合ってきたら、掘り上げて植えかえましょう。
また、肥料は与えすぎないことが大切です。植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込みます。芽が出た後は、液体肥料『ハイポネックス原液』を500倍に希釈し、1週間~10日に1回を目安に与えます。
花が終わった後はお礼肥を与え、球根に養分を蓄えさせましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘130:スイセンの育て方|きれいな花を咲かせるには?水やりや肥料など日々の管理もご紹介
冬に咲く花7:サザンカ(山茶花)
山茶花は日本原産の花木です。山口県や四国、九州、沖縄などで自生しているものが見られます。
品種によって開花時期はさまざまで、早いものなら10月頃から、遅いものでは4月頃まで花を咲かせることがあります。花の形や色も豊富で、ピンクや赤、白などの花を楽しめます。
また、斑入りの葉を持つものや八重咲きのものなど、幅広い園芸品種があります。
育てる際のポイント
サザンカはは枝が混み合いやすいため、定期的に剪定して樹形を整えましょう。花芽は夏頃からつくられるため、花が終わった3月~4月頃に、枯れ枝や混みあった枝、内側に向かって伸びる枝などを整理します。
鉢植えの場合は、根詰まりの状態を確認しながら植えかえを行います。適期は3月~4月、9月~10月頃です。植えかえの際には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 大粒』を土に混ぜ込みましょう。
鉢植えでは、開花後や秋頃に追肥を行うと、株の生育を助けられます。地植えでは、株の生育状況を見ながら施肥しましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘186:サザンカの育て方|毎年花を咲かせるコツは?水やりや肥料などの管理方法もご紹介
冬に咲く花8:ツバキ(椿)
ツバキは日本を代表する花木のひとつで、古くから親しまれてきた常緑樹です。品種が豊富で、赤やピンク、白などの花色や、一重咲き、八重咲きなど、さまざまな花姿を楽しめます。
ツバキと山茶花はどちらもツバキ科ツバキ属の植物で、よく似ています。一般的には、ツバキは花が咲き終わると花ごと落ち、山茶花は花びらが一枚ずつ散る点が大きな違いです。ただし、品種や交雑種によっては簡単に見分けられないものもあります。
育てる際のポイント
元気なツバキを育てるためには、苗選びが大切です。葉の色がよく、病害虫の被害がなく、枝がしっかりした苗を選びましょう。接ぎ木苗は、生育が安定しやすいというメリットがあります。
ツバキの剪定は、花が咲き終わった後の3月~4月頃に行います。ツバキは夏頃に花芽をつくるため、剪定が遅くならないよう注意しましょう。枯れ枝や混みあった枝、木の内側に向かって伸びる枝などを整理して、風通しをよくします。
また、肥料は2月~3月頃に寒肥を、花後の5月~6月頃にお礼肥を与えます。寒肥には『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』、花後の追肥には『ハイポネックス原液』などが利用できます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘173:椿の育て方|丈夫に育つ苗の選び方は?剪定や花がら摘みなどの作業もご紹介
冬に咲く花9:ツワブキ
ツワブキは日本や朝鮮半島、中国、台湾などを原産地とするキク科の多年草です。海のそばなどにも自生しているため、潮風の当たる場所でも育てやすいのが特長です。
開花時期は10月~12月頃で、黄色の素朴な花を咲かせます。現在はさまざまな園芸品種があり、クリーム色や朱色などの花をつけるものもあります。
つややかな葉は一年を通して楽しめ、斑入りのものや波打つ獅子葉など、葉姿の美しい品種もあります。カラーリーフとしても人気の植物です。
また、ツワブキは昔から食用にされてきた植物でもあります。食用にする場合は、若い葉柄を採取し、適切にアク抜きをしてから加熱調理しましょう。
育てる際のポイント
ツワブキは半日陰でも育てられるため、強い直射日光や西日が当たらない場所で管理するとよいでしょう。完全な日陰では徒長したり、花つきが悪くなったりするため、明るい半日陰などがおすすめです。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えでは、根づいた後は基本的に降雨に任せて問題ありませんが、雨が降らず乾燥が続く場合は水やりを行いましょう。
