秋に植える野菜20選|メリットや育て方、必要な作業を解説
春に種や苗を植えた夏野菜の収穫を終えて、「次はどんな野菜を育てよう?」と、秋に植える野菜を探している方も多いのではないでしょうか。
秋は、ダイコンやハクサイ、ホウレンソウなど、冬に収穫を楽しめる野菜を植えるのに適した季節です。
ここでは、秋に植える野菜のメリットや、植えつけ前にやっておきたい作業、秋に植えられるおすすめの野菜20種をご紹介します。
- 目次
-
- 秋に植える野菜のメリット
- 秋植え野菜の特長
- 秋植え野菜のメリット① 甘くて美味しくなりやすい!
- 秋植え野菜のメリット② 病気や害虫を受けにくい
- 秋の家庭菜園でやっておきたい作業
- 夏野菜の片づけ
- 土づくり
- 台風の対策
- 秋に植える野菜 1|ダイコン(大根)
- 栽培時期
- 栽培のポイント
- 排水性に優れた土を用意し、畑は深く耕す!
- ダイコンは植えかえ不要!間引きはこまめに
- 秋に植える野菜 2|ハクサイ(白菜)
- 栽培時期
- 栽培のポイント
- 防虫ネットで害虫対策!
- 秋に植える野菜 3|ホウレンソウ(ほうれん草)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 害虫対策を徹底しよう!
- 秋に植える野菜 4|シュンギク(春菊)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 長く収穫を楽しめる!
- シュンギクの害虫対策
- 秋に植える野菜 5|ルッコラ(ロケット)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 収穫の目安
- 秋に植える野菜6|キャベツ
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 秋まき春採りのキャベツはとう立ちに注意!
- 秋に植える野菜 7|ブロッコリー
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- ブロッコリーは脇芽(側花蕾)も収穫できる!
- 秋に植える野菜 8|スナップエンドウ
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 防寒対策をして冬越しさせよう!
- 秋に植える野菜 9|ニラ
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- ニラを収穫した後は追肥する!
- 秋に植える野菜 10|ワケギ(分葱)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 球根を保存して長く栽培しよう!
- 秋に植える野菜 11|カブ
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 間引きながら育てよう!
- 秋に植える野菜 12|リーフレタス
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 苗は浅めに植えつけよう!
- 収穫は長く楽しめる!
- 秋に植える野菜 13|ミズナ(水菜)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 水切れに注意して育てよう!
- 秋に植える野菜 14|タアサイ(ターサイ)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 外葉から収穫して長く楽しもう!
- 秋に植える野菜 15|アイスプラント(アイスプランツ)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 水耕栽培でも楽しめる!
- 秋に植える野菜 16|エンドウマメ(えんどう豆)
- 連作を避けて育てよう!
- 秋に植える野菜 17|ソラマメ(空豆)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 冬の水やりに注意!
- 秋に植える野菜 18|ニンニク
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 収穫時期でいろいろなニンニクを楽しめる!
- 秋に植える野菜 19|ジャガイモ(じゃがいも)
- 栽培期間
- 栽培のポイント
- 収穫は晴れた日に!
- 秋に植える野菜 20|タマネギ(玉ねぎ)
- 栽培期間
- タマネギ栽培のポイント
- タマネギを大きくするには肥料が大切!
- おわりに
秋に植える野菜のメリット
家庭菜園を始めたばかりの頃は、夏野菜の収穫が終わると、「次に植えられる野菜はないか」と感じる方もいるかもしれません。
実際には、気温が下がり始める秋から栽培を楽しめる野菜がたくさんあります。秋冬野菜は、夏野菜とは異なる生長や味わいを楽しめるのも魅力です。
秋に植える野菜はお手入れが難しそうに感じるかもしれませんが、種まきや植えつけの適期を守り、野菜ごとの特長を押さえれば、初心者でも栽培を楽しめます。
秋植え野菜の特長
秋は春や夏よりも気温が低くなるため、家庭菜園の難易度が少し上がるように感じるかもしれません。
でも、「種まきや植えつけの適期を守ること」や「野菜に合った温度で育てること」など、基本的な栽培ポイントを押さえれば、初心者でも秋植え野菜を育てられます。
また、秋に植えられる野菜には、プランターで育てやすいものから露地栽培に向くものまで、さまざまな種類があります。
秋植え野菜のメリット① 甘くて美味しくなりやすい!
