ハボタン(葉牡丹)の育て方|冬のガーデニングの強い味方を育てよう
ハボタンは、色づいた葉を牡牡丹の花のように楽しめる、冬のガーデニングにぴったりの植物です。寒さに強く、花が少なくなる季節の花壇や寄せ植えを華やかに彩ります。
この記事では、ハボタンの種類やおすすめの品種、苗の植えつけ方、水やり・肥料などの基本的な育て方をご紹介します。冬のガーデニングにハボタンを取り入れて、彩り豊かな花壇や寄せ植えを楽しみましょう。
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☘23:葉牡丹(ハボタン)の育て方|品種や苗選びのコツは?植えつけ方法や栽培方法をご紹介
ハボタン(葉牡丹)の育て方|冬の花壇を彩るハボタンとは?
ハボタンはヨーロッパを原産とするアブラナ科の植物で、日本には江戸時代に伝わり、観賞用として品種改良されてきました。キャベツの仲間で、葉の形や色合いがさまざまな品種があります。
寒さに強く、気温が下がるにつれて葉の中心部が色づくため、冬の花壇や寄せ植えを彩る植物として親しまれています。また、紅白の葉色や牡丹の花を思わせる姿から、お正月飾りにも利用される縁起のよい植物です。
基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Brassica oleracea var. acephala |
| 科名 | アブラナ科 |
| 別名 | ボタンナ |
| 原産地 | ヨーロッパ |
| 分類 | 一年草・二年草(多年草として育てられることもある) |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 中程度 |
ハボタン(葉牡丹)の育て方|種類・品種や特長
ハボタンは、葉の形や色合いによってさまざまな種類に分けられます。丸みのある葉やフリル状の葉、深い切れ込みが入った葉など、品種ごとに異なる表情を楽しめるのが魅力です。
ここでは、代表的な4つの系統と、初心者にもおすすめの品種をご紹介します。
ハボタンの主な4系統
ハボタンには、大きく分けて東京丸葉系、名古屋ちりめん系、大阪丸葉系、サンゴ系の4つの系統があります。それぞれ葉の形に特長があり、寄せ植えや花壇の雰囲気に合わせて選べます。
- 東京丸葉系: 葉が丸く、キャベツに似た形が特徴です。上から見ると、丸みのある整った姿を楽しめます。
- 名古屋ちりめん系: 葉の縁が細かく縮れ、フリルのように見える華やかな系統です。
- 大阪丸葉系: 東京丸葉系と名古屋ちりめん系の特徴をあわせ持ち、丸みのある葉と緩やかなウェーブが楽しめます。
- サンゴ系: 葉に深い切れ込みが入り、繊細で動きのある姿が特長です。
ハボタンは、花のように見える色づいた葉を観賞する植物です。春には花茎が伸び、黄色い花を咲かせます。
初心者におすすめの品種
ここからは、葉の色や形に個性があり、冬の花壇や寄せ植えを彩るおすすめの品種をご紹介します。
プラチナケール
プラチナケールは、葉の表面に光沢があり、メタリックな質感を楽しめるハボタンです。
従来のハボタンとは異なるツヤ感が特長で、華やかさと高級感を演出できます。お正月飾りや寄せ植えのほか、リースなどのアレンジにも活用できます。
エアリー
エアリーは、グリーンとホワイトのコントラストが美しいハボタンです。寒さに強く、冬の花壇や寄せ植えに取り入れて楽しめます。
また、春に花が咲いたあと、花茎を切り戻すと、わき芽が伸びてくることがあります。そのまま育てることで、茎が伸びて動きのある草姿になる「踊りハボタン」を楽しめる場合もあります。
つぐみ
つぐみは、大阪丸葉系のハボタンです。葉の縁が波打ち、白や桃色などの色合いと、中心部から外側へ広がるグラデーションが魅力です。
鉢植えや寄せ植えにも取り入れやすく、玄関先や庭先を華やかに彩りたいときにおすすめです。
ハボタン(葉牡丹)の育て方|基本的な栽培方法
