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【庭木】【観葉植物】 シマトネリコの育て方|室内でも問題ないの?植え替えや挿し木の方法などご紹介

【庭木】【観葉植物】 シマトネリコの育て方|室内でも問題ないの?植え替えや挿し木の方法などご紹介

人気の「シマトネリコ」は、室内でも育てられる植物です。生長が早いシマトネリコですが定期的に剪定することでちょうどよい大きさをキープできるため、室内用の観葉植物としても親しまれています。今回はそんなシマトネリコはどのような植物なのか、育て方の基本について詳しくご紹介します。

目次
シマトネリコ_葉アップ

シマトネリコとは

シマトネリコ_鉢植え

シマトネリコは、モクセイ科のトネリコ属の植物です。亜熱帯から熱帯地域にかけて生息している半常緑の高木です。主な原産地は台湾、インド、フィリピンです。日本でも沖縄など、暖かい地域に生息しています。耐熱性に優れたシマトネリコは、耐寒性も高いため関東よりも西側の地域であれば、庭木として屋外に植えることも可能です。

シマトネリコは生長がとても早いため、剪定をしないと植えつけからわずか数年で10m、建物の2階くらいの高さまで大きくなります。葉が密に生えるため見栄えがよいのが特徴で、庭に植えると雰囲気が明るくなります。

 

シマトネリコの名前の由来

シマトネリコの名前の由来は、「沖縄などの島に生息するトネリコ」からきています。トネリコの語源は「戸に塗る木」です。昔、トネリコの樹皮についている物質を溝に塗って戸の滑りをよくしていたといわれていて、そこから「戸に塗る木」→「トネリコ」と呼ばれるようになりました。

シマトネリコ_花アップ

シマトネリコの開花時期

キンモクセイと同じモクセイ科のシマトネリコは、5月から6月にかけて香りのある小さな花を咲かせます。雄木と雌木があり、花を咲かせるのは雌木です。シマトネリコは花を咲かせたあとの夏の終盤に、鞘のような実を付けます。そして、秋になると種を収穫できます。

シマトネリコの花を咲かせるコツ

シマトネリコ_開花

シマトネリコは育て方によっては花が咲かないことがあります。花を咲かせたい場合は、育てている木が「雌木かどうかをきちんと確認する」ことがポイントです。雄木を育てている場合は、どんなに丁寧に育てても花は咲きません。

また、6月~7月のあいだはシマトネリコの枝で花を咲かせる芽が生長する時期にあたります。この時期に剪定をすると花の芽まで切り取られてしまうため、決して枝は切らないよう注意してください。

シマトネリコが人気の理由

シマトネリコ_ガク

シマトネリコは庭木としても、室内用の観葉植物としても人気の高い植物です。ここでは、シマトネリコが人気の理由をいくつか紹介します。

人気の理由1.さまざまな雰囲気にもマッチするモダンさ

シマトネリコの葉はツヤがあり、明るい緑色をしているためナチュラルな印象を与えます。そのため、洋風な家はもちろん、和風の家にもマッチします。特に洋風な家との相性がよく、生長が早く大きく立派に育つため、家のシンボルツリーにもってこいの木です。

シマトネリコを1本植えるだけで家がぱっと明るくなることから、上級者の方にも、はじめて植物を育てる方にも大変人気があります。

人気の理由2.シマトネリコは家の目隠しにもなる

家の「目隠し」として、シマトネリコを育てているご家庭も多いようです。家が道路に面しているとどうしても視線などが気になりますよね。高い壁で囲むと圧迫感につながりますが、シマトネリコであれば自然な目隠しとなるため人気があります。

シマトネリコは大きく生長すると10mにもなる植物です。定期的に剪定を繰り返せば、ご自身の好きな高さに調節しやすいのも特徴です。時期により落葉しますが、一度に大量の葉が落ちることはないため、お掃除が楽な点もシマトネリコが選ばれる理由のひとつです。

 

