イチジクの育て方|鉢植えでも楽しめる!剪定や肥料、収穫のコツを紹介
イチジクは比較的お手入れの手間が少なく、園芸初心者でも育てやすい果樹のひとつです。鉢植えにも向いているため、ベランダや限られたスペースでも栽培できます。
品種によって収穫時期や剪定方法が異なるため、それぞれの特長を知っておくことが大切です。
この記事では、イチジクの特長や品種、基本的な育て方、剪定、収穫、挿し木での増やし方まで詳しくご紹介します。ご家庭でイチジクを育てて、甘く熟した果実を楽しんでみましょう。
- 目次
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- イチジクの育て方|特長や花、収穫時期
- イチジクの特長
- 名前の由来や花言葉
- 収穫時期の違い
- イチジクの主な種類
- イチジクの育て方|基本の栽培方法
- イチジクの好む栽培環境
- 苗選び
- 土づくり
- 植えつけ
- 水やり
- 肥料
- イチジクの育て方|管理方法
- 芽かき
- 冬越し
- 植えかえ
- イチジクの育て方|剪定方法
- イチジクの剪定時期
- 剪定方法
- イチジクの主な仕立て方
- 剪定のポイント
- イチジクの育て方|収穫と保存
- イチジクの収穫適期
- 収穫方法
- 保存方法
- イチジクの育て方|増やし方
- 挿し木とは
- 準備するもの
- 挿し木の方法
- 挿し木苗の育て方
- イチジクの育て方|病害虫対策
- 炭そ病
- さび病
- カミキリムシ類
- イチジクの育て方|よくある質問
- イチジクは鉢植えでも育てられる?
- イチジクの実がならないのはなぜ?
- 実が割れるのはなぜ?
- 植えてから何年で実がなる?
- おわりに
イチジクの育て方|特長や花、収穫時期
イチジクはアラビア半島や地中海沿岸などが原産とされる植物です。古くから世界各地で親しまれてきた果樹で、現在ではさまざまな品種が栽培されています。
基本的には暖かい地域を好みますが、品種によって耐寒性に違いがあります。寒冷地では鉢植えにして冬の寒さから守る方法が適しています。耐寒性のある品種を選べば、地域によっては地植えで育てることもできます。
イチジクの特長
イチジクは漢字で「無花果」と表記します。花を咲かせずに実をつけるように見えることから、この名前がついたといわれています。
実際には、イチジクの花は果実のように見える部分の内側に咲きます。外側からは花が見えませんが、果実を割ると、断面に小さな花がたくさん集まっている様子を確認できます。
名前の由来や花言葉
イチジクの名前の由来には、いくつかの説があります。果実が次々に熟すことから「一熟」と呼ばれるようになったという説や、中国名の「映日果」に由来するという説などがあります。
また、花言葉には「多産」「子宝に恵まれる」などがあります。ひとつの木にたくさんの果実をつける性質から、このような花言葉がつけられたといわれています。
収穫時期の違い
イチジクは、比較的早くから収穫を楽しめる果樹です。苗木の大きさや品種、栽培環境によって異なりますが、植えつけから早ければ1年ほどで収穫できる場合があります。
イチジクの品種は、収穫時期によって大きく以下の3タイプに分けられます。
- 夏果専用品種(収穫時期:6月~8月)
- 秋果専用品種(収穫時期:8月~10月)
- 夏果秋果兼用品種(収穫時期:7月~10月)※収穫時期は品種や地域、栽培環境によって異なります。
夏果秋果兼用品種は、夏果と秋果の両方を楽しめるのが特長です。ただし、品種によって実の大きさや味、実がつく枝の性質、適した剪定方法などが異なります。
苗木を購入するときは品種名を確認し、その品種に合った育て方を選びましょう。
イチジクの主な種類
イチジクにはさまざまな品種があり、実の大きさや色、味、収穫時期などに違いがあります。
ここでは、日本でよく栽培されている代表的な品種をご紹介します。
蓬莱柿(ホウライシ)
蓬莱柿は、古くから日本で栽培されてきたイチジクの代表的な品種です。「日本イチジク」と呼ばれることもあります。
果実は比較的小ぶりで、丸みのある形をしています。果皮は淡い赤紫色で、果肉は赤みがかった色になります。甘みが強く、ほどよい酸味も感じられるのが特長です。