秋植えの野菜は低い気温の中でじっくり生長するため、寒くなればなるほど甘さが増して、美味しくなりやすいといったメリットがあります。
秋植えの野菜は水分を糖分に変えることで外気温の低さによる凍結を回避しているのですが、この仕組みにより甘味ののった美味しい野菜を楽しむことができます。
秋植え野菜のメリット② 病気や害虫を受けにくい
秋は夏に比べて気温が下がり、害虫の活動が落ち着くため、野菜によっては病害虫の被害を受けにくくなります。
ただし、秋でも害虫が発生する野菜はあるため、防虫ネットを利用するなど、栽培する野菜に合わせた対策を行いましょう。
秋の家庭菜園でやっておきたい作業
秋は、春夏野菜の収穫を終えて、秋冬野菜の種まきや植えつけを始める時期です。夏野菜を片付けて栽培スペースを整え、育てる野菜に合わせて土の状態を確認しておきましょう。
また、秋は台風が接近しやすい季節でもあります。種まきや植えつけだけでなく、強い風雨に備えた準備も大切です。
夏野菜の片づけ
トマトやキュウリ、ナス、カボチャなどの夏野菜は、収穫量が減って株の勢いがなくなってきたら、順次片付けます。まだ収穫できる実がある場合は、最後の収穫を済ませてから撤去しましょう。
株を撤去するときは、根元を持って無理に引き抜かず、土が固い場合は周囲をスコップなどでほぐしてから根ごと取り除きます。根が周囲の作物と絡んでいる場合は、地際で茎を切ってから、残った根を後で取り除いても構いません。
株を片付けたら、土の中に残った太い根や落ちた実、枯れ葉なども取り除きます。病気や害虫の被害があった株は、ほかの株へ被害を広げないためにも、栽培場所に残さず適切に処分しましょう。
支柱やネットなども取り外し、泥や汚れを落として乾燥させてから保管します。次の栽培に使う前に、破損や劣化がないかも確認しておきましょう。
土づくり
夏野菜を片付けたら、秋冬野菜の種まきや植えつけに備えて土を整えます。畑では土を耕し、古い根や残渣を取り除いておきましょう。
土の状態を確認し、必要に応じて苦土石灰を施して土壌酸度を調整します。その後、堆肥や元肥を加え、これから育てる野菜に適した土に整えましょう。元肥には、ゆっくり効く緩効性肥料『マグァンプK 中粒』などが使いやすいでしょう。
ただし、必要な肥料や土壌酸度は野菜によって異なります。秋に植える野菜の中には、石灰を必要としないものや、元肥の量を控えたほうがよいものもあるため、それぞれの野菜の栽培方法を確認してから準備することが大切です。
プランターで育てる場合は、野菜用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』を使うと手軽です。古い土を再利用する場合は、根や残渣を取り除き、土の状態を確認してから土壌改良を行いましょう。
台風の対策
秋は台風が接近しやすいため、強い風雨に備えて栽培場所を整えておきましょう。
畑では、大雨による水たまりを防ぐため、水はけを確認します。排水が悪い場所では、必要に応じて排水用の溝を整えておきましょう。
防虫ネットや寒冷紗、トンネルなどを使用している場合は、風で飛ばされないよう、端をしっかり固定します。丈の高い野菜や苗は、支柱などで支えて倒れにくくしておくと安心です。
プランターや鉢植えは、強風で倒れたり飛ばされたりするおそれがあります。台風が近づいてきたら、風の影響を受けにくい場所へ移動しましょう。
秋に植える野菜 1|ダイコン(大根)
ここからは、おすすめの秋植え野菜を紹介していきます。何を植えるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
最初にご紹介するのはダイコンです。アブラナ科の根菜類で、春まきと秋まきができます。家庭菜園初心者には、比較的育てやすい秋まきがおすすめです。
栽培時期
種まき時期:8 月下旬~9 月中旬
収穫時期:10 月下旬~12 月下旬ごろ
ダイコンは品種によって収穫までの日数が異なりますが、早生種では種まきから60日ほどで収穫できるものもあります。秋まきでは、地域や品種に合った適期に種をまくことが大切です。
栽培のポイント
ダイコンは、基本的に種を畑やプランターへ直接まいて育てます。春まきと秋まきがあり、それぞれの作型に適した品種を選びましょう。
秋まきでは、種まきの時期が遅くなると、気温の低下によって根が十分に肥大しないことがあります。一方、早すぎると高温による生育不良や病害虫の発生につながる場合があるため、品種や地域に適した時期を守ることが重要です。
ダイコンの発芽適温は20℃~25℃程度で、冷涼な気候を好みます。収穫時期は品種によって異なるため、種袋に記載された日数を目安に、根の太り具合を確認して収穫しましょう。
排水性に優れた土を用意し、畑は深く耕す!
ダイコンは根を土の中へまっすぐ伸ばして育つため、土づくりが重要です。畑では深く耕し、石や土の塊、古い根など、根の伸長を妨げるものを取り除いておきましょう。
また、水はけの悪い場所では、高めの畝をつくって排水性を確保します。プランターで育てる場合は、根が十分に伸びられる深さのある容器と、野菜用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』を用意しましょう。
元肥には、緩効性肥料『マグァンプK 中粒』などを使用できます。肥料は規定量を守り、種や根に直接触れないよう土に混ぜ込んでおきましょう。
ダイコンは植えかえ不要!間引きはこまめに
ダイコンは直根性で、植えかえると根が傷み、生育不良や又根の原因になることがあります。そのため、畑や深さのあるプランターに直接種をまき、間引きながら育てます。
間引きは生育に合わせて数回行い、最終的に元気な株を1本残します。間引きが遅れると株同士が混み合い、根の肥大が遅れる原因になるため、適期に行いましょう。
また、真っすぐ太ったダイコンを育てるには、土を深く耕して根が伸びやすい環境を整えておくことも大切です。
☘05:大根(ダイコン)の育て方|種まきや間引き、収穫まで、よくある疑問にお応えします
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秋に植える野菜 2|ハクサイ(白菜)
秋植え野菜の代表格といえば、ハクサイです。アブラナ科の葉菜類で、冷涼な気候を好みます。
畑だけでなくプランターでも育てられ、早生種・中生種・晩生種のほか、家庭菜園で育てやすいミニ白菜など、さまざまな品種があります。初心者の方は、栽培期間が短めの品種から挑戦するのもおすすめです。
栽培時期
種まき時期:8 月下旬~9 月上旬
植えつけ時期:9 月中旬~10 月中旬
収穫時期:10 月下旬~1 月下旬
ハクサイは品種によって栽培期間が大きく異なります。早生種では種まきから60日~80日程度、中生種では70日~90日程度、晩生種では100日~120日程度が収穫の目安です。
家庭菜園では、栽培期間が短めの早生種や、コンパクトに育つミニ白菜などを選ぶと育てやすいでしょう。
栽培のポイント
ハクサイは種からも苗からも育てられます。初心者の方は、間引きなどの手間が少ない苗から育てると取り組みやすいでしょう。
ハクサイはは結球させるために、適期に植えつけ、日当たりと水はけのよい環境で育てることが大切です。畑では植えつけ前に土を耕し、堆肥や元肥を施しておきましょう。
元肥には、緩効性肥料『マグァンプK 中粒』などが使えます。プランターでは、野菜用培養土『今日から野菜 野菜を育てる土』を使うと手軽です。
防虫ネットで害虫対策!