人気の理由3.シマトネリコは日差し・病害虫に強くて育てやすい

シマトネリコの原産は、沖縄やフィリピンといった熱帯地方です。そのため、日差しに強く、真夏の強い日照りが何日間も続いたとしても健康的な葉を茂らせます。

また、シマトネリコは病害虫にも強い植物です。病気を発症したり害虫が発生したりすると植物は樹形が崩れて美観が損なわれ、最悪の場合は株全体が枯れてしまうことがあります。一方シマトネリコは病害虫にも強いため、枯れる心配はあまりいりません。幼木のときは害虫に葉を食害されることもありますが、生長するごとに年々強くなり、被害に遭いにくくなります。害虫による被害が少ないため、薬剤などをまく必要もほとんどありません。

 

人気の理由4.シマトネリコは花が咲き、実がなる

シマトネリコは花を咲かせて実がなる植物であり、一年をとおしてさまざまな姿を見せてくれるのも人気の理由です。スマートなイメージの見た目が特徴のシマトネリコですが、小さな花が咲くと可愛らしく、とても優しい雰囲気に一変します。

 

人気の理由5.剪定にもシマトネリコは強く、樹形を整えやすい

シマトネリコは枝が横に広がらず、生長しても真っ直ぐ上に伸びていきます。枝葉が茂ってきたタイミングで、内側の枝葉をカットして剪定を行うことで樹形を美しく維持できます。

シマトネリコは剪定に強く、枝をキズつけてしまっても枯れる心配はありません。剪定に慣れていない方でも安心して作業ができます。たとえ剪定に失敗したとしても、シマトネリコは回復力が強く、頑丈なため、新しい枝がすぐに生えてくるでしょう。

人気の理由6.シマトネリコは常緑樹の中で比較的安価でコスパがいい

シマトネリコは、生産のしやすさから低価格で購入できます。生長も早く1~2年で立派な大きさになります。丈夫なシマトネリコは肥料や農薬を与える必要がないため、管理コストもほとんどかかりません。庭木として地植えにしたら、植えつけから数年後は水も与えなくても育ちます。手間もかからず安価で、コストパフォーマンスが非常によい植物といえるでしょう。

シマトネリコの日当たり

シマトネリコ_葉

シマトネリコはマイナス3℃まで耐えられる耐寒性の高さが魅力です。また、マイナス3℃以上の地域であれば庭植えでも育てられます。耐陰性も兼ね備えているシマトネリコは、室内用の観葉植物としてもおすすめです。

シマトネリコは耐陰性に優れ、日陰でも育てられますが、できれば明るいところに置いて育てることをおすすめします。明るいところに置いてあげたほうが葉の色が美しく育つためです。日光があまり当たらないところに置いて育てると、枝が間延びして、不格好な形に育ってしまう可能性もあります。

シマトネリコを屋外で育てる場合の置き場所

シマトネリコを屋外で育てる場合は、できるだけ日当たりの良い場所に置く、または半日陰の場所に置いて育てます。マイナス3℃を下回ると枯れてしまう恐れがあるため、できるだけ暖かいところに置いて

育てましょう。

シマトネリコを屋外で育てる際は、水道管などのライフラインの近くには植えないように気をつけましょう。生長が早く強靱なため、コンクリートの近くに植えると数年後に根が地面を持ち上げてしまうことがあるからです。

シマトネリコを屋内で育てる場合の置き場所

シマトネリコを室内で育てるときは、日当たりの良い場所、または半日陰の場所に置いてあげましょう。冬場は、窓ガラス越しに日が当たる場所に置きます。生育期である春、秋は直接日光が当たるところに置きます。夏は、レースカーテン越しの柔らかい光が当たる場所に置いて育てるのがおすすめです。

シマトネリコを室内で育てるメリットは、置き場所を自由に動かせることです。シマトネリコの生長具合を見ながら、日光に当たりやすい場所に置いたり、半日陰に置いたりして工夫しましょう。