秋果専用品種で、一般的な露地栽培では8月~10月頃に収穫できます。地域や栽培環境によって収穫時期は前後するため、果実の熟し具合を見ながら収穫しましょう。
桝井ドーフィン
桝井ドーフィンは、日本で広く栽培されている代表的なイチジクです。果実が大きく、収量が多いことから、家庭菜園だけでなく果樹園でも多く栽培されています。
果実はしずく形で、熟すと果皮が赤紫色になります。果肉は赤みがあり、みずみずしく、比較的さっぱりとした甘みが楽しめます。
夏果秋果兼用品種で、夏果は6月~7月頃、秋果は8月~10月頃が収穫の目安です。夏果は大きくなりやすく、秋果は比較的小ぶりになる傾向があります。
バナーネ
バナーネは、果皮が黄緑色で、果肉が赤くなるタイプのイチジクです。完熟すると果実の甘みが強くなり、ねっとりとした食感を楽しめます。
夏果と秋果の両方を収穫できる品種として知られています。果実の色や味が一般的な赤紫色のイチジクとは異なるため、家庭で少し変わった品種を育ててみたい方にもおすすめです。
ビオレ・ソリエス
ビオレ・ソリエスは、果皮が濃い紫色から黒紫色になるイチジクです。果実は比較的小ぶりですが、完熟すると糖度が高く、濃厚な甘みを楽しめます。
秋果専用品種として知られ、8月~10月頃が収穫時期の目安です。果実の色が変化していく様子も楽しめるため、家庭で育てるイチジクとしても人気があります。
イチジクの育て方|基本の栽培方法
イチジクは比較的管理しやすく、家庭でも育てやすい果樹です。鉢植えでも栽培できるため、庭に十分なスペースがない場合でも楽しめます。
ここでは、イチジクの基本的な栽培方法をご紹介します。
イチジクの好む栽培環境
イチジクは日当たりと風通しのよい場所を好みます。十分に日光が当たることで、果実の生長や株の健全な生育につながります。
一方、ベランダなどで鉢植えにする場合は、エアコンの室外機の近くなど、常に強い風が当たる場所は避けましょう。葉が傷んだり、枝が折れたりすることがあります。
夏の強い日差しで鉢の中が高温になりやすい場合は、鉢を半日陰へ移動するなどして、根の温度が上がりすぎないように管理します。
苗選び
イチジクは、苗木を購入して植えつけるのが一般的です。品種によって収穫時期や果実の大きさ、耐寒性などが異なるため、お住まいの地域や栽培環境に合った品種を選びましょう。
苗を購入するときは、葉や枝に病害虫の被害がないか、株元が傷んでいないかなどを確認します。できるだけ枝葉が元気で、株全体がしっかりした苗を選びましょう。
早く収穫を楽しみたい場合は、ある程度まで育った鉢苗を選ぶのもおすすめです。
土づくり
イチジクは、水もちと水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、果樹用または草花用の培養土を利用すると手軽です。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』も利用できます。
地植えの場合は、植えつけ場所を掘り返し、腐葉土や堆肥などを混ぜて土を改良しておきます。水はけが悪い場所では、植え床を少し高くするなどして排水性を確保しましょう。
植えつけ
イチジクの植えつけ適期は11月~3月です。寒冷地では、凍害を避けるため、厳しい寒さが過ぎた春に植えつけるとよいでしょう。
鉢植えの場合、鉢底石を敷き、用土を鉢の半分程度まで入れてから苗木を置きます。根鉢の状態を確認し、必要に応じて根を軽くほぐしてから、周囲に土を入れて植えつけましょう。
地植えの場合は、根鉢よりひと回り大きな植え穴を掘り、深植えにならないように植えつけます。
植えつけ後は、根と土をなじませるようにたっぷりと水を与えましょう。
水やり
イチジクは乾燥しすぎると株が弱るため、土の乾き具合を確認しながら水やりします。ただし、過湿も根を傷める原因になるため、土が乾いてから与えることが大切です。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。特に夏は乾燥しやすいため、朝夕に土の状態を確認し、水切れに注意しましょう。