ハクサイの栽培適温は15℃~20℃ほどで、涼しい気候を好みます。一方、9月下旬頃はまだ気温が高く、アオムシやコナガなどの害虫が発生しやすい時期です。植えつけ後は防虫ネットをかけて、害虫からハクサイを守りましょう。
防虫ネットをかけた後も、葉の裏などをこまめに確認し、害虫が見つかった場合は早めに取り除きます。
☘18:ハクサイの育て方|土づくりの方法や肥料の与え方、収穫方法などもご紹介
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秋に植える野菜 3|ホウレンソウ(ほうれん草)
ホウレンソウは、耐寒性が強く、冷涼な気候を好む葉物野菜です。多少日当たりが悪い場所でも育ちやすく、プランター栽培にも向いています。
春まき、夏まき、秋まきができますが、秋まきは比較的管理しやすく、初心者にもおすすめです。
栽培期間
種まき時期:9 月中旬~11 月中旬
収穫時期:10 月~1 月下旬
ホウレンソウは春まき、夏まき、秋まきができますが、初心者の方には、比較的育てやすく管理しやすい秋まきがおすすめです。
秋まきでは、種まきから40日ほどで収穫できるものもあります。種まきの時期を1週間ずつずらすと、収穫時期を分散させて、長く収穫を楽しむこともできます。
栽培のポイント
ホウレンソウは酸性の土壌を苦手とするため、畑で育てる場合は、種まきの2週間前までを目安に苦土石灰を施して土壌酸度を調整しておきます。
プランターでは、水はけのよい野菜用培養土を使うと手軽です。種は直まきし、発芽後は間引きながら育てます。
本葉が1~2枚になった頃に1回目の間引きを行い、株間を3cm程度にします。本葉が3枚~4枚になったら2回目の間引きを行い、株間を6cm程度に整えます。このとき、追肥と土寄せも行いましょう。
追肥には 『今日から野菜 野菜を育てる肥料』がおすすめです。
害虫対策を徹底しよう!
秋まきのホウレンソウは、春や夏に比べると害虫の発生が少なくなりますが、アオムシなどによる食害には注意が必要です。
防虫ネットをかけたり、葉の裏などをこまめに確認したりして、害虫を見つけたら早めに取り除きましょう。
☘117:【Q&A】ホウレンソウの育て方|夏や冬の管理方法は?植えつけ方法や、水やりと肥料の与え方などもご紹介
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秋に植える野菜 4|シュンギク(春菊)
食べたときのほろ苦さと独特の香りが特長のシュンギクは、鍋料理などでおなじみの葉物野菜です。
冷涼な気候を好み、地植えとプランターのどちらでも育てられるため、家庭菜園でも栽培しやすい野菜です。
栽培期間
種まき時期:9 月上旬~10 月上旬
収穫時期:10 月~1 月下旬
シュンギクは春まきと秋まきができますが、秋まきは比較的管理しやすいため、初心者にもおすすめです。
秋まきでは種を直まきして育てます。品種や地域によって異なりますが、シュンギクは霜に弱いため、冬の寒さが厳しくなる前に収穫できるよう、種まき時期を調整しましょう。
栽培のポイント
プランターや鉢植えで育てる場合は、野菜用培養土を使うと手軽です。畑では、種まき前に土をよく耕し、育てるシュンギクに適した土に整えておきます。
種まき後は、発芽するまで土を乾燥させないように注意しましょう。本葉が1~2枚になった頃に1回目の間引きを行い、本葉が4~5枚になった頃に2回目の間引きをします。
2回目の間引きとあわせて追肥と土寄せを行い、生育を促しましょう。
追肥には 『今日から野菜 野菜を育てる肥料』がおすすめです。
長く収穫を楽しめる!