シマトネリコの株の選び方

シマトネリコの株を購入する際のポイントを紹介します。

葉の緑色が濃く美しい株を選ぶ

シマトネリコの株を購入する際は、葉の緑色が濃く、美しいものを選びましょう。葉が黄色っぽくなっている苗木は、株が弱っている証拠のため避けたほうがいいでしょう。また、シマトネリコの株にはアブラムシなどの害虫が付いている場合があるため、葉の裏までしっかり確認してください。

シマトネリコの株は、1本立ち、株立ちで見た目が大きく異なるため、ご自身の好み形をした株を選ぶと

いいでしょう。庭木からミニ観葉として育てられるため、用途に合わせて適したサイズの株を選んでみてください。

シマトネリコの肥料

シマトネリコは生長が早いため肥料を与えなくても十分に育ちますが、より大きく元気に育てたい場合は肥料を適量与えるといいでしょう。

肥料の種類と与えるタイミング

地植えで育てているシマトネリコは、植えつけをするタイミングで元肥を与えるといいでしょう。元肥には肥料期間が約2年間持続する緩効性肥料マグァンプK大粒を土に混ぜ込みます。

または冬に寒肥として有機肥料を株の周りに混ぜ込むと良いでしょう。

寒肥として、BrilliantGardenバラの有機肥料を施すことで「肥料」「土壌改良」の二つのすぐれた効果を発揮します

 

鉢植えのシマトネリコには、生育期である4月から10月までのあいだに緩効性肥料を施しましょう。プロミックいろいろな植物用は、置くだけで肥料効果が約2カ月間持続する緩効性肥料です。

液体肥料ハイポネックス原液は、1週間~10日に1回程度の頻度であたえます。

シマトネリコの土・植えつけと植え替え

シマトネリコに適している土と、植えつけや植え替え時期について説明します。

シマトネリコの土作り

シマトネリコは、水はけがよく、水持ちのよい肥沃な用土を好みます。鉢植えで育てる場合は、市販の観葉植物用土を使用するとよいでしょう。冬場に植えつけを行う場合は、霜対策として根元にバークチップや腐葉土を入れるとよいでしょう。地植えと鉢植えともに、植えつけるときは土に元肥として肥料期間が約2年間持続する

緩効性化成肥料マグァンプK大粒を混ぜ込みます。

シマトネリコの植えつけ

シマトネリコは1年中植えつけ可能ですが、3月中旬から4月頃が最も適したタイミングです。植えつけしてすぐは倒れる可能性があるため、添え木をしておくとよいでしょう。

 

地植えする際は、生長して枝が広がっても問題ない場所に植えてください。シマトネリコは5月頃に花を咲かせて、花が終わると地面に花がらが落ちます。駐車場や道路の近くにシマトネリコを植えると花がらを掃除する手間がかかるため、できるだけ管理しやすい場所に植えつけることをおすすめします。

 

シマトネリコの植え替え

シマトネリコはとても生育が早く、根詰まりしやすい植物です。そのため、鉢植えで育てる場合は1、2年に1回を目安に一回り大きな鉢植えに植え替えをする必要があります。植え替えをしないままにしておくと、根が生育するスペースがなくなり枯れてしまうため注意が必要です。鉢植えの中で根詰まりを

起こしていたら、鉢から抜き取った株の根についた古い土を割り箸などでやさしく落とし、傷んでいる根はカットしてください。

古い土を取り除いたら、新しい鉢に植え替えます。植え替え後の鉢は一回り大きめのサイズを選びます。同じ大きさの鉢で育てたい方は、古い土を軽く落としたあとに根を1/3程度カットしてから植え替えをします。