地植えの場合は、植えつけ直後を除けば、基本的に降雨に任せて構いません。雨が降らない日が続き、土が乾いている場合は水やりを行いましょう。
冬は生育が緩やかになるため、水やりの回数を減らして管理してください。
肥料
イチジクは生育が旺盛なため、肥料を多く必要とします。
植えつけ時には、元肥として『マグァンプK 大粒』や堆肥などを施します。肥料入りの培養土を使用する場合は、あらかじめ肥料が含まれているか確認し、与えすぎないようにしましょう。
生育期間中は、6月~8月頃を目安に『錠剤肥料シリーズ かんきつ・果樹用』などを追肥します。
収穫後の9月~10月頃にはお礼肥を施し、12月~1月頃には寒肥を与えて、翌年の生育に備えます。寒肥には、土壌改良も兼ねて『ブリリアントガーデン バラの有機肥料』などを施しましょう。
イチジクの育て方|管理方法
ここでは、イチジクを元気に育て、毎年収穫を楽しむために必要な芽かきや冬越し、植えかえについてご紹介します。
芽かき
冬に剪定を行うと、春には新しい芽がたくさん伸びてきます。芽が混み合っている場合は芽かきを行い、果実をつける枝となる芽を適度に残しましょう。
芽かきの適期は5月~6月頃です。芽と芽の間隔が近すぎるものや、勢いが強すぎるものなどを取り除き、枝が混み合わないようにします。
芽かきは一度にすべて行うのではなく、芽の生長を見ながら数回に分けて行うとよいでしょう。
冬越し
イチジクは比較的暖かい環境を好みますが、品種によって耐寒性が異なります。寒冷地で地植えする場合は、不織布で株を覆ったり、株元にワラやマルチを敷いたりして、凍害を防ぎましょう。
鉢植えは、厳しい寒さが予想される場合に軒下などへ移動させます。室内に取り込む場合は、暖房の風が直接当たらず、極端に暖かくならない場所で管理しましょう。
植えかえ
鉢植えのイチジクは、根詰まりを防ぐため、2年~3年に1回を目安に植えかえます。適期は休眠期にあたる11月~3月頃です。
植えかえの際は、ひと回り大きな鉢と新しい用土を用意します。鉢から株を抜いたら根の状態を確認し、傷んだ根や古くなった根があれば整理して植え直しましょう。
イチジクの育て方|剪定方法
イチジクを長く育てて、毎年収穫を楽しむためには、適切な剪定が欠かせません。イチジクは、実をつける枝の種類によって剪定方法が異なります。
こちらでは、イチジクの剪定時期や主な仕立て方などをご紹介します。
イチジクの剪定時期
イチジクの剪定は、落葉して休眠する12月~2月頃に行うのが基本です。剪定の際は、翌年に実をつける枝を確認しながら、不要な枝を整理しましょう。
イチジクは品種によって、前年に伸びた枝に実をつけるものと、その年に伸びた新しい枝に実をつけるものがあります。そのため、品種に合った剪定を行うことが大切です。
剪定方法
夏果専用品種は、前年に伸びた枝に実をつけます。そのため、枝を切りすぎると翌年の夏果が少なくなることがあります。剪定では、夏果をつける枝を残しながら、混み合った枝や枯れ枝などを整理しましょう。
秋果専用品種は、その年に伸びた新しい枝に実をつけます。前年に伸びた枝を切り戻して、新しく伸びる枝を確保するように剪定します。
夏果と秋果の両方を収穫できる品種では、翌年の夏果を残す部分と、新しく伸ばす枝のバランスを考えて剪定しましょう。
イチジクの主な仕立て方
イチジクの仕立て方には、自然に枝を広げる「開心自然仕立て」や、主枝を左右に伸ばす「一文字仕立て」などがあります。
一文字仕立ては、枝を横方向へ誘引することで樹形をコンパクトに整えやすく、枝の管理や収穫もしやすい仕立て方です。ただし、横方向に枝を伸ばすためのスペースが必要になります。
一文字仕立てでは、主枝を左右に1本ずつ残し、若いうちから横方向へ誘引します。支柱などを利用して枝を固定し、先端が下がりすぎないように調整しましょう。
開心自然仕立ては、主枝を3本程度残して、自然に枝を広げていく方法です。鉢植えなど限られたスペースで育てる場合は、栽培環境に合わせて枝数を調整すると管理しやすくなります。
剪定のポイント
剪定では、枯れ枝や傷んだ枝、枝同士が重なっている部分などを優先して取り除き、株の内部まで日光が届きやすく、風通しのよい状態に整えます。
