DATA
作出 | フランス デルバール |
---|---|
花色 | 淡いピンク |
花型 | 大輪/ロゼット咲き/四季咲き |
香質 | フルーティ・フローラルの強香 |
樹形 | 高さ1.0×幅0.8mの木立性 |
淡いピンクの大輪ロゼット咲き。内側に向いた多くの花弁が少し乱れて重なる。四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し開花。フルーツとローズ、フローラルの強い香りがある。TOP:レモン、MIDDLE:ローズ・ビオラ・コットンフラワー、LAST:ピーチ(デルバール社の香り表現)。枝は細め、葉は明るい緑色でよく茂る。 樹は高さ1.0×幅0.8mの小型シュラブ。花名は「アントワネット・ピンク」の意味。2020年秋発表。
無造作に重なった花弁の大きな花と、芳香。フランスのロココ時代の華やかさがバラに表現される。濃いピンク色で咲き進んで紫味をおびる‘ローズ ポンパドゥール’の枝変わりから生まれた品種で、育種家の木村卓功氏が発見。樹の性質はほぼ同じ。花色が明るくなり、よりやわらかな雰囲気に。
妃がケンティフォリアローズを手に持つ絵画のよう
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玉置一裕
Profile
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。