植え替えに必要なもの

  • 従来の鉢よりも一回り大きな鉢植え
  • 市販の観葉植物用の土
  • 元肥マグァンプK大粒
  • 清潔なハサミ
  • 鉢底石、鉢底ネット

シマトネリコの植え替え手順

  1. 植え替えをしやすいように水やりを控えて土を乾かしておく
  2. 新しい鉢植えの底に鉢底石をしいて鉢底ネットを入れる
  3. 土を鉢の1/3程度まで入れる
  4. 古い鉢植えからシマトネリコを取り出す
  5. 根をほぐしながら古い土を落とす
  6. 黒ずんだ根や傷んだ根があれば清潔なハサミでカットする
  7. 新しい鉢の中にシマトネリコを入れて周りに土をかぶせる
  8. 水を与えてシマトネリコを動かないようにする

シマトネリコの水やり

シマトネリコ_水やり

シマトネリコは乾燥を嫌うため、水やりの量や頻度に注意が必要です。シマトネリコは葉をたくさん茂らせ、生長が早い植物であるため、水もたっぷり吸収します。植えつけから短くても2年間は、鉢植え、地植えどちらの場合も土の表面が乾いたら、水をたくさん与えてください。

植えつけから2年経ってからは、地植えの場合は何日も乾燥した天候が続かない限り水やりをする必要はありません。鉢植えの場合は、生育期である春から秋にかけては土が乾ききってしまう前に水やりをして、冬は土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えます。

シマトネリコの剪定方法

生長が著しく、枝の伸びるスピードも早いシマトネリコは、ほっておくとサイズが大きくなりすぎてしまいます。枝が伸びて葉が茂りすぎたら、シマトネリコの特徴のひとつである涼しさが損なわれてしまいます。

シマトネリコが大きくなって樹形が崩れてきたら、定期的に「剪定」を行いましょう。

シマトネリコの剪定時期と手順

シマトネリコの剪定は、3月から9月頃に行います。丈夫なシマトネリコは真冬以外であれば、枝を切りとっても問題ありません。シマトネリコの花を楽しみたい方は、開花後に剪定するとよいでしょう。

剪定する際は、清潔な剪定バサミを使用してください。剪定する枝は「古くて太い枝」「真上・下向き・内向きに生長した枝」が対象です。枝を生え際からカットして高さを揃えて、全体の枝の数を減らします。太い枝を切るときは、雑菌が侵入するのを防ぐために切り口に癒合剤を塗るのをおすすめします。

葉の量が多すぎると風通しが悪く、病害虫が発生しやすくなるため、上に伸びている枝を集中に剪定をしましょう。あまり高く育てたくない場合も、同じく上方向に伸びている枝を剪定して形状を整えます。

シマトネリコの仕立て方

シマトネリコの主な仕立て方法は、「株立ち」と「単幹」です。ご自身の好みの樹形や、植えつけを行う場所に合わせて適した仕立て方法をお選びください。

シマトネリコの株立ち

株立ちは幹が分かれているため、1本1本の幹が細く生長がやや緩やかなに進むことが特徴です。枝葉は全体的に多く、存在感があります。雑木のようなナチュラルさがあり、庭のシンボルツリーとして多く選ばれています。

株立ちのシマトネリコは、大きく生長すると幹の数が多くなり幅を取るようになります。植えつけをする際にあらかじめスペースを広めに取っておくか、定期的に剪定してサイズを調整しながら育てる必要があります。

シマトネリコの単幹

単幹は栄養が1株に集中するため、大きく強く生長するのが特徴です。生長スピードも早いため、幹の上の枝葉が旺盛に茂ります。単幹のシマトネリコは街路樹に植えられることが多いです。単幹のため、株分けよりも幅を取らないと思われがちですが、育てる環境によっては大きく生長する場合もあるため、できるだけ広い場所に植えつけましょう。

シマトネリコの増やし方

シマトネリコ_葉アップ

シマトネリコは「挿し木」、「種まき」、「株分け」、「葉挿し」で増やせます。中でも挿し木と種まきで株を増やすのが一般的で、初心者におすすめなのは挿し木で増やす方法です。

シマトネリコを増やす時期

シマトネリコは初夏に花を咲かせ、その後に鞘状の実をつけます。秋になり茶色く熟した種を収穫しておけば、翌年の4月~5月頃に種まきができます。種を収穫せずにそのままにしておくと、落ちた場所から発芽する場合もあります。これ以上、株を増やしたくない場合は、種を見つけたら早めに取り除きま