若木では、将来の樹形を考えながら主枝となる枝を選び、不要な枝を整理していきましょう。
また、植えつけ1年目でも実がつくことがありますが、若木のうちは株の生長を優先して樹形を整えることも大切です。品種や仕立て方によって適した剪定方法が異なるため、苗木の説明書なども確認しながら作業しましょう。
イチジクの育て方|収穫と保存
夏から秋にかけて、イチジクの収穫期を迎えます。イチジクは追熟しにくいため、食べごろを見極めて収穫することが大切です。
ここでは、収穫の目安や方法、収穫後の保存についてご紹介します。
イチジクの収穫適期
イチジクは収穫期間が長く、夏果は6月~8月頃、秋果は8月~10月頃に収穫できます。収穫時期は品種や栽培地域によって異なるため、果実の状態を確認しながら収穫しましょう。
イチジクは収穫後に大きく追熟しないため、ある程度熟した状態で収穫するのが基本です。果実が十分に膨らみ、やわらかくなってきたら収穫の目安になります。
品種によっては果実の先端が割れたり、下向きになったりするものもあります。ただし、裂けにくい品種もあるため、果実の色ややわらかさなども合わせて確認しましょう。
熟した果実をそのままにしておくと、傷んだり鳥や虫の被害に遭ったりすることがあります。収穫期にはこまめに果実の状態を確認しましょう。
収穫方法
イチジクは、下のほうについた果実から順に熟していきます。収穫するときは、果実を手で軽く持ち、熟したものから枝のつけ根で切り取るか、やさしくもぎ取ります。果実を傷つけないよう、強く引っ張らないようにしましょう。
また、イチジクの枝や葉を切ると白い樹液が出てきます。肌につくとかゆみやかぶれの原因になることがあるため、収穫や剪定などの作業では手袋を着用するのがおすすめです。
保存方法
イチジクは鮮度が落ちやすいため、収穫後はできるだけ早く食べるようにしましょう。すぐに食べない場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
完熟した果実は傷みやすいため、保存中も状態を確認し、なるべく早めに使い切りましょう。
たくさん収穫できた場合は、ジャムやコンポートなどに加工するのもおすすめです。生食だけでなく、スイーツやサラダなどにも利用できるため、旬のイチジクをさまざまな方法で楽しんでみましょう。
イチジクの育て方|増やし方
イチジクは、挿し木で比較的簡単に増やせる果樹です。挿し木では、親株と同じ性質を持つ苗を増やせるため、お気に入りの品種を増やしたいときにも向いています。
ここでは、イチジクの挿し木に適した時期や方法、その後の苗の育て方をご紹介します。
挿し木とは
挿し木は、植物の枝や茎を切り取って土に挿し、発根させて新しい株をつくる方法です。
種から育てる場合とは異なり、親株の性質を引き継いだ苗を増やせるのがメリットです。イチジクの株を増やしたいときや、古くなった株を更新したいときにも利用できます。
準備するもの
挿し穂にする枝のほか、清潔な刃物、水を入れる容器、挿し木用の土、鉢などを準備します。
枝を切る刃物は、切り口から雑菌が入るのを防ぐため、使用前に清潔にしておきましょう。
挿し木用の土には、肥料が含まれていない清潔な用土を使います。古い土は病原菌などが残っている可能性があるため避けましょう。市販の挿し木用土や、赤玉土や鹿沼土など、保水性のある土を使うことがおすすめです。
挿し木の方法
イチジクの挿し木は、3月~4月頃が適期です。前年に伸びた枝を使い、20cm~25cm程度の長さに切って挿し穂をつくります。
1本の挿し穂に芽が3つ程度残るようにし、芽の位置を確認して切り分けましょう。
挿し穂の上下を間違えないように注意し、土に挿す側の切り口を斜めに切ります。切り口を水につけて十分に吸水させたら、あらかじめ湿らせておいた挿し木用土に挿します。
挿し穂が乾燥しないように管理し、直射日光を避けた明るい場所で発根を待ちましょう。土が乾燥しすぎないように注意しながら、水切れを防ぎます。
剪定した枝を挿し穂として利用することもできます。冬の剪定で枝を切った場合は、3月~4月頃まで保存してから挿し木する方法もあります。
保存する場合は、挿し穂を乾燥させすぎないように湿らせた新聞紙などで包み、冷蔵庫の野菜室などで保管します。カビや傷みがないか、ときどき確認しましょう。
