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DATA
作出 | ドイツ コルデス |
---|---|
花色 | 白からピンク |
花径 | 波状弁 |
花型 | カップ咲き |
香質 | フルーツの強香 |
樹形 | 高さ1.0~1.2mの直立性 |
浅緑から白く丸い蕾となり、ゆっくりと花弁をほどいていく。
外側にはねた花弁は緑色を含んだ白、花の中央からピンク色が現れてく。波状弁カップ咲き大輪。開くと花全体がピンク色に染め上げられた盃状に。
花径8~10㎝、花弁数60~70枚。四季咲き。秋まできれいな株姿を保ち、秋の花付きも良い。フルーツの強香。
小さめの葉は艶があり耐病性が高く、樹は高さ1.0~1.2mの直立性でまとまりが良い。2023年発表。
花名は、アルビノーニの弦楽曲『アダージョ』やチャイコフスキーのバレエ曲『眠れる森の美女』の『薔薇のアダージョ』などで知られる、クラシック音楽の「ゆっくりと」を意味する言葉から。
5~15輪ほどの房は花茎が弧を描くように立って、花茎と花茎の間に空気感がある。咲く株姿は、コルデス品種の中でも屈指のやわらかな印象。
咲き始めは白い印象でふわっと花弁を広げていく
花の中心からピンク色が現れてくる。フルーツの強香
開くと花全体がピンク色のトーンに(写真:京成バラ園芸)
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玉置 一裕
バラの専門誌『New Roses』編集長。
『New Roses』の編集・執筆・アートディテクションを行うかたわら、ローズコーディネーターとしてバラ業界のコンサルティングやPRプランニング、関連イベントのコーディネート、バラの命名等に携わる。
また園芸・ガーデニング雑誌への執筆や講演を通じて、バラの「美」について語ると同時に、新しいバラの栽培法の研究も行っている。