シュンギクには、草丈が伸びる「株立ち型」と、株が横に広がる「株張り型」があります。
株立ち型は、草丈が20cmほどになったら摘心すると脇芽が伸びてくるため、伸びた脇芽を順次収穫できます。葉を1枚~2枚残して収穫すると、繰り返し収穫を楽しめます。
株張り型は、草丈が20cmほどになった頃を目安に、株ごと収穫するのが基本です。大きくなった葉から順に摘み取って収穫することもできます。
シュンギクの害虫対策
葉物野菜はアオムシなどによる食害に注意が必要ですが、シュンギクは比較的害虫の被害を受けにくい野菜です。
それでも害虫が発生することがあるため、防虫ネットや寒冷紗を利用し、葉の状態をこまめに確認しましょう。
☘17:春菊(シュンギク)の育て方|おすすめの品種や種まきのタイミング、収穫方法などもご紹介
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秋に植える野菜 5|ルッコラ(ロケット)
ゴマに似た香りとピリッとした辛みが特長的なルッコラは、サラダやハーブとして使われることが多い葉物野菜です。
春まきと秋まきが可能で、生育期間が短く、育てやすいことから、プランター栽培や室内菜園にもおすすめです。
栽培期間
種まき時期:9 月上旬~10 月下旬
植えつけ時期:9 月~10 月
収穫時期:10 月~12月
ルッコラは種と苗のどちらからでも育てられます。発芽率が高いため初心者でも種まきから育てやすい野菜です。
種まきから30日~40日ほどで収穫できるため、時期をずらして種をまけば、収穫時期を分散させて楽しむこともできます。
栽培のポイント
ルッコラは種を直まきし、発芽後は間引きながら育てます。本葉が2枚~3枚になった頃に1回目の間引きを行い、その後、本葉が4枚~5枚になった頃を目安に2回目の間引きをします。
2回目の間引きでは、葉が混み合わないよう、株間を5cm程度に整えましょう。風通しをよくすることで、病害虫の予防にもつながります。
ルッコラは多湿を苦手とするため、水やりは土の表面が乾いてから行います。半日陰で育てると葉がやわらかくなり、辛みも穏やかになります。
収穫の目安
ルッコラは、種まきから1~2ヵ月ほどで収穫時期を迎えます。草丈が20cmほどになったら、大きくなった外葉から順に摘み取りましょう。
外葉を残して収穫すれば、株を長く楽しむことができます。
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秋に植える野菜6|キャベツ
キャベツは、春まき・夏まき・秋まきなど、作型によって収穫時期が異なる野菜です。秋に種まきや植えつけをしたキャベツは、冬を越して翌年の春頃に収穫するものもあります。
家庭菜園向きの品種も多く、じっくり育てて結球したキャベツを収穫できるのが魅力です。
栽培期間
種まき時期:9 月中旬
植えつけ時期:10 月下旬
収穫時期:4 月中旬~5 月中旬
キャベツには春まき、夏まき、秋まきなどの作型があり、それぞれ適した品種や栽培時期が異なります。
秋に種まきや植えつけを行い、冬を越して春に収穫するキャベツには、越冬栽培に適した品種を選びましょう。
栽培のポイント
キャベツは種からでも苗からでも育てられます。秋まきのキャベツは、夏に比べて害虫の活動が落ち着いてくる時期に育てるため、比較的管理しやすいのが特長です。
ただし、苗が小さいうちは害虫の被害を受けやすいため、防虫ネットなどを利用して対策しましょう。
冬の寒さが厳しい地域では、防寒対策としてトンネルなどを利用して冬越しさせます。春になって生長が進み、結球した部分がしっかり締まってきたら、収穫のタイミングです。
秋まき春採りのキャベツはとう立ちに注意!
秋まきで春に収穫するキャベツは、とう立ちに注意が必要です。
とう立ちとは、花芽のついた茎が伸びることです。とう立ちすると葉が硬くなったり、結球がうまく進まなくなったりすることがあります。
とう立ちには、低温や生育初期の環境など、さまざまな要因が関係します。秋まき春採りのキャベツを育てる場合は、とう立ちしにくい品種を選ぶことが大切です。
☘31:キャベツの育て方|春植えと秋植えの違いは?上手に結球させるコツや、害虫対策などもご紹介
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秋に植える野菜 7|ブロッコリー
花菜類に分類されるブロッコリーは、集まった花蕾を収穫して食べる野菜です。
頂花蕾を収穫した後に、脇から側花蕾が伸びてくる品種もあり、収穫を長く楽しめるのが魅力です。
栽培期間
種まき時期:7 月~8 月中旬
植えつけ時期:8 月下旬~9 月中旬
収穫時期:10 月下旬~2 月頃
ブロッコリーの生育適温は 15℃~20℃です。春まきと夏まきができますが、家庭菜園では秋から冬に収穫する夏まきや秋植えがおすすめです。春や夏は害虫が発生しやすいため、害虫対策がしやすい秋からの栽培に挑戦してみましょう。
栽培のポイント
ブロッコリーは種からでも苗からでも育てられます。初めて育てる場合は、苗から始めると比較的取り組みやすいでしょう。
畑で育てる場合は、植えつけ前に土を耕し、必要に応じて苦土石灰や堆肥、元肥を施しておきます。
プランターでは、野菜用培養土を使い、十分な大きさの容器を用意しましょう。
植えつけ後は、株の生育を見ながら追肥を行います。1回目は植えつけから2~3週間後を目安に施し、その後は花蕾ができ始める頃に追肥しましょう。肥料が不足すると生育が悪くなることがあるため、葉の色や株の様子を確認しながら適量を与えます。
追肥には『今日から野菜 野菜の肥料』がおすすめです。
幼苗期は害虫の被害を受けやすいため、防虫ネットなどを利用して対策します。また、ブロッコリーは過湿を苦手とするため、水はけのよい環境で育てることも大切です。
ブロッコリーは脇芽(側花蕾)も収穫できる!