肥料は、植えつけ時に元肥として『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込みます。その後は4月~9月頃を目安に、緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』などを与えます。斑入り品種は肥料を与えすぎると斑が出にくくなることがあるため、施肥量には注意しましょう。
鉢植えは根詰まりの様子を見ながら、1年~2年に1回程度を目安に植えかえます。植えかえや株分けの適期は春頃です。
冬に咲く花10:ネリネ
ネリネはヒガンバナ科の球根植物です。細い花びらをつける姿がヒガンバナによく似ており、秋から初冬にかけて華やかな花を咲かせます。
開花時期は10月下旬~11月頃が中心で、花色はピンクや白、赤、オレンジ、紫などさまざまです。
さまざまな色のネリネを一緒に植えると、にぎやかな花壇がつくれます。開花期間が長い点もメリットで、お手入れ次第では1ヵ月ほど花を咲かせ続けることもあります。
ネリネは「ダイヤモンドリリー」と呼ばれることもあります。花びらが光を受けるとキラキラと輝いて見えることから、この名前で親しまれています。
育てる際のポイント
ネリネは夏に休眠し、秋に生育を再開する球根植物です。開花中は花茎が伸び、花が終わった後に葉を伸ばします。花後は葉が枯れるまで日光に当て、光合成によって球根に養分を蓄えさせましょう。
ネリネは乾燥気味の環境を好むため、水の与えすぎには注意します。特に長雨の時期は、鉢植えを雨の当たらない場所に移動するなどして、過湿を防ぎましょう。
また、園芸品種は耐寒性があまり強くないものもあります。霜や凍結の心配がある地域では、鉢植えにして冬は軒下や室内など、寒さを避けられる場所で管理すると安心です。
鉢植えの場合、球根が増えて鉢の中が混み合ってきたら、植えかえを行います。植えかえの際に球根を分けることで、株を増やすこともできます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘114:【Q&A】彼岸花の育て方|分球したらどうするの?植えつけ方や、水やりや肥料など日々の管理もご紹介
冬に咲く花11:ノースポール
ノースポールは、キク科フランスギク属(レウカンセマム属)の一年草です。「クリサンセマム」と呼ばれることもあります。
北アフリカ原産で、白い花びらと黄色い花芯のコントラストが可愛らしい植物です。主な開花期は春~初夏ですが、比較的寒さに強く、暖地では冬から花を楽しめます。
育てる際のポイント
ノースポールは種から気軽に育てられます。種まきの適期は9月~10月頃です。好光性種子のため、種をまいた後は土をかぶせず、発芽までは日陰で管理します。発芽したら、日当たりのよい場所へ移しましょう。
耐寒性はありますが、冬の冷たい風は苦手です。鉢植えの場合は、寒風の当たらない日当たりのよい軒下などで管理するとよいでしょう。
水やりは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、株元へたっぷりと与えます。地植えの場合は、根づいた後は基本的に水やりの必要はありません。
肥料は、植えつけ時に元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込みます。その後は生育期間中、2~3ヵ月に1回緩効性肥料『プランティア 花と野菜と果実の肥料』 などを追肥しましょう。
また、春になって株が茂ってきたら、伸びすぎた茎を切って風通しをよくする「芽かき」を行うと、わき芽が増えて花つきがよくなります。
栽培期間中はアブラムシが発生することがあるため、葉や茎をこまめに確認し、見つけたら早めに対処しましょう。
花後は種をつくり始めるため、花を長く楽しみたい場合は、こまめに花がら摘みを行います。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘163:ノースポールの育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、芽かきの方法もご紹介
冬に咲く花12:ハボタン(葉牡丹)
ハボタンは、カラフルな葉を楽しむアブラナ科の植物です。品種によって葉の色や形がさまざまで、冬になると鮮やかに色づきます。
和の雰囲気にも合わせやすく、門松などのお正月飾りに使われることもあります。寄せ植えでも活躍するため、さまざまな植物と組み合わせて楽しめます。
育てる際のポイント
ハボタンの発芽適温は20℃前後で、種まきは7月~8月頃が適期です。種まき後は日陰で管理し、発芽したら日当たりのよい場所へ移しましょう。