しょう。

シマトネリコを挿し木で増やす場合は、5月~10月中旬頃のタイミングで行います。ひとつでなく、できるだけ多く挿し木をすることで成功率を上げていきましょう。

シマトネリコを挿し木で増やす際に必要なもの

  • 清潔な赤玉土
  • 発根促進剤
  • 水を入れたコップ
  • 割り箸

シマトネリコを挿し木で増やす際の手順

  1. シマトネリコの枝を10cmほどカットする
  2. 水を入れたコップに枝を挿す
  3. カットした切り口を水に1時間ほど浸ける
  4. 水気を取ってから切り口に発根促進剤をつける
  5. 鉢植えに清潔な赤玉土を入れる
  6. 割り箸で土に挿し穴をあける
  7. 挿し穴に枝を挿す
  8. 直射日光の当たらない涼しい場所に鉢植えを置く
  9. 根が出るまでの数ヶ月は土が乾燥しないように水を与える
  10. 根が生えてきたら新しい鉢または地面に植え替える

土に挿し木が根づくまでは、穴をかけたビニールで覆い湿度をキープするなどの工夫が必要です。

シマトネリコの病害虫

シマトネリコを風通しのよくないところで育てると、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生する可能性があります。アブラムシやカイガラムシの排泄物は、すす病を引き起こす原因ともなるため注意が必要です。

 

シマトネリコに発生しやすい害虫

アブラムシやカイガラムシは風通しが悪いと発生しやすい害虫です。定期的に剪定をして、風通しをよくすることが予防策につながります。万が一シマトネリコに害虫が発生したら、必要に応じて薬剤を散布してすぐに駆除してください。害虫は新芽や若い枝、弱っている株につきやすいです。

さらに蝶やガがシマトネリコに卵を産みつけ、その幼虫が葉を食害してしまうことがあります。蝶やガも剪定して風通しをよくし、株を日光に当てていれば予防につながります。

病害虫対策には剪定が必要

シマトネリコの葉の色が黄色くなり、落葉の数が増えたら株が弱っている状態です。葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、害虫や病気にかかりやすくなります。シマトネリコが2m以上に生長している場合は株が丈夫なため、多少害虫が発生し、病気にかかっていたとしても大きく見栄えが変わらず、枯れることもほとんどありません。

シマトネリコの葉が落ちる原因は?

シマトネリコ_枯れ葉

シマトネリコは一年をとおして葉を茂らせる植物です。3月下旬から5月頃に新芽が出て、古い葉は入れ替わるように落ちます。この時期以外に葉が落ちることはあまりありませんが、稀に葉が枯れて落ちてしまうこともあります。

落葉の時期でないのに葉が落ちる原因は、主に「気温が低すぎる」、「日光不足」、「根詰まり」が原因です。

気温が低すぎる・日光不足

シマトネリコは耐寒性に優れているため、マイナス3℃までは耐えられる植物です。しかし、暖かい地域が原産地のため、雪が降るような気温が低い地域では寒さが原因で葉が落ちたり、枯れたりするケースが多いです。特に植えつけをした1年目から寒さにあたると、多くの場合で葉が落ちやすくなります。

ただし、シマトネリコは春から夏にかけてまた新たに芽がつくため、葉が落ちても過度に心配する必要はありません。適応能力も高いため、数年経って株が成長すれば冬の時期も葉が枯れなくなります。

シマトネリコを鉢植えで育てる場合は、できるだけ日の当たる暖かい場所に置いて育てましょう。窓際やベランダで日光浴させるのがおすすめです。冬の時期は、窓際に置いたままにすると室内の温度よりも下がるため、暖かい場所に移動してあげましょう。