挿し木苗の育て方
挿し木した苗は、発根するまで直射日光を避け、明るい日陰で管理します。土が乾燥しすぎないように水やりを続け、発根するまでは植えかえを控えましょう。
新しい葉が展開して生長していても、十分に根が張っているとは限りません。苗を強く引っ張らず、根が十分に生長してから鉢などへ植えかえます。
植えかえ後は徐々に日当たりのよい場所へ移し、通常のイチジクと同じように管理していきましょう。
挿し木苗は、親株の性質を受け継ぎながら生長していきます。お気に入りの品種を増やしたい場合は、剪定で出た枝などを利用して、挿し木に挑戦してみましょう。
イチジクの育て方|病害虫対策
イチジクは比較的育てやすい果樹ですが、栽培環境や季節によって病害虫が発生することがあります。日頃から葉や枝、果実の状態を確認し、異変があれば早めに対処しましょう。
炭そ病
炭そ病は、高温多湿の時期に発生しやすい病気です。果実に褐色や黒色の斑点が現れ、症状が進むと果実が腐敗することがあります。
発病した果実はそのままにせず、見つけたら早めに取り除きましょう。風通しが悪いと病気が発生しやすくなるため、剪定などで枝葉が込み合わないように管理することも大切です。
さび病
さび病は、葉の裏側に赤褐色の斑点が現れる病気です。症状が広がると葉が落ち、生育に影響することがあります。
風通しのよい場所で育て、枝葉が込み合いすぎないように剪定しましょう。発病した葉は早めに取り除き、株の周囲に残さないようにします。
カミキリムシ類
カミキリムシ類の幼虫は、イチジクの幹や枝の内部に入り込むことがあります。樹皮に穴が開いていたり、根元や幹に木くずのようなものが落ちていたりする場合は注意が必要です。
被害を早期に発見できるよう、幹や枝を定期的に確認しましょう。穴や木くずなどの異常を見つけた場合は、被害の広がりを確認して早めに対処します。
イチジクの育て方|よくある質問
イチジクを育てていると、「実がならないのはなぜ?」「冬はどこで管理すればいい?」など、気になることも出てくるでしょう。
ここでは、イチジク栽培でよくある疑問についてQ&A形式でご紹介します。
イチジクは鉢植えでも育てられる?
イチジクは鉢植えでも育てられる果樹です。日当たりと風通しのよい場所を確保し、水切れや根詰まりに注意しながら管理しましょう。
鉢植えなら移動しやすいため、寒さが厳しい地域でも冬の管理場所を調整しやすいメリットがあります。
イチジクの実がならないのはなぜ?
実がならないときは、日当たりや肥料、剪定方法などを確認しましょう。
イチジクは日当たりのよい場所を好むため、日照不足になると生育や実つきに影響することがあります。また、品種によって実がつく枝や剪定方法が異なるため、育てている品種に合った剪定を行うことも大切です。
実が割れるのはなぜ?
イチジクの実が割れる原因のひとつが、成熟期の急激な水分変化です。乾燥した状態が続いた後に雨が多く降ると、果実が急に水分を吸収して裂果することがあります。
鉢植えでは土を極端に乾燥させないように管理し、成熟期の水切れにも注意しましょう。
植えてから何年で実がなる?
イチジクは、苗木を植えつけてから比較的早く収穫を楽しめる果樹です。苗の大きさや品種、栽培環境などによって異なりますが、植えつけた年から実がつくこともあります。
ただし、幼木のうちは株の生長を優先し、実をつけすぎないように管理することも大切です。
おわりに
イチジクは園芸初心者でもチャレンジしやすく、ご家庭で育てやすい果樹のひとつです。庭植えで大きく育てられるほか、鉢植えにして剪定を行えば、高さを抑えてコンパクトに育てることもできます
品種によって収穫時期や剪定方法が異なるため、育てる品種の特長を確認しながら管理することが大切です。収穫期間が長く、旬の果実を何度も楽しめるのもイチジクの魅力です。
ぜひお好みの品種を見つけ、ご家庭で栽培にチャレンジしてみましょう。
公開日:2020年9月4日
更新日:2022年10月21日
更新日:2026年8月30日
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