頂花蕾が10cm~15cmほどに育ち、つぼみが締まっているうちに収穫します。
頂花蕾を収穫すると、その後、脇から側花蕾が伸びてくることがあります。側花蕾も適度な大きさになったら順次収穫しましょう。
品種によって側花蕾の出方や収穫量は異なるため、長く収穫を楽しみたい場合は、側花蕾がよく出る品種を選ぶのもおすすめです。
☘19:ブロッコリーの育て方|大きく育てるにはどうすればいいの?土づくりの方法や肥料の与え方、収穫方法などもご紹介
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秋に植える野菜 8|スナップエンドウ
スナップエンドウは、さやごと食べられるシャキシャキとした食感が魅力の野菜です。
秋に種をまいて冬越しさせ、春に収穫する作型が一般的です。冷涼な気候を好み、寒さにも比較的強いため、秋から春にかけて家庭菜園を楽しめます。
栽培期間
種まき時期:10 月中旬~11 月初旬
植えつけ時期:11 月中旬~11 月下旬
収穫時期:4 月中旬~6 月初旬
冷涼な気候を好むスナップエンドウの生育適温は 15℃~20℃ほどです。
種まきが早すぎると冬までに株が大きくなりすぎ、反対に遅すぎると株が十分に育たないまま寒さにさらされることがあります。
地域によって適期が異なるため、栽培地域に合った時期に種まきや植えつけを行いましょう。
栽培のポイント
スナップエンドウは酸性の土を苦手とするため、必要に応じて土の酸度を調整しておきます。また、連作を避け、過去にマメ科野菜を育てていない場所を選ぶとよいでしょう。
苗を植える場合は、株間を30cmほどあけます。種から育てる場合は、苗が混み合わないよう間引き、適度な株数に調整しましょう。
防寒対策をして冬越しさせよう!
スナップエンドウを冬越しさせる場合は、寒冷紗や不織布などを利用して霜や冷たい風から株を守ります。
春になってつるが伸び始めたら、支柱を立ててつるを誘引しましょう。
開花後、さやがふっくらとしてきたら収穫のタイミングです。さやが鮮やかな緑色になり、実が十分に膨らんだものから収穫しましょう。
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秋に植える野菜 9|ニラ
ニラは餃子や鍋、炒め物など、さまざまな料理に使える葉物野菜です。
野菜の中でも珍しい多年草として知られ、一度植えると数年にわたって収穫を楽しめます。株が大きくなったら株分けすることで、株を増やすこともできます。
栽培期間
秋まき1年目
種まき時期:9月中旬~10月初旬
2年目以降
収穫時期:春~秋
ニラは種からでも苗からでも育てられます。秋に種をまいた場合、1年目は株を育て、翌年以降に本格的な収穫を楽しむのが一般的です。
生育適温は15℃~25℃ほどですが、比較的丈夫で、家庭菜園でも育てやすい野菜です。
栽培のポイント
ニラは生育期間が長いため、日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。雑草が生えると生育の妨げになるため、こまめに除草することも大切です。
秋に種をまいた場合は、1年目は収穫を急がず、株をしっかり育てることを意識しましょう。
冬は地上部が枯れ込んだり生育が止まったりしますが、根は土の中で生きています。春になると再び芽が伸びてきます。
ニラを収穫した後は追肥する!
ニラは同じ株から何度も収穫できるため、収穫後の追肥が大切です。
収穫後に追肥を行い、次の収穫に向けて株を育てましょう。長く栽培する場合は、生育の様子を見ながら適宜追肥します。
株が大きくなってきたら、株分けをして植え直すことで、株を増やすこともできます。
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秋に植える野菜 10|ワケギ(分葱)
ワケギは、薬味やお吸いもの、鍋もの、あえものなど、さまざまな料理に使える野菜です。
地植えやプランター、鉢植えでも育てやすく、秋に植えつけをすれば、手間をかけずに何度も収穫できます。
栽培期間
植えつけ時期:8 月下旬~10 月上旬
収穫時期:11 月下旬~12 月下旬、翌年 3 月中旬~4 月下旬
ワケギの生育適温は、15℃~20℃です。秋に植えつけするのが基本で、年に 2 回収穫できます。
栽培のポイント
プランター栽培では、野菜用の培養土を使います。日当たりの良い場所に置き、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
地植えの場合は、植えつけの2週間前までを目安に、石灰や堆肥、元肥を施して土を耕しておきます。
ワケギは草丈が20cm~30cmほどに伸びた頃が収穫の目安です。収穫するときは株元を5cmほど残しておくと、そこから新しい葉が伸びて、繰り返し収穫できます。
収穫後は追肥を行い、次の生長を促しましょう。
球根を保存して長く栽培しよう!
翌春の収穫を終えて葉が枯れてきたら、球根を掘り上げて保存しておきましょう。
球根についた土を落として乾燥させ、風通しの良い場所で保管します。保存した球根は、次回の植えつけに利用できます。
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秋に植える野菜 11|カブ
根から葉までまるごと食べられるカブは、サラダや炒めもの、スープなど、さまざまな料理に使える直根性の野菜です。
春まきと秋まきができますが、秋まきは比較的害虫の被害を受けにくく、育てやすいので、家庭菜園初心者にもおすすめです。
栽培期間
種まき時期:9月初旬~10 月上旬
収穫時期:10 月~12 月
冷涼な気候を好むカブの生育適温は15℃~20℃です。種まきから収穫までは、直径5~6cmの小カブで40日~50日、直径10cm前後の中カブで50日~60日、直径15cm以上の大カブで60日~90日程度かかります。
品種や収穫する大きさによって収穫までの期間が異なるため、種袋などに記載された収穫時期も確認しましょう。
栽培のポイント
直根性のカブは移植を嫌うため、地植えでもプランター栽培でも、種を直まきして育てます。
根をまっすぐ伸ばせるよう、畑では土を深く耕しておきましょう。プランターで育てる場合は、根が十分に伸びる深さのあるものを用意します。
プランター栽培なら、株間を5cmほどにできる小カブがおすすめです。畑で育てる場合は、収穫するカブの大きさに合わせて株間を調整し、間引きながら育てます。
カブはアブラナ科の野菜と連作障害を起こしやすいため、同じ場所で続けて栽培するのは避けましょう。
間引きながら育てよう!