肥料は、植えつけ時に元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を施します。その後は春~夏の生育期間中に、緩効性肥料『プロミック いろいろな植物用』などを追肥として与えましょう。
ハボタンは、肥料が多く残っていると葉の色づきが悪くなることがあります。秋以降は肥料を控え、10月頃からは肥料が切れるように管理しましょう。
年間を通してアブラムシが発生することがあるため、葉の裏などをこまめに確認し、見つけたら早めに対処します。
また、春に花が終わった後、花茎を切り戻して新芽を伸ばすと、「踊りハボタン」と呼ばれる仕立て方を楽しめます。秋頃には、伸びた枝の先に葉がつき、個性的な姿に仕上がります。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘23:葉牡丹(ハボタン)の育て方|品種や苗選びのコツは?植えつけ方法や栽培方法をご紹介
冬に咲く花13:シンビジウム(シンビジューム)
シンビジウムは、洋ランのなかでも比較的育てやすいことで知られています。白や黄色、ピンク、オレンジなど花色が豊富で、香りのよい品種もあります。
開花時期は12月~4月頃ですが、品種によって異なります。洋ランの中では比較的寒さに強いものの、冬は寒さを避け、日当たりのよい室内で花を楽しむとよいでしょう。
育てる際のポイント
シンビジウムは、一般的な草花用の土ではなく、バークや軽石などを使った洋ラン用の植え込み材で育てます。植えかえの適期は4月頃で、株が鉢いっぱいになってきたら、一回り大きな鉢などへ植えかえましょう。
日当たりと風通しのよい場所を好みますが、夏の強い日差しは苦手です。夏は遮光ネットなどを利用して、直射日光をやわらげましょう。春から秋は屋外で管理し、気温が下がってきたら室内へ取り込みます。
水やりは、春~秋の生育期には植え込み材の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。秋から冬は水やりを控えめにし、週1回~2回程度を目安にします。つぼみが成長し始めたら、再び水切れに注意しましょう。
肥料は、4月中旬~10月上旬頃に与えます。緩効性肥料『プロミック シンビジューム・クンシラン用』を2ヵ月に1回程度施し、あわせて液体肥料『洋ランの液肥』を与えます。夏場は株の状態を確認し、弱っている場合は施肥を控えましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘147:シンビジウムの育て方|栽培に適した場所は?キレイな花を咲かせるコツは?水やりや肥料など日々の管理もご紹介
冬に咲く花14:ウメ(梅)
冬に咲く花木と聞いて、ウメを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
ウメは中国原産とされ、日本では奈良時代には伝わっていたといわれる、古くから親しまれてきた花木です。花を観賞する「花ウメ」と、実の収穫を楽しむ「実ウメ」があり、花を楽しみたい場合は花ウメ、花と実の両方を楽しみたい場合は実ウメの品種を選びましょう。
ウメは鉢植えでもコンパクトに育てることができます。
育てる際のポイント
ウメの植えつけは、落葉期にあたる11月~3月頃が適期です。ただし、寒さが厳しい時期は避けましょう。植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 大粒』を土に混ぜ込みます。
鉢植えや植えつけ後2年ほどの地植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。根づいた後の地植えでは、基本的に降雨に任せて問題ありませんが、雨が降らず乾燥が続く場合は水やりを行いましょう。
肥料は、地植えの場合は12月~1月頃に寒肥を施します。寒肥には『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』などがおすすめです。花が終わった後にはお礼肥を与え、開花で消耗した株の生育を助けましょう。
また、ウメは枝が伸びやすいため、剪定も大切です。花後に伸びすぎた枝や混みあった枝を整理し、風通しのよい樹形に整えます。
ウメにはうどんこ病やアブラムシなどが発生することがあるため、葉や枝をこまめに確認し、見つけたら早めに対処しましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘156:梅の育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、剪定作業もご紹介
冬に咲く花15:シャコバサボテン
シャコバサボテンはサボテン科シュルムベルゲラ属の植物です。ブラジル南東部が原産とされ、11月~12月頃に鮮やかな花を咲かせます。