ハボタンは、苗から育てる方法と、種まきから育てる方法があります。初心者には苗から育てる方法がおすすめです。
日当たりや水はけに注意し、肥料を与える時期を調整することで、冬に美しく色づく葉を楽しめます。
ここでは、ハボタンの置き場所や土づくり、種まき、植えつけ、水やり、肥料の与え方をご紹介します。
置き場所
ハボタンは日当たりと風通しのよい場所を好みます。地植えの場合は、水はけのよい場所を選びましょう。鉢植えやプランターも、屋外の日当たりのよい場所で管理します。
ハボタンは寒さに強く、冬の屋外でも育てられます。ただし、品種や栽培環境によっては強い霜や冷え込みで葉が傷むことがあるため、厳しい寒さが予想される場合は、軒下などで保護しましょう。
暖かい室内に長く置くと、葉の色づきが悪くなることがあるため、基本的には屋外で育てるのがおすすめです。
土づくり
鉢植えの場合は、水はけのよい草花用培養土を使用しましょう。『ハイポネックス培養土 鉢・プランター用』は元肥として「マグァンプK」が配合されているため、そのまま植えつけに使用できます。
地植えの場合は、植えつけ前に土を耕し、水はけをよくしておきます。ハボタンは酸性の強い土を嫌うため、必要に応じて苦土石灰などで土壌酸度を調整しましょう。
苦土石灰を使用する際は、土壌酸度を確認し、商品の表示に従って適量を施してください。
種まき
ハボタンは種まきから育てることもできます。種まきの適期は7月〜8月頃です。夏の暑い時期に育苗するため、初心者には少し難しい面があります。
種まき用の土に種をまき、薄く土をかぶせて、発芽するまでは土を乾燥させないように管理します。発芽後は、日当たりと風通しに気を配りながら苗を育てましょう。
品種や栽培環境に応じて、適切な時期に鉢上げや植えつけを行います。
植えつけ
初心者には、園芸店などで販売されている苗から育てる方法がおすすめです。苗の植えつけは、秋の10月〜11月頃が目安です。葉の色や形が整い、葉に傷みの少ない苗を選びましょう。
鉢植えの場合は、苗の根鉢より一回り大きな鉢に、水はけのよい培養土を入れて植えつけます。地植えの場合は、苗の大きさや品種に合わせて株間を調整しましょう。
一般的な株間は20cm〜25cm程度が目安ですが、大型の品種などは、十分に生長できる間隔を確保してください。
植えつけ後は、根と土がなじむように株元へたっぷりと水を与えます。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えましょう。過湿を避けるため、受け皿にたまった水は捨ててください。
地植えの場合は、植えつけ直後に十分な水を与え、根が活着したあとは、基本的に降雨に任せて育てられます。ただし、雨が少なく土が乾燥している場合は、適宜水やりを行いましょう。
肥料
植えつけ時には、元肥として緩効性肥料の『マグァンプK 中粒』を土に混ぜ込む方法がおすすめです。培養土に元肥が配合されている場合は、肥料の与えすぎを防ぐため、配合量や使用方法を確認しましょう。
ハボタンは肥料を与えすぎると、葉の色づきが悪くなることがあります。特に、色づきが始まる秋以降は追肥を控え、肥料が過剰に残らないように管理しましょう。
生育状態や使用する肥料に応じて、適切な施肥量を調整することが大切です。
ハボタン(葉牡丹)の育て方|日頃のお手入れと管理方法
ハボタンを美しい状態で楽しむには、冬の寒さへの備えや、傷んだ葉の手入れ、病害虫の対策が大切です。
また、春に咲いた花を切り戻して育てると、「踊りハボタン」と呼ばれる独特の姿を楽しめることもあります。
ここでは、ハボタンの日頃のお手入れと管理方法をご紹介します。
冬の管理
ハボタンは寒さに強く、基本的には冬も屋外で育てられます。日当たりのよい場所で管理し、暖かい室内に長く置くことは避けましょう。低温に当たることで、葉の色づきもよくなります。