カブは、発芽して双葉がそろった頃、本葉が3~4枚になった頃など、生長に合わせて間引きを行います。
間引きが遅れると株が混み合い、根の肥大に影響するため、適切な間隔を保ちながら育てることが大切です。
間引いた葉は、やわらかいうちなら食べられるので、漬物や汁物などに利用してもよいでしょう。
☘178:カブの育て方|根が大きくならない理由は?水やりや肥料などの管理方法もご紹介
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秋に植える野菜 12|リーフレタス
リーフレタスは、サラダの彩りを鮮やかにしてくれる葉野菜です。生育期間が短く、外側の葉から少しずつ収穫できるため、家庭菜園初心者にも育てやすい野菜です。
プランターや鉢でも栽培できるので、ベランダなど限られたスペースでも楽しめます。
栽培期間
種まき時期:9月初旬~10 月上旬
植えつけ時期:10 月中旬~10 月下旬
収穫時期:10 月~12 月
リーフレタスは春と秋に栽培できますが、秋まきは比較的管理しやすく、初心者にもおすすめです。
発芽適温・生育適温ともに15℃~20℃ほどで、涼しい気候を好みます。種まきから収穫までは1~2ヵ月程度と、比較的短期間で収穫できます。
栽培のポイント
リーフレタスは種からでも苗からでも育てられます。初心者の方は、苗を購入して植えつけると手軽です。
種から育てる場合は、好光性種子なので、種をまいた後に土を厚くかぶせないことがポイントです。発芽するまでは土を乾燥させないように管理しましょう。
リーフレタスは酸性の土を嫌うため、畑で育てる場合は、必要に応じて苦土石灰を施して土壌酸度を調整します。プランターでは、野菜用培養土を使うと手軽です。
また、過湿を嫌うため、水はけのよい土で育てることも大切です。水やりは土の表面が乾いたタイミングで、株元にたっぷり与えましょう。
苗は浅めに植えつけよう!
リーフレタスの苗を植えつけるときは、深く植えすぎないように注意しましょう。株元が土に埋まりすぎると、蒸れや病気の原因になることがあります。
株間は15cm~30cmほどを目安に、収穫方法や品種に合わせて調整します。株ごと収穫する場合はやや狭め、外葉を摘み取りながら長く収穫する場合は広めに間隔をとるとよいでしょう。
収穫は長く楽しめる!
リーフレタスは、株ごと収穫するだけでなく、外側の葉から必要な分だけ摘み取ることもできます。
草丈が20cm~25cmほどになった頃が収穫の目安です。外側の葉を収穫すると、中心から新しい葉が伸びてくるため、長く収穫を楽しめます。
ただし、収穫が遅れると葉がかたくなったり、苦みが強くなったりするため、食べごろを逃さないようにしましょう。
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秋に植える野菜 13|ミズナ(水菜)
ミズナは、みずみずしくシャキッとした食感が魅力の葉野菜です。サラダはもちろん、鍋ものやお浸しなど、さまざまな料理に利用できます。
春まきと秋まきができ、生育期間も比較的短いため、家庭菜園初心者にも育てやすい野菜です。プランターでも栽培できます。
栽培期間
種まき時期:9月初旬~10 月中旬
収穫時期:10 月初旬~12 月下旬
冷涼な気候を好み、生育適温は15℃~20℃ほどなので春まきも秋まきできます。種まきから30日~45日ほどで収穫できるため、秋から冬にかけて栽培を楽しめます。
秋まきは春や夏に比べて害虫の被害を受けにくく、比較的育てやすいのも特長です。草丈が 20cm~30cm程度に伸びた頃を目安に収穫しましょう。
栽培のポイント
種から育てるのが基本です。畑で育てる場合は、種まきの2週間ほど前までに土を耕し、必要に応じて石灰や堆肥などを施して土を整えておきましょう。
プランターでは、野菜用培養土を使うと手軽です。
発芽後は、株が混み合わないように間引きます。本葉が増えてきたら、最終的に適度な株間を確保して育てましょう。
水切れに注意して育てよう!
ミズナは乾燥すると生育が悪くなるため、特に種まきから幼苗の時期は水切れに注意しましょう。
土の表面が乾いてきたら、株元にたっぷりと水を与えます。ただし、過湿になると病気が発生しやすくなるため、水はけのよい環境で育てることも大切です。
秋から冬にかけては気温が下がりますが、ミズナは比較的寒さに強い野菜です。寒さが厳しくなる地域では、トンネルなどを利用して防寒するとよいでしょう。
草丈が20~30cmほどになったら収穫の目安です。
☘285:【Q&A】水菜(ミズナ)の育て方|おいしい水菜を育てるコツや収穫方法は?水やりや肥料など、日々の管理もご紹介
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秋に植える野菜 14|タアサイ(ターサイ)
タアサイは、中国原産の葉野菜です。炒めものや汁もの、サラダ、煮浸しなど、さまざまな料理に利用できます。
寒さに強く、秋から冬にかけて栽培しやすい野菜なので、家庭菜園初心者にもおすすめです。霜に当たることで甘みが増すともいわれています。
栽培期間
種まき時期:9月初旬~10 月下旬
収穫時期:10 月中旬~2 月初旬
春まきと秋まきができ、生育適温は5℃~30℃ほどと幅広いのが特長です。秋まきでは寒さに強い品種を選ぶと、冬の間も栽培を楽しめます。霜が当たることでより甘味が増すともいわれています。
栽培のポイント
秋植えは株が大きめに育つ傾向があります。プランターで育てる場合は、葉が横に広がるため、ある程度大きさのある容器を用意し、野菜用培養土を使いましょう。
種まき後は、生長に合わせて間引きを行い、株が混み合わないようにします。間引いた後は、株が倒れないように株元へ土を寄せておくとよいでしょう。
外葉から収穫して長く楽しもう!