花色は赤や白、ピンク、黄色、オレンジなどさまざまで、複色の品種もあります。「シュルムベルゲラ・トルンカタ」をはじめ、「カニバサボテン」や「クリスマスカクタス」などの交雑種も、一般にシャコバサボテンとして親しまれています。
育てる際のポイント
シャコバサボテンは、水はけと通気性のよい土で育てます。市販のサボテン・多肉植物用培養土などを使うと便利です。植えつけ時には、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 大粒』を土に混ぜ込みます。
春から秋は屋外の日当たりのよい場所で育てます。ただし、真夏の強い直射日光は避け、半日陰で管理しましょう。気温が下がってきたら室内へ取り込み、冬は日当たりのよい窓辺などで育てます。夜間に窓辺の気温が下がる場合は、窓から少し離して置きましょう。
水やりは時期によって調整します。4月~9月の生育期は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。10月~11月は、土の表面が乾いてから1日~2日ほど待って水やりを行い、開花期から冬にかけては乾かし気味に管理します。
肥料は春~梅雨頃の生育期に与えます。緩効性肥料『マグァンプK 中粒』や液体肥料『キュート サボテン・多肉植物用』を適切に施し、梅雨明け以降は施肥を控えましょう。秋に花芽がつくられるため、花芽形成期に肥料が残りすぎないようにすることが大切です。
また、シャコバサボテンは挿し芽で増やすことができます。4月~7月頃に元気な茎節を2節~3節ほど切り取り、土に挿して育てましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘60:シャコバサボテンの育て方|花を上手に咲かせるには?水やりなどの日々の管理、花の咲かせ方、増やし方などご紹介。
冬に咲く花16:プリムラ・ポリアンサ(プリムラ・ジュリアン)
プリムラ・ポリアンサは、可愛らしい花をたくさん咲かせるヨーロッパ原産の多年草です。日本の高温多湿な夏を越すのが難しいため、一般的には一年草として扱われます。
草丈は10~20cmほどと低く、寄せ植えにも向いています。花色は赤紫や紫、オレンジ、黄色、赤、ピンク、青、白など多彩です。
プリムラ・ジュリアンは、ポリアンサをもとに小型化された品種群で、ポリアンサよりもコンパクトな草姿が特長です。
育てる際のポイント
プリムラ・ポリアンサは種から育てることができます
が、初心者の方は苗から育てると手軽です。種まきは6月~7月頃が適期です。好光性種子のため、土はかぶせず、涼しく風通しのよい場所で育苗しましょう。
苗の植えつけは10月頃が適期です。日当たりと風通しのよい場所で育てます。寒さには強いものの、霜や寒風に当たると株が傷むことがあるため、冬は霜を避けられる場所で管理しましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら株元へたっぷりと水を与えます。花や葉に水がかからないよう注意しましょう。地植えの場合は、根づいた後は基本的に降雨に任せて問題ありません。
プリムラ・ポリアンサは開花期間が長いため、適切に追肥することが大切です。植えつけ時には元肥として『マグァンプK 中粒』を施します。
秋から春にかけては『プランティア 花と野菜と果実の肥料』などを追肥し、開花中は『ハイポネックス原液』を1,000倍に希釈して、1週間~10日に1回を目安に与えます。
開花期間中は、咲き終わった花をこまめに摘み取りましょう。花がらを放置すると種ができ、次の花を咲かせるための栄養が使われてしまいます。花茎のつけ根から取り除き、枯れ葉などもこまめに整理して清潔に保ちましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘136:【Q&A】プリムラの育て方|基本的な育て方が知りたい!水やりや肥料など日々の管理をご紹介
冬に咲く花17:スノードロップ
スノードロップは、雪のように白い可憐な花を咲かせる球根植物です。開花時期は2月~3月頃で、花が終わった後は地上部が枯れて球根の状態で休眠します。
日本ではガランサス・エルウェシーなどが多く流通しています。耐寒性が強く、雪が降るような寒い時期にも花を咲かせることがあります。
育てる際のポイント
スノードロップの球根の植えつけ適期は秋です。9月~11月頃に、水はけのよい土へ植えつけましょう。鉢植えの場合は、市販の球根用培養土などを使うと手軽です。
水やりは、土の表面が乾いたら株元へたっぷりと与えます。花が終わった後は徐々に水やりを減らしますが、葉が枯れて休眠した後も、夏に完全に乾燥させないよう適度に水を与えましょう。