シマトネリコの根詰まり

鉢植えで育てていると、どうしても根詰まりを起こしやすくなります。シマトネリコは生長が早いため、鉢植えの底を確認して根がはみ出していたら植え替えの合図です。植え替えに適した時期を待って、新しい土の入った一回り大きな鉢植えに植え替えて根詰まりを解消してあげましょう。

葉が枯れているときの対処法

寒さなどが原因でシマトネリコの葉が落ちてしまっても、また別の部分から新しく元気な芽を吹いてすぐにもとの状態に戻ります。枯れた部分をそのままにしておいても問題ありませんが、新芽が生えてくる際の邪魔になることもあるため、剪定して切っておくことをおすすめします。

シマトネリコを室内で育てるポイント

シマトネリコは庭のシンボルツリーや街路樹として屋外に植えられることが多い植物です。また、病害虫にも強く、頑丈で育てやすいことから、室内栽培にも向いていると人気があります。

 

シマトネリコは1年をとおして美しい緑の葉をつけてくれて生長も早いため、はじめて観葉植物を育てる方にもおすすめの植物です。

ここでは、シマトネリコを室内で育てるときのポイントを紹介します。

シマトネリコ_鉢植え

シマトネリコを鉢植えで育てる

室内でシマトネリコを育てる場合は、鉢植えで育てるのがおすすめです。室内用として鉢植えに植え替えられているシマトネリコも販売されているので、購入後にわざわざ植えつけしなくても育てられます。シマトネリコを鉢植えで育てる際は、肥料や水やり用のじょうろ、剪定用のハサミを準備しておきましょう。

シマトネリコを鉢植えで育てる

室内でシマトネリコを育てる場合は、鉢植えで育てるのがおすすめです。室内用として鉢植えに植え替えられているシマトネリコも販売されているので、購入後にわざわざ植えつけしなくても育てられます。シマトネリコを鉢植えで育てる際は、肥料や水やり用のじょうろ、剪定用のハサミを準備しておきましょう。

 

シマトネリコの鉢植えは日当たりのよい場所に置く

シマトネリコの鉢植えは、できるだけ日当たりのよい場所に置いてあげましょう。ただし、真夏の直射日光に長い時間あたると、葉が焼けて枯れしまう恐れがあるため注意が必要です。10月~3月のあいだは、室内でもできるだけ日の当たる窓のそばに置いてあげましょう。窓ガラス越しに置いても問題はありませんが、生育期である春と秋の時期は屋外に移動して日光を当ててあげるシマトネリコが元気に育ちます。ご自宅にベランダがある場合は、定期的に外に出して日光浴をさせてあげましょう。

室内で育てる場合のシマトネリコの水やりと肥料について

シマトネリコを屋外で育てるときは、植えついたら水やりは不要です。しかし、室内でシマトネリコを育てる場合は水やりが必須です。特に生育期である春から秋にかけては、土が乾ききる前に水を与えましょう。

シマトネリコの生長が止まる冬の時期は、土が完全に乾燥しきったタイミングで水を与えるといいでしょう。土の表面が白っぽくなってきたら、土が乾いているという合図です。鉢底から水が溢れるくらいに、たくさん水を与えましょう。

鉢植えに植えられているシマトネリコは、生育期である春から秋のあいだに、追肥(肥料)を施します。追肥には、置くだけで肥料効果が約2カ月間持続する緩効性肥料

プロミックいろいろな植物用がおすすめです。また速効性の液体肥料ハイポネックス原液は、1週間~10日に1回程度の頻度であたえます。

まとめ

シマトネリコ_大

シマトネリコは1年をとおして美しい緑の葉をつけて、お庭や室内に癒しの空間を届けてくれる植物です。屋外で育てる場合は生長とともに水やりをする必要がなくなり、手間をかけずに育てられます。病害虫に強く、生長とともに丈夫に育つシマトネリコは、はじめて観葉植物を育てる方にも、室内で植物を育てたいという方にもおすすめです。今回紹介した特徴や基本の育て方を参考に、ぜひこの機会にシマトネリコを育ててみてはいかがでしょうか。

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