タアサイ(ターサイ)は、株ごと収穫するだけでなく、大きくなった外葉から少しずつ収穫することもできます。
株が十分に大きくなったら根元から切り取って収穫するか、必要な分だけ外葉を摘み取りながら育てましょう。
秋まきでは収穫期間が長くなるため、生育の様子を見ながら追肥を行うことも大切です。
秋に植える野菜 15|アイスプラント(アイスプランツ)
アイスプラントは、葉や茎の表面に水滴のような粒がついているのが特長の野菜です。プチプチとした独特の食感があり、サラダなどで生食するほか、天ぷらやお浸しなど加熱しても楽しめます。
南アフリカ原産で、一般的な葉野菜とは少し異なる見た目も魅力です。家庭菜園では、プランターでも栽培できます。
栽培期間
種まき時期:9月初旬~10 月初旬
植えつけ時期:10 月
収穫時期:11 月~3 月下旬
アイスプラントの生育適温は5℃~25℃ほどですが、発芽には15℃~20℃程度の温度が必要です。
秋に種から育てる場合は、気温が十分に確保できる時期を選び、日当たりのよい場所で発芽させましょう。
栽培のポイント
アイスプラントは、苗からでも種からでも育てられます。
プランターで育てる場合は、水はけのよい野菜用培養土を使い、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。
地植えの場合も、水がたまりにくい場所を選ぶことが大切です。種まき後は薄く土をかぶせ、発芽するまでは土を乾燥させないように管理します。
水耕栽培でも楽しめる!
アイスプラントは水耕栽培でも育てられます。水を清潔に保ち、液体肥料の『微粉ハイポネックス』を1000倍に薄め、養液として使いましょう。
定植してから1ヵ月ほどで、収穫できる大きさまで生長します。
収穫の2~3週間前を目安に、塩分濃度2%程度の塩水を与えると、葉に塩分が吸収され、アイスプラント特有の味わいを楽しめます。
秋に植える野菜 16|エンドウマメ(えんどう豆)
エンドウマメは、さやごと食べるスナップエンドウや、未熟な豆を食べるグリーンピースなど、さまざまな楽しみ方ができる野菜です。
つるなしとつるありの品種があり、つるなし品種はベランダやプランターで育てるのにも向いています。
栽培期間
種まき時期:10 月初旬~11 月中旬
収穫時期:4 月中旬~6 月初旬
エンドウマメの生育適温は15℃~20℃です。春まきもできますが、耐寒性があるため、秋に種をまいて冬越しさせる栽培もおすすめです。
栽培のポイント
エンドウマメは、種まきのタイミングが重要です。早くまきすぎて株が大きくなりすぎると、冬の寒さや霜による被害を受けやすくなります。
反対に、種まきが遅すぎると冬までに十分な大きさに育たず、春からの生長に影響することがあります。地域の気候や品種に合わせて、適期に種まきを行いましょう。
初霜が降る1ヵ月前までには種まきを終え、耐寒性が最も強くなる頃(本葉が2~3枚になった頃)に越冬させるのが理想です。
連作を避けて育てよう!
マメ科植物は連作障害が起こりやすいため、過去にマメ科の野菜を育てていない場所を選んで栽培しましょう。
また、酸性の土壌を苦手とするため、植えつけ前に土の酸度を確認し、必要に応じて調整しておきます。
秋に植えたエンドウマメは冬越しさせ、春になってつるが伸び始めたら支柱を立てて誘引します。
収穫時期は、品種によって異なります。さやを食べる場合は、さやがふっくらとしてきた頃など、それぞれの品種に適したタイミングで収穫しましょう。
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秋に植える野菜 17|ソラマメ(空豆)
ソラマメは、秋に種をまいて冬越しさせ、春から初夏にかけて収穫を楽しめる野菜です。
家庭菜園でも育てやすく、さやの中に入った大粒の豆は、塩ゆでや豆ご飯、かき揚げなどさまざまな料理に活用できます。
栽培期間
種まき時期:10 月中旬~11 月初旬
植えつけ時期:11 月中旬~11 月下旬
収穫時期:5 月中旬~6 月中旬
ソラマメの生育適温は15℃~20℃です。耐寒性は比較的高いものの、暑さには弱いため、家庭菜園では秋に種をまいて冬越しさせる栽培が向いています。
栽培のポイント
ソラマメは、冬越しさせるときの株の大きさが重要です。種まきが早すぎて株が大きくなりすぎると、寒さの影響を受けやすくなるため、適期を守って種をまきましょう。
また、連作障害を起こしやすいため、過去にマメ科の野菜を育てていない場所を選びます。酸性の土壌を苦手とするので、必要に応じて土の酸度も調整しておきましょう。
冬の水やりに注意!