植えつけ時には元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を施します。花が終わった後は、お礼肥として『ハイポネックス原液』を500倍に希釈して与えるか『プロミック 草花・鉢花用』などの緩効性肥料を与えてください。
夏は高温と乾燥を避けるため、鉢植えは涼しい日陰へ移動させましょう。地植えの場合も、夏に日陰になる場所で育てると安心です。
また、球根が増えて鉢の中が混み合ってきたら、植えかえと同時に分球することができます。無理に毎年掘り上げる必要はなく、数年間植えっぱなしで楽しめます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘140:スノードロップの育て方|夏越しの方法は?水やりや肥料など日々の管理をご紹介
冬に咲く花18:マーガレット
マーガレットはキク科の常緑低木です。一般的に、モクシュンギクの園芸品種や、モクシュンギクと近縁種を交配してつくられた品種などをマーガレットと呼びます。
カナリア諸島原産で、開花時期は11月~5月頃です。秋から春まで長く花を楽しめます。寒さにはやや弱いため、霜が降りる地域では防寒対策を行いましょう。
花色は白や黄色、ピンク、赤、オレンジなどさまざまです。花形も一重咲きや八重咲き、丁子咲き、ポンポン咲きなど豊富で、好みの品種を選んで楽しめます。
育てる際のポイント
マーガレットの植えつけ適期は3月~6月、9月~10月です。水はけのよい土を好むため、市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』などを使うと手軽です。
地植えの場合は、必要に応じて苦土石灰で土の酸度を調整しておきましょう。
秋から春の開花期は、土の表面が乾いたら株元へたっぷりと水を与えます。花やつぼみに水がかからないよう注意しましょう。夏は高温多湿を避け、乾かし気味に管理します。鉢植えの場合は、雨の当たらない風通しのよい場所へ移すと安心です。
肥料は、植えつけ時に緩効性肥料を元肥として施します。春と秋は『プロミック 草花・鉢花用』などの置肥を与え、晩秋から春にかけては『ハイポネックス原液』などの液体肥料を適量与えます。夏は生育が弱るため、施肥を控えましょう。
鉢植えは根詰まりしやすいため、1年に1回を目安に植えかえます。適期は3月~6月、9月~10月頃です。植えかえの際は、根の状態を確認しながら新しい土に植えかえましょう。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘98:マーガレットの育て方|夏越え冬越えの注意点は?苗の選び方や水やりや肥料など日々の管理もご紹介
冬に咲く花19:フクジュソウ(福寿草)
フクジュソウは、早春に花を咲かせ、夏になると地上部が枯れて地下部で休眠する「春植物(スプリング・エフェメラル)」のひとつです。
お正月に飾る花としても人気が高く、縁起物として親しまれています。ただし、屋外で育てた場合の本来の開花時期は2月~4月頃です。お正月に販売されているものは、温室などで促成栽培されたものです。
フクジュソウの名前には「福告ぐ草」が転じたという説があり、別名の「元日草(がんじつそう)」なども含め、昔からおめでたい花として親しまれてきました。
鮮やかな黄色の花は、早春の庭を彩ります。
育てる際のポイント
フクジュソウの植えつけは9月~11月頃が適期です。用土には水はけのよいものを使い、小粒の赤玉土、鹿沼土、軽石などを5:3:2程度で配合します。鉢植えでは根がよく伸びるため、深さのある鉢を選びましょう。
地植えの場合は、根づいた後は基本的に降雨に任せて問題ありません。雨が降らず乾燥が続く場合は水やりを行います。
鉢植えでは、葉がある時期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。葉が枯れて休眠に入った後は水やりを減らしますが、完全に乾燥させないよう注意しましょう。水の与えすぎによる過湿にも注意が必要です。
肥料は、植えつけ時に緩効性肥料『マグァンプK 大粒』を元肥として施します。芽が出始めたら『プロミック いろいろな植物用』を2ヵ月に1回程度置き、開花中は『ハイポネックス原液』を1週間~10日に1回程度与えます。地上部が枯れるまでは肥料を与え、株に養分を蓄えさせましょう。
また、フクジュソウは株分けや種まきで増やせます。株分けは地上部が枯れた9月~10月頃に行い、根を傷めないよう注意しながら、自然に分かれる部分で分けます。