ただし、品種や栽培環境によっては、強い霜や厳しい冷え込みで葉が傷むことがあります。寒さが厳しい日や霜が続く場合は、鉢植えを軒下などに移動させると安心です。
花がら摘みと踊りハボタン
ハボタンは春になると花茎が伸び、黄色い花を咲かせます。花を楽しんだあとに花茎を切り戻すと、わき芽が伸びてくることがあります。
伸びた茎の先に葉がつき、冬に再び色づいた姿は「踊りハボタン」と呼ばれます。一般的なハボタンとは異なる動きのある草姿を楽しめるため、春以降も育て続けたい方は挑戦してみましょう。
ただし、必ずしもわき芽が伸びるとは限らないため、株の状態を見ながら管理してください。
また、黄色くなった葉や傷んだ下葉は、付け根から取り除き、株元を清潔に保ちましょう。
病害虫対策
ハボタンには、アブラムシやアオムシなどの害虫が発生することがあります。アブラムシは葉や茎から汁を吸って株を弱らせるほか、植物のウイルス病を媒介することもあるため、見つけたら早めに対処しましょう。
日頃から葉の表裏や株元を確認し、害虫が少ないうちに取り除くことが大切です。発生が多い場合は、対象の害虫に使用できる薬剤を、ラベルに記載された使用方法・使用量に従って使用しましょう。
アブラムシには『ハイポネックス原液 殺虫剤入り』がおすすめです。肥料やりとアブラムシ退治を同時に行うことができます。
植え替え
ハボタンは、鉢の大きさや株の生育状態に応じて植え替えを検討します。特に、翌年以降も育てて踊りハボタンを楽しみたい場合は、根の状態や鉢の大きさを確認しましょう。
植え替えを行う場合は、根を傷めないように鉢から取り出し、水はけのよい新しい培養土に植えつけます。植え替え後は株元に水を与え、根が落ち着くまで様子を見ながら管理してください。
植え替えの適期は栽培環境や株の状態によって異なります。無理に時期を決めず、生育状態を確認しながら作業しましょう。
ハボタン(葉牡丹)の育て方|よくある質問
ハボタンを育てていると、「花はいつ咲くの?」「食べることはできる?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ハボタンの花や食用に関するよくある疑問にお答えします。
ハボタンの花はいつ咲く?
ハボタンは、春になると花茎が伸び、黄色い花を咲かせます。開花時期は地域や栽培環境によって異なりますが、一般的には3月〜4月ごろです。
冬に色づいた葉を楽しむハボタンですが、春には花を観賞することもできます。花が咲いたあとも株を育て続けると、わき芽が伸びて「踊りハボタン」と呼ばれる姿を楽しめる場合があります。
ハボタンは食べられる?
ハボタンはキャベツやケールの仲間で、植物としては食べられる種類です。ただし、日本では主に観賞用として品種改良されてきたため、食用の野菜とは異なり、葉の食味を重視して育てられているわけではありません。
また、園芸店などで販売されている苗には、食用としての使用が想定されていない農薬が使われている可能性もあります。そのため、観賞用に育てられたハボタンを食べることはおすすめできません。
食用にする場合は、食用として栽培・販売されている植物を選びましょう。
おわりに
ハボタンは、寒さに強く、色づいた葉で冬の花壇や寄せ植えを華やかに彩ってくれる植物です。葉の形や色合いにはさまざまな種類があり、好みや飾る場所に合わせて選ぶ楽しさもあります。
日当たりや水やり、肥料の与え方など、基本的なポイントを押さえれば、初心者でも育てやすい植物です。
お正月飾りにも親しまれてきたハボタンを取り入れて、冬のガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
公開日:2018年9月14日
更新日:2021年12月08日
更新日:2023年12月30日
更新日:2026年10月14日
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