ソラマメは多湿を嫌うため、冬の間は水を与えすぎないように注意します。土の状態を確認し、乾燥しているときに水やりを行いましょう。
春になって生長が盛んになったら、肥料切れに注意しながら追肥を行います。
さやが大きくなり、下向きになってきた頃が収穫の目安です。収穫適期を逃すと味が落ちやすいため、タイミングを見逃さずに収穫しましょう。
☘29:ソラマメの育て方|種まきの注意点は?整枝や追肥、摘心などの方法や、収穫適期のご紹介
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秋に植える野菜 18|ニンニク
さまざまな料理に使える香味野菜のニンニクは、家庭菜園でも育てやすい野菜のひとつです。
秋に種球を植えつけて冬越しさせ、翌年の初夏に収穫します。収穫まで時間はかかりますが、葉ニンニクやニンニクの芽として途中で収穫を楽しむこともできます。
栽培期間
種まき時期:9 月初旬~10 月下旬
収穫時期:5 月中旬~6 月下旬
ニンニクの生育適温は18℃~20℃です。冷涼な気候を好むため、秋に植えつけて冬越しさせる栽培に向いています。
栽培のポイント
ニンニクは、日当たりと水はけの良い場所で育てることがポイントです。プランター栽培では野菜用培養土を使い、畑では植えつけ前に土をよく耕しておきましょう。
植えつけ後は土の状態を確認しながら水やりを行い、冬の間は水を与えすぎないように注意します。
植えつけから1ヵ月ほど経った頃と、冬越し後の2月~3月頃を目安に追肥を行います。
収穫時期でいろいろなニンニクを楽しめる!
ニンニクは5月中旬~6月下旬頃に収穫しますが、それより前に葉や花茎を収穫すれば、葉ニンニクやニンニクの芽として楽しむこともできます。
葉ニンニクは、玉が肥大する前の3月初旬~中旬頃が収穫の目安です。
ニンニクの芽は4月上旬~中旬頃に収穫します。花茎が伸びてきたら、下向きに傾いた頃を目安に収穫しましょう。
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秋に植える野菜 19|ジャガイモ(じゃがいも)
ジャガイモは家庭菜園でも人気の高い野菜です。春植えと秋植えがあり、植える時期に合った品種を選んで栽培します。
ジャガイモは種イモから育てるのが基本です。食用として販売されているものではなく、病気の心配が少ない種イモを用意しましょう。
栽培期間
植えつけ時期:8月~9月
収穫時期:11月~12月
じゃがいもの生育適温は20℃前後です。中間地では8月下旬~9月上旬、暖地では9月中の植えつけが目安になります。
寒冷地では植えつけ後に寒さが厳しくなり、十分な栽培期間を確保しにくいため、秋植えよりも春植えが適しています。
栽培のポイント
植えつけ前に種イモを光に当てて芽を出しておく「芽出し(催芽処理)」を行うと、植えつけ後の生育をそろえやすくなります。
芽出しは植えつけの2週間~1ヵ月前から行います。秋植えの場合は、種イモが高温になりすぎないよう、直射日光を避けた明るい場所で管理しましょう。
植えつけ後は土の状態を見ながら水やりを行い、芽が出てきたら芽かきをします。生育の良い芽を1本程度残し、その後は追肥や土寄せを行いながら育てます。
収穫は晴れた日に!
じゃがいもは、土が乾いている晴れた日に収穫するのがおすすめです。雨の後など土が湿っていると、収穫したイモに土が付着し、傷みやすくなります。
掘り上げたじゃがいもは、表面を乾かしてから、直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。
☘62:ジャガイモの育て方|春植えと秋植えの違いは?大きく育てる方法は?芽出し、芽かき、土寄せなどもご紹介
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秋に植える野菜 20|タマネギ(玉ねぎ)
タマネギは中央アジアを原産とする、ユリ科ネギ属の野菜です。さまざまな料理に使える家庭菜園でもおなじみの野菜です。
冷涼な環境を好み、暖地や温暖地では秋に苗を植えつけて冬越しさせ、翌春から初夏にかけて収穫します。寒冷地では春植えが基本となるため、地域に合った栽培方法を選びましょう。
栽培期間
植えつけ時期:10月~11月
収穫時期:4月~5月
タマネギの生育適温は15℃~25℃です。種から育てる場合は、8月~9月を目安に種まきします。
種まきが早すぎると株が大きくなりすぎて、とう立ちしやすくなります。一方、遅すぎると十分に生長できず、収穫量が減ることがあるため注意しましょう。
タマネギ栽培のポイント
タマネギは酸性の土を苦手とするため、植えつけ前に土の酸度を調整しておきます。目安として、pH6.0~6.5程度の土壌に整えましょう。
苗から育てる場合は、草丈20cm~25cmほどで、茎の太さが鉛筆程度のものを選ぶのがおすすめです。植えつける際は、苗の白い部分がすべて土に埋まらないように注意します。
植えつけ直後はたっぷり水を与え、その後は土の状態を見ながら水やりを行います。冬の間は水を与えすぎないようにし、春になって生育が旺盛になったら乾燥に注意しましょう。
タマネギを大きくするには肥料が大切!
タマネギは、品種によって追肥の時期が異なります。
早生種は1月初旬~2月中旬頃、中生種や晩生種は12月頃と2月~3月頃を目安に追肥を行います。
春になって気温が上がってから肥料を与えすぎると、とう立ちや貯蔵性の低下につながることがあります。品種に合った時期に追肥を行い、4月以降は施肥を控えましょう。
☘39:タマネギの育て方|トウ立ちの原因は?ネギ坊主はどうするの?土の準備や植えつけに適した時期、水やり、肥料の与え方もご紹介
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おわりに
家庭菜園で育てやすく、秋植えにおすすめの野菜をご紹介しました。
秋に植えられる野菜には、冷涼な気候を好むものや、冬の寒さを越して春に収穫できるものなど、さまざまな種類があります。夏に比べて害虫の被害が少ないものも多く、初心者でも栽培に挑戦しやすいのが特長です。
秋から冬にかけても家庭菜園を楽しみたい方は、今回ご紹介した栽培時期やポイントを参考に、ぜひ秋植え野菜を育ててみてください。
公開日:2020年11月11日
更新日:2022年9月12日
更新日:2023年9月1日
更新日:2024年9月23日
更新日:2026年9月1日
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