種を採取する場合は、花後に種が熟したら採取し、乾燥させずにすぐにまく「とりまき」にします。種から育てた場合、花が咲くまでには数年かかります。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘158:福寿草(フクジュソウ)の育て方|苗の植えつけや水やりと肥料の与え方、夏越しの方法もご紹介
冬に咲く花20:ローズマリー
爽やかな香りが魅力のローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑低木です。ハーブとして親しまれ、料理の香りづけなどに利用されるほか、庭やベランダに植えて観賞することもできます。
種類が豊富で、葉の色や樹形などもさまざまです。花色は青や白、薄紫、ピンクなどがあります。樹高も品種によって異なり、コンパクトなものから大きく育つものまであります。
開花時期は11月~5月頃で、秋から春にかけて花を楽しめます。
育てる際のポイント
ローズマリーは春または秋に植えつけます。水はけと風通しのよい土を選び、日当たりのよい場所で育てましょう。地植えの場合は、水はけが悪い場所を避けることが大切です。
乾燥気味の環境を好むため、水の与えすぎには注意します。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから2日~3日ほど待って、たっぷりと水を与えます。冬は生育がゆるやかになるため、乾かし気味に管理しましょう。地植えでは、根づいた後は基本的に頻繁な水やりは必要ありません。
肥料は、植えつけ時に元肥を施します。生育期間中は『プランティア 花と野菜と果実の肥料』などを適量追肥しましょう。また、秋にカリを多く含む『微粉ハイポネックス』を与える方法もあります。
鉢植えは根詰まりを防ぐため、2年に1回程度を目安に、一回り大きな鉢へ植えかえましょう。
春から秋にかけては、伸びすぎた枝や混みあった枝を剪定するように収穫すると、樹形を整えながらハーブとして楽しめます。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘41:ローズマリーの育て方|水やりや肥料などの日々の管理、剪定方法や苗の選び方などご紹介
冬に咲く花21:カランコエ
カランコエは、アフリカやアラビア半島、東アジア、東南アジアなどに分布する植物です。
品種が豊富で、多彩な花色や花形を楽しむことができます。鉢花として育てられるカランコエもあれば、多肉植物として親しまれているものもあります。
開花時期は10月~5月頃までで、品種や栽培環境によって異なります。また、開花調節された株が夏や秋に販売されることもあります。
育てる際のポイント
カランコエの植えつけ適期は5月~6月、9月頃です。季節によって置き場所を移動することが多いため、鉢植えで育てると管理しやすいでしょう。
用土は水はけのよいものが適しています。ご自分で配合する場合は、小粒の赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスを5:3:2で混ぜる方法があります。
カランコエは日当たりのよい場所を好みます。春や秋は日光がよく当たる場所で管理し、夏は強い直射日光を避けて半日陰などに移しましょう。6月~10月頃に屋外で管理する場合は、雨の当たらない軒下などがおすすめです。気温が下がる秋以降は室内の明るい窓辺に移し、霜や冷え込みを避けて管理します。
また、カランコエは短日性植物のため、日が短くなることで花芽をつくります。秋以降に室内で管理するときは、夜間に照明の光が当たり続けないよう注意しましょう。
水やりは、春や秋は土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。夏や冬は生育がゆるやかになるため、乾かし気味に管理しましょう。特に冬は、土がしっかり乾いてから水やりすることが大切です。
植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込みます。生育期には緩効性肥料『プロミック 草花・鉢花用』などを適量与え、真夏は施肥を控えます。秋から開花期にかけては、株の生育状態を見ながら液体肥料『ハイポネックス原液』などを与えましょう。
また、新芽や蕾などにアブラムシが発生することがあります。風通しのよい環境で管理し、見つけたら早めに駆除しましょう。必要に応じて薬剤も使用して防除します。
【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
☘78:カランコエの育て方|花を咲かせるコツは?水やりなどの日々の管理、冬越しの方法などご紹介
冬に咲く花22:ユリオプスデージー
キク科のユリオプスデージーは、南アフリカ原産の常緑低木です。11月~5月にかけて、次々と黄色い花を咲かせます。茎や葉などに細かな毛が生えており、全体的に灰白色に見えることも特長です。
ユリオプスデージーは丈夫で、比較的管理の手間がかからない植物です。強い霜や凍結を避けられる場所であれば冬越しさせることができ、長く育てて大株にすることもできます。
育てる際のポイント
ユリオプスデージーの植えつけ時期は春と秋です。日当たりと風通しのよい場所を選んで植えましょう。鉢植えの場合は、雨を避けられる軒下などに置くのがおすすめです。地植えの場合は、水はけのよい場所を選びましょう。
用土は市販の培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』や、中粒の赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスを5:3:2で混ぜたものなどが適しています。
植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込みます。追肥は生育期を中心に行い、真夏や真冬は控えめにしましょう。
ユリオプスデージーは過湿を嫌うため、水を与えすぎないよう注意が必要です。土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。
12月~2月頃は生育がゆるやかになるため、土の乾き具合を確認しながら、暖かい日の午前中に水やりしましょう。
株が大きくなってきたら、切り戻して草姿を整えます。枝が伸びすぎた場合は、全体のバランスを見ながら切り詰めましょう。適期は5月~6月、9月~10月頃です。
鉢植えの場合は、根詰まりの状態を確認しながら、2年に1回程度を目安に植えかえます。植えつけと同じく、春か秋に作業するとよいでしょう。
また、ユリオプスデージーを増やしたいときは挿し木を行います。元気のよい茎を5cmほど切り取って挿し穂にしましょう。適期は4月~7月、9月~11月頃です。
冬に咲く花23:カレンデュラ(キンセンカ:金盞花)
カレンデュラは、地中海沿岸エリアが原産の植物です。和名である「キンセンカ(金盞花)」の名前で覚えている方も多いのではないでしょうか。12月~5月にかけて長く花を咲かせ、黄色やオレンジ色などの花色を楽しめます。
カレンデュラの名前は、「カレンダー」の語源とされるラテン語の「Calendae」に由来するといわれています。
これは「朔日(月のはじめの日)」を意味する言葉で、長く花を咲かせることからこの名前がついたとする説があります。
育てる際のポイント
カレンデュラは種から育てやすい植物です。種まきの適期は3月~4月、9月~10月ですが、冬から春にかけて花を楽しみたい場合は秋まきがおすすめです。
用土は市販の草花用培養土『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』を活用しましょう。ポットにまくほか、花壇やプランターなどに直まきすることもできます。種まき後、順調にいけば5日~10日ほどで発芽します。
カレンデュラは比較的乾燥に強い植物です。地植えの場合、根づいた後は基本的に降雨に任せて問題ありませんが、長く雨が降らず土が乾燥したときは水やりしましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
植えつけの際は、元肥として緩効性肥料『マグァンプK 中粒』などを土に混ぜておきます。鉢植えの場合は、開花中も月に1回程度を目安に液体肥料『ハイポネックス原液』を与えましょう。
開花時期になると次々と花を咲かせるため、こまめに花がら摘みを行います。咲き終わった花を摘み取ることで、次の花を咲かせやすくなります。
また、カレンデュラを栽培するときは、うどんこ病に注意しましょう。日当たりや風通し、水はけのよい環境で育て、発生した葉は早めに取り除きます。必要に応じて薬剤も使用して防除しましょう。
おわりに
冬は花の種類が少なく、お庭が寂しく感じられることもありますが、寒い時期にも花を楽しめる植物は意外と多いものです。
花色が豊富なものや、長く花を楽しめるものなど、植物によって個性もさまざまです。ベランダやお庭などの屋外で冬越しできるものもあれば、室内で花を楽しむものもあります。それぞれの植物に適した環境を選んで、ご自宅を彩りましょう。
今回ご紹介した23種類の中から、気になる植物を見つけて、ぜひ育ててみてください。冬に咲く花を取り入れて、寒い季節もガーデニングを楽しみましょう。
公開日:2020年11月30日
更新日:2022年12月9日
更新日:2024年1月9日
更新日:2026年10月1日
#冬におすすめの植物 #特集
この記事に関連する商品について